昨晩は娘家族とお雛様パーティーでした。

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孫たちは日に日に成長し、よく食べ、よく笑い、よく喋り、よく考え、時々泣きながら、猿から人間へと順調に成長を遂げています。

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楽しい時間を過ごしつつ、お爺さんとしては、さて、この子らが笑い皺だらけのお婆さんになるまで戦争が起こりませんようにと、お内裏様とお雛様に願いを込めて手を合わせた次第。

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雛祭りにこんなお願い事をされても、先方には迷惑なことやもしれず、しかしですね、報道画面の中にいる子供たちの姿と声が悲しくて、悲しくて、とてもやりきれない。

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両国と周辺国と支援国の言い分はこの際関係なしにして、全員どうかしていますよね。狂っているのはプーチンだけじゃない。そして他人事じゃないわけで、日本の前宰相は核共有を言い出し、政権与党の何名かは賛同しているわけですから。

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まあ、一皮剥けばそんな国なんですよ、日本は。歴史的にもものすごく戦争好きだし、今でも戦国時代の武将が英雄だし、南京でやったこととか誰も語らないし、ね、ミサイルを飛ばす他国を非難できる国ではありません。

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ぼくらが生まれる少し前に戦争がありました。学校で習ったから知っています。映像も見ました。キューバ危機のことは後年知ったので、まったく実感はありませんでした。ベトナムのことに至っては、映画や音楽や、半分娯楽として通過してしまったような罪悪感を、今頃になって感じているトホホな世代です。

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明かりをつけましょぼんぼりに、お花をあげましょ桃の花。

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どうすればこの子らに平和を受け渡して去れるのか。受け渡せる Love & Peace は未だ歪で儚いこと甚だしい。

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せめて報道はしっかりとキャッチして、その都度都度の、人の主張や叫び声や悲しみの涙を胸に刻んで残り時間を過ごしていこうと思います。そして自分なりの何かを導き出して、総括してから風と共に去りぬ。戦争を知らない、磯野波平よりも7歳年上となった老人の最後の務めとして。

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五人囃子の笛太鼓、今日は楽しい雛祭り。

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楽しい。確かに、リアルに、ものすごく楽しい。そして幸せな時間を過ごさせていただきました。お礼に、お返しに、そうだなあ、庭を花いっぱいにして春を迎えましょうか。そうそう、パラリンピックもチェックしながら。

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世界中でそれぞれに、それぞれの正義を語る男たちよ、故郷のお母さんに訊ねてごらん。残念なことに、男に正義を語る資格などないのだよ。正義とは、命をかけて命を生み出すことができる女性にだけ、語ることができるものなのだ。

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プーチンに欠落しているのは、実状は知りませんから仮定ですけど家庭です。鬼嫁や、口うるさい娘や、恋人以上に愛おしい孫や、それが家庭。プーチン家ではそういうバランスが崩れているのでしょう。

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まあいっか、ぼくは鬼に繰り返し尻を叩かれながら、ただひたすらに、幸福な家庭のための庭を思い描きます。

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そうそう、今朝のラジオでこんな言葉を聞き、メモしました。「仕事を愛すること、故郷を愛すること、家族を愛すること」。プーチンは家族も故郷も愛せずに、やむなく仕事だけを愛しているだろうなあ・・・寂しく悲しく貧しい人生だよなあ、などと思ったもので。
早く失脚させないと、あるいは国連による強制措置入院とか、とにかく何か手を打たないと悲しみが止まらない。マジやばいっすよ、原発に拘っているあたりが。波平さんより15歳年上となったあの人は、左手に、あなたの家族までをも地獄に突き落とすスイッチを握っているんだから。いやほんとにヤバいって。



 
ポールがリンダに捧げた曲。
男に主張できる正義があるとすれば、つまり、それだけですよ。