見つめられると勢いを増す。

部屋からも道ゆく人からも見えない場所の花は、同じように手入れをしていてもなんとなく元気が出ないものです。
本来は受粉を手助けしてくれる昆虫にアピールして咲いていた花たちは、代を重ね改良を繰り返すうちに、「人間との共生」という新たな価値観を身につけたのかもしれません。進化とはそういうもので、例えば麦や稲は人の利益になるよう、必要以上の実をつけ、それを穂から散らさずに実らせるという進化を遂げました(人が改良したにしても、植物はそれを受け入れて性質を変え繁栄しているので進化と言えるでしょう)。
「見られている方がよく咲く」、もしもそうならその性質に呼応して、大いに眺め、声をかけ、手をかけて、盛大に咲いてもらいましょう。




わが家の庭は今日も花盛り。
連日の晴天でボリューム感が増しています。

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毎日こうして見つめているから
張り切って咲いてくれるのかも。

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さて、女房殿は見つめずとも年中花盛り。
お客様からよく「かおりさんていつもパワフルで素敵よねえ」
と声をかけられます。

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「旦那様がいいからなんでしょうねえ」
とは誰一人言いません。

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あの元気の秘訣はなんなのか、
いけないお薬とか使っているのではないか、
はたまた欠かすことのない赤ワインの効用か、
あるいは単に関西人とはそういうものなのか、
じっくり見つめて観察してみます。