レノンの庭(四季の森店)

Imagine

数日ぶりに「レノンの庭」に来ています。

姫路からの帰り道のラジオで、作家の浅田次郎さんによる「共産主義、社会主義、資本主義」というテーマの講演を聴きました。

これはもう妻のお得意の分野です。妻はもと左翼活動家、現在家庭内左翼(ちょっとオーバーですが)なもんですから、聴き終わってからしばらく、各思想が抱える問題点、矛盾点を、ノンポリのぼくに熱く語ります。ぼくと出会う前の妻の青春時代の思考、闘争の日々。普段見ることのないアルバムのページを開いたようで、何だかまぶしいような、「そうだ、この人は革命家だったんだ」と 。そしてお客様とのやり取りで見せるピュアで熱心な姿勢の源はここにあったんだとあらためてそう感じました。

ひとしきり妻の講義を聴いて、ぼくなりの解釈を返して、そしてふたりでたどり着いた結論がありました。

100年後の教科書に「共産思想、社会主義、資本主義、そして宗教問題・・・人類は試行錯誤と苦悩の歴史をたどってきました。その時代の流れの中で、流星のような、ほんの一瞬のきらめきのような曲「イマジン」があり、やがてその一曲の地場が地球を覆って、そして現在のような国境も戦争もない地球ができ上がりました」って書いてあるに違いないと。

 

「レノンの庭」では毎朝イマジンを流すことから店がスタートします。もう千回は聴いたことになるんですが、毎回ジョンに感謝したい気持になるのです。よくこの曲を遺してくれたって。

 

 

イマジン

想像してごらん 天国なんて無いんだと

ほら、簡単でしょう?

地面の下に地獄なんて無いし

僕たちの上には ただ空があるだけ

さあ想像してごらん みんなが

ただ今を生きているって...

 

想像してごらん 国なんて無いんだと

そんなに難しくないでしょう?

殺す理由も死ぬ理由も無く

そして宗教も無い

さあ想像してごらん みんなが

ただ平和に生きているって...

 

僕のことを夢想家だと言うかもしれないね

でも僕一人じゃないはず

いつかあなたもみんな仲間になって

きっと世界は1つになるんだ

 

想像してごらん 何も所有しないって

あなたなら出来ると思うよ

欲張ったり飢えることも無い

人はみんな兄弟なんだって

想像してごらん みんなが

世界を分かち合うんだって...

 

僕のことを夢想家だと言うかもしれないね

でも僕一人じゃないはず

いつかあなたもみんな仲間になって

そして世界はきっと1つになるんだ

 

 

「レノンの庭」という店名は、ある日ぼくの中で不意に浮かんだものでした。それから数ヶ月、ぼくの周りでいろんなことが一気に動き出して、気がつくと現実に「レノンの庭」という店ができ上がっていました。
まるで夢を見ているような、「レノンが降りてきた」としか言いようがない奇跡のような出来事だったのです。

横浜市旭区上白根3−41に、その奇跡の店「レノンの庭」はあります。

四季の森「レノンの庭」お庭の相談会

港南台店に引き続き、今度は旭区四季の森の「レノンの庭」「秋のお庭の相談会」を開催します。

 

 

秋相談会 四季の森 

 

開催告知のポスターです。ちょっと小さくて読み辛いと思いますので、要点を書き出します。

 

 

 

庭を楽しむためのポイント

お教えします!

 

『お庭の相談会』

 

笑顔があふれるファミリーガーデン

夢のお庭づくりをお手伝い!

 

開催期間/10月30日(土)・ 10月31日(日)

 

場所/四季の森フォレオ、外売り場

「レノンの庭」

(中原街道沿い、ズーラシアとららぽーとの中間地点です)

 

新築の外構・造園

ガーデンリフォーム

エクステリア製品

 

ご来店の際に

建築図面かお庭の写真をお持ちいただければ

お話を伺いながら

その場でお庭のラフプランを描きます

 

一緒に、あなたの理想の庭をおメージしてみましょう!

 

相談予約・お問い合せ/0458343069(グレースランド)

 

焼きマシュマロと焼き芋もやってるよ!

