新築住宅の庭

庭に導かれる(山根邸 10)

山根さんちのご紹介は今日が最終日です。
夜の庭を時間を追ってご覧いただきながら、このシリーズの中で太字で書いた部分を抜き出して並べます。



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出会い頭に関係性はできあがります。

いい出会い方ができる人は得をする。

今日出会うすべての人を、一瞬でいい気分にさせることができたらいいなあ。



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人間は植物という生物に寄生して生きている。

ぼくらが呼吸で出している二酸化炭素を一手に引き受けてくれている植物が存在しなかったら、人間は生きていけない。



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暮らしの中に植物が多いほど、人は幸せになりやすい。

庭は植物を植えるための場所ではありません。人が幸せを感じるための場所なのです。
木や草花は、あなたの幸せを演出し、幸福感を増幅してくれます。



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木を植えるときには数年後、数十年後の姿をイメージします。

図形は見る人にインパクトを与え、場を活気づけます。 



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自然を感じられる庭があれば、自然によって気持が整い、気持が整うと暮らしが整い、暮らしが整うと人生が整っていきます。
自然を感じられる庭は人生を整えます。
 

庭の声を聞きながら暮らすことは、大自然と交信しながら暮らすということ。



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「夢の実現」と「家族の幸せ」を天秤にかける必要などない。
そのふたつをひとつのことと捉えればそれで問題はなくなる。
どちらか片方だけを追うと、両方を実現することは難しいんじゃないかなあ。

「いい庭」とは家族の幸せのためにある場所出あり、家族や友人と夢を語り育む場所。



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庭の声を聞きながら暮らしていればズレは生じない。
人生観のズレは不自然は心の状態から発生してします。
庭に調整されて自然な心持ちで暮らすことで、夢は自然なカタチで実現してゆきます。

庭はあなたの夢実現をサポートし、ナビゲートしてくれます。



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庭は、人間が人間らしく幸せを追求することで価値が生まれる場所。

庭ですよ庭、いい庭があれば大丈夫。
夢追い人にはいい庭が必要です。



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「閉じる」と「開く」の組み合わせで「居心地」が生まれます。

花や葉っぱや枝越しに見える景色は庭の魅力になります。

場の設定を整えないと、どんな好条件の場所でも「いい庭」にはなりません。



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微細な仕掛けを丹念に積み重ねることによって、好条件は活かされます。

すっかり見慣れた庭を、もう一度興味津々に捉え直してみてください。
そこから、思ってもみなかったような素敵な暮らしが始まるかもしれません。



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時間の経過によって風合いを増す素材で構成することで、庭の魅力も時間とともに増してゆきます。

腐らない素材に囲まれていたら、人は安らげない。

暮らしは便利にこしたことはありませんが、庭は便利さ優先の場所ではありません。
自然界と同等の不便さが失われると、庭の魅力も失われます。



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将来、とても自然に、すんなりと土に還ってゆくような素材で形作られた庭にいるとき、人はその循環に身を委ねることができる。

庭にたくさんの素敵な記憶を積み重ねて、やがて自分は消えてゆく。
その数十年後に、庭もまた原子レベルで地球に融けて消えてゆく。
ぼくも庭も、気持よく「千の風」になる。



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幸せな記憶は、さらに積み重なりながら永遠に受け継がれてゆく。

庭は、せめて庭だけは、便利さでだけで組み立ててはいけません。
庭はあなたが安らげる素材で構成してください。




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素材を知り、その素材が持つ本来の味わいを活かした使い方を心がけたい。



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暮らしの場所を組み立てるときには建物内部だけじゃなく、その外の環境も含めてイメージしてください。

庭がある暮らしは、目に見えない豊かさをもたらします。

庭は心の賜物。

建物の外を意識することは心を意識すること。



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笑顔は知性の表れ。人前で笑っていられないなんて知性が足らない証拠。

不機嫌な顔は相手まで不機嫌にしてしまう。
不機嫌な顔の人には不機嫌な人が集まってくる。
不機嫌な顔をしていると、もっと不機嫌になる出来事に遭遇する。

もしもあなたがうまく笑えない状況にあるなら、元町に行ってみたらいい。



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笑顔になる簡単な方法は、笑顔の中にいること。

フリをするとそうなる。

感情的な自分、消極的な自分、悲観的な自分を知性で一掃して、来る日も来る日も、朝から晩まで笑顔で過ごせるようになりたい。
一度きりの人生なんだから。



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興味を持ったらとことんのめり込む。
ワクワクしながらその世界に入っていって、探求し、さらにワクワクを熟成させてゆく。

庭木は家族のような存在になります。
吟味して、その木との暮らしをイメージしてください。



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幸せな未来を思い描きながら木を植えれば、木も人も幸せに育ってゆきます。

庭木を家族と捉えて、健康に、豊かに育てていける人は、自分自身もそのように成長してゆきます。

木を感じること、木の温もりや息吹を感じることができる自分を確認してください。


いかがでしょうか。よくもまあこんなに伝えたいことがあるものだと、自分でも感心するやらあきれるやらです。

この中のひとつでもいいので、あなたのこれからの人生に役立つものがあればと思っています。

庭っていいものです。ぼくのように庭を職業としていなくても、あなたがあなたの庭から感じること、庭に導かれることがたくさんあるはずですから、どうか庭に出ることを習慣にしてみてください。

