暗示のすゝめ

名人柳家小さんという人は、出囃子の頃合いで高座に上がった瞬間に今日は客筋がどうも・・・と察したならば、即座に客席が漆黒の闇であるという自己暗示をかけて喋ったそうでございます。
いかな場面に出くわしましても、状況というのは自分次第でいかようにも解釈できるもの。肝心要は、なけなしの己が技量を最大限に発揮するてえところにあるんですから、皆々様も、どうかくれぐれも、連れ合いの小言なんぞに心曇らせませぬように。
ことに朝げの最中などには。



寒椿 私は薔薇よと自己暗示

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自己暗示、自己暗示、やってみれば簡単にして効果絶大なはず。
永谷園のご隠居も、「これでインスタントかい?」と言っていたように。



さあ今日も張り切って、頑張って、
いち日をドラマ仕立てに仕上げるべく
スタートを切りましょう。
「主演は私」と暗示をかけながら。







今日は金沢文庫店にいます。「もうすぐ春ですね」と暗示をかけながら。さぶっ。