鏡よ鏡よ鏡さん。



花に呼び止められるという、
考えたら摩訶不思議なる現象。

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超能力でしょうか。いいえ誰でも。



「なぜ?」しかしお妃は白雪姫の肺と肝臓を食べたと信じていたので、自分がまた最も美しい存在になったのだとしか考えられず、鏡に問いました。

鏡よ、壁の鏡よ、この国で一番美しいのは誰?



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鏡は答えました。

お妃様、あなたは今私が見える範囲で一番美しい。ですが、山の向こうの7人の小人が住む森に、白雪姫はまだ元気に生きている。白雪姫ほど美しい者はこの世にはおりません。



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鏡が真実だけを言うことを知っていたお妃は愕然とし、そして怒りに震えました。
「おのれあの猟師め、私を裏切ったな」と叫び、眉間にしわを寄せ、どうやって白雪姫の息の根を止めてくれようかと考えに考え、行商の老婆に変装をして毒リンゴを売りつけてやろうと企みます。



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ああなんと愚かなことか、己を見失った者が落ちてゆく合わせ鏡の落とし穴。



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結末はご存知の通り、この世に悪が栄えたためしなし、なのですが、何が言いたいかと申しますとですね、決して嘘をつかない魔法の鏡はあなたもお持ちだということ。その鏡は、常に嘘偽りなく真実の姿を見せてくれます。



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「テクマクマヤコン、鏡よ鏡よ鏡さん」と、庭に問うてみてください。そこに映し出されている姿にご不満の場合は、毒リンゴを用意するのではなく、ぼくにご連絡を。