悩まない技術として、二者択一で考えるということがあります。

眺める庭と過ごす庭、どっちがいいですか?

バラとクレマチスだったらどっちを選びますか?

人工芝と天然の芝生とどちらの庭がお好みですか?

と、こんな具合に選択肢を二つ並べて選んでいけば、目的地へと向かう速度が加速します。



ハナアブは瞬時の判断を連続させて飛び回っています。
蜜を吸っている数秒間を除けば、
ほとんど止まっているということがありません。

DSC093112

レンズでその動きを追っていたら
祖父のことを思い出しました。
働き者と言うか何というか、
見ている方が疲れるほど動き続ける人でした。
しかも上機嫌で。
あれを飄々と言うのでしょう。

DSC09236

その姿を見上げながら育ったことが、
ぼくの大きな財産となっています。

DSC09274

さて、お爺さんになったぼくは・・・
祖父のレベルには程遠いものの
結構な密度で判断と行動を続ける日々。
昔はくどくどねちねちだったのに、
気づけば、悩むということがほぼなくなりました。

DSC09244

課題の明確化、判断と行動、選択と集中。
途切れることなく。

DSC09283

庭にやってく昆虫は、
あの世で案じてくれている人が姿を変えて
様子を見にきているのだ、という話があります。
ぼくの周りに、
いつもやたらと虫が集まってくるのは
そういうことなのかもしれません。

DSC092662

ありがたやありがたや。




もっと曖昧で観念的な事柄でも、シンプルに行く手を左右に分岐させれば進路が定まり、さらに追い打ちで問いを数回重ねると、今日やるべきことがはっきりします。

あなたは幸せでしょうか、不幸でしょうか。

もっと幸せになりたいか、今の幸せを保持したいか、どっちでしょう。

ではその願いを叶えるために不足していることは何でしょう。

その不足を補うために何をすればいいと思いますか。

そうですよね。
じゃあそれをいつやるか。今でしょ!となります。

行きつ戻りつ悩んでいる時というのは、思考のピントがズレている状態。なぜそうなるかというと、思考よりも不安や恐れが上回っているから。あるいは危機に追い込まれない限り動かないという消極的防衛が常態化しているということ(着る服があるうちは洗濯をしない、みたいな)。
住宅地を歩いて観察すると、悩み多き庭が9割ほど。何とかしたいけど・・・という混沌から脱するために、庭があるから毎日が楽しくて楽しくてとなるために、二者選択と客観的質問によって、思考機能を回復させてください。
庭が整えば暮らしが整い、悩むことが少なくなり、判断と行動が素早くなり、選択と集中が冴えてきますよ。