水と親しむ

池や流れや睡蓮鉢で、庭に水面を設けてください。



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上善は水の如し。



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水がある風景は気持ちを潤し、心を水平に調整してくれます。



「上善如水」は老子道徳経八十一章の第八章にある理念です。

最上の善とは水のようなものだ。水はあらゆるものに利益を与え、争わず、人の嫌う低い場所で満足している。このように、水は「道(タオ)」に近いものなのだ。
住むには地味な環境を好み、交友には心やさしさを好み、言葉には誠実さを好み、正しい行いを好む。しかるに水に倣えば道を誤ることはない。


老荘思想(道教)は儒教や各種宗教哲学に比べるととても地味なので、血気盛んな頃は空虚なる正論に感じられて、なかなか心に響かないものです。58歳となった今、気がつけばタオに学ぶことが多くなりました。ことに庭を組み立てるとき、老師と宮沢賢治とダーウィンがつきっきりで指導してくれています。
最近新たに、篠原勝之とガブリエル・ガルシア=マルケスが講師として加わりました。