 

 

ふだん、なかなか店にいられなくて、せっかくお越しいただいても留守がちなものですから、この機会にぜひ。

たくさんの方とお話しできることを楽しみにしています。・・・と言いつつ、この土日は 台風直撃 の予報なんですよね。・・・まあいいか。暴風雨なら暴風雨なりの出会いがあるでしょう。
雨にも風にも負けないで、ぜひ、遊びに来て下さいね! 


「レノンの庭」相談会

今回もたくさんの方と庭の話ができて、満ち足りた2日間を過ごすことができました。
事前の告知もあまりしなかったのに、ありがたい限りです。

問屋さんやメーカーの営業さんも応援に来てくれました。

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TOEXの高橋さんのアイデアで風船を膨らまして飾り付けました。すると小さい子どもたちが「ちょうだい!」と集まってきて、風船屋さんみたいになりました。子どもってかわいいですよねえ。

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庭ではいつもの焼き芋と焼きマシュマロが大好評。

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焼きマシュマロはあわてないで、遠火でじっくり焼くのがコツ。表面がうっすらきつね色になって中身がトロトロになります。

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それをパクッとひとくちで食べると、しあわせーな味がします。

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庭ではにぎやかな焼き芋パーティーで、ぼくは庭のあれこれを話しまくって、にぎやかに2日間が過ぎました。

そして日曜日の夕方になると、サーッとお客様がいなくなって(みんな楽しかった休日を締めくくる夕食の時間なんですねえ)、庭のイルミネーションが光り出しました。

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昨年のクリスマスにヤシの木に取付けたイルミネーションがご近所さんに評判で、そのままにしているのです。

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相談会を終えて、誰もいなくなった店で味わう充実感。「よくしゃべったなあ。楽しかったなあ。けっこういい話ができたよなあ」と自画自賛。ちょっといい時間でした。

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そのときに思い出したのがTHIS IS ITに出てくるダンサーのコメントでした。
映画が始まってすぐに、オーディションに受かった青年が目に涙を溜めながら言います。

人生はつらいだろ
前向きになれる 何かを
探していたんだ
人生に意味を見つけたかった
信じられる何かを
This is it. それが これだ


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こんなにたくさんの人たちからよろこんでもらえる今の仕事。こんな日が来るなんて想像もできない日々があったんですね。何をやってもうまくいかなくて、妻とふたりで、将来どころか明日のことが不安でいっぱいだった日々。過ぎてしまえば懐かしい気もしますけど、もう二度とあんな思いはしたくないというほど辛いこともありました。
でもねえ、カッコつけるわけじゃないんですけど、ぼくも妻も夢だけはいっぱいに膨らませていたなあ、ばっかみたいに。ほとんど妄想に近いような夢でしたけどね。
夢中で仕事して、今、気がつけばその妄想のいくつかは実現しています。
相談会が終わって、シーンとした庭で、ひとりでそんな感慨にひたりました。

「お庭の何でも相談会」来月は港南台店で開催しようと準備に取りかかりました。日にちが決まったらブログでもお知らせしますので、港南区、栄区、戸塚区、金沢区、磯子区の皆様、お会いできるのを楽しみにしています。

相談会にお越し下さったすべての方々が、すてきな庭を実現して、幸せな時間を過ごされますように、心から願っています。
店は留守がちですけど、これからも庭のことで何かあったらいつでも気軽に電話してくださいね。

090−3570−3455 いわふち ひでとし

ありがとうございました。


THIS IS IT のDVDが売れに売れているそうです。ぼくは4枚買って、3枚は知り合いにプレゼントしました。ほんとにいいですよ!ぼくに映画館に行くことをすすめてくれた北原照久さんの言葉を借りると「THIS IS ITを観ると、愛って何か、プロってどういうことなのかがわかるよ」。その通りでした。
まだ観ていない方、買うのを迷っている方はぜひ。



L-O-V-E

『レノンの庭』花盛りです

菊地さんちをひと休みして、『レノンの庭』の草花が日に日に盛大になってきまして、花がら摘みしてても何ともゴージャスな気分。今日はその後の『レノンの庭』、花満開の様子をご覧いただきます。

