時とともに風合いを増す素材で構成する。

庭は自然と自分を馴染ませる場所なので、できるだけ自然な素材(土に還りやすい素材)の使用をお勧めします。
芝刈りをしなくてすむからと人工芝を敷き詰め、手入れの必要がないからと人工木(樹脂)のデッキを作り、腐らなくていいからとアルミの目隠しフェンスを施すお宅が増えてきましたが、そういう庭が庭として機能している場面を見ることはとても少ないのです。
利便性を取り入れる事も必要です。耐久性も、機能性も。 しかし本来的には芝刈りをして、手入れをしながら、風合いを増しやがて朽ちてゆくことの情緒を感じる庭の方が、自然な心持ちで暮らせると思うのですが。



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人工素材で構成した庭でも楽しむことはできます。ただし人工素材を優先する思考は庭を楽しくない場所にしてしまいます。庭仕事を苦労と捉えて、はなっからそれを回避するというのは、失恋したくないから恋をしない、ということですから。



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いのち短し恋せよ乙女 紅き唇あせぬ間に 熱き血潮の冷えぬ間に



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ターシャおばあちゃんが雪の庭を素足で歩いている写真が脳裏に焼き付いています。
苦労を楽しんで、趣のある庭を楽しんで、味わい深き人生を。





今日は金沢文庫店にいます。