相談会にお越しいただいた方々は、皆さん生活空間の中の曖昧な場所である庭スペースに希望の光を感じ取っていました。その幸福への直感、お見事です。



昨日、住宅地で見つけたピンクのシュウメイギク(秋明菊)。
光を受けて揺れながら、遠くから手招きされたので、
誘われすままに近づいていってパシャパシャっと撮影。
誘いにはほいほい乗る主義なのです。
道行く人の気分を上げる花の姿に、
われもまた、かくありたしと背筋が伸びる朝の道。
花というのは不思議にして、有難き存在ですね。


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ある方がこんなことを。

今まで何回も植木屋さんに相談してあれこれやってみたけど、楽しいと感じたことなんてありませんでした。楽しさよりも「どうにかしなきゃ」とばかり思っていて。植物は好きだけど、庭の楽しさってそれだけじゃなかったんだって、目からウロコでした、もうワックワク。

そうなんですよ、川崎さん。
希望とは希なる望み。それを叶えるためには、まず希なる庭者を見つけ出さなければならないというのが現状なのです。フレンチをご所望なのに寿司屋へ行ってもせんないことですから。



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こういう反応も何人かの方から。

以前からお店があるのは知っていたんですけど・・・もっと早く来ればよかった。

さもありなんと思いつつも、「いやいやそれは」と。
良きことはすべからく、ベストなタイミングで訪れるというのが世のシステムですから、これは絶妙な出会いだったわけです。と、そう言い切るたびに、本当に良き出会いだったことを証明すべく対応や設計に気合が入る次第。こうして希なる望みの数々に後押しされるありがたさ。



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ご来店くださった皆様、西洋芝にチャレンジするご主人、土作りから菜園を始めると張り切っていたおじいちゃん、何年も逡巡していたバラを植えると決意した奥様、カーテンを開けて暮らすというイメージが膨らんで止まらなくなったご夫婦、庭付きの家が目標となった新婚さん、そして気長に待つことを厭わずに設計依頼をしてくださった方々に賢者の誉れあれ。間違いなく、皆様には素晴らしい春が待っていますよ。その前には、春のように花いっぱいの冬が。



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一夜が明けても、昨日までのたくさんの出会いと心踊る時間の余韻が残っていて、つい顔がニヤついて締まりがなくなっています。ここはひとつ感謝の気持ちを気合いに変換して、キリッと、また設計に励むことといたします。

ありがとうございました & 庭のある暮らしを思いっきり楽しみましょう! 





今日は「港南台店」にいます。