スミレはスミレ、バラはバラ、カモメはカモメ、タモリはタモリ。

自分らしさって大事ですよね。パートナーが望む自分、会社が望む自分より、自分らしい自分でいた方が咲きやすいのです。っとその前に、自分らしさの見極めを。仕事に追われていたり、子育てや介護でいっぱいいっぱいだったり、たまたま知り合い人生を共にしている隣にいる人のご機嫌が斜めになっているだけで自分の直立が危うくなってしまうわけで、要はごく普通に笑っていられる時が「らしい」状態なんですけど、その自分らしい自分の維持はなかなか難しいことですよね。
花咲く庭で過ごしていれば、誰だって、どんな性質の人だってそうなれると思うのです。これが庭の真骨頂でして、庭は人を原初の姿、地球上に酸素をもたらした30億年前の奇跡の生命体シアノバクテリアへと引き戻してくれる場所。そこで感じる、花弁の水滴を揺らす風のようなメッセージが「あなたはあなた、あなたのままで」。



スミレはスミレ バラはバラ
スミレの園芸品種であるビオラの語源はバイオレット、
原種が紫色だったためにそう名付けられたそうです。
もうひとつあって、古いフランス語で「小さい」を意味する
viora からも来ているとのこと。

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晴天の日は春めいて、
さあここからがビオラの成長時期。
見事に咲かせるために、花がら摘みを怠りなきように。


 
「おい森田、マイルスのトランペットは泣いているが、お前のは笑ってるよ」。森田さんは素直なんですね、その言葉に凹むこともなく真っ直ぐに、「そうか、だったら笑わせればいいんだ」って思ったそうです。その先輩から請われて早稲田のダンモ研(モダンジャズ研究会)のマネージャになり、コンサートの司会、打ち上げ、楽団の移動中、周囲を笑わせ続けました。それが切っ掛けで山下洋輔に見出され、赤塚不二夫に援助され(大人気漫画家となった赤塚氏は当時、唐十郎、寺山修司ら新宿アングラ連中のパトロンだったそうな)、テレビで笑いの快進撃を続けて、ご存知今日のタモリに至りましたとさ。
いやあブラタモリが面白くて、欠かさず録画をして楽しんでいます。あの番組の魅力は高低差や岩石の種類ではなく、いつも変わることなく自然体なタモリさんから受ける癒しなんですよね。癒し、ヒーリング、サウイフモノニワタシハナリタイと念じつつ、今日も庭を思い描いています。