4月 彼女は戻ってくる
雨で小川の勢いが増す頃に

5月 彼女はそばに居てくれる
再び僕の腕で休んでいる

 一応5月でコロナ騒動は終結らしいですね。お祭り騒ぎも提灯行列もないままに、はい、ここまでにしときましょう。そして人々は3年間に起こったあれやこれや、変だったこと、苦しかったこと、悲しかったことを過去の出来事として一掃し、新たな暮らしへと歩み出す。これが今日を生きる人々のたくましさなのでしょう。

6月 彼女の様子が変わる
落ち着きなく歩き回り 夜になると出かけてゆく

7月 彼女は飛び出していく
なんの前触れもなく

 この3年間で、身近で感染した人は3人でした。症状は大したことなく、いわゆる風邪程度。幸いなるかな。知り合いで命を失った者は3人。友人の死は背中に重くのしかかってくるもので、いまだに感情が揺さぶられています。ぼくはつくづく、たくましさに欠けているなあと思う次第。

8月 彼女は遠い世界へ消えた
秋風が冷たく吹きつける

9月 僕は思い出す
かつて新鮮だった愛情もやがて冷めてしまうことを

 さてと、生き残った皆様、とにかく美しく暮らしましょう。残り時間を健やかに過ごしましょう。何より心が健やかでありますように。体が病んでも心が健やかであれば、老いても心が少年少女の頃の希望の光を放っていれば、暮らしは美しく整っているもの。庭が荒れ、部屋が散らかり、身なりに意識が行かなくなることなかれ。
 もしも庭を整えたいならご来店を。適切なるアドバイスをいたしますゆえ。庭が整えば暮らしが整い、心が整い、人生が美しく整ってゆきます。

今回の寒波で、凍みて枯れてしまった植物多数。
少々ショックながら、裏腹に
寒さで元気を増した植物の姿に感動しきり。
春を待つという解釈が一転、
彼らは冬を、我が世の春と
楽しんでいるんだなあ。


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 次に何が起こるのかは想像できませんが、何かが起こってまたもや大騒ぎとなることは想像できます。政治も報道も、そういうシステムになっているのですから。言いたくはないが、ろくでも無いシステムに巻き込まれ、心を病んだり、殺されることのないように。何が起ころうとも家族仲良く、笑顔を絶やさずに、美しく、美しく。美しく暮らすことが真っ当に生きている証しなのです。それは、幸運にも生き残った者が果たすべきことなのです。他に、ぼくらが生き残ったことに、何の意味も意義もないのです。
 庭ですよ、庭。最低限、庭を楽しむ暮らしから離脱することなかれ。次なる暮らしに、グッドラック。