仕事ついでの散歩道にモクレンが開き始めていました。恐竜時代から咲き続けてきたマグノリアの姿には、やはり偉大な何かを感じます。
店に戻ってアルバムをチェックしたら、やはり例年よりも十日ほど早い開花でした。



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ふと、もしも今年が超暖冬じゃなく花冷えが続いていたら、ウイルスは本当に深刻な状況になっていたかもしれないと。



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マスクが消えて、なんてこった、やれやれなどと首を振っていたら、昨日は世界からトイレットペーパーが消滅していて呆然とし、まだ事態になじめていない呑気な庭頭にこんな妄想が。これってもしかしてアマテラスが仕掛けた軽い予行演習かも、などと。そう言えば数年前、異常気象が招く最大にして近々の危機は海面上昇ではなく病の蔓延であると、多くの学者がそう言っていたもんなあ。



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まあとりあえず暖かな春に感謝です。長い春休みとなった子どもたちは、大人の騒ぎっぷりをどう捉えているのか少し気がかりながら、なあに、オレらの子供時代にもソ連から放射能が飛んできたり、スカイラブが落ちてきたり、七の月には魔の大王が降りてきたりと大騒ぎしたものだし、この騒ぎも後年の笑い話にしてくれる事でしょう。



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本当に気がかりなのは来年以降にやってくるであろう新たな病がどの程度になるか。でも今回の演習でわかったことは、人は自分だけは大丈夫だとタカを括りつつ、家族の安全と家庭の維持のためにマスクやティッシュの行列に並ぶ、なかなかたくましく豊かな愛情を持った生物であるということです。その行列ほどではないにしろ、園芸売り場のレジにも長い笑顔の列ができていましたしね。
思い出しました、あの津波の後にも同じような光景があったなあと。今更ながらですけど、庭は愛情の賜物。