惚れっぽさを肯定せよ。

動植物の生態系が恋愛感情によって維持されていることは間違い無く、もしかしたら大地と空、海と雲、地球と月にもそれがあるのかもしれません。
ぼく自身、人に、花に、言葉に、音楽に、ぞっこんとなりがちなこの性質のおかげでどれほど楽しい日々であることか。
何よりも仕事と恋に落ちてしまったことが、どれほど幸せであることかと。
それに加えて満月だった昨日、娘のおかげで唐突におじいさんになりまして、メロメロ決定の恋人出現により、ミキハウスとアカチャンホンポとトイザらスがお気に入りに追加されました。



昆虫との情熱的な恋の季節を過ぎ、
今度はゆく夏の
名残りの光に恋するサルスベリ。
まったく色褪せることなし。

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今日から100年を鮮烈に生きよと、
物心つくまで有り余る幸せに包まれることは保証するが、
その後にやってくることが予定されている
苦労や苦難なんぞは感動の燃料だと思えと、
大概のことはヒデジイがなんとかするから安心せよと、
だから二十歳の誕生日には二人きりで、
ブリキのおもちゃ博物館に行って、KANDYで乾杯して、
腕を組んで元町を歩いてくれよと、
キタムラで何でもかんでも好きなだけ買ってあげるからと、
高校生から「お父さん大嫌い」になってそれっきりだった、
君のお母さんとそうすることが夢だったんだよと、
新たな恋人にあれこれと念を送りながら、
人生何度目かの、幸せな涙を拭う夜の庭。

「マジ死ぬかと思った」とメールをくれた娘よ、
よく頑張った!
何よりも出産直後に、
寝ずの付き添いをした旦那様を労いほめた君を、
父はほめてつかわす。
いつのまにか「マジいい女」になったものだ。
さっきから探しているが、他に適当な言葉が見つからないので、
詩織、マジ、ありがとう。





今日は「港南台店」にいます。
さっ、じいさんますます頑張ります。