環境や経済や、世の中が厳しくなればなるほど「庭」は重要な役割を担う場所になります。
庭から「よりよく生きる道」を見出しながら、いち日いち日、幸せに向かって歩を進めましょうね。

いやあ〜、庭って本当にいいもんですね。



山根さん、素敵な仕事をさせていただいて感謝しています。そしておふたりの素敵な雰囲気と暮らしぶりに感銘を受けたことも。
庭が植物に占拠されそうになったらご連絡ください。すぐにレスキューに向かいます(笑)。
四季折々に、思う存分庭を楽しんでくださいね。
これからもよろしくお願いいたします。





  

笑顔と知性・・・( 山根邸 8)

山根さんちはご夫婦揃って知性派です。それぞれにそういう職業に就いていらっしゃいます。



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「知性」、いい響きです。
以前お庭をやらせていただいたお客様からこんなことをお聞きしました。

笑顔は知性の表れ。人前で笑っていられないなんて知性が足らない証拠。

ものすごく厳しい言葉です。
でもその方は素敵な笑顔で、とても柔らかい雰囲気でそう言われたので、ぼくに優しい言葉として記憶されています。



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笑顔と知性・・・関係しますよね。
笑えない時期って誰にでもあります。でも知性的な人はそれでも笑顔を絶やさない。

楽しいから笑っているんじゃない。笑っていると楽しくなるのだ。

これはアメリカの心理学者ウイリアム・ジェームズの言葉です。
辛いときにまず口角を上げてみる。笑顔になって、その笑顔に力をもらって立ち上がる。
これ、知性ですよね。人間のそういうところ、そういう人の姿がぼくにはとても知性的に思えます。



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一般的に苦しいときには辛い表情になるわけですけど、それを人前で見せてしまったら相手に気を使わせてしまいます。それにどんなに辛い顔をしたところで物事は好転しません。

不機嫌な顔は相手まで不機嫌にしてしまう。
不機嫌な顔の人には不機嫌な人が集まってくる。
不機嫌な顔をしていると、もっと不機嫌になる出来事に遭遇する。


辛い顔はひとりっきりのとき限定にしておきたいものです。



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横浜元町に行くと、どのお店にもいつも素晴らしい笑顔があふれています。
あの笑顔の中にいたら、誰でも笑顔になります。

もしもあなたがうまく笑えない状況にあるなら、元町に行ってみたらいい。

ハンドバッグのキタムラに行くと、店員さんがとびきり気持のいい笑顔で迎えてくれますよ。バッグを買って店を出るときには、あなたもとびきりの笑顔になっているに違いありません。
女房はいつもバッグを物色しながら、その素敵な笑顔のシャワーを楽しんでいるように見えます。

笑顔になる簡単な方法は、笑顔の中にいること。



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最近家での女房の笑顔率が高まっていて、いったい何が起こったんだろうと不気味に、あ、いや、不思議に思っています。
何か新たな楽しみを見つけたのか、あるいは人生を悟ったのか・・・まあおかげで、ぼくもつられて表情筋がやわらいでいます。
女房が笑顔ってのは実にありがたいことです。それが前提にないと、幸せな家庭というのはなかなか。



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うまく笑えない人はセロテープで口角の引っぱり上げて寝たらいいです。
作り笑いでかまわない。とにかく笑ったフリをするだけで、心はちゃんと笑顔方向へと向いていきますから。

フリをするとそうなる。

とても錯覚しやすく、とても行動に支配されやすい。脳ってそういうふうにできているものなのです。



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笑顔と知性・・・いつも知性的な自分でいたい。

感情的な自分、消極的な自分、悲観的な自分を知性で一掃して、来る日も来る日も、朝から晩まで笑顔で過ごせるようになりたい。
一度きりの人生なんだから。


自分の笑顔率をどんどん上げていって、いつか出会う人をひとり残らず笑顔にしてしまえるようになる、そんな大それた自分をイメージしています。道は遥かですけど、それでもイメージし続けます。
最高でしょそういう人。
ぼくの周囲には何人かそういう人が実在していますから、絶対に無理って感じはしていません。ぼくにもできるはずです。



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笑顔と知性・・・かあ・・・。
お客様からたくさんのことを教えられ、引っぱり上げられながらのこの仕事、本当に感謝です。
その感謝を笑顔にして、次の庭を生み出すパワーにしていきます。



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 山根さんご夫婦の知性的な笑顔、い〜い感じでした。

笑顔と知性・・・。
知性を磨きましょう!

