ガーデンセラピー

ガーデンセラピー 145

『切り取る』

漫然と眺めていても感じ取れないことが、対象物を定めてフレーミングすることで感じられるようになります。



金網フェンスでフレーミングしてみました。

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切り取ると語り始める。



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見慣れた花を、蜜を貪る蝶を、庭風景を、ファインダー越しに見つめてみてください。



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日常を額縁で仕切って、じっくりと観察してみましょう。
すっかり空気のようになった家族も、暑さで実存があやふやになりがちな自分自身のことも。





各種依存症や後天的な心のトラブル、小さなつまずきでどこまでも転がり落ちてゆく次元下降現象に陥る人たちに共通する初期症状が「メタ認知能力の欠落」であることは、その手の職業の方々には広く知られているところ。
それを防ぐための方策は?それはですね、いつもどこからか、望遠レンズで見つめられている感覚を持っていること。つまりは己が感情を抜きにした、自分でありながら自分ではないもうひとりの自分の目に、今現在の身なりが、姿勢が、表情が、行動が、つい口をついて出た台詞が、どう映っているかを見て取れるモニターを有しているか否かということなわけです。
砂漠の民はその形而上的視線をムハンマドと言い、クリスチャンは主と言い、ジャポネシアでは代々稲作に汗を流しながら、子や孫に「お天道様は見ているぞ」と言い伝えてきました。
日本最古の歴史書である古事記には、すでにそのような存在である八百万の神が登場するのですから、「自分を見失ってはいけない」という戒めは、有史以来語り継がれてきた、
人が狂気に至らないための根源的なカウンセリングワードであると言えます。

大丈夫でしょうか。自分のこと、見えているでしょうか。見えていると思っているその自分は、本当に本当のあなたなのでしょうか。もしかしたら自分が思っている自分とのソゴが恐ろしくて、無意識に目を背けているとか、チラチラと見えるそんな自分を正視しないために、アルコール三昧のシェルターにだらしなくヘタり込んで
「私はこんなに正しく頑張っているのに、何もかも〇〇のせいでうまくいかないんだ」などとわめくことを繰り返してはいないでしょうか。あるいはハリボテの騒音カジノに入り浸ったり、いつでもあなたを満面の笑顔で招き入れてくれる買い物天国に逃げ込んでは「〇〇のことなんか忘れて、私は私らしく生きるのよ」などと脳内のありとあらゆるタガを外しまくってはいないでしょうか。〇〇は、仕事上では「景気」「収入」「反りが合わない上司」「馬が合わない同僚」「成果が上がらない部下」、家庭では「連れ合い」「親」「子供」「住環境」、個人的なことでは「健康」「生い立ち」「過去の忌まわしい記憶」など。どれもこれも自分を客観視しないことには抜け出せないわけです。逆に言えば、メタ認知を回復させれば大概の不満から脱出可能である、ということになります。

とは言うものの自分で自分を見極めるのは至難の業。
もしかして私?と心当たりのある方に、ひとついい方法をお教えしましょう。
カーテンを開けて庭を見てください。そこには紛れもなく、あなたの実態が映し出されています。
(たぶん)いつも締め切っているレースのカーテンを開けて、(おそらく)惨たんたるその場所をしばし正視した後に、窓も開け放って、空気が淀んだまま硬直している室内に夏の光と風を取り込んでください。
「そんなことしたら蚊が入ってくるじゃない」って、ほらほら、そうやって即座に否定の言葉を導き出してしまう癖がついている、その思考回路を正常に繋ぎ直すためには、蚊に刺されるくらいの自然界の刺激が必要なのです。つべこべ言わずに百回刺されてください。そんな痒みだの痛みだのは、バランスを欠いたあなたの無自覚な言動によって、周囲が被っている心の痛みに比べたら、ちゃんちゃらですよ。

今日は終戦の日。この数年の良きこととして、なぜあのような最低な判断と行動が立て続いてしまったのかを、かつて世界有数に愚かだった国の国営放送が、割と的確に客観視して映像化してくれていること。末裔のぼくらが「かつて」と言い続けるために、今日はじっくりと、ただし用心深く、そういう番組を客観的に見つめてみようと思います。
世界平和は家庭の平和から。家庭平和は、あなたの心の平安から。そのために、庭に出て、感情やら怨念やらコンプレックスやらのベールを全部引っぺがして、正確に現在の自分を把握することを習慣としてください。
まずは家中のカーテンを開けることから。





