凍みた師走の朝に、ボア付き長靴、軍手、首タオルという
勇ましき出で立ちにて、インターバル速歩で里山を行く。
30分で陽が入り、1時間で全身ポカポカとなり仕事場へ。

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冬来りなば夏思う。通勤途中、養護学校の入り口に掲げられている大きなひまわりの看板が目にとまり、突如として残暑の頃を思い出しました。



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令和元年、穏やかに暑い良き夏が昨日のことのようで、蝉時雨、蚊取り線香、ガリガリ君・・・ああ、この叙情的ワープ感は歳を重ねて得た魔法の類いか、はたまたありきたりな老化現象か。



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ん、静か。あれほど気になっていた、止むことがなかった蝉時雨の耳鳴りが聞こえない。おやおや、日々夢中で過ごしためぐる季節の中で体調が整ったようです。



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では、冬来りなば冬を楽しむことといたしましょう。



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春遠からじと申しますが、冬の日をじっくりじっくり噛みしめておかないと、明日にでも気がつけばまた夏になっている気がして。



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昭和の名著、赤瀬川原平の、あの赤い装丁の本を思い出します。いつの間にか止んだ耳鳴りのように、いつの間にか身についたこの魔法の感覚を、テクマクマヤコンとばかりに生活に、設計にも、有効利用せねばなるまいて。