庭をつくる人

密かな趣味

細胞の基本的な性質として「すべての細胞が、どの臓器の細胞にでも変化できる」ということがあります。それを分子生物学の福岡伸一教授は「分裂直後の産まれたての細胞は、とても柔軟で万能なジグソーパズルのピースのようなものです。自分が当てはめられる隙間の上下左右のでこぼこを察知して、自分のシルエット変化させて見事にそこにはまり込み、しかも斜めまで含めた8方向のピースの性質に馴染もうと努力をする。その結果、そこが脳であれば脳細胞になり、腸であれば腸の細胞として命を全うするのです」と説明しています。

人体は、環境に適合する性質を持った生命の集合体。



群生している花を観察すると、
驚くことに
一本たりとも調子の悪いものが見当たらない。
相乗効果なのか、共鳴なのか、
命が群れなすことの威力は絶大です。


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じつは昨年末から右肩が痛くて、いわゆる五十肩というやつでして、それをどのように治そうかとあれこれ試していたのです。
最初は「温める」。思い起こせば四十肩、四十五肩など何度か同じような症状があり、それはいつも冬から春にかけてでした。だから冷えが原因なのではないかと。しばらく厚着をしてむやみに長風呂をしてみたものの改善はなく、次に考えたのが「ストレッチ」。肘の内側を伸ばすことと肩甲骨を回せばいいのだという情報に従ってしばらく続けたら、いやはやさらに悪化。腕を水平よりも上にすると激痛が走り、普通にしていても、水島上等兵のオウムが肩にしがみついているような重さを感じる事態となってしまいました。
そんな折、夜の庭で開いた本に出てきた福岡ハカセの解説に、これだ!と。肩以外の部位のコンディションを整えれば、それにつられて肩も健全さを取り戻すのではないかと考えたわけです。
ぼくの密かな趣味は「自分を使った人体実験」、というわけで、本日より右肩以外の身体改造実験に着手します。

朱に交われば赤くなる。



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右肩以外の筋トレ&ストレッチ&軽い有酸素運動&腸内環境を整える食事&早寝早起き。
こうして並べてみると、おやおや、普段心がけていたはずのことばかり。ということは、生活習慣の乱れが右肩に出たのかもしれません。

身体の不調は暮らし方への警告。



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暖かくなるにつれて日増しに問い合わせや相談が増えてきました。GWの相談会までには万全の体調を取り戻すべく、人体実験の始まり始まり(ジタバタしていないで早く医者に行けという声もありますが)。





今日は「港南台店」にいます。






 

バラの花言葉

ぼくはここ数年、設計時のBGMはクラシック(基本はバッハ、時々ショパン or サティー or アリス=紗良・オット or 熊本マリ)かジャズ(8割方キース・ジャレット)を流しています。
昨日、ちょっと気分転換にとAMラジオに切り替えたら(ラジコプレミアムで北原照久さんの「昨日の続きのつづき」を)スティービー・ワンダーの「 You Are The Sunshine of My Life 」が流れてきて、あまりの心地よさに作業の手が止まってしまいました。
そのいい感じにもっと浸っていたくて 、You Tube をチクチクしていて見つけたのがこれなんですけど、まずはご覧ください。





ちょっと打たれる感じと言いますか、いやはや困ったなあと言いますか、「オレっていったい毎日何をしていたんだろう」というような、いきなり幕が跳ね上がったみたいなショックを受けたのでした。

大切な人を愛しなさい。
現実的に、具体的に、ドラマチックに、太陽のようにアッツアツに愛しなさい。


そんな気持ちがこみ上げてきて。

さてと、では現実的に、具体的にはどうしたものでしょう。
典型的な日本人で、思慮深くて保守的で内気な雪国育ちのA型のおじさんとしては・・・・とりあえず庭に植える花を買って帰ることにしました。



赤いバラの花言葉は「情熱的にあなたを愛します」。

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とてもじゃないけどぼくには言えません。





今日は「レノンの庭」で、仲良しご夫婦のアッツアツな庭を思い描いています。




 