ん?知性が見当たらない。
さてさて、ぼくの知性はどこにしまいこんだんだっけなあ。
まずはそれを探し出すことから。





 

庭は心の賜物( 山根邸7)

ぼくと妻とうちのスタッフ一同は、月2回のペースでダンスレッスンを受けています。



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ダンスといっても前半はストレッチで、あとは軽く汗をかく程度のステップやムーンウォークを指導してもらっています。まあ運動不足を解消するというか、身体がガチガチに固いぼく的にはリハビリに近いものです。



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全身を動かすっていいもんですよ。身体がほぐれると頭がほぐれて、レッスン終了後には表情筋までほぐれて、翌日から笑顔全開で仕事に向かうことができます。
横浜方面の皆さん、ぜひ一度お越し下さい。



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そのレッスンを指導してくれている、俳優でダンサーの宮本さんにはひとつのこだわりがあります。
レッスンに使うスタジオのロケーションをとても大事に考えていて、いつもスタジオからの景色や周辺の環境がいい場所を借りているそうです。

ぼくはその話しを聞いたときに「さすが」と思いました。
ダンスの練習には物理的にはフロアーと鏡があればそれでいいわけです。でも心理的には周囲の環境が影響する。
つまり宮本さんのダンスには、テクニックだけではなく心理世界がある、ということになります。



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これって家を建てるときに建物の外、庭や外構や街並にまで意識が行くかどうかということと似ています。
間取りやインテリアに一生懸命になるばかりで、窓の外の景色や庭空間にまで思いが行かないままでできあがった家の満足度はなかなか高くなりません。カーテンを開けられなかったり、庭も活かされることがないまま雑草取りしかしない場所になってしまったり。
家のロケーションも大事です。美しい街並、いい風が吹く、ご近所さんが気持のいい人ばかり、そういうことをポイントと捉えて土地探しをした方がいいのです。



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暮らしの場所を組み立てるときには建物内部だけじゃなく、その外の環境も含めてイメージしてください。

山根さんちのリビングは、庭に向かって大きなサッシが取り付けてありました。明らかに庭を意識したつくりで、ぼくはうれしくなりました。案外少ないんです、そういう建築設計の人。

庭が完成して撮影にうかがったときに、さらにうれしいことがありました。これです。



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庭の空気を入れるために扇風機が置かれていました。
いいでしょうこの感覚。



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風だけじゃなく、庭の植物や光や香りや、目に見えない庭のエッセンスを室内に入れようとしているように思われました。



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ダンサー宮本さんのダンスの捉え方と同じことで、「暮らす」ためには物理的には庭などなくてもいいわけです。でもこうして庭を意識し庭を暮らしに引き込もうとすることって、あきらかに豊かですよね。物理的にではなく心理的な豊かさがあります。

庭がある暮らしは、目に見えない豊かさをもたらします。



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「目には見えないけど、確かにある大事なもの」ってあります。安らぎ、くつろぎ、愛情もそうですし、幸福感も目には見えません。
それらは心の中で発生します。
庭があることでそれを得られるということは、つまり、こういうこと。

庭は心の賜物。



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宮本さんのダンス活動のひとつにハンデを持った子どもたちへのレッスンがあります。何度か発表の舞台を拝見したんですけど、それはもう感動的なものでした。
ダンスもまたテクニックではなく心の賜物なんだということを感じました。



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建物の外を意識することは心を意識すること。

家を建てる時、日々の暮らしでも、心を失わないようにしたいものです。



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日々時間に追われている人ほど庭が必要です。庭じゃなくてもいい、あなたが今いる建物の外を意識してください。
そこにあるものは「心」です。
どんなにいそがしい毎日でも、決して心を見失わないように。
心を亡くすと書いて「忙しい」ですからね。






宮本さんのダンスレッスン、明日です。あなたもぜひ。



 

素顔のままで( 山根邸 6)

前回、庭を構成する「素材」のことを書きなが、石材とレンガの写真を並べました。
今日は木材です。



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目隠しなどの目的で木製パネルや板塀を施工するとき、これまで必ず塗装をしてきました。
ところが今回は無塗装のままの施工となりました。
その理由は「建物の木材が無塗装だったから」。



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山根さんちの建物はいわゆるデザイナーズハウス、メーカーの既成の建物とは違い、デザイナーがこだわりを持って設計したものです。
室内も外観もすごくいい。全体にナチュラルな雰囲気が満ちています。
で、そのて建築デザイナーは建物外壁の材木を無塗装のままにしていたので、それに足並みを合わせて庭に使う木材も塗装をしなかったわけです。



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何のために塗装をするのかといえば、木材の腐食を抑えるためと、色あせやシミを防ぐためと、色を楽しむこと、この3つが理由です。
よくよく考えると塗装をしなくても問題ないんですよね。
腐食は杉や檜などの油分の強い針葉樹を使って、湿気がこもったり直接土に接しないようにすれば問題ありません。色あせやシミは、それが味わいだと解釈すればいいし、色を楽しむことも白木が日に焼けて灰色になってゆくことを楽しむなら、それはそれでとてもいいものです。



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無塗装の木工は、こうしてできあがってみると、材木本来の柔らかさや温もりが感じられてとてもいい感じです。
庭全体が優しい空気に包まれました。

素材を知り、その素材が持つ本来の味わいを活かした使い方を心がけたい。

何だか料理人になったような感慨を持ちました。



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この庭で、「素材そのまま」という選択肢もありなんだということを実感しましたので、今後の設計に取り入れて行こうと思います。
素のままの味わい、素顔の魅力、い〜い感じです。





素顔の魅力と言えばこの曲。美しい美しい、この上なく美しい名曲、ビリー・ジョエルの「素顔のままで」。






変わろうとなんてしないで
僕を喜ばせようとしてさ

君は僕をがっかりさせたことなんて
これまで一度もないよ

自分はありふれているからなんて
考えないでよ

そのせいで
僕が君と別れるんじゃないかなんて

僕は君を独りにはしない
どんなに大変なときも

僕たちはここまで
やってこられたんだ

これまで楽しい時も
この先つらい時も

僕は君を守る 
素顔のままの君を...


