ヒーリング・ガーデン講座

『ヒーリング・ガーデン講座』のオ・マ・ケ

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鎌倉市 橋本邸


 オマケとして最後に用意したのは、園芸療法の勉強中に入手した『ホームズ・ラエのストレス表』というストレス度をチェックするための資料で、出どころや信頼度がどれほどのものなのかは不明。わかっているのはホームズ・ラエという学者さんがまとめた、30年ほど前のアメリカの資料だということです。


出来事/配偶者の死 点数/100
離婚            73
夫婦別居          65
服役            63
近親者の死、大けが     63
本人のけが、病気      53
結婚            50
仕事を解雇される      47
夫婦和解          45
退職            45
家族の健康状態の変化    44
妊娠            40
セックスの困難       39
家族数の増加        39
転職や再就職        39
経済状況の変化       38
親しい友人の死       37
違う方面の仕事に変わる   36
夫婦げんかの数の変化    35
大きな借金         31
抵当が流れる        30
仕事上の責任の変化     29
息子や嫁が家を出る     29
親戚とのもめごと      29
すぐれた個人的業績     28
配偶者が仕事につく(やめる)26
入学または卒業       26
生活環境の変化       25
個人的習慣を変える     24
上役とのもめごと      23
労働時間・条件の変化    20
転居            20
転校            20
余暇の過ごし方の変化    19
宗教活動の変化       19
社会的活動の変化      18
小さな借金         18
睡眠習慣の変化       16
親戚が集まる回数の変化   15
食生活の変化        15
休暇            13
クリスマス         12
軽微な法律違反       11


 結婚をマグニチュード50として、日常おこりやすい、ストレッサーとなりうる出来事のストレス度(ストレス・マグニチュード)を数値化したものです。このストレス度の合計点が150~199では37%の人が、200~299では51%の人が、300を超えると79%の人が、その後2年間に病気になる確立が高まります。また、300に近づくと“うつ”と“心臓病”が多くなり、さらに点数が高くなると“がん”や“糖尿病”が多くなると言われています。

 以上が私の手元にある『ホームズ・エラのストレス表』という資料です。
 これを読んだ時に、一般的には喜ばしい、結婚や個人的業績やクリスマスまでストレスになるんだということを認識できたことと、もう一点、仕事上の謎が解明されたような気がしました。それは新築の外構工事で新居にうかがうと、奥様が寝込んでいたり、明らかに精神的に病んでいたり、新居に越さずに実家に帰って別居状態とう深刻な夫婦げんかになっているということに数多く遭遇していて、それがこの表をみると納得できるのです。
 例えば新婚で妊娠していてローンを組んで新築を建てて新婚生活をスタート、これでザッと足し算すると指数は282になります。半数の人が病気になる数値です。さらに職場のことがあれこれ重なれば軽く300を超えてしまって8割の人が病気になるという状態になるのです。家の新築がいかに大きなストレスになるか、そのことをきちっと理解しておくこと、それだけでも最悪の結果を回避できると思い、夢いっぱいでスタートするマイホームづくりが病気や家族崩壊につながらないように、そんな願いを込めてこのオマケを添えました。

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磯子区 田中邸


 ストレスばなしのついでに、大事なことをもう一つ。ストレスを回避することと同時に、ストレスと向き合って、コントロールし、上手くつきあう知恵と訓練が絶対に必要です。日々のその鍛練が生きるということでもあるのです。賢く強く健康に幸せを築いている、そういうお客様の共通点はストレスに強いということなのです。身体を鍛えるのと同じで精神の強化も欠かさない、ストレスを利用して充実した生活を組み立てる、そういう毎日を心掛けたいものです。

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栄区 瀧本邸




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 ストレスをエネルギーに変換して、フルスロットルでGO!ロケット

第3項“ハーブ・草花”