Concentration

集中力はぼくの特技のひとつです。
それはもともと備わっていたわけではなく、集中しないことにはまともな庭を思い描くことができないので、これまで膨大な数の設計をするうち自然と身につき得意技となりました。

ぼくの場合、次のことが集中域に入るための条件です。


庭で夜明けを迎えること。
セロトニンが産生されて絶好調。


やや空腹であること。
朝食は腹6分目くらいまで。


少々筋肉痛であること。
運動不足だと全身がもやもや。


「そんなの簡単だよ」と思い込んで軽やかにやり始めること。
始めないことには始まらない。


ジャズかクラシックが流れていること。
音楽はその場をゴージャスな個室にしてくれる。


目的が明確であること。
行き先を設定しないとナビは作動しない。


作業が明確であること。
最適ルートを辿って渋滞に巻き込まれずに到着できるように。


その作業によってよろこんでくれる人を思い浮かべること。
「誰かのために」ということが最も良質な燃料。


何かに集中したい時の参考にしてください。



庭を思い描く時には、
物質に焦点を合わせつつ
周辺にある空間に意識を集中する。
撮影の時は、
対象に焦点を合わせつつ
背景の揺らめきに意識を集中する。

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SONY E70-200 F2.8 GM OSS に
焦点を合わせつつ、
それを手に入れた後の
悦楽の世界に意識を集中する。


サンタ様、キタムラのバッグかこのレンズを。
もちろん両方なら最高です。




集中のゾーンに入るとドーパミンかβ−エンドルフィンかわかりませんけど、そういう脳内麻薬が噴き出してきて快感に包まれます。
さらに続けるうちに、だんだんクラクラドキドキしてきて、そのトリップから戻れなくなるような恐怖感に包まれたところで、作業を中断しひと息つくようにしています。



夜の庭で You Tube をカチャカチャやってたら、
そのクラクラドキドキ状態と
とても感じが似ているものを見つけました。




ほんと、こんな状態になるのです。
怖いでしょ。
憶病者のぼくは尻尾を巻いて、
現世に引き返してコーヒーブレイク。
何事も行き過ぎは危険危険。






今日は「港南台店」でトリップしています。

集中!
そんなの簡単簡単。 




 
 

危惧は杞憂に終わるのだ

一昨日の早すぎる雪で、瞬時にして気分が秋から冬へと移行した。
もさもさと降る景色に故郷を思い、何人かの懐かしい顔が浮かび、はしゃぎ出す雪国育ちのDNAと郷愁が入り混じった濃厚ないち日。久しぶりのマフラーと長靴の感触が拍車をかける。
仕上げは気合一発!冬風残る夜の庭に腰掛けて、山岳に暮らすゲージツ家が、歩んできたゴージャスな孤独を編んだ「骨風」の何度目かを。寒くて続かないかと思いきやすぐに夢中になり、机に置いた電気ストーブに顔を火照らせながら立て続けに2編を読み終えた。
飽きるまで繰り返し読まない事には他に移れない、時々熱くなったり泣けたりしながら、しみじみと腹に力が入る名作である。



金沢文庫駅から徒歩15分
 称名寺の池

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一夜が明ければ冷えた空気を速攻で温める陽射し、無風だ。あの降りしきるモノトーンが夢だったような。
夢の中で心配事がひとつあった。
「雪に当たると葉色が醒めちまうんだよなあ。これで秋が終わってしまうのは、ちと惜しいわい」
故郷の魚沼地方では里に初雪が舞うと、前日まで燃えるようだった低い山々が一遍に色を失って黒くなるのだ。
その心配を検証すべく早朝から金沢文庫のお寺の森へ向かった。寺に駐車場はなく住宅地のコインパーキングからけっこう歩く。狭い路地を進んで、近ずいてくる山門の向こうがどうなっているかを何通りか想像するうちに、徐々に脈拍が上がるのを感じつつ、歩く歩く。
境内に入ると飛び込んできたのは鮮やかな秋色。幸いな事に全く影響なし。イレギュラーな雪のつべたさなどは鼻で笑う胆力で、木々は悠々と秋の日を過ごしていた。



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気具の九割九分は杞憂に終わるのだ。
最後の一分が的中する時まで、アクシデントにおたおたせずに、起ってもいない想定など心配せずに、森の木々に倣って悠然と歩むのみ。危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。



