一意専心、花咲じじい。

後藤さんちからの帰り道、もしやと思い円海山の麓にあるエゴノキの撮影ポイントに立ち寄ると、予感的中で花盛り。
エゴノキ、ご存知でしょうか。枝を横に広げて野鳥からの死角を作り、スズランのような下向きに咲く花をズラッと並べるという虫たちへのアメニティ溢れる木で、ぼくは駆け出し時代からこの木の気の利いた咲き方が好きで、ジューンベリー、ヤマボウシと共に設計に数多く取り込んできました。



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その数、ぱぱっと計算したらなんとなんと500本以上。



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今頃横浜の500軒の庭に咲いているのかと思うと、ああ、気づけば花咲か爺さんになったんだなあと感慨ひとしお。500×家族数+道ゆく人がこの清楚な花を目にしているわけでして、意図せぬこととはいえでかしたでかした、我ながらよくやったものです。



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一意専心、確か若乃花が口上で用いた四文字熟語でしたよね。好きなんですよねこの言葉。折り返し地点の年齢となり、振り返ればスタートで出遅れたものの、レース中盤からは韋駄天金栗四三のように一意専心で駆け抜けてこれたかなあと思っています。これは幸運というか幸いにして、でありますから、五十九にして惑わず、「五十六十は鼻垂れ小僧、七十八十働き盛り、九十になって迎えが来たら、百まで待てと追い返せ」という渋沢栄一の託宣を胸に、昭和のガキらしく鼻垂れを袖で拭ってテカテカにしながら駆け続けたいと思います。



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いやあそれにしても金栗四三の物語は毎回素晴らしいですよね。勘九郎&官九郎&嘉納治五郎(役所広司)に拍手拍手!こんな素敵な大河ドラマと並走できるとは、今年はスースーハッハ、スースーハッハと金栗走りで駆け抜ける一年になりそうです。