オープンガーデン

後藤さんちのOG 2023

 今年も栄区各地でオープンガーデンが開催されました。少し残念だったのは天気の具合、毎週末が雨で、今日の最終日にようやく晴れてくれそうです。それとバラの開花が例年よりも数日早く、何回かの強い風雨に洗われたこともあって花は少なめ。それでも大勢の方が庭巡りの感動を味わいました。開催関係者の皆様に感謝感謝です。



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 では、後藤さんちの写真をたっぷりとお楽しみください。



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 いつも思うことながら、写真では風と香りをお届けできないことが残念なんですよねえ。



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 やはり、庭は浴びてこそ。



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 これまたいつもい思うことで、ここに至るまでに燃焼された後藤さんのエネルギーの高さに敬服しきりです。




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 バラという特別な花が、庭人の暮らしをスペシャルな領域へと導いてくれるのかもしれません。仕事柄たくさんの庭を拝見しながら、そんな気がしているのです。



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  後藤様、今年もお疲れ様でした。紅茶とお菓子とビール、すっごく美味しかったです。あ、ご主人が出してくれたバナナも。



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 またお邪魔させてくださいね。



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 来年も楽しみにしています。早川さん、和泉さん、岩竹さん、あと、ええっと、桂台の伊藤さん、花咲く庭でのワインを楽しみにしています。皆様、素晴らしい庭をありがとうございました。



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 庭を楽しむ暮らしっていいもんですよねえ。またコツコツと、来年に向けて、花咲く日々をお過ごしください。








 

オープンガーデン 桂台・上郷

 いよいよ栄区のオープンガーデンが始まります。

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 小山台、庄戸、桂台、上郷の4地域での開催で、この土日は桂台と上郷です。

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 ちょっと天気が気がかりながら、なあに、雨に濡れた花の美しさは格別なものですから、レインシューズと傘さして、存分にお楽しみください。どのお庭も素晴らしいですよ。

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もしも雨ならしっとりと。
たとえばアルディーを脳内再生させながら、庭を巡ってみてください。
胸が苦しくなるこんな感情も込みで、バラは美しいのです。

『 バラのほほえみ 』 フランソワーズ・アルディ



この世は はかないもの
私の友達のバラが
今朝 私にそう言った
私は夜明けとともに生まれたの
朝露の洗礼を受けて
私は咲いたわ
幸せで恋をしていた
太陽の光を受けて
夜になると閉じてしまった
目覚めたときは年老いていたの

でも私はとてもきれいだったわ
そう 一番きれいだった
あなたの庭にある花の中でね

この世は はかないもの
私の友達のバラが
今朝 私にそう言った
見て 私を作った神様が
私のこうべを垂れさせる
自分が落ちるのがわかる
自分が落ちるのがわかる
心臓はむき出しよ
片足をお墓に入れた
もう死んだも同じ

きのうあなたは私を愛してくれた
でも私は塵(チリ)になってしまう

明日 永遠に

この世は はかないもの
私の友達のバラは
今朝死んだ
今夜 月が
私の友達の通夜をする
私は 夢の中で見た
光輝き 裸で
彼女の魂が踊っているのを
空のはるか彼方で
私に微笑んでいるのを

信じることができる人は信じる
私は 希望を持たなければ
さもなければ 私は何者でもない

この世は はかないもの
そう言ったのは私の友達のバラ
きのうの朝のこと

 
 

後藤さんちの野薔薇

 朝の6時30分、ふと思い立って後藤さんちを覗きにゆきました。案の定、すでにご夫婦で庭の手入れの真っ最中で、バラの枝を整え、雑草を抜き、大量に出たゴミ袋を運び出しているところ。数日後に迫ったオープンガーデンの準備です。今年は一応コロナ禍終息で、久々の通常開催ですから、きっと数百人はこの庭の感動を味うことでしょう。



日本の原種、ノイバラは、丈夫なので園芸品種の台木として使われることが多いとのこと。
これは目的のバラが枯れてしまい、鉢を放ったらかしといたら台木のノイバラが芽吹いたもの。
20年以上が経過し、幹の直径は8センチにまで成長、ご覧の通りに盛大に花をつけていて、
やさしい香りが庭全体に広がっています。

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 ぼくの目的はノイバラの撮影。いつも連休中は相談会で店を離れられなく、その間に盛大にして可憐なこの花は咲き終わってしまうのです。オープンガーデン前に、店の営業前に、というわけで早朝の訪問となった次第。



