昨年末、大晦日の大発見。女房と二人で滑り込みアウト気味に大掃除しながら、お菓子を入れる木の器、菓子器っていうんですがね、あれがひとつ余っていたので食器棚の奥の方にしまおうとしたら、女房から「それ、ミカン入れにしようか」と提案というか指示がありまして、ミカン好きな彼女が大量に購入してあったのを盛り付けテーブルに置いたところ、いやあこれぞ団欒の風景、何だか昭和、コタツがあれが言うことなし、いいもんだなあ〜と、ちょっとした発見でした。このちょっとしたことが、その夜の大発見につながってゆくのです。



花を写す際の発見は、
逆光で、絞りを最大にして、雄しべにピンを合わせる。

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女性の場合もまったく同じ、
逆光で、絞りを最大にして、まつげの先にピンを合わせる。

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さすれば実物を超えた美しさが引き出せる。

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実物以上の描写が実物の内面を映し出すのです。

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美しい人はより美しく、
そうでない方は、「そうでない場合は?」
それなりに。



ぼくは間食やデザートにフルーツを食べる習慣がないため、その風情だけを楽しみつつ夜の庭タイムとなりました。あの夜は無風、されど1時間ほどで体が冷えてきて、読んでいた篠原勝之著「戯れの魔王」への集中が途切れかけたその時、ふとひらめいたんですよ、あのミカンを温めたら美味しいんじゃないかと。
さっそく実験開始。本に栞をして台所へ行き、1個をレンジでチン。ホッカホカをフウフウしながら庭に出て食べたら旨い旨い!3ページ進んだところでまた食べたくなり再びチン。次は2ページで、その次は本を開くことなくもう1個。ハマってしまったのであります。ちなみに加熱は30秒がベスト。結局その後立て続けにチンとフウフウを繰り返し、計8個で別腹も満腹になりました。

そうか、果物は温めて食べればいいのか。そもそもぼくのフルーツ嫌いはあの冷たさだった気が。知覚過敏というわけでもないんですけど、食後で満足している平和な口の中に冷えた酸っぱいものが入ってくる感覚が子供の頃からどうも苦手で。ん、待てよ、冷えた甘いものなら嫌いじゃない、焼肉の後のアーモンドチョコバニラは焼肉以上に好きだから。と、いうことは、苦手の正体は酸味か。
実験による一応の成果が得られたところでまたもやひらめきが。おお神様、あなたはいつもタイミングを外さずに啓示をお与えになる。ミカン以上に馴染めずにいたのがリンゴ、あの酸味とシャリシャリが苦手なのですが、そうかこれもチンすればいいのではないかと。やってみたら・・・さほどの感動なし。ここでまたもや天声人語「汝その禁断の果実を7ミリにスライスし、オリーブオイルで焦げ目がつくまで焼いてから、ブランデーでフランベすべし」。
いやほんとにねえ、びっくり仰天。シャリシャリは消え、オリーブオイルはバターになり、砂糖を加えていないのに存分に甘くなり、そこにほのかなブドウの香り、上等なるスイーツの出来上がり。新年早々、使う用事もないので常備していなかったシナモンパウダーを買いに行こうと思った次第です。

年末年始、普段と違う動きをするからか、ひらめき降り注ぐ。この感じこの感じ。さすれば今年は違う動きの連続で、ひらめきを持続させる手に打って出ましょうか。