 ヒーリングガーデン講座の締めくくりです。

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栄区 瀧本邸
 

 花咲く場所には人が集います。春のオープンガーデンも年々盛り上がって、今では庭好き、花好き奥様方の恒例行事になっています。丹誠し、咲き乱れた花に囲まれる幸福感、それを共有できる友人たち、主催者・来場者双方にとって年に一度の至福の瞬間です。
 人はなぜ花で幸せを感じるのでしょう。仕事で毎日大量の花を見ていても花を不快に思ったことはありません。来る日も来る日も大勢の方がニコニコしながら花を買っていかれます。なぜでしょう、昆虫みたいに蜜が欲しいわけでもないし、色の魅力なら花でなくてもいいし、どうせいつか枯れちゃうんだし、けっこうお金はかかるし、毎日の水やりや手入れは大変だし・・・、考えるととても不思議なのです。まあでも不思議がるよりもその魅力の虜になるほうが楽しいのでそうしましょう。

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 ハーブや草花が生い茂る場所は、人に安らぎや高揚感といったプラス方向への誘導効果をもたらすことを、たぶん誰もが経験的に知っているからでしょう、花咲く場所には自然と人が集まります。また、客人をもてなす時にも花は欠かせません。結婚式などのお祝い事はもちろん、葬儀でも盛大に花を手向けることが、悲しみを和らげてくれます。
 ヒーリング・ガーデンのひとつの要素として“人が集う”ということを考える時、そこは花咲き乱れる集いの場所であるべきだと考えます。その花がまずは話題の種であり、リラックスした空気をつくります。丹精して育てたその演出によって、話が弾み、料理やお茶も格別の味になるのです。花満開の庭に家族や友人が集まって、元気の交換会をして、全員がリフレッシュしパワーアップできる、草花と人の共鳴空間、癒されるだけでなくエネルギーをリチャージできる庭、草花やハーブはヒーリング・ガーデンにそういったダイナモ的効果をもたらすのです。

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 以上でヒーリング・ガーデン講座は一応おしまいです。癒されたい人はもちろんですが、すべての人がより健康に人生をおくりたいわけですから、このヒーリング・ガーデンのポイントはすべての庭、庭だけではなくて生活全般で役立つことだと考えています。
 なぜ私がヒーリング・ガーデンについて考え始めたかといいますと、十数年前、バブル崩壊あたりからお客様からの要望に精神や体調、家族が抱える悩みなどに関することが急激にふえて、必要に迫られて園芸療法やカウンセリングを勉強したことがきっかけでした。何らかの問題を解決するために庭が果たせる役割を模索する数年間があり、そのことが現在のガーデンデザインという仕事の基礎になっている気がします。“庭は家族の幸福のためにある”という信念も、庭づくりで出会ったたくさんの戦う人々が私に教えてくれたことのように思うのです。
 何と戦っているかというと、幸せを奪い去ろうと次々襲って来る出来事とです。意識的に幸せを目指して、積極的に幸せを守る戦いをしなければ、あっという間に不幸に取り付かれてしまうということを、多くの人は痛い目に会ってから気付きますが、「それじゃ遅いんだよ!」なのです。まだ若くて元気いっぱいでそんなこと考えたことも無いという方、深刻になる必要はありません。家族みんなで私が提案する庭を楽しんでいただければ、それで大丈夫なのです。痛い思いをしなくてすみます。自画自賛ですが、そういう強く健康な家族を育てるための工夫や思いや仕掛けの集大成としてできあがっている、そういう庭だからです。

 このシリーズは飛び飛びのアップで読みづらかったことと思いますので、常連さんも、途中からごらんになった方も、カテゴリアーカイブの『ヒーリング・ガーデン』をクリックして最初から通しでお読みいただけるとトータルとしての私が提案するヒーリング・ガーデンをイメージしていただけると思います。時間のある方はぜひ。庭をこんな観点から考えるということが、きっとこの先、庭だけでなく何かの役にたつのではないかと思います。

