六中観(りくちゅうかん:中国に伝わる成功哲学)

1、忙中閑あり
ただの閑は退屈でしかない。ただの忙は文字通り心を亡ぼすばかりである。真の閑は忙中にある。

2、苦中楽あり
いかなる苦にも楽がある。貧といえども苦しいばかりではない。苦難においては楽しさを失わぬように。

3、死中活あり
死地に入ってこそ活路が開け、命を賭す覚悟を持ち全身全霊で打ち込んでこそ何ものかを残すのである。のらくらと老いて何の生ぞや。

4、壺中天あり
世俗生活の中に独自の別天地を見い出すべし。

5、意中人あり
常に心の中に人物を持たねばならぬ。尊敬する偉人を、各分野の信頼できる人脈を。

6、腹中書あり
繰り返し読む本と出会えれば幸いなり。それが複数あるなら人生は至福である。腹の中に収まっている哲学を持て。

ということなんですけどね、実に言い得て妙であり肝に銘じたいわけですが、でも、4がわかりづらいですよね。
ではその由来を解説します。



忙中閑あり。
ほんのひと時、水面の光に癒される。

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壺中天あり。
評判高く、とても繁盛している薬屋がありました。そこの老店主は店をしまうと、店先に置いている大きな壺に入ってゆきます。その不可思議な行動に気づいた役人が理由をたずねましたが、老主人はニヤニヤするばかりで答えません。役人はいよいよ興味が湧き、何度も頼み込んで中に入れてもらったそうです。そこは豪勢な隠れ家の入り口でした。役人は美酒のもてなしを受け、老主人と夢を語り、悦楽の時を過ごしたそうな。
つまり成功者には、秘密の楽園が必要だという意味です。



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庭ですよ、庭。
成功哲学などというと、男性向けのビジネス指南書や自己啓発の類に思われるかもしれませんけど、奥様、それは違います。壺中天あり、すてきな庭はあなたの人生を大成功へと導いてくれます。それがなされれば、ついでにご主人も大成功。
成功者たる資質を持った男性は、あなたが思っている百倍、あなたの幸福こそが自分の成功であると思っているのです。