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森を映した水面を行くカモたちの心持ちは、いちいち気に病む人間よりも上等なり。


今日は篠原勝之風に書いてみました。





午前中は「レノンの庭」、午後は「金沢文庫店」にいます。






そうそう、
そういえば俺も家出中の身だった。





 

皇帝ダリア

4〜5メートルほどまで伸びて咲き、道行く人を見上げさせるコウテイダリアはこの時期のお楽しみ。



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晩秋の花らしく花期が長くて、それぞれの店の近くに何ヶ所か見場があるため、しばらく寄り道しながらの通勤となります。



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長身の花は咲き終わるとバッタと倒れ、池面に横たわって冬を越し、翌年長い茎にある竹のような節のひとつひとつから根を出して芽吹きますから、死して屍拾うことなく放置しておけば、やがて見事な群生になります。



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これが孤高の皇帝の処世術。



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背が高くて倒れやすいという欠点を補うために、子孫を群れて生息させ、お互いが支えあって暮らすようにという意思の表れなわけです。



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先日葬儀がありまして、そこでの親戚やご近所さんたちの支えに心底感謝しました。



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人はひとりで生きているわけではないとよく言われますが、送る場面ではそれが身にしみまして。



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さて、ぼくはどれだけの人の支えになれるだろうかと思うわけです。



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次代に芽吹けるだけの滋養のある節を刻みながら、どこまで高く成長できるだろうかと。



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手がけるひとつひとつの庭に家族の笑顔が芽吹きますように、思いを込めて描きます。



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そして数十年後、日本中に見上げる花が群生する日をイメージして。



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志し高き花の姿に、背筋が伸びた朝でした。





今日は「レノンの庭」にいます。




 

家族の庭のつくり方 47

色を楽しむ

庭の構成物は、とかくナチュラルな中間色だけになりがちです。



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差し色効果で世界がイキイキとする。



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ヨーロパの庭に赤い椅子や青いパーゴラ使われるのは、花の咲く時期が短いから。
南米のカラフルなペイントは、強い日差しに負けずに暮らすため。
四季折々に自然の色があふれていた日本では、目立たぬように、はしゃがぬように。
地球が小さくなった時、昔ながらの庭は役割を失い日本人は高気密な箱に引きこもってしまった。
今、もう一度庭を感じて自然との足並みを揃えるために、せめてカーテンを開けて暮らすために、まずは庭風景に色を。

のぺっと平面的になった感覚にインパクトを与える色使いは、静かな水面に投げ込む小石です。
波紋の広がりは心模様。



今日もやってます。



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2016秋相談会港南台裏3
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植物のこと、れんがの積み方、ウッドデッキの作り方、目隠しのこと、雑草取りを楽にする方法、庭のことなら何でもどうぞ。


今日のスタートはこれ。

中1の春、レコード店で見つけた
ベストアルバム2枚組。
当時の財布ではそれは高嶺の花の金額でしたから、
ぼくの手の届かない憧れとなりました。
1年後、不思議なことが起こりました。
気がつくとそのLPはすでに手元にあり、
毎日繰り返し聴いていたのです。
どんな経緯でそうなったのかは
その時点で全く記憶にありません。

ただ「思えば叶う」ものなんだなあと。
ただしそれは「目標」とかではなく、
なんとなく柔らかく思うこと。
懐にしまって温め続けるみたいに思い続けること。

2枚目のB面に入っていたバカラックメドレー、
これを聴くと、あの時のプチ奇跡がよみがえります。
やわらかく思い続けることは、
それ以来ぼくの常套手段になっています。
理想の庭を実現することもまた、
そういうものなじゃないかなあ。
無理せずに、やわらかくやわらかく、
でも決して消さないように。


 

 
 