 

ガーデンセラピー 144

『根を意識する』

根っこは地中で、懐疑的に、慎重に、水の在り処を求めて伸びてゆき(ペーハーの違いや腐敗臭を感じとったら Uターン)、光の国に突き出た茎と葉は、全身ポジティブに成長する。



植え替え作業をすると、
よく咲いた草は
根が盛大に広がっていることが実感できます。

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明るく暮らすために、根暗な自分を大切に。



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根明などというまやかし言葉に、暗闇の世界にある性根を明るく軽薄にしてしまうから転けやすくなるのです。あるいは咲き損なって立ち枯れてゆくのです。



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日にいち度は自分の根っこを見つめて沈思黙考を。
夜の庭などで。
ことに、ハイテンションだった夏の日の終わりには、こんなのをバックに流しつつ。









今日から三連休。ぼくはずっと港南台店で、最近お気に入りのご機嫌な作業用BGM、「大人の避暑音楽シリーズ」を流しながら、今取り組んでいるリゾートフルな庭を思い描いて過ごします。
ビーサン、短パン、アロハシャツという、仕事中とは思えない格好でいることはどうかお許しを。





 

ガーデンセラピー 143

『同化作用を利用する』

脳細胞をネットワークするミラーニューロンの働きで、人は周辺環境と同化する性質を持っています。



散歩道のラベンダー

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朱に交われば赤くなる。
亭主の好きな赤烏帽子。
青は藍より出でて藍より青し。
つまりは、色即是空空即是色。




毎日レンズ越しに花を見つめているせいか、
ぼくの思考と感受性は
徐々に花化しつつあるような。


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だったら話は簡単。自分が好ましいと思う人とコミュニケーションを図るべし。



そこにやってくる昆虫も追っているので、
優秀な働き蜂と化しています。

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いやほんとに、ぼくはとてもよく働きます。



「仕事だから、お付き合いだから、嫌いだけど我慢して一緒にいる」という大人の判断はとても危険。同化は脳の仕組みなので意思では制御不可能な領域なのです。
どういう人と関わるか、何を見聞きするか、どんな環境で暮らすかによって人は形作られてゆきます。





シャーリプトラ(意思によって悟りを目指す者)よ、
ミラーニューロンを活用せよ。 





この頃のぼくを形成しているのは、篠原勝之、坂本龍一、菊地成孔のお三方。





今日は「港南台店」にいます。




 

ガーデンセラピー 142

『動作で伝える』

地球上で最も言語能力に長けているぼくたち人間は、しばしば言葉によるトラブルにも見舞われます。



無口なミーのコミュニケーション術。

状況を察知する。
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リラックスしてみせる。
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すり寄って行く。
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愛嬌を振りまく。
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同化する。
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お腹が空くとぼくの前をウロウロする。
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コミュニケーションの基本はノンバーバル。

大切なことは言葉にならず、伝えたいことを言葉にすると必ず本質とのズレが生じてしまうもの。
行動や表情、身なり、姿勢、ちょっとした所作も意識して、非言語の伝達力を高めていきましょう。
「言わぬが花」ということも多々あるし、「Speech is silver, silence is golden.」ともい言いますから。





激しく喋る時、その人は嘘をついているか、言葉で攻撃しているか、あるいは混乱した脳内の整理がつかずに溢れ出る単語を口から垂れ流しているだけなのです。
ぼくの場合は、突然やったきた「庭なんて木を何本か植えて、地面をコンクリートか人工芝にしとけばいいんでしょ。カーテンを開ける?庭に出る?何故???」という体制側の善良市民に、反体制な思いがトルネードして、それまで好ましく上がっていた口角が真一文字に結ばれて、そこから飛び出そうと暴れ出す言葉を抑えていた手が、ついに外れたらもう止められない極悪ラッパー状態に。
体制の、正反対。反体制の正反対。大勢が、体制で、反体制派は少数派。多勢に無勢の反対派、造反有理とアジテーション。造反有理、革命無罪。
造反有理、革命無罪。ディスるほどに、タイトな、バイブスに、トリッピン。レボリューションがエボリューション。ジェネレーションのハレーション。賛成の、反対は、赤塚不二夫の辞世の句。ミギ翼も、ヒダリ翼も、胴体浮かなきゃ意味がない。体制の、正反対。反体制の正反対。Say 体制の、正反対。Say 体制の、正反対。Say 、Say 、Say 、Say 、体制の、正反対。
っと、楽しくて切りなく続きそうなので、これくらいにしときましょう。
では今日も穏やかな気持ちで仕事仕事。