流行りの格好とかしなくていいよ
髪の色も変えないでほしい 

君はいつも口には出さない僕の愛情を
分かってくれているよね

僕が君のことを気にかけているようには 
見えていないかもしれないけど...

別に気の利いた会話をしたいわけじゃないんだ
無理してそんなことしたくない

僕はただ、飾らずに話せる相手がほしいんだ
君に素顔のままでいてほしい...


僕は知りたい
これからもずっと昔と変わらぬ君でいてくれるか

どうすれば信頼してもらえるかな
僕が君を信頼しているようにさ...


僕は言ったよね
“永遠に君を愛する” って

そしてこのことを
僕は心の底から誓うよ

これ以上愛せないほど
君のことが大好きだ

君を愛している... 
素顔のままの君を...


(日本語訳:東エミ)

 


 

風合いを増す素材( 山根邸 5)

庭を構成するときにどんな素材を使うかによって、庭の雰囲気は大きく違ったもになります。
それは完成したとき以上に、時間の経過によって顕著になります。

翌年、5年後、10年後、20年後と時が経つほどに味わいを増してくるような素材を使いたいものです。

時間の経過によって風合いを増す素材で構成することで、庭の魅力も時間とともに増してゆきます。



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ぼくの感覚だと最も避けたいのが樹脂系のもの、プラスチック、ポリカーボネート、人工木などです。
次にコンクリートとアルミ製品。これは建築物やエクステリア製品で多用されているので避けようがないわけですけど、それでも見え方や使い方に注意して、極力景観に影響を与えないようにしたいものです。



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時間の経過で劣化して残念な印象になるものを「劣化素材」、時間とともに味わいを増してゆくものを「風合い素材」として、それぞれどんなものがるのか並べてみます。

劣化素材/プラスチック、樹脂、コンクリート、アルミ、人工植物

風合い素材/石、レンガ、材木、鉄、枕木 、植物


例えば材木は、条件によっては反るし割れるし、条件によっては朽ちてゆくこともあります。だから皆さん腐らない素材、アルミや樹脂を選択します。
でも、ぼくは思うんですけど、それって不自然なんですよ。



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腐らない素材に囲まれていたら、人は安らげない。

そんな気がしませんか?
スーパで買ってきた食パンが一週間経ってもカビが生えない・・・ぼくはちょっと違和を感じます。
カビが生えないパンの方が便利なわけですけど、でも、ちょっと違うと思うんですよね。



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暮らしは便利にこしたことはありませんが、庭は便利さ優先の場所ではありません。
自然界と同等の不便さが失われると、庭の魅力も失われます。




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レンガや石が雨に打たれて、日に焼けて、年々いい感じに古びてゆく、時間の経過の中にあった楽しく幸せな記憶が、その「古び」を「古美」にするのです。「古美る/ふるびる」っていいでしょ。



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将来、とても自然に、すんなりと土に還ってゆくような素材で形作られた庭にいるとき、人はその循環に身を委ねることができる。

そう思うんですけど・・・周りを見渡すと、世の中的にはぼくはとても少数派のようです。



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それでもできるだけ風合い素材の中で、庭を、暮らしを楽しみたいなあと思っていますし、そういう庭を生み出し続けたいと思っています。
そんな思いと願いを込めて日々設計をしています。



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庭にたくさんの素敵な記憶を積み重ねて、やがて自分は消えてゆく。
その数十年後に、庭もまた原子レベルで地球に融けて消えてゆく。
ぼくも庭も、気持よく「千の風」になる。

幸せな記憶は、さらに積み重なりながら永遠に受け継がれてゆく。


という感じ、いいと思んですよねえ。



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繰り返します。

庭は、せめて庭だけは、便利さでだけで組み立ててはいけません。
庭はあなたが安らげる素材で構成してください。




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庭はあなたが自然と同調することによって、日々のストレスやリズムの乱れを調整する場所なのです。だからできるだけ自然素材で、ナチュラルに仕上げておきたいものです。



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これは、頑固な少数派の意見。
自分的には20年前から変わらない、ごくごく当たり前な考えだと思っているんですけどねえ。
・・・まあいい、そのうち、あと50年もしたら世の中が追いついてくるでしょう(笑)。





人は周囲にあるものの素材によって心を変化させます。
だから「できるだけ優しい素材に囲まれて暮らす」ということを意識してください。
例えば、オーガニックコットンのタオル
(ちょっと贅沢でっすが)の感触は、まるで魔法にかかったように気持が軽くなり、心が優しく変化します。






 

微細な仕掛け( 山根邸 4)

フロンヤードから庭に入って行って「植物を育て、眺め、自然を感じながら暮らすためのエリア」をご覧いただきました。
その先に進んでいくと、こんどは「眺望を楽しみながら過ごすエリア」です。



