昨日ご来店された方が、ぼくがホームページとブログで設計の手の内を明かしまくっていることを心配してくださいました。「同業者が読んだら技術を盗まれちゃうんじゃないの」と。
数年に渡ってこのブログを覗いてくれているというその方に、ぼくは笑いながら「全く心配いりませんよ」と言い、その理由を次のように解説しました。



あ〜る日突然、
港南台店がハロウィン仕様になっていてびっくり仰天。


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明かしているのはLPレコードのA面だけです。つまりはビートルズのアビーロードのようなもので、A面の長いイントロダクションを聴き終えて裏返した面に、その人を幸せな暮らしへと導く理想の庭が出現する仕組み。



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とは言ってもB面を出し惜しんでいるわけではなく、そこには言うに言えない感情と感覚の世界があり、それは当然のことながらぼく独自のもの。ぼくとしては、可能であれば両面を盗んで欲しいと思っていて、こういう庭のスタイルに興味を持った同業者には時間を割いて積極的に伝えてきたものの、やはり無理があるようで、B面の楽曲は思想的にか、はたまた宗教的にか、あるいは感性的になのかは定かではありませんが、あまりお気に召さないような顔をしているし(みなさんそれなりの一家言を持って仕事に当たっているわけです)、A面についてもその論旨に対して、年季が入った人ほど半信半疑のことが多い。



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お客様と他業種の人は、目からウロコをポロポロ落としながら、時には感動の雫まで落としながら受け取ってくれるんですけどねえ。



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でもこれでいいのです。ぼくの野望はいたって順調ということです。
いつの時代でもユーザーにウケて業界にいぶかしがられるという現象は、分野の最先端を走っているか、あるいは前人未到の地を切り拓いていることの証しなのですから。



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気分がググッと上がりました。
忙しさに負けることなく、
いつも遊び半分で仕事を楽しんでいるスタッフに、
心から感謝です。



心配してくれたその方は、面白そうな映画の予告編を観たような顔になっていて、ぼくはきっとその作品の主人公になったような顔をしていて、お互いになんだか気分がよくなり話題は国際問題へと転じ、「ミサイルと脳が肥大化してしまった猿、すなわちヒトについての考察」から「猿の惑星」へと転り、さらにさらに「卒業」「明日に向かって撃て!」「いちご白書」「燃えよドラゴン」と、70年代映画談義に花が咲いたのでした。めでたしめでたし。

もしもあなたの意識が庭へと向く日がやってきたら、花咲く庭を舞台にしたシネマティークな人生が思い浮かんだら、まずは Come Togethre から始まるA面をじっくりとお楽しみ下さい。
そして盤をひっくり返す時にはぼくにご連絡を。

お若い皆様、昔のCDは両面から音が出たのですぞ。









今日は「金沢文庫店」にいます。