愛する人との無言の時。虚空の相手に呟くひとりの時。言葉を持たない動植物と会話を交わす時。言っても伝わらないであろう相手に無口で微笑んでいられる余裕がある時。上質はいつも、口数少ない時間の中の出来事。





今日は「港南台店」にいます。





 

ガーデンセラピー 141

『間口を狭める』

植物は毒や棘や個性的な姿で他者との関わりを制限し、必要かつ適切な相手とだけコミュニケーションを図ります。



夏の花、キョウチクトウ。
清らかな見た目と違い、
幹、根、葉、花、実、
すべてに強い毒性あり(薬用効果もありますが)。
口にしないことはもちろん、
生木を燃やすと煙でやられてしまうので
BBQやたき火に混ぜないように。
落ち葉を腐葉土にするのも厳禁です。
金久保さん、ご注意ください。


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広く浅く集めたコミュニティーは、当然のことながら底が浅いものになる。


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成長経済が続いた昭和時代には軽薄短小にウェルカムでよかった。浅はかであろうが愚かでろうが、少々変な言動をする者が混じっていようが、数がものを言った時代だったのです。しかし今はそうではなく、目指すところは安定と成熟。時には毒や棘を持ってでもお付き合いは厳選するのが得策かと。



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現在地上には70億匹のホモ・サピエンスが生息していて(日本列島には1億2700万)、その内であなたが幸せな人生を送るために意思を疎通させる必要がある人数は、社会学的には300人程度(昭和時代の、まだパソコンも携帯も出現していなかった頃、フェイス・トゥー・フェイスの関係を持つのは150人が適当であり上限だと言われていたが、フェイスがアイコン化したことで浅く広く広がり倍になった。であろうというぼくの考察ですが)、生物学的には30人ほど(ゴリラ社会では10人ほど)、文学的にはたった1人でいいのです。
だからコミュニティーの基本は狭く深く(目指すところは広く深く)。
植物の知恵に倣って実り多き日々を。





Face book の素晴らしい点は友達の数に上限があること。ただそれが5000人という目眩がするほどの数であるために、広く浅い世界になってしまうのは致し方なし。
ただアナログ界からはじき出されて、あるいは自ら旅立って、デジタル海を漂流する難民たちの多くは、そのコミュニティーに安らぎや尊敬や信頼や共鳴といった深みを求めているのは間違いのないことだ。
未だ安住の島にたどり着けずにいるボートピープルたちが、それでも帆を張り続けていることがその仮想の海原を成立させているのは間違いのないことだ。
だからザッカーバーグ君、設定を300人にすれば、君がノーベル平和賞候補になるのは間違いのないことだ。
とはいえ、人はアフリカの熱帯雨林を追い出されて以来、その都度の新天地に適合するために、知能を急速に高めながらここまで来たという事実があるのだから、人の頭脳の OS が、今の17倍の処理能力を持てる可能性はある。あるいは AI にその任務を託してしまえば済むことなのだが。おっとこれは名案。Face book など AI 任せで、夏の日差しを浴びながら畑仕事に精を出すという図はなかなか良さそうだ。
キラキラする広く浅い海を遠くに眺めつつ、腰を伸ばして手ぬぐいでひたいの汗を拭く人の深い笑い皺、深い人生。
デジタル海が広がれば広がるほど、帆と舵を操作するアナログな生身のスキルが求められるのだ。
という結論。





今日と明日は「金沢文庫店」にいます。





 

ガーデンセラピー 140

『直視する』

よく「荒れた庭を見ると気が滅入るのでカーテンを開けなくなった」というケースがあります。



直視すれば、変貌する。

門馬邸 Before

門馬邸Before


After

門馬邸After



理想から逃げ続け、ついに逃げ切ることはできます。
それはさしてめずらしくもない人生模様。




赤澤邸 Before

赤澤邸Before


After


赤澤邸After



事態を打開するには問題から目を背けないこと。現状を見据えて、その条件下での最善を選んで行動しない限り、五年経っても十年経ってもカーテンは閉まったままです。



今福邸 Before

今福邸Before


After

今福邸After



課題から逃げ腰だと追われ続けるだけ。
まずは理想と現実の違いを直視することから始めましょう。





ぼくは夜の庭で、過去、現在、未来の三人の自分を直視することを習慣としています(もう六年と二ヶ月半)。過去は歪、現在は未熟、故に未来の自分には可能性だらけです。

思い起こせば、そのきっかけとなった文章がありました。


卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ。

 