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 後藤さんとは確か、ええっと、19年前か20年前に知り合いまして、それ以来奥様のエネルギッシュでバランスの良い暮らしぶりに刺激され、導かれるように過ごしてきたという感慨があります。不出来な我が夫婦のメルクマール、丈夫な台木、上質なる日々を送る後藤さんご夫妻。



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 突然の訪問者に作業の手を止めて、いつもと変わらない、愉快で愉快で仕方ないという笑顔で迎え入れてくださり、おいしいコーヒーと、これまたおいしい豆煎餅をご馳走になりました。この庭にいると故郷に帰ったような安らぎを感じる、とてもありがたい場所です。



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 人生はその人が持つイマジネーション通りに展開する。清らかに、誠実に、好奇心いっぱいで、愛情豊かに暮らす人の庭にバラ香る。楽しみですねえ〜、オープンガーデン。


風の丘オープンガーデン
5月19日(金)20日(土)

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クリック
↓  ↓  ↓ 
⑥ 『迷路のバラのおしゃべり』が後藤さんちです。
他のお庭も感動的ですよ。
 

 
バラはほんの一瞬のドラマ。
この庭の一瞬一瞬が積み重なり、脳内で分厚い物語になっています。

 
 



栄区 オープンガーデン開催中

昨年一昨年と、コロナで自粛ムードだったオープンガーデンが、今年は通常モードで開催されています。通常モードとはいうものの、その庭世界は通常(日常)を遥かに超えた夢の世界。仕事の合間に何ヵ所か覗かせていただいたら、それはそれは、もう感動感動また感動でした。



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いったい自分は何に感動しているのだろう、などと考えてみました。酔うほどに咲き誇るバラに感動しているわけですけど、それと表裏して、その開花に至るまでの長い長い時間、いち日いち日丁寧に積み上げていった思いの量に打たれるのです。


ブルーの6が後藤さんちで、オレンジの3が和泉さんち。

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庭を楽しむことは、つまりは植物の時間感覚に自分の暮らしを合わせてゆくこと。ゆっくりと、着実に進む成長を我が暮らしのズムにし、常にお日様と気温と風を意識する生活がどれほど日々を豊かに調整してくれることか。



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天気は上々のようですし、明日明後日、よかったらあなたも行ってみてください。どのお庭も素晴らしいですよ。そしてどのお庭の住人もまた気の良い人ばかりですから、確実に、癒しと感動の時間を過ごせることでしょう。



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花がなぜ人を癒し幸福へと導くのか。それはその花に、花咲く人生を実現させている幸せ達人たちが費やした、膨大な思いと時間が凝縮されているから。その人たちの笑顔から得ることができる、良質なエッセンシャルオイルのような波動を受け取って、ついでにバラの香りをたっぷりと吸い込んで、意気揚々と次の季節へと歩を進めてまいりましょう。


次は梅雨、そして夏。
先々へイメージを飛ばしつつ今日を着実に送る、
これがガーデニングのコツです。
今年は数年ぶりに、思いっきり夏らしい夏になりそうですね。
ちなみに我が家では、娘家族と沖縄旅行を計画中。








 

2020年の後藤さんちOG その5

数日ぶりの晴天に、早朝より後藤さんちにおじゃまして2度目の撮影。



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早咲きが終わり、二番手三番手が咲き誇って花が入れ替わっていました。



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そのサイクルの速さに負けない手入れの見事さに敬服しきり、どうやら毎日せっせと花がら摘みをして、何袋もゴミ袋を出しているようです。



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例年なら数百人が歓声を上げるこの庭は、今年は連日ゴージャスなる静寂。



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バラの香りに包まれながらシャッターを切りつつ、浮かぶ言葉は「情熱」「感動」「愛情」「継続」「想像」「創造」「歓び」「笑顔」「穏やかな日常」など。



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それらのワードを統合すると「スローライフ」になるのでは、などと、大発見をしたような気分で悦に入りながら、切りなくシャッターを切り続けるのでありました。



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来年はまた大勢の人がこの庭を浴びに来れるといいなあと、そのためにも後藤さんにまた頑張って欲しいなあと勝手な要望を思いつつ、感謝感謝のテレオープンガーデンでした。



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本当に、この庭の存在がどれほど設計のエネルギーとなってきたことか。



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後藤さん、今年も感動の庭時間をありがとうございました。何のお手伝いもぜずにお願いするばかりで恐縮至極に存じますが、来年も楽しみにしています。



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あ、ブリ、ご馳走様でした。とっても美味しくて、さらに元気を頂戴した思いです。



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どうやら今日で緊急事態宣言は解除のようですね。まだまだいろいろと大変な事が続きますが、次に来る2020年の夏が、いつも以上に夏らしい夏となりますように。穏やかにして幸福なる庭風景を、ごくごく普通な日常を、じっくりと着実に取り戻していきましょう。