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レンガに囲まれた石張りのテラス。



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奥側に目をやると広いそれと街並が見えます。



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レンガ塀と空、目の前のレンガと遥かな景色、このように2方向で視覚の焦点距離の差をつけることで、感覚的なコントラストが生まれます。
椅子に腰掛けて横を向くと強い存在感を持ったレンガの質感を感じられ、視線を外すと流れる雲に意識は飛ぶ。

「閉じる」と「開く」の組み合わせで「居心地」が生まれます。

とても微細な心理的効果のための仕掛けです。
誰も気づかないようなこういう仕掛けを組み合わせ積み重ねていく先に「いい庭」が出現するのです。



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テラスと風景の間にも植栽スペースを設けました。
ここはバラでもいいし野菜を植えてもいいし、数本の雑木が茂っていてもいい。
これも微細な仕掛けです。



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眺望が開けている庭の場合、景色と自分との間に何か植物があることで気持が落ち着きます。
「高層住宅シンドローム」ってあるでしょ、何だか毎日空を飛んでるみたいで落ち着かなくて、それが原因で心身に不調をきたしてくるというもの。
庭も同じで、高い位置にある庭からの景色は一種の緊張状態を引き起こします。
吊り橋の上にいるような、飛行機で飛んでるときのような。
その「非日常的な状態」が魅力となりますが、その魅力に「やすらぎ」を加えて「日常」にするための仕掛けを施さないと、いつのまにかその景色を楽しまなくなってしまいます。
そうならないために、自分と景色の間に植物を配することがとても有効。

花や葉っぱや枝越しに見える景色は庭の魅力になります。



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何も遮るものがなくてただ見晴らしがいいだけだと、たぶんすぐに見飽きちゃいます。
高台の家や高層マンションに暮らす人から「見晴らしが魅力でここを買ったんだけど、住んでみたら景色なんてすぐに何とも思わなくなっちゃった。それどころか風が強いし眩しいしで失敗だったかもしれない」という声をよく聞きます。
もったいないなあって思うんですね。それは仕掛けが足らないだけなんだけどなあって。

場の設定を整えないと、どんな好条件の場所でも「いい庭」にはなりません。



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植栽スペースから2階のベランダへと盛大にツルが伸びていました。



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こういうのを見ると、もううれしくてうれしくて。庭がちゃんと暮らしの場所として機能している証拠ですからね。



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ツルの正体はメロンでした。



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なかなかこんなに見事に育てることはできないものです。
ぼくにはご夫婦が毎日庭に出ている様子が感じられ、うれしさがこみ上げていました。
庭に込めたたくさんの微細な仕掛けが奏功して、この実を生らせたんだと、ひとり悦に入りながらシャッターを切っていました。 



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見晴らしがいい、日当りがいい、広い、土質がいい、どれも庭の好条件です。
でもどれもこれも、庭を楽しめなくなっている人たちの「楽しめない理由」になっています。
見晴らしがいいと風が強くて、日当りがいいと暑くて、広いと持て余して、土質がいいと雑草だらけになって・・・。

微細な仕掛けを丹念に積み重ねることによって、好条件は活かされます。



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もう一度、あなたの庭の設定を見つめ直してみてください。
目隠しは?出やすさは?ゾーニングは?立体構成は?閉じると開くのバランスは?植物の配置は?椅子の座り心地は?照明は?

すっかり見慣れた庭を、もう一度興味津々に捉え直してみてください。
そこから、思ってもみなかったような素敵な暮らしが始まるかもしれません。




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これは庭だけじゃなく、暮らしのあらゆることに当てはまります。
あなたの身近に存在している「すっかり見慣れた◯◯」を、もう一度、興味を持って捉え直してみてください。
あなたの想像力と創造力で、日常はどこまでも輝いていきます。

 
 


 

夢追い人には「いい庭」が必要( 山根邸 3)

庭の全体像をご覧いただきます。

まずはフロントヤード、玄関先から。



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続いて駐車スペースの脇です。



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5年もしたらこれらの木が盛大に育って、建物を引き立ててくれることでしょう。

木を植えるときには数年後、数十年後の姿をイメージします。

では、庭に入って行きます。



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目隠しパネルと生け垣の隙間から入って行くと円形のレンガ通路が現れます。

図形は見る人にインパクトを与え、場を活気づけます。 



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ここは植物を育て、眺め、自然を感じながら暮らすためのエリア。

自然を感じられる庭があれば、自然によって気持が整い、気持が整うと暮らしが整い、暮らしが整うと人生が整っていきます。
自然を感じられる庭は人生を整えます。
 


 
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振り返ります。


 
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朝に夕に、四季折々に、このエリアはご家族にメッセージを送り続けてくれることが確信できる仕上がりとなりました。

庭の声を聞きながら暮らすことは、大自然と交信しながら暮らすということ。

それがどれほど大事なことかを、ぼくは庭を通して知り合ったたくさんの人たちの人生から感じています。

ここでちょっと脱線して、一つの言葉をご紹介しようと思います。

本当に大事なものを犠牲にしてまで
やらなければならないことなんてない。


武田双雲


人は夢を追います。それが有意義な人生であるとされています。
でも時々、自分の夢のために家族を犠牲にしてしまう人を目撃するんですよね。あるいは逆に、家族のために夢をあきらめてしまう人も。
もともととても愛情深く家族思いの人なのに、その人の中で夢のウエイトが家族を上回って家庭崩壊とか、夢を捨てないと家族を養っていけないとか、これってよくある話です。

