希望を消さない

ヒトの適応能力とは凄いもので、不満足な現状にもあっという間に慣れっこになってしまいます。庭が荒れていても、カーテンを閉め切っていても、それが普通のこととして認識されるまでに数日あれば十分で、そうやってストレス源から目を背けて無かったことにする習性によって、人類は幾多の苦難を乗り越え代をつないで、何とかかんとか今日まで生存してきました。ただですね、その偉大なる能力にはたったひとつだけ欠点があります。生存には役立ちますが、幸福には一切役に立たないのです。



バラの歴史は希望の歴史。

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シルクロードの野イバラがヨーロッパに運ばれて、
その色と香りに魅了された貴族たちは
先を争って品種改良に夢中になりました。

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La Vie En Rose バラ色の人生とは、
夢を実現してゆく人生。

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そこには必ず苦労が付きまとうもの。

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不満を幸福へと昇華させるものは、希望。



その苦労が、思うようにいかない現実が、
実は約束の地へのチケットなのです。


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人はなぜ、こんなにも多様な花を生み出せたのでしょう。

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その答えはきっと、
花が思い通りに咲いてくれないから。


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でも思いもよらない咲き方をしてくれるから。

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うまくいかずにもがき続けているうちに、
イメージ以上の成功がもたらされる。
夢の実現とは、いつもそういうものなのです。



あらゆることには「あきらめ」と「希望」というふたつの選択肢があります。庭のある暮らしを簡単にあきらめてはいけない。もっと、さらに、次はこんなふうにと、希望、希なる望みの炎をたぎらせてください。