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明日から連休後半のスタート、というか本番が始まります。海外組の皆様、いってらっしゃ~い!近間でのんびり派の方、『レノンの庭』近くのズーラシアや四季の森公園、いいですよ~!何も混雑に突入していかなくても、この日差しとゆったり流れる時間、新鮮な緑や花があればOKでしょ。ついでに『レノンの庭』にもお立ち寄り下さいませ。


 

you can do

話が途中から逸れて、エルビス、そして片岡義男と寄り道しましたが、軌道修正して『レノンの庭』に戻ります。

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『レノンの庭』に込めた思いがあります。それは一軒でも多くの家に家族が集う庭をご提案したいということです。その庭があれば(いきなりですけど)子どもが不幸にならない家族でいられる、そういう庭をつくり続けたい。だからレノンなのです。だからLove & P eace なのです。家裁の待合室は離婚調停の相談者で満杯だそうですが、お父さんお母さん、お願いだから簡単に離婚しないで下さい。ひどい連れ合いだってあなたが選んだ人なんでしょ。気が合わないっていったって、昔はラブラブだったから結婚して子どもが生まれたんでしょ。調整しましょ、進化しましょうよ。でも、実のところあなたたちはどうでもいいんです、大人なんだから。ただ、子どもの顔が曇るようなことは絶対にしないで欲しい。万が一あなたが不幸に負けて自殺することを選んでしまったとしても、どうかあなたひとりで死んで下さい、子どもは道連れにしないで下さい。大丈夫、自殺を選択するようなそんなあなたがいなくても、子どもにはすばらしい人生が用意されていますから。
ほんとに唐突ですけど、このことはここ数年間ずっと持ち続けている思いです。だから私が提案する庭は『家庭』、家族が過ごす場所、家族が集う屋根のない部屋、なのです。環境問題も大事、年金やガソリンのことも大事、でも子どもが子どもらしく育つこと以上に重要なことは、私には思い付きません。これが最優先で、そのための環境問題、そのための経済、そのための良好な夫婦関係だと思っています。

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イラク戦争でイラク民間人の死者数は8万人を超えたそうです。その何割かは子どもたちです。アメリカの兵士が爆撃で頭が取れた子どもを抱え上げて、ぼろぼろ泣きながら空に向かって何かを叫んでいる写真がありました。それをみながら私も泣きました。世界で、15秒に1人づつ子どもが餓死しているといいます。日本には今は飢餓も戦争もありませんけど、子どもは殺され続けています。親によってです。狂った大人によってです。ニュースでその現場が映し出されると、必ず家の周囲や庭が荒れ放題になっていて、病んだ生活が伝わってきます。もしその家族の日常に私が提案する庭があったら、いろんな事情があるにしろ、ぎりぎりのところで踏んばれたんじゃないか、この子は死なずにすんだのではないか、よくそう思います。ぎりぎりのところで。みんなそうなんですから。我が家も同じ、実家も同じ、親戚の家も友人のお宅も、みんなぎりぎりのところで踏んばって向こう側に落ちないようにしている。幸福か不幸か、そんな白黒ハッキリつくわけじゃなくて、みんな混沌の中からいい関係、いい時間を紡ぎ出しながら踏んばり続けているのです。家族の平和を守るために。大事なのは落っこちないことなのですよ。ぎりぎりであっても向こう側に落っこちなければいいんです。そして、家族の、その踏んばる力を蓄える場所が庭なのです。庭はそういう役割を果たせる場所として家族の中に存在する可能性を秘めた場所としての庭を、そのことを1人でも多くの方に伝え広げたいと毎日・・・

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いやあ、力んでしまいました。そろそろこっぱずかしくなってきたのでやめましょう。
さっ、今日も私のキャパぎりぎりのところまで設計に熱中です。

Now thatIshowed yuo what I've been through
Don't take nobody's word what you can do.