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 一応これで終わりなのですが、『オマケ』を用意してあります。明日は最後の最後、オ・マ・ケ、の“ストレス・マグニチュード”というストレス豆知識です。



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 走る  走る 走る 走る 走る 走る     走る  走る

第2項“屋外炉”

 さてと、ヒーリングガーデン再開します。第3章『ひとが集う庭』の第2項です。

第2項“屋外炉”

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 囲炉裏端をイメージして下さい、とスタッフに話すと???囲炉裏端で過ごした経験がないのです。私が小さい頃は、野口英雄みたいに囲炉裏に落ちて火傷をする子どもの話を年に何回か聞くほど、囲炉裏がまだ普通に存在していました。
 囲炉裏端にはいつも家族が集まります。吊るした鍋からのっぺ汁をお椀にとって家族で火を囲みながら夕飯を食べる。夏は近所のおじさんが釣ってきた鮎を串に刺して焼き、冬はみかんを食べながらおじいさんの昔話に聞き入る。昭和35年生まれ、そんな囲炉裏を知っている最後の世代かもしれません。

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 庭につくるバーベキュー炉は現代の囲炉裏です。庭で火を囲むことの楽しさは、一度経験したら忘れられないもの。何を食べても美味しく感じ、会話は尽きることがありません。人が集う庭の中心に囲炉裏をイメージして下さい、毎夜家族が集い、呼んでもいないのにたくさんの友人が集まってくる、そんな庭になります。それと、炭火を見つめていると心の底から癒されるのです。

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 第3項はまた数日後です。



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 走る

第1項“ガーデンファニチャー”

第1項“ガーデンファニチャー”

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 人が集う庭、リビングガーデンをイメージするときに欠かせないのがイス・テーブルです。部屋から庭に出ていつでも腰掛けられるベンチやイスがあることが、庭の存在を近いものにし、庭を生活の場、屋根のない部屋にします。
 おすすめは2種類、まずはチークのガッシリ、ユッタリとしたものです。野ざらしで10年以上壊れずに風合いを増していきます。年期の入ったチークのファニチャーは庭の雰囲気を高めてくれます。難点は高価なこと、人気のタカショーのサザンブリーズはテーブルが\120,000.ベンチが\80,000.アームチェア-が\55,000.です。セットで31万円、少々腰が引けるお値段です。でも使ってみるとそれだけの価値は十分に感じられます。
 もう1種類は“気軽にお安く派”におすすめ!ホテルのプールサイドやサウナでお馴染みの白いプラスチックのイス・テーブルです。値段はひと桁下がりますし、壊れづらくて座り心地は抜群です。

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 まず庭にベンチやイス・テーブルを置くこと。人が集う庭をつくっていく第一歩です。



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 走る

ヒーリング・ガーデン講座再開!