 

2020年の後藤さんちOG その4

北鎌倉のご婦人は庭の赤いバラを食卓に飾り、横浜の高台に暮らす奥様はリビングから続くテラスで満開となっているアンジェラに見惚れ、そのお隣さんはオールドローズの香りに包まれながら、「もうピークが過ぎちゃって、あっという間なのよね」と微笑みつつ手入れに余念がない。



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行く先々の庭でバラが話題にのぼる季節。



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後藤さんのように情熱を花数に変換する人もいれば、庭の隅に忘れていた株から咲いた一輪に歓声を上げる人も。



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これほど人の気持ちに作用する花は他にないのです。



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薔薇の詩人と呼ばれるリルケは、この花を「純粋な矛盾」と捉え墓碑に刻んだそうな。

薔薇 おお 純粋な矛盾 よろこびよ
このようにおびただしい瞼の奥で なにびとの眠りでもないという

どうですこれ、イミフ、よくわからないでしょ。リルケが文学的に過ぎるのか、はたまた我が読解力が足らぬのか。



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これなんですよこれ、この難解さに走る傾向が長いことバラを難しい存在に思わせてきたのです。歴史、名の由来、まつわる物語や神話伝説の類が片っ端から難解さを誇るが如くに書かれていて、その流れで園芸書も専門知識を羅列したものばかり。よほどの執念を持った者以外は跳ね除けられてしまいます。



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「遊ぼう」って言うと「遊ぼう」って言うこだまと違い、バラを育てていない人は「難しいでしょ」と言い、すでに植えている人は「簡単よ」と言う。ぼくとしてはこれほど簡単にいい気分をもたらしてくれる花はないと思っているので、腰が引けている人たちに「植えときゃ育ちますからやってみてください」とこだまのように繰り返す数年間。



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ああリルケ様、あなたの崇高なる意を解さぬ私をお許しください。ん、待てよ、多くの人にはトゲがあって気難しい、扱いづらい女性に思えているのに、その人と結婚した者には刺激的で魅惑的で、掛け替えのないパートナーとなる。そうか、リルケ様、あなたはこのことを「純粋な矛盾」と表現なされたのですね。



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違うか(笑)。トゲを持つ女房と暮らしているせいか、ふとそんなことを。あ、美しい花を眺めているのにつまらない話で申し訳なし。つまらないついでに、わが女房殿は真紅の薔薇タイプです。トゲは、それはもう鋭いやつがびっしりと。




ご存知ですか、古い古いこの映画。
アルコールで壊れてゆく夫婦の悲しく哀れな物語。
結末は観る者に委ねられました。
薔薇の香漂うエンドロールでハッピーエンドを思い描いた人は、
数十年後の今、きっと花咲く庭でお過ごしのことでしょう。 



と、長い余談はこの辺にして、後藤さんちを再度撮影に行こうと思いながら(前回は早めだったので、その後花数が倍増し倍増しています)雨と曇天が続いて行けていません。次に晴れたら撮ってきますのでお楽しみに。



 

2020年の後藤さんちOG その3

いったいどのくらいの人が、庭に感動するという経験をお持ちでしょう。



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きっと、ここのところ日々目にしてきたグラフの数値を、はるかに下まわるのではないかと思うのです。 



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その理由は、世の中に『感動を生む庭』があまりに少ないから。



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ぼくは仕事なので、そういう庭に出会う機会は多いわけで、それでも感動という領域までとなれば年に数回程度、世に数多存在する庭に比すれば、その存在は奇跡的と呼べるほど少ないわけです。



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では、人は庭の何に感動するのでしょう。仕立ての美しさ?花数の多さ?いやいやそこじゃないんですよ。龍安寺の石庭や重森三玲クラスなら構成と、歴史も込みで感動するかもしれないし、山下公園の溢れんばかりのバラの数になら感動するかもしれないけど、それさえも「かもしれない」というレベルのこと。



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この後藤さんちの庭や、ぼくが知る感動的な庭は根本的に違う性質、存在理由を持っている。それは観光庭園ではなく暮らしの庭だということです。



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つまり庭に感動するとは、そこにある暮らしに感動するということなんじゃないかなあと思う次第。



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ああ、この庭の住人のような心持ちで暮らしたいものだと、そう思わせてくれる庭に出会い続けたいし、そういう庭を思い描き続けていきたいと、毎年ここを訪れる度に、バラの香りと同じくフレッシュにして濃厚な、炎のような決心が得られます。