でもぼくには、それとはちょっと違ったロジックが思いが浮かんでいでいます。

「夢の実現」と「家族の幸せ」を天秤にかける必要などない。
そのふたつをひとつのことと捉えればそれで問題はなくなる。
どちらか片方だけを追うと、両方を実現することは難しいんじゃないかなあ。


夢か家族かではなく、「家族のための夢実現」というふうに夢を設定しておけば、どちらか片方が重荷になったり邪魔になったりはしないですよね。

人一倍家族思いだったはずの人が、夢を追うことによって家族を苦しめてしまうというケースがあります。きっと何かのタイミングで「家族思い」という設定からズレてしまったんでしょうね。
もしもその人の人生に「いい庭」があったら・・・そんな事態に陥ることなく家族と一緒に夢を実現させる人生になっただろうにと、ぼくはこれまで何度かそう思う場面がありました。

「いい庭」とは家族の幸せのためにある場所出あり、家族や友人と夢を語り育む場所。

いやほんと、もしも彼に(彼女に)「いい庭」があったら、あんな辛いことにはならなかったに違いないと思うことが、あるんですよねえ。

庭の声を聞きながら暮らしていればズレは生じない。
人生観のズレは不自然は心の状態から発生してします。
庭に調整されて自然な心持ちで暮らすことで、夢は自然なカタチで実現してゆきます。


「自然な◯◯」ってすごく大事。自然とはネイチャーでありナチュラルです。
その微妙にして絶妙なバランス状態から足を踏み外さないための調整装置として庭を捉えてみてください。

とはいっても、抱いている夢が家族とは無関係という場合もあります。家族を持つ前から追いかけ続けている夢とか、そういう種類の夢を持ってがんばっている人も大勢います。
それはそれでいいとして、でももしあなたの夢が家族共々幸せになるためのものであるなら、夢実現の準備として、日々自然を感じ自然からメッセージを受け取れる庭を用意してください。それが先です。
願っていたはずの幸せが、心の設定のズレによって壊れてしまうなんてのは、ねえ、悲しすぎますから。

庭はあなたの夢実現をサポートし、ナビゲートしてくれます。

ひとりの例外もなく、人間は幸せになりたいわけです。
それは神様が人間に与えた最高の贈りものであり、同時に最高の試練でもあります。
そんなことを思わずにただ本能のままに命の時間を使うなら、庭などという場所はまったく必要ありまえんよね。他の動物には庭という概念すらない。
つまり、こうなります。

庭は、人間が人間らしく幸せを追求することで価値が生まれる場所。

でしょ。

夢を追うことで何かを失うことって、現実的には回避できないことなのかもしれません。かく言うぼく自身もそういうことを積み重ねてきましたから。
でも、できることならそうならずに夢を実現させていただきたい。
実際どの分野においても、幸せな家庭と夢を同時に実現させている人の方が多いのですから。

そうなるために「庭」が役立つことをぼくは知っています。もしかしたらこのことに気づいている人間はまだ希なのかもしれませんけど、でも自信を持って、これは確かなことです。

庭ですよ庭、いい庭があれば大丈夫。
夢追い人にはいい庭が必要です。


話が脱線したまま今日はおしまいにします。続きはまた。
 



 
 

植物寄生生物( 山根邸 2)

広さも環境も抜群の庭スペースに加えて、奥様の笑顔からいただいた「いい感じ」でノリノリで設計した2プランをもとに、さらに検討を重ねてできあがった変更プランがこれです。



Plan C
山根様C 立面1

山根様C



左側から「季節を感じるエリア」「景色を楽しみつつ過ごす外の部屋」「植物を楽しむガーデニングエリア」となっています。

解説は追々するとして、ビフォー・アフターをご覧いただきます。
この庭の他に玄関周りの植栽もやりましたので、まずはそこから。



Before 1
ビフォー9

After 1
 アフター9



Before 2
ビフォー10

After 2
アフター10



いつも思うんですけど、新築の家に植物が入ると建物も引き立つし、風景が和むし、何だかほっとしますよね。
これって考えると不思議なことです。なぜ人は植物を植えたがるのか。

人間は植物という生物に寄生して生きている。

そうとも言えます。

ぼくらが呼吸で出している二酸化炭素を一手に引き受けてくれている植物が存在しなかったら、人間は生きていけない。

そのことを本能的に知っているから、人は植物に癒され心惹かれるんでしょうね。

では、庭に入って行きます。

 
Before 3
ビフォー1

After 3
アフター1



Before 4
ビフォー2

After 4
アフター2



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ビフォー3

After 5
アフター3



Before 6
ビフォー4

After 6
アフター4



Before 7
ビフォー5

After 7
アフター5



Before 8
ビフォー6

After 8
アフター6



Before 9
ビフォー7

After 9
アフター7



Before 10
ビフォー8

After 10
アフター8



庭を設計するときに、多くの場合「手入れが楽なように」というご要望があります。なるべく土の面積を少なくして、手間がかからない植物を植えたいと。
それはそれで、庭を楽しむために大事なことではありますが、今回の場合はまったく逆に「植物を楽しみたい、庭から季節や自然を感じたい」ということでした。