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片岡義男

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エルビスからさらに話がそれますけど、片岡義男、お好きな方も多いと思います。私は大好きです。きっかけはエルビスです。片岡義男が書いたエルビス研究本『僕はプレスリーが大好き』が私のエルビス・プレスリー入門書だったのです。その本の内容にも夢中でしたけど、読んでるうちにハードボイルドをベースにした彼の乾いた(といってもハワイの空気みたいに心地よい乾き方です)文体と、浅井新平の写真が浮かんでくるような風景描写、そして登場してくるとびきりいかした女性たちのとりこになっていきました。軟弱だという声も多く、一時期は片岡ファンであることを悟られないようにカバーをつけて読んでいたこともあります。そうしながら、熱中癖がある私なので、当然本屋に並んでいる片岡義男は片っ端から読みました。数十冊ありました。今さらですけど、あえて言わせていただきます。片岡義男を軟弱だと評するのは大間違いで、純粋でタフな男にしかイメージできない、完璧な男と完璧な女の、一見軽やかでいて、実は分厚い世界なのです。強い男はマッチョですが、さらに強い男は軟弱に見えるほど優しいオーラを発しているものなのですよ。ただ、『マーマレードの朝』とか『彼のオートバイ、彼女の島』といったタイトルと、コマーシャルフォト的な写真を使った装丁がそういう印象を生んでいたのでしょう。そうそう、その本に使われている写真が素敵で、それを切り取って部屋の壁にはったり、下敷きにはさんだりしていて、そこから写真に興味が行ってニコンFMを購入、街の写真サークルに入ってセミプロのおじさんたちに鍛えられながらこれまた熱中し、押し入れを暗室にして、よく徹夜で現像していました。その趣味は今でも続いています。考えると、ビートルズからエルビス、そして片岡義男に行って、そこから写真を始めて・・・、他にも絵を描き、粘土をこねくりまわし、ギターで作曲してはあちこちで歌い、高田渡や斉藤哲夫のコンサートを主催し、不良グループと遊びまわりながら生徒会長やって、高校で小さな革命運動を熾したり、はては野坂昭如の選挙応援をし、その縁で上京・・・、忙しくコロコロ転がる人生なのでした。ライク・ア・ローリングストーンですよホント。

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そうそう、片岡義男です。神田の神保町で買ってきた古いブルータスを読んでいたら片岡義男が書いた文章が刺さってきました。たぶん1970年代後半に書かれたものでしょう。


住んで面白そうな家には
かならずいい感じの
テラスや中庭があるんだ。

必要だとも無駄だとも言いきれない、きわめて微妙にあいまいなスペースを身のまわりにひとつだけ求めるなら、それはテラスだろう。戸外とも室内ともつかないところが、まず素敵ではないか。このテラスで、ぼくはべつにこれといってなにをするわけでもないのだが、そこに身を置いているときには、当座はまったく必要ないなにか無為なことをやっているにちがいない。
どんなふうに形容することもできない、ごくあいまいな時間と場所が合体して、理想的なテラスになる。そして、このテラスですごす時間を持たないと、何年もあとになってそのことがマイナスのかたちで当人自身に影響を与える。  片岡義男


びっっっっくりしました。まさに『5th ROOM(5番目の部屋)』のことを言っています。30年も前にこのあいまいな空間に気持が引っかかって、そこに感覚を遊ばせた日本人はたぶん彼ひとりだけだったのではないかと。そしてその30年前経って、ようやく私はそれを我々庶民レベルの現実世界に実現することを仕事にしているのです。
考えたら、一時期夢中になって読んだ片岡ワールドが、今の設計、仕事に大きく影響を与えています。仕事だけではなく恋愛や家族や、いわゆるライフスタイル全般で。あのころ片岡義男ではなく中上健次を読んでいたら、五木寛之に熱中していたら・・・きっと今みなさんにお会いしていなかったでしょうし、全く違う仕事をしていたでしょう。若い日に夢中になるってそういうことなんだなあと、この30年目の再会に感慨ひとしおでした。

