庭は仲良しの賜物。

五日の午前中、新年最初のお客様はぼくよりひと回り上のご夫婦でした。なんでも庭の入り口に植えたモッコウバラが思いのほか盛大になり支柱では支えきれなくなったため、アーチを設置したいとのこと。カタログを開いて各種製品をご案内し、モッコウバラと普通のつるバラの特性と育て方を解説し、さらにアーチが持つ意味なんかを話しているうちに、(たぶん)来店時は便宜上アーチかな、くらいに思っていたのが夢が広がったらしく、おふたりで真剣に寸法や耐久性や価格の相談が始まりました。ぼくはお節介気味のアドバイザー。で、結論としては自分たちで理想の大きさのものを手作りするということに。ご主人はやる気満々となり、奥様は「惚れ直したわあ」みたいな顔で、手こそ繋いでいませんでしたがニッコニコで資材売り場へと向かわれました。ふたりで庭のことを考えて、ふたりで創造してゆく、素晴らしいですよね。60代後半で何%の夫婦がそんな新婚さんみたいな関係を維持、あるいは構築できているのかと考えると、実に見事なものです。
これは幸先の良いスタート。うちのお客様の夫婦円満率はとても高く、その人たちから学び、導かれるようにして設計を積み重ねてきましたから。仲良きことは美しく、ことに熟年に至ってのその美しさの実現には相当の賢さと努力が必要であることも、お客様から学んできました。学べども学べども、まだまだ学びが足らないわが夫婦にとって、お客様は師匠であり神様です。



アーチは人を招き入れ、
見上げさせ、
そこをくぐると世界が変わり、
立体的になることで通路が庭になる。

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絡める植物はバラ、ジャスミン、アブチロンなどかがオススメです。

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価格はホームセンターで売られている6千円くらいのものから、
ロートアイアンだと5万から10万円ほど。

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とても単純に、価格と耐久性が比例する商品ですから、
大事なバラを長く楽しむためにはそれなりの奮発を。

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アーチひとつで、見慣れた庭が夢の世界に変わるかも。