 飛び飛びで読みづらいとは思いますが、ご容赦ください。ヒーリング・ガーデン講座の第3章を始めます。

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 第3章は『ひとが集う庭』です。突然ですが最近落ち込んだことありますか?私は・・・。
 連日いろんなお宅におじゃまして、庭について、家族についてのあれこれと考えるという日々です。ガーデンデザインイコール家族について考えること、いろんな家族がいろんな課題を抱えながら、共通点は“前進しようという意志”。それが無ければ庭のことなど考えたりはしません。特にこれといって問題なく過ぎて行く日々にいる人でも、漫然とラッキーをむさぼっている状態だと、やはり庭は意識に入りません。庭は人が、家族が、より良い方向に前進しようとするときにだけ存在感が生まれる、言ってみれば生活の健康度や人生に対する挑戦度合いを計るバロメーターなのです。ですからうちに相談に来られるお客さまは100%、前向きで“前進しようという意志”を持った方々なのです。そんな仕事環境をありがたく思いながら、感謝を込めて“庭”で少しでも問題解決に役立ちたいと全力でやっていますが、正直なところ時々は問題が深すぎたり、これ以上お客さまの家庭に入り込むわけにもいかないというようなことで、力になれないままで終わってしまうこともあります。そんな時が一番きついのです。ほんとにきつい。そんなドップリと落ち込んだ時の浮かび上がり方はふたつあります。
 ひとつは寝ること、朝でも昼間でもおかまいなしに(どっちみちそういう時は仕事になりませんから)ビールを飲んで、ラーメンか何か腹一杯食べて熟睡するのです。目覚めてもまだ落ち込んでいたらまたビールを飲んで寝る。たいがい半日で、最悪でも3日目にはパワーがよみがえってきます。でもこの方法は身体にはよくないので・・・。
 もうひとつの方法は誰かと話すことです。家族やどこかのお店の店員さんや、気の置けない友人と電話するのも有効です。深く落ち込む暇もなく次のお客さまとの打合せが入っていれば、実はそれが一番いい、また新たな課題をいただいてそれに挑戦する戦闘モードに入れるからです。不思議なことに今までどんなに弱っていても、お客さまからの依頼を受けると別人みたいに元気が出ました。それとお客さまはたいがい明るくパワフルなので、弱っている自分のままでは会話が成立しないため、自然と引っ張られるように元気モードになるのです。
 このように人と会い、話すことは、バランスを維持したり元気を回復するのにすごく効果があります。あたりまえですが“音符ひとは~一人では~生き~られぬ~音符/田村陽一/スカイラブが落ちてくる”なのです。 

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 この効果を庭で、それが『人が集う庭』なのです。
 心が疲れたときに、何よりありがたいのは家族や友人たち。仕事では雑踏にもまれてストレスを溜め込み、人間関係での悩みも尽きないのに、家の庭では連れ合いや子どもとのコミュニケーションで癒される、それが家族、それが家庭です。リラックスした会話、愚痴ったり嘆いたりするのも良し、いつのまにか笑顔で、最後は笑い声を響かせながら腹筋のトレーニング。人が集い笑顔が生まれる庭、それもまた優れたヒ-リング・ガーデンなのです。
 第3章『人が集う庭』。ガーデンファニチャー、屋外炉、ハーブ・草花の3項に分けて解説していきます。



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 走る走る走る走る走る走る走る

第4項“季節”

 ヒーリング・ガーデン講座の第2章、第4項“季節”です。

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磯子区 中村邸


第4項“季節”

 空にウロコ雲が浮いています。ついこの間まで蝉が鳴き、やぶ蚊に悩まされていたのに、気がつくと秋です。人間の思惑をよそに季節はたおやかに巡っています。
 私は、あなたは、あと何回桜を観られるでしょうか。あと何回花を植え、あと何回ガーデンパーティーを楽しめるでしょうか。今まで「一度きりの人生でどれだけの素敵な経験ができるか、何回すばらしい感動に出会えるか」、お客さま、庭を楽しむ“人生の達人”の姿からそんなふうに問いかけられながら、いろんな庭と家族に出会ってきました。そういう人達の庭にいると日々の悩みが案外取るに足らないことだということに気づきます。ひとつ所にとどまって悩み続けるよりも、春になったら花を植え、毎日無心で草花を手入れし、一日平気で1万歩も歩くほど忙しく動きまわり、家族や客人との溢れる笑顔での会話が止まらない。そして毎晩、すべてをリセットするような深い眠りにつく。そういうサラサラと淀みなく流れる生活を送っておられることを感じます。これぞ“自然”。
 四季のうつろい、自然の営みにドップリと身を浸して、自分も自然の一部であるということを実感できる庭、季節感、これもヒ-リング・ガーデンに欠かせない要素です。

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栄区 後藤邸


 以上で第2章は終了です。次回から第3章『人が集う庭』です、乞うご期待。



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 走る 昨日ご紹介の神谷画伯が楽しい展開になってきました。詳しくは“最新コメント”でご覧下さい。and“住まいブログ”への応援クリックよろしくお願いしま~す。