今彼はどうしているのかなあ。新作を読んでみたくなって本屋を3軒まわりましたが1冊も置いてありません。あんなにズラッと並んでいたのに。時代が彼に追いついたことでことで彼の存在は過去のものになったのかもしれませんね。
きっと今頃マウイ島の自宅で、美しい奥さんとお父さん似の息子(孫かな)といっしょにサーフィンとバイクを満喫して、そしてテラスでよく冷えたバドワイザー飲んでいるんだろうなあ。

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グレースランド

ジョンや三島由紀夫が「エルビスになりたい」といった意味はおそらくこういうことです。エルビスは努力の人ではなかった。敬けんなクリスチャンで、母親思いのやさしくまじめな青年で、その彼が彼らしくいたところに、時代の方がまっすぐに向かってきて、その無垢な彼と交叉してスパークした。本人の思惑など一切ないままに、そこで上がった火花が時代を変えるダイナマイトを爆発させたのです。日本でいうと坂本竜馬(司馬遼太郎が描いた)みたいな感じです。時代にえらばれた人、だったわけです。
わたし、そこに人生の光明を見いだしました。

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全く自慢にはなりませんけど、生まれてこの方『努力』ということをしたことがない私です。好きなことには人一倍熱中はしますしコツコツとやり続ける持続力もある方だと思っていますが、努力は・・・、やっぱり努力とは無縁なのです。わたしにその能力があったら、今頃しっかりしたレールに乗っかって、生活に何の不安もなくキャンディーズの同窓会で熱狂していたでしょう。ずいぶん早くに、たぶん中学1年でそういう自分を自覚して「こりゃあ好きなことに熱中する以外に生きる道はなさそうだ」と悟った私、でもそんな自分でも意義ある人生を送りたいという意識は健全に旺盛でして、そうなると自分は自分らしく、徹底的に自分らしく。いつか神様が自分らしい自分を世の中の役にたててくれる場面が用意されているに違いない、エルビスのように。という何とも脳天気な思考で、恐ろしいことにそれが現在まで続いているのです。「好きなことしかやらないよ」とか「遊んでる暇しかありません」「座右の銘は『人生成り行き』です」などというバチアタリなこと言いながらとうとう48歳になってしまったのです。

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で、神様はそんな私に活躍の場を与えて下さったのかというと、これがまた脳天気には脳天気な神様がついてくれるらしくて、波乱に満ちてはいましたが、けっこう有意義に生きて来られた気がしています。(努力が信条の皆様には申し訳ないような気がしています)エルビスには遠くおよびませんけど、こんな私でもまじめにやってたら活躍させてもらえる場面が用意されていた、ということです。そしてこれからも、だぶん。

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グレースランドは、そんな、時代に選ばれ引っぱりあげられた青年エルビスの成功の証しでした。たしかベッドルームが27あるという大豪邸で、当然プールがあって、ガレージにはキャデラックが「いったい何台あるんだ~」というほど並んでいて、地下室には空手のトレーニングルームと映画を観るシアタールームがあるという家です。資産は天文学的な数字だったそうで、欲しいものは何でも手に入った、かと思いきや、これがそうではなかった。美人の奥様プリシラ・ボーリューはお抱えの空手教師と駆け落ちしてしまうし、メンフィスマフィアと呼ばれる雇ったお友達グループにちやほやされながらも、満たされない日々を送っていたといいます。世界的なスーパースターになっても、本人はナイーブな青年のままだった。そして何よりも欲しかったはずの『家庭』を手に入れることができなかった。プールの向こう側にテレビを並べて、人気がある歌手が映るとピストルで撃っていたそうですし、晩年の過食症も心に穴があいたような暮らしから出た症状だったのでしょう。世界一豪華で世界一さびしい家、それがグレースランドだったのです。
その家の名前を会社名にしよう。これは、好きなことやって生きるんだから、たとえ何かが満たされない結果になっても受け入れようという決意でした。ただし、世間の役に立つ人生でありたい、これが神様への交換条件でした。14年前のお話です。
幸い今のところ家族にも恵まれて、仕事も年々、これでもかというくらい忙しくなっています。ありがたいことです。
そんなわけで、グレースランド、あくまでも自分らしく、世の中の役にたちながら暮らしていきたいという決意の命名だったわけです。
そうか、エルビスが亡くなったのは47歳の時だから、私はエルビスより長生きしているんだなあ。47歳かあ・・・ウ~ン、リアルだ。辛かったんだろうなあエルビス。占いによると私は遅咲きなので(遅すぎる気もしますが)もっとガンガン仕事しなきゃあなあ、そしてもっともっとたくさんのご家族によろこんでもらって、そして私のグレースランドを建てて、プールサイドでドーナツ食べまくらなければ。まあ、すでに胴回りは晩年のエルビス並みにメタボですけど。


