侘び寂び(わびさび)
「侘しさ」と「寂しさ」から来た言葉で、詫びは落ち葉や苔に風流を感じる内面的豊かさを、寂びは石や樹木が時間の経過によって美しさを増す様子を見出す心を言う。
つまり無常、常ならざる庭世界を肯定し味わう、四季がある国の住人に特有の美意識。



造園資材には経年劣化するものと、
味わいを深めるものがあります。

DSC_0214

DSC_0554

DSC_0123

DSC_0264

劣化するのはプラスチック、コンクリート、
アルミ、人工芝、人工木などで、
味わいを増すのがレンガ・陶器、石材、木材、鉄、植物など。 
 


「侘び寂び」はよくわからないまま使われていて、わからないから様々な解釈が増産されてますますわからなくなってしまう言葉の典型。原初に立ち返ってシンプルに、「古いものを愛でて美しさを発見する心」と定義しておけば、とりあえずはよろしいのではないかと。