第3項“音”

 音の効用は香りと同じく“記憶に働きかける”ということに加えて、“ゆらぎ”を与えてくれます。自然界の緩やかで不規則な波長、鎌倉材木座海岸に入る柔らかい波や円海山を散策しているときに感じるそよ風、音はそんなゆらぎを伝えてくれます。
 ゆらぎが人を快適にする、これは現代の大発見です。生活環境がデジタルに、人工的になったことで失われた自然界の息づかい、失ってみてはじめて気付いたそれの重要性、といったところでしょうか。

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新宿区 伊藤邸


 葉が揺れる音で風を感じ、手水鉢に落ちる水音でせせらぎをイメージできます。木の実やバードバスに集まる野鳥のさえずり、茂みから聞こえるコオロギの声、水琴屈を仕立てればスピリチュアルな世界が広がります。記憶とゆらぎ、音はヒ-リングに欠かせない要素なのです。

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新宿区 仙葉邸


 音ばなしのついでに、テレビや街の雑踏や家族の話声がうっとうしく感じたら要注意!人は精神的に参ってくると音に過敏になります。健康な時には意識にも入らない音や安らぎや感動を与えてくれる音まで、ストレスが蓄積されていたり、精神が傷んだ時にはノイズに感じるのです。弱ってくるとノイズに対する耐性が落ちるのです。もし何かの音に苛ついたら、自分のコンディションを冷静に確認しましょう。これはここ数年、私自身も心掛けていることで、自分のストレスを測るのに便利なリトマス試験紙です。



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 走る

第2項“香り”

ヒーリング・ガーデン第2章『自然を感じる』の第2項“香り”です。
 一時期ヒ-リングブームの主役として盛り上がったアロマテラピーも、今では賢い生活の知恵として日常生活に定着してきました。

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栄区 亀田邸


 改めてアロマテラピーとは何なのかということを、(怪しいものも含め、いろんな人がいろんな角度から解説していますが)私なりにまとめてみます。
 一言で言うと“香りで元気だった頃の自分を呼び覚ます”ということなのです。香りは脳の記憶中枢である海馬を刺激して自律神経系に信号を出すと言われています。要するに、誰もが持っている幼い日の記憶、幸せを幸せと意識しないほど十分な幸せに包まれ、心身共に健康そのものだった頃の感じを、香りをきっかけに思い出して、疲労した今の自分を回復させるビタミン剤的効用ということです。
 元気ではつらつとしていた頃の幸福な想い出には香りも同時に記憶されています。その記憶を呼び覚ます香りが庭には溢れているのです。春を告げるジンチョウゲ、初夏のクチナシ、秋はキンモクセイ。ハーブや薬味、木材、腐葉土、土の香り、雑草取りの草いきれ、落ち葉炊き。庭は香りの宝庫なのです。それらの香りが記憶中枢を刺激して、意識の奥で開けられることなく保存されていた幸せに満ちていたときのシーンや空気感、その引き出しを開けてくれるのです。

 老人ホームでは園芸療法の技術として意識的に“香り”を組み込んだ庭づくりがなされています。これを自宅の庭でも大いに活用すべきです。
 香りで自分を刺激する、香りをきっかけに潜在能力を引き出す、これもヒーリング・ガーデンをつくるときの有効な手法です。

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都筑区 津田邸


 あなたを元気にしてくれる香りは何でしょうか。私は製材所の貯木場の香りです。小さいときに家の裏が栄和木工という大きな製材所で、その貯木場が秘密の虫採り場だったのです。そこのおがくずと木の皮の腐った匂いが忘れられません。今は、同じような匂いが昆虫ショップで味わえます。中野のむし社や高田馬場のマジックフォレスト、先日も My Son 優一朗と行ってきましたが、店内に一歩入った瞬間に「フウォ~~~、イイワ~~~」と声が出てしまいます。そして瞬時に脳みそは7歳くらいまでワープするのです。