 

エルビス・プレスリー

エルビス・アーロン・プレスリー、知ってる人は知っているので解説の必要はないわけですが、私と同じ40代にとっては「ああ、尾崎紀代彦みたいなもみあげで西城秀樹みたいな衣装の人ね。たしかピーナッツバター塗ったドーナツ食べ過ぎで太って死んだんだよね」という感じでしょうか。30代の人はその姿さえ思い浮かばないかもしれません。でも、でも、エルビスはすんごいスターだったのです。ビートルズ以前の、ビートルズ以上の存在でした。ジョン・レノンはインタビューで「もし生まれ変われるとしたら・・・」という質問に「エルビス」と答えています。ちなみにですが、三島由紀夫も同じ答えをしています。

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同級生がビートルズをあがめたてまつって、4人に関するトリビア合戦をしている時に、私はひとりでエルビスを聞いていました。年代的には完全にずれている。
最初の出会いは小5の夏休みで、近所の柳清館という映画館に『エルビス・オン・ステージ』がきました。そのポスター(白黒)の格好良さにノックアウト!で、まあ小学5年生なので音楽的なことはピンときていなかったのですが。その1年後にハワイからの全世界衛星中継という歴史的なコンサートかあり、その放送を知らせるコマーシャルで使われていた監獄ロックのイントロで、再度、今度は音楽でノックアウト!中学3年間はエルビス漬けでした。
なぜビートルズではなくてエルビスだったのかいうと、こういうこと。私が洋楽を聴きはじめたころに、すでにビートルズは解散していて、レコード店にはレット・イット・ビーのあのポスターが貼ってある、そんなタイミングだったのです。年長者が「これでひとつの時代が終わった」みたいな話をしきりにしている頃で(学生運動の終焉も重なっていました)、上の全共闘世代をカッコイイと思っていた私としては、次の時代のヒーロー、おれたちのビートルズは誰なんだ、ということがひとつの命題だったのです。次はおれたちが時代の主役として反体制革命を起こすんだ!(中学生で・・・)と思っていましたから、その闘争の後ろには時代を象徴する音楽が流れている必要があったのです。それはボブ・ディランか、サイモン&ガーファンクルか、あるいはカーペンターズなのか、違う・・・ビリージョエルかロッド・スチュワートか、もしかしてベイシティーローラーズか・・・どんどん遠くなっていく。日本人でもいいかな、拓郎か、岡林か、高田渡、加川良、・・・ウ~ン、やっぱり違う。結局『おれたちのビートルズ』は出現しませんでした。音楽はフォークがニューミュージックになって、洋楽はディスコからフュージョン、ソフト&メローへと、何とも曖昧で際限なく多様化していって、時代的BGMなど存在しなくなってしまいました。そして革命も起きない。そうやって肩すかし状態のまま音楽のヒーロー探しをしていると、AとB、どっちがえらいのか、Bだ。じゃあBとCではどっちが優れているのか、Cだ。という選択が癖になりまして、結局はビートルズに行き着いて、そしてそこでジョンの「生まれ変われるならエルビスになりたい」という言葉で、「エルビスが最高なんだ」となったわけです。そういう理屈でエルビスにたどり着いて、で、聞けば聞くほどエルビスはカッコイイ!当時の私にはビートルズは理屈っぽくて(いろんな知識がないと友だちとの会話に入っていけなかったということもありました。もともと理屈っぽい自分は、どうしても挑戦的になってしまって、どこか疲れる感じがあって)、それに対してエルビスは無条件に酔いしれることが出来たのです。

