夏のど真ん中。

来週になれば海にはクラゲが、その翌週には円海山の頂上付近で、盛大なマツムシの求愛の宴が始まる。
行く夏はいつも俊足。今のうちにスイカと、そうめんと、枝豆&ビールと、線香花火を楽しんでおかなくては。

森を行くと、
なんの具合か蝉が鳴きやんで、
深い静寂に入ることがあります。

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その深みに意識が吸い込まれて行った先は、
いつも小学生の夏休み。
そろそろドリルをやらなければという
幼心にはやや残酷なプレッシャー。

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なんたって、広大な自由の時空に放り出しておいて、
背中に不自由の時限装置を背負わせるという
ダブルバインドは、
やはり子どもにはキツい仕打ちなのです。

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まあ、その試練によって鍛えられ
成長してゆくわけですが。
計画的にコツコツやる、
あるいは7月中に仕上げてしまう子には知能が、
明日から、明日から、
必ず明日からはと先送る子どもには情緒が。

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後者だったぼくは、
夏の後半には今でも重苦しい影のような、
油断すると泣きたくなるような、
この時期限定の特別な風情を感じます。

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Midsummer's Melancholy.
優等生には想像もつかないであろう、
深遠で重厚で濃厚なアブストラクト。
これはこれで、今となっては庭を描くのには欠かせない
貴重な心の原資なのです。





今日は「港南台店」にいます。