諸君らの研鑽の結果が、卒業の時を迎えた。その努力に、本校教職員を代表して心より祝意を述べる。
また、今日までの諸君らを支えてくれた多くの人々に、生徒諸君とともに感謝を申し上げる。

とりわけ、強く、大きく、本校の教育を支えてくれた保護者の皆さんに、祝意を申し上げるとともに、心からの御礼を申し上げたい。
未来に向かう晴れやかなこの時に、諸君に向かって小さなメッセージを残しておきたい。
このメッセージに、2週間前、「時に海を見よ」題し、配布予定の学校便りにも掲載した。その時私の脳裏に浮かんだ海は、真っ青な大海原であった。しかし、今、私の目に浮かぶのは、津波になって荒れ狂い、濁流と化し、数多の人命を奪い、憎んでも憎みきれない憎悪と嫌悪の海である。これから述べることは、あまりに甘く現実と離れた浪漫的まやかしに思えるかもしれない。私は躊躇した。しかし、私は今繰り広げられる悲惨な現実を前にして、どうしても以下のことを述べておきたいと思う。私はこのささやかなメッセージを続けることにした。
諸君らのほとんどは、大学に進学する。大学で学ぶとは、又、大学の場にあって、諸君がその時を得るということはいかなることか。大学に行くことは、他の道を行くことといかなる相違があるのか。大学での青春とは、如何なることなのか。
大学に行くことは学ぶためであるという。そうか。学ぶことは一生のことである。いかなる状況にあっても、学ぶことに終わりはない。一生涯辞書を引き続けろ。新たなる知識を常に学べ。知ることに終わりはなく、知識に不動なるものはない。
大学だけが学ぶところではない。日本では、大学進学率は極めて高い水準にあるかもしれない。しかし、地球全体の視野で考えるならば、大学に行くものはまだ少数である。大学は、学ぶために行くと広言することの背後には、学ぶことに特権意識を持つ者の驕りがあるといってもいい。
多くの友人を得るために、大学に行くと云う者がいる。そうか。友人を得るためなら、このまま社会人になることのほうが近道かもしれない。どの社会にあろうとも、よき友人はできる。大学で得る友人が、すぐれたものであるなどといった保証はどこにもない。そんな思い上がりは捨てるべきだ。
楽しむために大学に行くという者がいる。エンジョイするために大学に行くと高言する者がいる。これほど鼻持ちならない言葉もない。ふざけるな。今この現実の前に真摯であれ。
君らを待つ大学での時間とは、いかなる時間なのか。
学ぶことでも、友人を得ることでも、楽しむためでもないとしたら、何のために大学に行くのか。
誤解を恐れずに、あえて、象徴的に云おう。
大学に行くとは、「海を見る自由」を得るためなのではないか。
言葉を変えるならば、「立ち止まる自由」を得るためではないかと思う。現実を直視する自由だと言い換えてもいい。
中学・高校時代、君らに時間を制御する自由はなかった。遅刻・欠席は学校という名の下で管理された。又、それは保護者の下で管理されていた。諸君は管理されていたのだ。
大学を出て、就職したとしても、その構図は変わりない。無断欠席など、会社で許されるはずがない。高校時代も、又会社に勤めても時間を管理するのは、自分ではなく他者なのだ。それは、家庭を持っても変わらない。愛する人を持っても、それは変わらない。愛する人は、愛している人の時間を管理する。
大学という青春の時間は、時間を自分が管理できる煌めきの時なのだ。
池袋行きの電車に乗ったとしよう。諸君の脳裏に波の音が聞こえた時、君は途中下車して海に行けるのだ。高校時代、そんなことは許されていない。働いてもそんなことは出来ない。家庭を持ってもそんなことは出来ない。
「今日ひとりで海を見てきたよ。」
そんなことを私は妻や子供の前で言えない。大学での友人ならば、黙って頷いてくれるに違いない。
悲惨な現実を前にしても云おう。波の音は、さざ波のような調べでないかもしれない。荒れ狂う鉛色の波の音かもしれない。
時に、孤独を直視せよ。海原の前に一人立て。自分の夢が何であるか、海に向かって問え。青春とは、孤独を直視することなのだ。直視の自由を得ることなのだ。大学に行くということの豊潤さを、自由の時に変えるのだ。自己が管理する時間を、ダイナミックに手中におさめよ。流れに任せて、時間の空費にうつつを抜かすな。
いかなる困難に出会おうとも、自己を直視すること以外に道はない。
いかに悲しみの涙の淵に沈もうとも、それを直視することの他に我々にすべはない。
海を見つめ、大海に出よ。嵐にたけり狂っていても海に出よ。
真っ正直に生きよ。くそまじめな男になれ。一途な男になれ。貧しさを恐れるな。男たちよ、船出の時が来たのだ。思い出に沈殿するな。未来に向かえ。別れのカウントダウンが始まった。忘れようとしても忘れえぬであろう大震災の時のこの卒業の時を忘れるな。
鎮魂の黒き喪章を胸に、今は真っ白の帆を上げる時なのだ。愛される存在から愛する存在に変われ。愛に受け身はない。
教職員一同とともに、諸君等のために真理への船出に高らかに銅鑼を鳴らそう。
「真理はあなたたちを自由にする」(Η ΑΛΗΘΕΙΑ ΕΛΕΥΘΕΡΩΣΕΙ ΥΜΑΣ ヘー アレーテイア エレウテローセイ ヒュマース)・ヨハネによる福音書8:32