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 走る 走る 走る 走る 走る 走る 走る        走る

ヒーリング・ガーデン第2章

 今日からヒーリング・ガーデンの第2章『自然を感じる』をスタートします。また日々の事件や完成現場の紹介などをはさみながらの飛び飛びのアップになって、少し読みづらいと思いますけど、よろしくおつき合い下さい。

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港南区 横山邸


第2章『自然を感じる』

 庭のひとつのつくり方、考え方に、自然に人為的な秩序を与えて生活空間に取り入れることで、日常的に自然のパワーや癒しを感じられるようにするということがあります。これは全ての庭づくりの基本となることで、このことなくして庭は成立しないとさえ言えることです。特にヒ-リング・ガーデンでは重要視すべきポイントです。その『自然を感じる』について“光と外気”“香り”“音”“季節”の4項に分けてお話しします。

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栄区 後藤邸


第1項“光と外気”

 今日はその第1項“光と外気”です。眠れない夜とスッキリしない昼・・・、睡眠のサイクルは大丈夫でしょうか。何時間もなかなか寝つけない、夜明け前に必ず目が覚めてしまう、これは睡眠障害の初期症状です。かく言う私も、40歳を過ぎたころから油断するとそうなってしまうことがあります。
 ぐっすりと眠れないということを侮ってはいけません。疲労、運動不足、食事の偏り、ストレスや悩みごとなどで寝つけない日々が続くと生活のリズムが乱れ、やがて体内時計が異常をきたします。人は太古の昔からお日さまといっしょに生きてきました。朝日と共に活動を開始し、陽が落ちると眠るという早寝早起きな生き物で、フクロウやクワガタみたいな夜行性ではないのですから、それを放置したまま過ごしたら必ず病気になります。中高年が睡眠障害から移行しやすい病気の代表が鬱病です。鬱になる人の大半はその入口として睡眠障害を経験するといいます。そうなる前に、睡眠の状態をチェックして原因を改善し、毎日ぐっすり眠れる生活を維持しましょう。

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栄区 後藤邸


 それから、しっかりと眠って目覚めたら、いっきに家の外に出て外気で体を目覚めさせる、これも大切なことです。
 私の田舎(新潟県魚沼市)では朝の薄暗い時間からけっこう人がうごめいています。“朝飯前のひと仕事”で田んぼの水を見に行ったり、畑のナスやキュウリをもいだり、冬だったら毎朝家の前の雪掻きです。そのひと仕事を終えてから朝ご飯を食べて、学校や仕事に向かいます。町中の人がそういう生活です、そして町中とても長生きです。それから時々帰るとはっきり思うことですが、長生きなだけじゃなくて年寄りが明るい。あちこちで、日に何度もおじいちゃんおばちゃんの笑顔に出会います。空気や食べ物がいいせいもあるでしょうけど、私は早起き、朝飯前のひと仕事という習慣の効用だと思っています。年寄りも若い衆も子どもたちも早寝早起き、これが健康な心身をつくり上げるのです。
 この早起きが体にいいということは、ガーデニング好きなお客さまからもよくうかがう話なのです。「毎朝花ガラ摘みと水やりで庭に出る習慣が更年期を乗り切るコツよ」というお話を、何人もの奥様方から聞きました。やはり人は朝日と共に活動を開始するように出来ているようです。日が暮れたら戦闘態勢を解いてリラックス、バランスよく食べ、ぬるめの長湯で疲労を回復させ、連れ合いと一日を語らいながらの軽いナイトキャップでぐっすりと眠る。そして朝は早起き、起きたらすぐに庭に出て朝の光と新鮮な外気で心身を目覚めさせる、これが体調を維持し気持ちよく生活するための基本なのです。
 そういう生活習慣を維持するために役立つ庭、「庭があるから早起きになりました」これもヒーリング・ガーデンを考えるときに欠かせない要素です。

 明日は第2項“香り”についてです。




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 走る 今日うかがったお宅で、小学2年生の男の子のすばらしいガーデンプランを聞きました。「お母さん庭にバラは植えないでね、ボクが温泉が出るまで穴を掘るんだから」ナイスです!

