ゲシュタルトの庭に二匹の犬がいます。一匹はほとんど吠えることがなく、いつも穏やかな表情で大好きな飼い主からの指示を待っています。もう一匹は臆病で警戒心が強く、知らない人や物音に吠え、常にいくらかの興奮状態にあります。



親ばかちゃんりん蕎麦屋の風鈴。
可愛くて可愛くて、
ああ可愛くいて可愛くて、
どう考えてもうちの子たちは
犬を超越した天使の領域にいます。

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ゲシュタルトとは概念が統一されたひとつの世界。おおらかで上機嫌な犬はトップドッグ(勝ち犬)で、臆病で不機嫌な犬がアンダードッグ(負け犬)です。この資質の違う二匹が折り合いをつけながら平和を保っている庭が、バランスのとれた人格であるというのがゲシュタルト心理学の基本原理です。



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ぼくの中にも白いわふち(トップドッグ )と黒いわふち(アンダードッグ)がいて、その時々で優勢な方がぼくの思考を支配しているのですが、この心理学に則れば、二匹双方を俯瞰しながら庭全体を眺めるのが好ましい状態ということになります。



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考えたらその通りなんですよね。天使の自分と悪魔の自分、ポジとネガ、積極と消極、緊張と弛緩、愛妻家と恐妻家、アクセルとブレーキ。そう、アクセルとブレーキ。両方を使いこなさないと事故りますからね。
犬を見ずに庭を見よ。そこが美しく整っていたら、二匹の犬はじゃれ合いながら、楽しく平和に暮らしていけます。



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ちなみにゴリラはこのゲシュタルトの保持が得意で、見た目から想像される腕力による支配構造ではなく、感情や欲望の表出と抑制のバランス感覚が優れていること、つまり人格者であることがリーダーの資質となっています。それを逸脱したアルファオス(ボスゴリラ)には即座に孤独が用意されている、というところが自然の厳しさであるわけです。ぼくら不自然な猿社会では、その掟の緩さが多くの問題と悲劇を生んでいます。



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ああ、それにしてもですねえ、アッキーを差し出せとギャンギャン吠えまくるアンダードッグの群れは、なんだ品がありませんなあ。あれじゃあまるで古代ヨーロッパの魔女裁判ですよ。しょうがないじゃないですかねえ天然なんだから。ああいうチャームな女性は超党派でトキみたいに保護してあげなきゃ。だいたいやねえ、ヤツらはB型女房を持ったオスの苦労と悲哀が何もわかっとらんのや。いっぺんやってみいっちゅうねん、どんだけ大変か。おっといけねえ、黒いわふちが優勢になってしまいました。





今日から4日間、港南台店にいる予定いです。お近くにお越しの際はぜひ遊びにいらしてください。でも差し入れとかはお気遣いなく。実はいろいろと怖い物がありまして、特に甘いものが怖くて怖くて。ブルージュの丘のケーキとか、日陰茶屋の和菓子とか、身の毛がよだつほど怖いので。あとフルーツ各種とアルコール類も。