 

一言付言する。
歴史上かってない惨状が今も日本列島の多くの地域に存在する。あまりに痛ましい状況である。祝意を避けるべきではないかという意見もあろう。だが私は、今この時だからこそ、諸君を未来に送り出したいとも思う。惨状を目の当たりにして、私は思う。自然とは何か。自然との共存とは何か。文明の進歩とは何か。原子力発電所の事故には、科学の進歩とは何かを痛烈に思う。原子力発電所の危険が叫ばれたとき、私がいかなる行動をしたか、悔恨の思いも浮かぶ。救援隊も続々被災地に行っている。いち早く、中国・韓国の隣人がやってきた。アメリカ軍は三陸沖に空母を派遣し、ヘリポートの基地を提供し、ロシアは天然ガスの供給を提示した。窮状を抱えたニュージーランドからも支援が来た。世界の各国から多くの救援が来ている。地球人とはなにか。地球上に共に生きるということは何か。そのことを考える。
泥の海から、救い出された赤子を抱き、立ち尽くす母の姿があった。行方不明の母を呼び、泣き叫ぶ少女の姿がテレビに映る。家族のために生きようとしたと語る父の姿もテレビにあった。今この時こそ親子の絆とは何か、命とは何かを直視して問うべきなのだ。
今ここで高校を卒業できることの重みを深く共に考えよう。そして、被災地にあって、命そのものに対峙して、生きることに懸命の力を振り絞る友人たちのために、声を上げよう。共に共にいまここに私たちがいることを。
被災された多くの方々に心からの哀悼の意を表するととともに、この悲しみを胸に我々は新たなる旅立ちを誓っていきたい。
巣立ちゆく立教の若き健児よ。日本復興の先兵となれ。
本校校舎玄関前に、震災にあった人々へのための義捐金の箱を設けた。(3月31日10時からに予定されているチャペルでの卒業礼拝でも献金をお願いする)
被災者の人々への援助をお願いしたい。もとより、ささやかな一助足らんとするものであるが、悲しみを希望に変える今日という日を忘れぬためである。卒業生一同として、被災地に送らせていただきたい。
梅花春雨に涙す2011年弥生15日。

 

立教新座中学・高等学校

校長 渡辺憲司






今日は「金沢文庫店」にいます。

真っ正直に、くそまじめに、一途に、真っ白の帆を上げて。





 

ガーデンセラピー 139

『出番に備える』

冬には春を思い、春には夏を思う。
庭を楽しむ人の生活習慣。



ソメイヨシノが葉桜になり、
待ってましたと八重が開きました。

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庭は未来に思いを馳せる場所。



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十年前、ぼくは十年後を想定していち日のスケジュールを立てていました。