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毎日レコードを聴きまくりながら、エルビス評の第一人者である湯川れい子さんの文章や、片岡義男の「僕はプレスリーが大好き!」を飽きることなく繰り返し読んで、どんどん深みにはまっていきました。

うれしいハガキ

前略
その節はお世話になり、ありがとうございました。
狭くはなりましたが、主人も私もあの庭を大変気に入っております。
主人は夏、秋、冬と懸命に水をやってくれておりました。
春を迎え、どの木も新芽をつけ、なんとか厳しい時期を乗り越えてくれたようです。
ジューンベリーは花をつけ、源氏桃も満開となっております。なにかのついでにお立ち寄り下さいませ。
私が腰を痛め、しゃがめないため、下草はなかなか手をつけられないでおりますが・・・。
スタッフ皆様のご健康をお祈り申し上げます。  かしこ

P.S. 今だから申し上げましょう。メンフィスに滞在しておりました我々には“グレースランド”という名は思い入れのある名でした。これもご縁ですね。



昨日エネルギーを使い果たして惚けたようになって帰宅したら届いていたハガキです。昨年9月にブログでご紹介させていただいた松下さんちの奥様から。うれしかった~。春を感じて、あちこちのお客さま方から届くこういうお便りで私は春も感じるのです。

『レノンの庭』の草花と小物をご覧いただきながら、
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皆様それぞれに、いろんな思いで待ちわびていた春がやってきたわけです。私たちにとってはビッグサム閉店というほんとに厳しく寒い冬だったので、このハガキを読んだ時のうれしさはひとしおでした。

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で、 P.S. です。知らなかった~、ぜんぜんそんなことおっしゃってなかったので。メンフィスに行っていたんですね、しかもグレースランドに。えっ、何のことかわからない??かもしれませんので、解説します。テネシー州メンフィス(音楽的にはブルースの街です)にあるエルビス・プレスリーの家の名前がグレースランドなのです。アメリカではホワイトハウスの次に有名な建物とまで言われています。マイケルのネバーランドみたいな感じですね。そこにはエルビスのお墓もあって、今はエルビス記念館として観光名所になっています。い、いかん、スイッチがエルビスに入ってしまいました。『レノンの庭』のご紹介シリーズのつもりが・・・、まあいつものことなのでお許し願って、もう止まりませんのでこのまま行きます。今日から数日、『レノンの庭』の草花をご覧いただきつつエルビス話とさせていただきます。


 

夜の庭

昨日に引き続いて夕方の『レノンの庭』を。

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庭の提案をする時に、最近は必ず夜の庭もイメージします。夜になったら雨戸を閉めるのではなくカーテンを開けて外に出たくなる庭。その心地よさを体感していただきたいという思いもあって仕立てたこの庭なんですけど、実際は夕方からはほとんどお客さまがいらっしゃらない。みんな家族で楽しい夕げを過ごしているのでしょう。
もっと暗くなって中原街道の通行量も減った頃にキャンドルを灯したりたいまつを焚いたりしてひとりで夜の庭を楽しんでいます。そうだ、こんどその様子も撮影してアップしましょう。夜の庭、いいですよ。


 

夜風でクールダウン

連日『レノンの庭』で設計作業していて、一番好きな時間帯が夕暮れ時です。早朝からロケットスタートで作業に取りかかって、途中息切れしながらも、熱中しながら一日があっという間に過ぎてしまいます。そして夕暮れ時、照明が灯って、心地よい夜風が、オーバーヒートぎみに興奮状態の設計頭をクールダウンしてくれます。ここが大事で、この状態の時に今取りかかっている設計の続きや次の設計のことを考えるのです。考えるといっても、半分ボーッとしながら、曖昧なイメージ世界のピントを徐々に、ゆっくりと合わせていく感じ。これをやるとまた夜の部が快調にスタートできるのです。

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仕事が溜まっているものの、仕上がり具合は絶好調ですので、お待ちの皆様、もうしばらくのご辛抱を(いっつもこんなこと言ってますけど)。

明日は同じく夕暮れ時の庭の風景です。


 
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