その4へ続く。




 

2020年の後藤さんちOG その2

バラの香りに包まれながら、徒然なるままに・・・
コロナ騒ぎも終息傾向となり、さてと、あれはいったい何だったのかと、そんなふうに考えてもいいコロナのなかって思うわけです。いろんな人がそれぞれの立場で意見を発信し、当然のことながら玉石混交でありまして、しかしどれもこれも正論。いけませんよねえああいうのって。不謹慎ながら、全員が正論を述べながら全体としておかしなことになってゆく、かつてこういう混乱の流れで戦争に突入したのかもしれないなあと、何度もそう思いました。



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まあそれはさて置き、あれからぼくたちは、何かを信じて来れたかなぁ・・・。うちの店が入っているホームセンターの園芸売り場はとうとう一度も閑散とすることなく、花苗を、野菜苗を、芝生を、肥料や培養土を買い求める人で賑わっていました。賛否はあろうと思いますけど、ぼくはその光景をとても好き事として眺めていたんですよね。なぜなら、春なんだから。それとですね、マスクをして、距離を確保しつつも人々に笑顔が絶えることはなかったですから。何が起ころうと笑顔をキープできる人たちの強さを目の当たりにした者の玉石の石として、庭って大事ですよ、ほんとうに。



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起こったことは起こったこと。誰のせいでもないし、誰のせいでもあるわけですから、誰も彼もがこのキツかった時間から何を学んで身につけるのか、世界レベルで次の新たな価値観が見えてくる気がして、そういう意味では半年後、1年後の世界がたのしみに感じられます。



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で、盛大にバラが咲く庭で、ん、もしかしてだけど、ぼくらが得たものは『スローライフのすゝめ』かも、と閃きました。流行に浮き足立つことなく、限りない欲望に突き進むのではなく、何が大事なのか、何が幸せなのか、そのために何を考え何をすればいいのか、トンネルの出口で今感じているそういうことを忘れないでおこうと、少なくともぼく自身は強めにそうんな気持ちになっています。この際大きく暮らしを仕立て直してスローライフを実践しようかな、などど。そんな心持ちで楽しむ庭がこれからの理想の庭の姿なのかなって。だとしたらそれを自ら出現させてご覧に入れましょう、みたいな変な意欲がふつふつと。



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これからいろんなことが変わります。っていうか、変わらざるを得ないわけです。しかしですね、一周回って、変わらなかった事柄にも注目したらいいんじゃないかなあ。家族との愛情関係、仕事への情熱、やさしい気持ち、庭の花、それらを確認しておけば次の変化は必ず良きものとはなるでしょう。



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こんな展開になるとは予想もしなかった冬の日に、せっせと肥料を埋めていた後藤さんは、騒動の最中でも変わらず庭に情熱を燃やし、手入れに勤しみました。時々お会いするその都度、相変わらずだなあって、これだよなあって思ったものです。そして楽しみに楽しみに、心待ちにしていたオープンガーデンが中止となっても後藤さんのエネルギーは落ちることなく、庭が放つエネルギーもまた例年と何も変わっていない。



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この庭を見ていると、浴びていると、大袈裟ではなく、後藤さんのような情熱を持って生きられたら最高の人生ではないかと、かくありたしと、勇気というか元気というか、エネルギー値がググッと上がるのです。



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恒例の相談会を中止したゴールデンウィーク期間中、たくさんの方が、主に園芸の相談に来てくださいました。それと過去に施工したお庭の方々が、電話、メール、ご来店で「庭があって本当の良かった」と、うれしいうれしい言葉を届けてくれて、2020年の春は忘れられない数ヶ月となりました。



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スローライフ、言葉が合っているのかわかりませんけど、かつて盛んに言われたロハスとか、田舎暮らしとか、たぶんその辺りに焦点を合わせるといいですよ。家族で過ごす庭のある暮らし、自分を充実させる庭時間、友をまねき語らう庭、土、光、風、季節を感じ取りながら、夜空ノムコウにそんなページが開くといいですね。






『その3』はさらに奥へと進みます。



 
 

2020年の後藤さんちOG その1

昨年は仕事に追われてピークを逃してしまいましたが、今年はベストなタイミングで撮影させていただきました。世の中がこんなことになっても後藤さんちのバラたちは例年通りに盛大で、後藤さんの情熱と笑顔も例年通りで、いつもにも増してと言いますか、違った感慨も込みで感動の時間。
いつものことながら枚数が大量のため、何回かに分けてご覧いただきます。まずは道路側と玄関先から。