暮らしの中に植物が多いほど、人は幸せになりやすい。

雑草取りや庭木の手入れにうんざりしている人には賛同できないことかもしれませんけど、でもこれって、生物学的な正論なのです。
何たって我々は、植物に寄生して生きているんですから。
それはホモサピエンスだけじゃなくて、酸素を必要とするありとあらゆる生物がそうなわけで、その頂点に君臨している者が「芝生は手入れが大変だから・・・庭木はなるべく少なく・・・雑草取りが楽なように・・・」というのは・・・どうも・・・ねえ・・・。

ぼくは思うんですけど、要するに「庭には植物を植える場所」と思い込んでいるとそうなってしまうんじゃないかなあ。庭があるから木を植えて花を咲かせなければならないという既成概念が「手入れが大変」ということの根本原因。
逆説的に考えてみましょう。
木も花もない庭があったとします。そこは植物の手入れに煩わされることなく家族で楽しい時間を過ごせる場所です。
そこにジューンベリーが植わっていたら、バラが咲いていたら、イキイキとした芝生があったら、その楽しい庭はさらに楽しく、幸せな場所になりますよね。

庭は植物を植えるための場所ではありません。人が幸せを感じるための場所なのです。
木や草花は、あなたの幸せを演出し、幸福感を増幅してくれます。


庭木や草花のことをそんなふうに捉えると、あなたの暮らしに植物が増えていって「植物寄生生物」としての幸福感が増大してゆくと思います。

緑豊かな環境は、ホモサピエンスのDNAを刺激して、心を豊かにしてくれますよ。





このブログを毎日フェイスブックで紹介しています。
全国のたくさんの方から(なんとパリからも)たくさんの「いいね!」やうれしいコメントが届いて、とても励みになっています。
ひとつひとつお返事を返したいところですけど時間的にそうもいかず、いつも申し訳なく思っています。
「いいね!」を押してくださるたくさんの方に、コメントを入れてくださる皆さんに、こころから感謝しています。ありがとうございます。






 

第一印象( 山根邸 1)

見晴らしがよく、広さも十分な庭スペースです。
一目見るなり「最高!早く設計させてください」って感じでした。 



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お向かいさんの宅地は下がっていて空は広いし、出幅もゆったりしているし、なかなかこんな好条件の庭スペースには出会えません。

「さあ、どういたしましょう。ここならどんな庭でもつくれますよ」と話し、奥様とあれこれと打合せを進めるうちに、いくつかのテーマが浮かんできました。
  • 景色を楽しみながら庭で過ごす
  • 木や草花がふんだんにある庭
  • リビングから庭の自然や季節を感じられるように
  • 日々植物を楽しみながらの暮らし

山根さんちを初めて訪問したときに、とても印象的なことがありました。
ピンポンを押してすぐに、家の中から「ハーイ」という明るい声。出てこられた奥様は最高に素敵な笑顔でした。もう旧知の友人を出向かえてくれるような、何ともいい感じの表情。ハグこそしませんでしたけど(笑)ぼくは一瞬でふわーっと舞い上がるような、とてもいい気持になっていました。

出会い頭に関係性はできあがります。

今回の庭は、奥様のすてきな第一印象、素晴らしい笑顔とフレンドリーな雰囲気から生まれたものです。

設計作業に入っても奥様から受けたいい感じが続いていて、ぼくは上機嫌でした。
上機嫌だと、プランは楽々と、次々浮とかびます。

いい出会い方ができる人は得をする。

出会う人をいい気分にさせられるって、凄い才能だなあと感じました。

気分上々のままに描いた2つのプランがこれです。



Plan A
山根様A 立面1

山根様A



Plan B
山根様B 立面1

山根様B



この2つのプランを携えて再度訪問すると、またもや奥様は素晴らしい笑顔で向かえてくださいました。
ぼくはうらやましくなりました。出会う人、訪れる人を、一瞬で心地よくさせてしまうその才能があれば、人生は間違いなくいい展開をしますからね。

出会いは突然やってきますから、そうするためにはいつもいい笑顔でいる必要があるわけです。それといつでも相手を歓待する気持の態勢が必要。
できそうでできないことです。

今日出会うすべての人を、一瞬でいい気分にさせることができたらいいなあ。

こうしてまた、お客様との出会いによって学ぶことができました。
自分に欠けていること、気づかなかったこと、知らなかったことを、いつもお客様から教えられながら歩んでいる感じです。
お客様ってありがたい。人と会う仕事って、ありがたいなあ。

明日はこの2つのプランを、ご主人を交えて検討していただいてできあがった最終プランと、ビフォー・アフターをご覧いただきます。



今日出会うすべての人を、一瞬でいい気分にさせる。
そんなことを考えていち日をスタートするのもいいですよね。きっと素晴らしい日になりますよ。
「出会い頭に、何人の人を笑顔にできるか」というゲーム。
さっ、やってみましょう!






