次の季節に思いを馳せる。

分け入っても分け入っても青い山(道なき道を分け入って、進んでも進んでも青い山が続いている)
俳人種田山頭火が廃人ギリギリまで追い込まれながら、新天地を目指して進んだ山道で詠んだ句。それでも生きるのだ、生きるしかないじゃないか、という諦観とも希望ともつかない思いが伝わってきます。
相も変わらず先が見えない状況ながら、日々思うことは、この世相の中で庭好きたちのなんと元気なことかと。



夏来りなば秋を思う。
ライム色の銀杏が実っています。

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庭好きの人が元気でいられる理由、わかります?それはですね、自然を感じ取ることで心身の自然体を維持しているから。そしてもうひとつ、これが大事、花や野菜の苗を植えて育てているからです。人は苗を植えるときに必ず数ヶ月後の花いっぱいの風景や、歓喜の収穫をイメージするもの。自転車でもサーフィンでも、進行方向に顔を向けることでそっちへ向かう態勢が整うことに似て、ガーデニングを楽しむことは、とりも直さず幸福な未来をイメージしながら進む行為なのであります。



木の根本には色の抜け始めたアジサイが。

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今はこんなに悲しくて、涙もかれ果てて、もう二度と笑顔にはなれそうもないとしてもですよ、まわるまわるよ時代はまわる、喜び悲しみくり返し、今日は別れた恋人たちも生まれ変わってめぐりあうよと信じて花を植えましょう。


今日の設計BGMはミルト・ジャクソンのビブラフォンで。
ライムグリーンの風が吹きます。