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今日も十年後の準備に時間を使います。



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明日の予定や一週間後のスケジュールは極力考えずに今日に集中する、というのが設計作業には適してい
るのですが、それだけだと行き当たりばったりになってしまうので、遠くに「十年後」を置いて眺めるようにしています。十年も先だと不安やプレッシャーはなく、ただただ夢見るようなイメージが持てるので、気分がグッと上がりますよ。





木を植えるのに一番いいのは三十年前、次にいいのは今。
中国の諺





今日は「港南台店」にいます。




 

ガーデンセラピー 138

『エクスキューズを封印する』

毎日何組かのご夫婦が店を遠巻きにしながら、結構大きなボリュームで、うちの庭は狭いからね、そりゃあお金があったらね、蚊がいるから無理無理、老後の楽しみにしようか、子どもたちが小さい頃は庭も楽しかったけど、どうせ手入れはしないし枯らしちゃうでしょ、などなどと話して去ってゆきます。



仕事柄なのか、カメラを持ち歩いているからか、
あるいは自然豊かな地で生まれ育ったおかげか、
ぼくには人並み以上に花の声が聞こえるようです。
タオイスト坂村真民は
「花は嘆かずに、ただひたすらに咲いている」と言っていますが、
確かに、生育過程で
ああだこうだと言い過ぎる花は、
盛大に咲けないまま終わる傾向があります。

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横浜に来て最初に住んだマンションの前のゲンペイモモが
今年も見事に咲きました。
年に一度の雄弁な姿。



ふふっ、試しにその口を閉じてみなさい。いとも簡単に、奇跡に次ぐ奇跡が起こるから。



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身体は食べたものでつくられ、心は聞いた言葉でつくられ、未来は発した言葉でつくられます。



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口を衝いて出る「できない理由」は強烈な願望の裏返し。「やらない言い訳」は願望達成方法の裏返し。
そのカードをひっくり返さない手はありません。






 

ガーデンセラピー 137

『庭を浴びる』

部屋から眺めているのと、そこに出て過ごすのとでは庭の感じ方は全く違うものです。



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庭を浴びると全身のミトコンドリアが活気付く。



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そこに降る光は太陽からの贈り物。吹く風は地球を隅々まで渡ってきた空気。見上げる空は紛れもなく宇宙空間。植物は地球と最も相性良く繁栄してきた生命群。



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人類は旧人類までさかのぼれば50万年の歴史があり、つい50年前までは毎日自然を浴びながら暮らしてきました。



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ぼくは朝晩必ず、庭でピテカントロプス的に時を過ごしています。





 

ガーデンセラピー 136

『窓を開ける』

空気を循環させれば気の流れがよくなります。
気の流れがよくなれば、気分がよくなり運気が上がります。



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外気も光も遮断したまま幸せを築くことは至難の業。



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小さい頃は神さまがいて
不思議に夢をかなえてくれた
やさしい気持で目覚めた朝は
おとなになっても奇跡はおこるよ

カーテンを開いて
静かな木漏れ陽のやさしさに包まれたなら
きっと
眼にうつる全てのことはメッセージ



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せめてカーテンは開けて暮らしましょう。
住宅地を歩くと、9割以上の家がメッセージの受け取り拒否状態なのです。





木から下りた猿は、猛獣から身を守るために洞穴や林の中に隠れて暮らす習性がありました。
ただし、隠れつつも周囲を察知できなければなりません。
天候、季節、迫り来る危険などをいつも感じ取れるように、彼らは隠れ家に窓をつくりました。





今日は「港南台店」にいます。




 

ガーデンセラピー 135

『植物に囲まれる』

健康な木々や草花に包まれるようにして暮らせば、自ずと心身は健康へと導かれます。



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地球は植物の星であり、ぼくらは元来、花粉を運ぶ昆虫や土中の微生物と同じく、そのサポート役として生存を許されてきたのだ。



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生物の起源は、27億年前に出現した酸素活性型光合成生物であるシアノバクテリア(藻のようなもの)だと考えられています。
そして現在に至るまで、この星の生態系は植物の繁栄の上に成り立ってきました。



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二酸化炭素を酸素に変換してくれるのは唯一植物だけ。
あらゆる命を支えている神の化身の気を浴びて、木々を意識し、木の実と草を多く食べ、花を愛で、その知恵やお作法を学びながら暮らしていきましょう。



ぼくらの起源をたどって行くと、
そこはアフリカの、深い深い森の中。 

  





今日は四季の森の「レノンの庭」にいます。








 
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