消しゴム版画作家にして独特の毒を含んだひと言で人気だったナンシー関。園芸に関するこんな言葉を残しています。

そんなにハーブってやつを育てて、みんなどうしてるのだろうか。そんなにハーブを食っているのか?

当時は空前のガーデニングブームで、ファッション的にイングリッシュガーデンがもてはやされていました。しかしブームとはそうしたもので、イングリッシュガーデンの本質など誰も探究することはなく、とにかくハーブを植えなきゃ流行に乗り遅れるみたいな風潮をチクリとやったのでした。



カシワバアジサイが夏色に変化しました。

DSC03999

270b4c09

DSC03998

9ea815d0



そのナンシー関は実のところ庭好きで高校時代は園芸部に所属していたとのこと。もう少し長生きしていたら、もしかしてガーデンデザインをやっていたかもしれません。あるいはバラとハーブの庭で消しゴム版画に熱中しながら、混乱が続く世相のトンチンカンを見つけてはチクチクやっていたことでしょう。


今日の設計BGMはナンシー関さんがお元気だった頃の、
日本も最高に元気だった頃のJ-AORで。