導線の整備

 ヒーリング・ガーデン/ストレッサーの排除の第4項目、“導線の整備”です。

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 導線(人を誘導したり、行動を想定した計画線)計画は、ヒーリング・ガーデンに限らず全ての庭で必要なことです。公園や回遊式庭園はもちろん、家庭の庭、坪庭にも必要です。
 ヒーリング・ガーデンに限って言えば、導線の整備は、主に庭の存在を生活に近付けるということがポイントだと考えています。庭が生活から遠いことが、庭を荒らし、庭で楽しむことが無くなり、ひいては庭の存在そのものがストレスになるのです。

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 “庭が遠い”とはどういうことかと言いますと、一番はリビングからの段差が大きくて、スッと庭に出られないということが上げられます。次に庭に通路らしい通路が無いケース、庭に行くと靴がよごれるので、自然と足が遠ざかります。さらに、庭に出る用事が計画されていないということ。例えば洗濯物を庭で干したり、植木鉢に水をやったり、ワンちゃんを庭で飼ったり、そういうことが無ければ庭には出ないものです。いい庭、楽しい庭は、たいがいそういった“庭に出る用事”が設計段階で組み込んであります。

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 ヒーリング・ガーデンでの導線の整備とは、このような点を改善しながら庭を生活に近付ける工夫をするということです。それが進んで、庭をリビングの延長や、外の部屋といった生活空間として感じられるようになればOK!ストレス源転じて“屋根の無い部屋”の出来上がりです。

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 ヒーリング・ガーデンに興味があったり必要性を感じているということは、疲れやストレスを自覚しているということです。それを癒して、さらに戦ったり、新たな喜びや感動を味わいたいとう積極的な考えを持っているということです。今まで有効に使っていなかった場所を、アイデアと工夫でお気に入りの場所に変身させるというイマジネーションと行動力、このプラス方向へのパワー無くしてヒーリング・ガーデンは実現しません。
 もしあなたが疲れきっていて「癒されたいけど、とてもそんな元気は出てこない」という場合、事は急を要します。すぐにグレースランドにお電話ください。

 これでヒーリング・ガーデンの第一章『ストレッサーの排除』は終了です。第二章は『自然を感じる』です。予定では第二章が4項目、続く第三章『人が集う庭』、そして最終章『心の時代と庭』、そんな流れです。とびとびのアップで読みづらいと思いますので、興味のある方はカテゴリアーカイブ/ヒーリング・ガーデンを開いて下さい。




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 走るときどき健康ブログをのぞくと、大切なのに忘れがちな“健康”を意識できますよ。健康第一!健康だから不健康なこともできるのです。

強剪定で日差しと風通しを良好に

 ヒーリングガーデン/ストレッサーの排除の3項目目、“強めの剪定”です。

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 強めの剪定、要するに庭を明るく風通し良くしましょうということです。明るい庭と暗い庭、でも一概に暗い庭が良くないということではありません。少し脇道にそれますが、剪定の重要性の前に、少し“庭の陰と陽”ということをお話ししようと思います。

 庭には陰の庭と陽の庭があります。2つは隣り合った並列の存在ととらえがちですが、実は全くの異次元にあるといえます。写真をやったことがある方ならピンと来ると思うのですが、ちょうどモノクロとカラーの世界観の違いと同じです。自分という形のシルエットの内側の世界、それが陰の庭です。対してシルエットの外側の世界が陽の庭です。
 陰の庭は無言の自分に、禅問答のように問いかけてきます。その庭を見つめる時、その視線は自分の内側に向いています。新潟の実家に亡き祖父が自慢だった坪庭があり、祖父にとってその庭は自分への問いかけの場所だったと思っています。家長として、事業家として、戦争で生き残った者として、どうあるべきか、どう生きるべきか、今の自分は正しいのかを、毎日庭の手入れをし、眺めながら自分に問うていた、縁側から庭を見つめる祖父の姿、表情を思い出すと、たぶんそうだったんだという気がしています。祖父に限らず、一昔前の庭には、そういった自分との対話という要素がありました。

