『歓喜に寄せて』

友よ こんな旋律じゃないんだ
もっと心地よいものを歌おうじゃないか
もっと喜びに満ち溢れた曲を

歓喜よ 神々の麗しき精霊たちよ
地上楽園の乙女よ
我々は火のように熱く酔いしれて
誇り高き歓喜する者よ さすれば人生の楽園へ導かれる

汝の誠実なるパワーは再び結実する
運命が遠く切り離した者を結びつけ
すべての人々は家族となる
時流のナイフが切り離した事柄を
汝の柔らかな翼へと運ぶことだろう

ひとりの友の友となるという
大きな成功を勝ち取った者よ
心優しき妻を得た幸せ者は
自身の歓喜の声に歌声を合わせよ

そうだ 地球上にただ一人だけでも
心を分かち合う魂があると言える者も歓呼せよ
そしてそれがどうしてもできなかった者は
残念だが この輪から去るがいい

すべての存在は
自然の乳房から歓喜を飲み
すべての善人もすべての悪人も
自然が生み出した薔薇(いばら)の路をたどるのだ

自然は口づけと葡萄の木と
そして死の試練を受けた友人を与えてくれた
快楽は虫ケラのような者にも与えられるが
智天使ケムビルは神の前に立って裁くであろう

天の荘厳なるキャスティングに従い
星々が駆け巡るように楽しげに
兄弟よ 自ら己が道を進め
嬉々として勝利へ向かう英雄のように

抱き合おう 諸人よ
この口づけを全世界に
兄弟よ この庭に輝く星空から
聖なる父が見守ってくれているから

ひざまづくか 諸人よ
造物主を感じているか 世界中の者どもよ
庭の星空に神を求めるがよい
星の彼方には必ず神が存在しているのだから


今年も厳かに、この容赦なく厳しい教えを授かる季節となりました。



走って走って走ってここまできたら焦りは消えて、
ひだまりの微かな温もりに感謝するような、
 妙に穏やかなる時間があります。

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おっといけねえ、歓喜へと至るラストスパートはここからだ。
自然がつけたイバラの道を、スースーハッハ、スースーハッハと
勘九郎のいだてん走りで。
録画しといた最終回、名残惜しくてまだ観てないんですよね。
大晦日まで取っときます。