よかったらこれを流しながら、
現地にいる気分でゆっくりご覧になってください。





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ああ、香りをお届けできないのが口惜しい。こんな時なのでマスクをしていたんですけど、たっぷりとバラの香りが残って、店に戻ってから夕方までゴージャスな気分で仕事ができました。
次回は庭へ入っていきます。





 

後藤さんちのオープンガーデン 2019 その3

人はなぜ熱烈にバラを育てるのか、バラはなぜこれほどビギナーには取っ付きずらい花なのか、取っ付きづらいのにやり始めたらバラのない庭など考えられなくなるのか。この方程式を夜の庭にてワインを少々舐めながら、オードブルにはあえて引っ張り出した過去の苦渋を舐めながら丹念に解いてゆくと、最終的に回答は至ってシンプルに、以下の通りとなります。

e=mc 2、おっと間違えた、バラ=幸福の花。

バラは他の花と違い、人と関わりながら、人によって改良が重ねられることで種の繁栄を果たしつつ、人の観賞用としてユーラシアからヨーロッパへ、そして世界中へと拡散してゆきました。そこにあった人とバラとの蜜月関係を燃え上がらせた理由はなんでしょう。それは仕事をする理由、食事をする理由、買い物をする理由、音楽を聴く理由、絵画を描く理由、ありとあらゆる行為の理由と同じでありまして、極論を申せば戦争をする理由とも合致していて揺らぐことのないもの、タラのテーマ、ゴッドファーザー愛のテーマ、アンパンマンのテーマならぬ古今東西、全世界の人類のテーマであるところの「幸福」なのであります。自分の幸福、家族の幸福、社会の幸福、人類の幸福のために人はバラを育て、バラは人にその姿と香りで幸福感を与え続けてきました。だから幸福な人の庭にバラが咲き、バラを咲かせばそこは幸福な庭になるというのは至極当然なこと。だったらどうするか、いつやるか、その判断はあなたに委ねられていますが、誰がやるかということに関しては確定しています。バラはご自分で選び、愛情を込めて植え、トゲによって血を流しながら育ててください。古来より、幸福の獲得とはそういうものですから。
もしもバラにトゲなかりせば・・・



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今年も大感謝です後藤さん。この庭に来るとファイトが湧くって誰かも言っていましたけど、本当にそうなんですよね。これからもその良質なる情熱で、アマテラスのごとき光でぼくらを幸福へとお導きくださいますようにと、切に切に。
心より心より、ありがとうございました。






 

後藤さんちのオープンガーデン 2019 その2

オープンガーデンの期間中、この庭からは笑い声が通りまで溢れます。ここだけじゃなく後藤さんの周囲はいつもそうで、昨年の秋だったか、桂台を歩いていた時に遠くから何やら楽しげな声が聞こえてきたので近づいて行ったら、なんと後藤さんとそのお仲間たちが庭に集って大盛り上がり。どうやら栄区オープンガーデンの打ち合わせ中だったようです。「おやおや賑やかな人たちがいるなあと思ったら、後藤さん」「あらあらいわふちさん、どうしたの」となりまして、ぼくもそのお宅の庭を拝見させていただきました。



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基本的に冗談だけで会話が進むというのが後藤さん流。庭へやってきた誰をも心地よく煙に巻いてリラックスさせてしまうという、生まれてこのかた冗談なんて一度も口にしたことのないぼくとしては、心底憧れる会話術です。



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そんな令月に吹く和やかな風のごときやり取りの中に散らばっている「本音」と思われるワードを見つけると、すかさず拾い集めてメモしてきた十数年。その庭達人のこぼれ種から、今日は3つをご紹介しましょう。



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楽しいことを先にやる。
夢中で楽しんでいると次の楽しみが見えてくる。この方式によって楽しいことで日々を塗りつぶしているそうな。



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庭仲間は競わないからいいのよね。
テニスや麻雀と違い、庭のことはお互いにいい影響だけを与え合う。ちなみにテニスも麻雀も達人の域との噂。



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何か庭のヒントはないかしら。
園芸の買い物がてら、うちの店を覗いては好奇心いっぱいにこうおっしゃいます。この興味津々な姿勢があの膨大なエネルギーの源かも。



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さすがの名言ですよね。ただ、もしかしたらこれらのことも冗談かもしれず・・・まあとにかく、いつも楽しいお方です。



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毎年のことながら後藤さん、あの鐘を鳴らすのはあなた。カーテンコールは鳴り止まず、シャッター音も鳴り止まず膨大な枚数に。写真だけでもバラの香りに酔いそうですよね、と、興奮冷めやらぬほろ酔い気分のまま明日へつづく。



 
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