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 陽の庭は近年の庭です。今風の、現代生活に適合した価値を持つ庭です。それはどんな価値か、自分と外、自分のシルエットから外側と自分との関係を成立させるという価値です。家族や友人との会話、庭遊びで共有する時間、自然を感じること、作物を育てて味わうなどです。現在主流になっているファミリーガーデンはまさにこれです。時代的な庭の変化を“眺める庭から過ごす庭へ”という言い方をしますが、言いかえると“陰の庭から陽の庭へ”という変わり方をしてきたとも言えます。
 では、ヒーリング・ガーデンはどうでしょうか。陰でしょうか陽でしょうか。ヒーリング・ガーデンについての解説が始まったばかりなのでわかりづらいかもしれませんが、陰と陽の両方を兼ね備える必要があります。ヒーリング・ガーデンを考えるときにこの陰と陽という認識を持つことがとても重要で、後々庭を考えやすく、組み立てやすくすることだと思い、あえて脇道にそれました。

 少し混乱するかもしれませんが、陰の庭イコール暗い庭ではありません。また最初に暗い庭が悪い庭ということではないと書きましたが、樹木が茂り放題で暗くなってしまった庭は悪い庭です。価値ある暗い庭は、それを目指して仕立てた、薄暗いけれど木漏れ日が入って風も吹き抜ける、そんな庭です。
 実は私の理想とする庭はこういう感じの薄暗い庭なのです。北向きの天井が高いアトリエの外に森へと続く雑木林の庭がある。何かが潜んでいそうな茂みや、歩くとフカフカするほど降り積もった落ち葉のじゅうたん。テラスの囲炉裡で食事をしながら語らい、せせらぎをつくってホタルとカジカガエルを育て、林の奥ではカブトとクワガタを繁殖させる。そして一生懸命仕事をして年老いて、霜降る朝に妻と2人、夕べ語り合っていた姿のまま、ふたつ並んだムクロになっている。てなことをイメージしています。もちろん妻の同意は得られていませんけど、空想は自由です。

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 またまた話がそれましたが、長いこと庭が手付かずになっていたり、庭は使っているけど、庭木が育って、脚立が届かなくなった木はずっと放ったらかしという場合、庭に光や風が入らないでジメっとしていることがあります。これが良くない。植物を視ればわかります。そういう庭の植物はイキイキしていません。いろんな病気や害虫もたかっています。たとえ日陰を好む植物であっても、木漏れ日や風通しは必要なのです。薄暗い雑木林の庭なら、なおさらその点は注意して維持管理しなければなりません。そしてこのことは人間にも同じなのです。
 ビワは家人の「痛い痛い」という声を聞いて成長すると言われています。これは、放ったらかしで手入れされていない庭では、ビワはアッという間に庭の上空を被ってしまって、風も光も入らないジトジトした環境にしてしまう。それが人間にも良くない環境なのでそういう家には病人が多い、ということが、経験的にそういう言い伝えになったのでしょう。
 人も植物も日当たりと風通しが必要なのです。茂り過ぎた樹木が気付かないうちにストレスのもとになっていることはよくあるのです。ビワの話のように、家人の誰かが病んでいたり心身が弱っている場合には庭も病んでしまうものです。要チェックです。思いきった強めの剪定で、庭の日当たりと風通しを良好にしましょう。

 次回のヒーリング・ガーデン講座(そんな名前にします)はストレッサーの排除の第4項“導線の整備”です。



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