魚沼産コシヒカリが美味しい3つの理由

魚沼産コシヒカリの美味しさには、他の地域にはない3つの理由があります。

1、魚沼人が生真面目だから

今となっては信じられないことですが、かつて(ぼくの親が生まれた頃)新潟米はまずい米の代表格だったそうです。
それを打開すべく県の農業試験場が開発したのがコシヒカリ。
ただしその栽培は、それまでの稲作の常識を超える繊細さと根気を必要とするものでした。
毎日欠かさずに田んぼに行って、葉の色を観察しながら水を調整する。
純朴にして頑固で、生真面目一本槍の魚沼人だからこそ為し得た収穫だったのです。



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2、錦鯉の産地だから

貧しい農村が山と山との間に並んでいるような地域に、昭和40年代から始まった国の減反政策はとてもキツいものでした。
そこである知恵者が始めた苦肉の奇策、休耕田を使っての錦鯉養殖が当たって、魚沼は一大産地となりました。
田園風景に養殖池が点在していたため、田んぼの農薬の使用を極力抑えることとなったわけです(水路は繋がっているので)。
農薬を減らすことが微生物を旺盛に繁殖させて、土を肥やして米に滋味をもたらしました。



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3、山間の田んぼだから

魚沼には広大な平地がありません。
越後三山が従える山々の隙間に切り拓いた小さな田んぼへは、清らかで、分厚い自然のミネラルを含んだ沢の水が注ぎ込まれます。
地元でも最上級と称される田んぼは、必ずその水を最初に取り込む山際にあります。



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雪国の豊かな自然から、黙々と真面目に暮らす人々の営みに与えられた恩恵が、わが故郷、魚沼産コシヒカリの味。
焼き鮭で、野沢菜で、生卵で、どうぞお召し上がりください。



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新米の季節到来。
毎年この時期に、実家から新米ではなく古米が届きます(備蓄米の在庫一掃処分)。

古い米でも軽く精米機を通すか、もち米を1割ほどか寒天を少し混ぜて炊くと、驚くほど美味しくいただけますよ。
お試しあれ。





今日は「港南台店」にいます。




 

素直に豊かに伸びやかに

今日は子供の日。



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ぼくは毎年この日になると、実家の庭に空高くたなびいていた巨大な鯉のぼりを思い出します。 



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・・・今振り返ると、家族や親戚や近所の方たちから愛されまくって育ったんだよなあと。



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でも当時の幼いひでとし君にとって、その有り余る愛情は空気のように当たり前のことだったわけでして、ありがたいなどと思ったことは一度もありませんでした。



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それがこうして故郷を離れて歳を重ねると、次から次から懐かしい顔が浮かんできて、もう(今さらながらですけど)感謝!感謝!感謝!です。



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心根の成長には、愛情を愛情と感じないほどたくさんの愛情が必要。



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今こうして花咲く日々を送れているのは、何不自由なくわがまま一杯に育てていただいた、その根っこがあってのこと。



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日本中の子どもに肥沃でふかふかの土壌が与えられますように。



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途切れることなく愛情のシャワーが降り注ぎますように。



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彼らの人生を支える根っこが、素直に、豊かに、伸びやかに成長しますように。



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お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、保母さん、先生、ご近所さん、大人の皆さん、頼みますよ!



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子どもたちよ、ひでとしおじさんがいいことを教えてあげよう。
人生ってね、君たちが想像もできないくらい楽しいことだらけだぜ。





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2016春相談会表文庫店2
2016春相談会表文庫店3
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今日もお待ちしてます。

ああ、雲ひとつない空。 



 

2016年3月11日の朝

ああいけませんいけません、今朝はほんとにいけません。
5年間のあのことに、あの人にこの人に、あれもこれも、どれもこれも、考え方や言い分や決定や行動や現象に、そしてもちろん自分にも、なんでやねん!あほちゃうか!と、止めどなく文句が言いたくなってしまいます。

いけません、まったくもっていけません。
だからしっかりと口を閉じることにします。
このもやもやの一切合切をろ過して、発酵させて、良きものに変換してからじゃないと、庭を思い描くことなどできません。

立ち上がろうと頑張っていた人たちに、なんの力にもなれなかったばかりか、声も上げずにいた態度が、彼らの意に反する所業に加担することになってしまったのではないだろうかと。
あの晩、月明かりの庭で黙祷しながら誓ったはずが、時が経つに連れてヘタレな気持ちで過ごしていたのではないだろうかと。