  

天使がいる庭( 石川邸 12)

日中の撮影を終えて店に戻り、しばし設計に集中して、夕方再び撮影に向かいました。



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辺りが薄暗くなってきて、照明の自動点灯センサーがONになるこの時間帯の庭に、ぼくはいつも特別な感慨を持ちます。



DSC04669



夕暮れ時の庭は、情感豊かに沁みてきます。



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それはたぶん、幼い日の記憶からきているんだと思います。



DSC_2298



友達とゴムボールで野球をしていて、もう楽しくて楽しくていつまでもそのまま遊んでいたいのに、日が沈んで、暗くなってきて、ついにはボールが見えなくなって、止むなく家路につく。
通りの家々からは夕げの支度のいい香りが。空腹で足が速まり、ついには駆け足に。
「ただいまー!はらへったー!」と家に飛び込む。



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そこには団らんが待っています。



DSC_2310



そんな記憶が、きっと、夕暮れ時の庭によって引き出されるんじゃないかなあ。



DSC04682



日が暮れたあとには家族の団らんの時間が待っている。
だから夕暮れ時の庭は、人を幸せな気持ちにさせる。




DSC_2322



何が幸せって、愛する家族とうまい食事にありつけているときが、きっと一番幸せですよね。
これってたぶん、原始時代から、ずっとそうだったんじゃないかなあ。

人は太古の昔から、家族で囲む食卓に幸せを感じ、その糧を得るためにがんばって働き、愛情を育みながら暮らしてきた。



DSC_2331



庭がその団らんの舞台になってくれたらいいなあって、ね、そう思うでしょ。



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徐々に暗くなってゆく庭をファインダーで覗きながら、いつもそんな気持ちに包まれてシャッターを押しています。



DSC04679



幸せって、家族で食べる夕ご飯なんだよなあ。



DSC04670



この庭は、確実にそういう役割を果たしてくれます。ご家族の幸せな時間に寄与する庭になったということを実感できました。



DSC04684



庭がほぼ完成して、仕上げ作業に行ったスタッフから、ちょっと興奮気味に報告がありました。



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石川さんちの庭、すごいよ!あそこには天使がいる。



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ちょっとスピリチアルなスタッフなもので・・・でも現地に立って、ぼくにも天使が見えました。



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打合せから完成まで、終止「ワクワクします」とおっしゃっていた奥様と、そんな奥様をひたすら優しく見守るご主人と、かわいいふたりのお子さんと、そりゃあ天使も住み着きたくなります。



DSC04692



庭に、夜は毎日やってきます。その庭の灯りから毎日幸せを感じながら暮らせていけたら、それって最高の人生ですよね。



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ぼくは、そういう庭、天使が住み着きたくなる庭をですね、ひとつでも多く出現させたいのです。



DSC04693



この庭は、1年後、5年後、10年後、時間とともに木が茂り、花が咲き、天使の数がどんどん増えていきます。間違いない。



DSC04696



いやあ、ぼくの設計だけでは生み出せない「天使がいる庭」の完成に、目尻が下がりニヤニヤが止まらない撮影でした。



DSC04695



しみじみと、石川さんご一家と出会えたことに感謝です。










 

ゴージャスな人生です( 石川邸 11)

ぽかぽか陽気でみなさんの意識が庭へと向く季節になってきて、問い合わせや設計依頼が重なっています。
連日新たな庭の打合せで駆け回っていて、その合間に設計&ブログ&フェイスブック&写真整理&種々事務処理・・・&庭で過ごす時間。
「優先順位をつけて」などと言っている場合ではなく、手当り次第に目の前のことに集中してはこなしてゆくというこの状態は、まあ毎年の恒例行事みたいなものです。
ここからこの勢いで、一気にゴールデンウィークの「相談会」へと突入します。
冬の間に十分に蓄えた脂肪を燃焼させながら(笑)思いっきり突っ走りますよぉ!

ブログでのお庭の紹介が溜まりに溜まっているので、「名言・格言」と「庭の言霊」を減らして、サクサクと進めています。
今日も引き続いて石川さんちをご覧いただきます。



DSC04608



撮影が一段落したところでコーヒータイム。
できあがった庭で、こうして実際に腰掛けて過ごすことは、設計者にとっての至福の時です。



DSC04659
 


設計時に思い描いていた空間を体感できる、この瞬間に、仮想を現実として捉えることができます。



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ぼくはにやけた顔で、ひとり充足感に浸ります。ほんの数分ですけど、でも存分に味わい浸ります。
その数分間の実感が、また次の仮想庭への材料になるのです。



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仮想する→実現する→感じる→仮想する、の繰り返し。それをよろこんでいただけて暮らしの糧にもなる。
考えたら、ゴージャスな人生です。




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永遠にこんな日々が続いてくれたらいいなあ。
でもそうもいかないわけでして、ぼくが思い描く庭でよろこんでいただけるお客様の数には限りがあります。
さてさてぼくはこのよろこびを、あと何回得ることができるのか、何組のご家族によろこんでいただくことができるのか・・・ご依頼はお早めに。



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夢は、日本中の庭から笑い声が聞こえる日がやってくること。



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こうして日々コツコツと設計を繰り返すこと以外に、何か違う方法も考えないといけませんね。夢への距離があり過ぎます。
という思いもありながら、今はひたすら設計設計!です。



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充実しています!

それにしても・・・こうして写真を並べると、いっつも締まりなくニヤニヤしているなあ。









 
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