夜を楽しむ習慣。
夜の庭はまるで宇宙ステーション。
静寂と夜風を楽しむことを習慣にすれば、そこは人生に欠かせない場所になります。
現在87歳にして現役。
ぼくが生まれる6年前に、すでに
伊勢佐木町のクラブ「モカンボ」で演っていたそうで、
巷に伝説が溢れる横浜の、語り草のひとつになっています。
夜の庭はまるで宇宙ステーション。
静寂と夜風を楽しむことを習慣にすれば、そこは人生に欠かせない場所になります。
片桐邸
中山邸
天野邸
もういっちょ、
日本ジャズ界のクレオパトラ、秋吉敏子が弾くとこうなります。
中山邸
天野邸
ぼくはかれこれ6年半、毎晩欠かさず庭で時を過ごしています。きっかけは東日本大震災の計画停電の夜の出来事でした。
キャンドルを灯して夕飯を食べ始めようとした時に、女房が「あれ、庭の方が明るいよ」と。ご近所一帯が停電区域だったのでそんなはずはないと思いつつも、見ると確かに外の方が明るい。
出てみたら満月でした。驚くことに、月明かりで芝生にぼくらの影がくっきりと映し出されていました。
津波の映像と報道に打ちのめされて、つつけば涙が出る状態だったぼくにとって、数十年ぶりに月明かりに心打たれたその瞬間は、月からの有り難く重要なメッセージなのだと思えて、その翌日から庭で時を過ごすようになった次第です。
すっかり習慣化した夜風を楽しむひと時で、いち日を振り返り、このブログを打ち込み、本を読み、少々のアルコールと音楽に酔い、明日をイメージする。その心身への効用は計り知れず、おかげでとても充実した日々を送ることができています。
設計においても必ず照明器具を配置するようになり、お客様にも「庭は夜が一番ですよ」と伝えるようになりました。
今夜も心地いい疲労を夜風に溶かしつつ、充実の今日を振り返り返っています。マツムシの声と、遠くで十秒に一度輝く江の島灯台の灯りにエールを送られながら。
キャンドルを灯して夕飯を食べ始めようとした時に、女房が「あれ、庭の方が明るいよ」と。ご近所一帯が停電区域だったのでそんなはずはないと思いつつも、見ると確かに外の方が明るい。
出てみたら満月でした。驚くことに、月明かりで芝生にぼくらの影がくっきりと映し出されていました。
津波の映像と報道に打ちのめされて、つつけば涙が出る状態だったぼくにとって、数十年ぶりに月明かりに心打たれたその瞬間は、月からの有り難く重要なメッセージなのだと思えて、その翌日から庭で時を過ごすようになった次第です。
すっかり習慣化した夜風を楽しむひと時で、いち日を振り返り、このブログを打ち込み、本を読み、少々のアルコールと音楽に酔い、明日をイメージする。その心身への効用は計り知れず、おかげでとても充実した日々を送ることができています。
設計においても必ず照明器具を配置するようになり、お客様にも「庭は夜が一番ですよ」と伝えるようになりました。
今夜も心地いい疲労を夜風に溶かしつつ、充実の今日を振り返り返っています。マツムシの声と、遠くで十秒に一度輝く江の島灯台の灯りにエールを送られながら。
その昔、タモリの「今夜は最高!」という番組がありましたよね。
第一回ゲストが、当時お嫁さんにしたい女優 NO.1の
竹下景子だったことを、なぜか鮮明に記憶しています。
その番組のオープニングに使われていた曲がこれ。
バド・パウエルのクレオパトラの夢。
当時のぼくにとってジャズはとても遠い世界の音だったのに、
何だか衝撃的にカッコよく感じられて、
それからレコードを買い漁って
ジャズにのめり込んでいったのでした。
チャーリー・パーカー、マイルス・デイビス、レッド・ガーランド、
そして今でも設計のBGMの定番になっているキース・ジャレット。
今夜はこのまま、バドの粗雑で艶かしい指使いに酔いながら、
睡魔に押さえ込まれるまで村上春樹をめくることとします。
今年こそノーベル文学賞を、という願いを込めて。
レッド・ガーランドもそうなんですけど、
テクニックとは別の時空で響いてくる何か、
情念とか情感とか情熱とか、
そう、情が奏でる音というのはたまらなくいい。
ぼくの設計にも、そんな味わいが出せたらいいなと思っています。
第一回ゲストが、当時お嫁さんにしたい女優 NO.1の
竹下景子だったことを、なぜか鮮明に記憶しています。
その番組のオープニングに使われていた曲がこれ。
バド・パウエルのクレオパトラの夢。
当時のぼくにとってジャズはとても遠い世界の音だったのに、
何だか衝撃的にカッコよく感じられて、
それからレコードを買い漁って
ジャズにのめり込んでいったのでした。
チャーリー・パーカー、マイルス・デイビス、レッド・ガーランド、
そして今でも設計のBGMの定番になっているキース・ジャレット。
今夜はこのまま、バドの粗雑で艶かしい指使いに酔いながら、
睡魔に押さえ込まれるまで村上春樹をめくることとします。
今年こそノーベル文学賞を、という願いを込めて。
レッド・ガーランドもそうなんですけど、
テクニックとは別の時空で響いてくる何か、
情念とか情感とか情熱とか、
そう、情が奏でる音というのはたまらなくいい。
ぼくの設計にも、そんな味わいが出せたらいいなと思っています。
もういっちょ、
日本ジャズ界のクレオパトラ、秋吉敏子が弾くとこうなります。
現在87歳にして現役。
ぼくが生まれる6年前に、すでに
伊勢佐木町のクラブ「モカンボ」で演っていたそうで、
巷に伝説が溢れる横浜の、語り草のひとつになっています。