なにしとんのやオレ。
ほんまに、こないなことじゃあかんて。




人々がまだ立ち尽くしているうちに
いち早く瓦礫を覆い尽くした雑草、
帰宅禁止区域の庭で咲き誇る花、
黙々と、淡々と、せっせと循環に励んでいる。

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東風吹かば・・・・

横浜は春

いずれにしても春


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今夜は早めに帰宅して、あの日と同じ庭で5年前の記事を読み返します。

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いろんなことが、ほんとに、これではいけませんよね。
何か違う、修正が必要、それははっきりしています。
ではどうしたらいいのか、なにを考えなにをすればいいのかは、自分の今日からの課題とします。





たくさんの魂が、
ちゃんと故郷に帰れますように。
その時故郷に、
幼い日となにも変わらない自然と、
あたたかな人の営みがありますように。
気が遠くなるような時間がかかったとしても、
いつか必ずその日が来ますように。

   
 
さよなら黄色いレンガ道
そこには吠える上流社会の犬がたくさんいたよ
きみのお高い部屋に
ぼくを植えることなんてできない
ぼくは農具のある あの場所に帰ることにする

おなじみのフクロウが鳴く森へ行くんだ
背中にイボのあるガマ蛙をつかまえに
故郷へ帰ると決めたんだ

このイカれた都会の道の向こうに
ぼくの永遠の未来があるんだよ

さよなら黄色いレンガ道
ぼくは あの故郷へ帰る





今日は「港南台店」にいます。






 

やわらかくやわらかく

昨日突然やってきた全身笑顔のセールスレディーが、「これは地球のための商品です」というセリフを1分にいち度ずつ入れながら30分間、立て板に水を流し続けてくれました。ぼくはとても辛抱強いので負けずに笑顔で聞き続けてから、笑顔キープのままで「すいませんけど地球のことなど知ったことではありません。それよりも今とても忙しいので」と言ったのでした。
彼女はひるむこともめげることもなく、いっそう素晴らしい笑顔で帰っていきました。
見事といえば見事です。
もしも「地球のために」が3回程度だったら、たぶんあの異様に高価な肥料を買っていたことでしょう。

情熱の空回りはお互いに時間の浪費ですよね。



美しいものはたいがいやわらかい。
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熱く語ればいいってもんじゃない。



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千本ノックじゃなくてキャッチボールで。



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間、行間、リズム、抑揚、表情、発声、起承転結、ボディーランゲージ。



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ぼくも庭のこととなるとついつい熱くなってしまって、よくこの手の失敗をします。
プレゼンテーションスキルを磨かねば。
アッツアツを突きつけるんじゃなくて、ホカホカを並べておいて「よかったらおひとつどうぞ」という感じで、やわらかく、やわらかく。





今日は「金沢文庫店」にいます。







 

愛おしいもの


港南台に梅が咲き出しました。
冷たい空気の中の一輪ほどの温かさは、
両手で包みこみたくなるような愛おしさを感じます。

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愛おしいもの

土と草の香り
花火の煙の香り
毎日香とサロンパスが混ざった香り
畳に陽が差したときの香り
温泉場の香り
籾殻を焼く香り
しんしんと降る雪の香り

流れてゆく雲
キラキラ光る水面
蛍の光
稲刈りがすんだ田んぼ
故郷の山
懐かしい笑顔
犬の尻尾
逆光に透ける葉っぱ

降るようなカエルの合唱
トタンを打つ雨音
コオロギの声
材木座海岸の波の音
家族の寝息
レッド・ガーランドの右手

小さい子の髪の毛
素足で歩く芝生
大木の木肌
岩場の鎖
おばあちゃんの手
カメラのグリップ
米を研ぐ触感
鼓動と温もり




立春とはいうものの、まだ2月が始まったばかり。
キーンとした空気の庭にいると頭の中に「いとおしい」「やわらかい」「あたたかい」というようなことがらが浮かび上がってきます。

これが冬から春への活性化。
立春仕様のガーデンデザイナー。




レッド・ガーランドの右手を追っていると、
雪解けの魚沼を歩いている気分になります。





 

 

 
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