H!nt de Pinto

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平均的な暮らし、平均的な嗜み、平均的な体型、平均的な道徳観、平均的な家族のあり方、暑さのあまり平均的なフロイト的悪夢にうなされる平均的な日本人、平均的な家庭人、平均的な火星人、あらゆる平均値を目指すみなさま、物事の達成率は100%にはなり得ませんので、目標設定は常に平均以上に設定しておく必要があります。




美しさとはしばしばアンバランスであったり、
アンビバレンスであったり、
欠損や未熟や過熟があるもの。


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ミランダ・カーの瞳の位置は
造形美的にはあと7ミリ上にあるべきだけど、
そうであれば彼女の魅力は激減する。


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ジョディー・フォスターはミリ単位の左右非対称によって
羊たちを沈黙させている。


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両腕をなくしたミロのヴィーナス然り、
太宰治の遺作にして未完の傑作グッド・バイ然り、
というように、不完全さの中に美は存在する。


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そのように定義することによって不備への寛容さを得れば、
変化し続け完成することがない世界は美の宝庫




庭のことならぼくに。その後の達成率にかかわらず、平均以上の世界となるプランを提供しますので。
さすれば庭は努力の対象から除外され、楽園となります。 






今日は港南台店にいます。



 

H!nt de Pinto 128

庭をどのように変えようかと何年にも渡って考え続けて、ホームセンターに行ってはレンガを買い、花を買い、土を改良したりラティスを取り付けたりしてみるものの満足のいく変化とならず、それどころか庭全体が雑然とした園芸資材置き場と化している、というケースがあります。



近所の子供たちに人気の通称「セミ公園」。
ラジオ体操の時間から、すでに圧を感じるほどの大音量で鳴いています。

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そんな時、ぼくは次のようにアドバイスします。

「どんな庭に」の前に「なんのために」を考えてください。

その庭に何を期待するのか、どういう役割を持たせたいのかを明確にしないと、ついつい構成物(植物や資材)にばかり意識が行ってしまって 、行き当たりばったりに散財するばかりで成果が上がらないということを繰り返してしまいます。


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次にこう話します。

絵ではなくシーンで考えてください。

庭へのイマジネーションを素材や色合いや構図による風景描写にとどめることなく、そこに人がいて、どんな気分で何をして過ごすのかを思い描くことによってのみ庭の価値は発生します。



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これは家事も同じことですよね。「なんのために」と考え、願うシーンを想像しながらやれば、食事の支度、後片付け、掃除洗濯、何でもかんでも暮らしを整えるための積極的かつ具体的行動になりますから、当然理想の暮らしが実現してゆきます。そういう意識を失ったら片っ端から愚痴のタネになり、動くほどに暮らしぶりは荒れてゆくばかり。



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ぼくはこれまで、庭は美しいのに室内は散らかり放題ということには一度も遭遇したことがありません。どちらも同じひとつのこと、「幸せに暮らしたい」という思いの、そのシーンの想像力によるものなのでしょう。



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セミが何のために鳴いているかはご存知ですよね。
他の生物にも見られるように、鳴くのはオスだけです。
激しい蝉時雨は、長い地下生活の末に翼を得た彼らが
最後の一週間に命を燃やす叫び声、
男たちの挽歌なのであります。



「どんな」の前に「なんのために」、絵ではなくシーンで。最後の何週間かを有意義に送るために(10年なら480週、20年なら960週、30年なら1440週)、チェキラ!





今日は港南台店にいます。



 

H!nt de Pinto 127

ドーナツの穴。どう、夏のあなた。



あの異様な暑さがおさまって、
ルンバみたいに台風も行き、
夏休みらしい夏になりました。
さあ、楽しも。

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世の中には「ドーナツを穴だけ残して食べる方法」を大真面目に研究している人たちがおるそうな。哲学?物理学?あるいは神学の範ちゅうだろうか。よくわからないが、確かに存在しているのに実体がないというもののはある。ある?ある。ドーナツの穴は確かにあるのだ。
漠然とした不安、合理的理由なき憂うつ、改善する意思のない、つまりは不満を抱くために存在させている庭への不満など、それらは不在によって存在の定型を規定しているドーナツの穴。本質主義もしくは現実主義と実存主義とをつなぐあなどれない穴の正体を解き明かそうという試みこそが、ドーナツの穴であるとも言えるのだが、その手の探求は学者各位に委ねておくのが良かろう。穴は人を文学的にする。穴を見つめ続けていると本来的に娯楽であるところの文学を哲学化するという脳の病に侵され、創作と自己の捜索が倒錯を起こしてわけわからなくなって、芥川龍之介や太宰治や三島由紀夫がそうだったように、大方は銀河鉄道でカンパネルラが指差した漆黒の穴へと身を投じたい衝動が抑えきれなくなるからだ。
その危険な穴を消すにはそこを穴埋めするか、外輪を食べてしまうかのいずれかだ。あ、ドーナツの穴だけ残して食べる方法は存在しないという立場をとればだが。
穴埋めするためには、まずしっかりとした底を設けなければならない。まな板か皿の上に置いてからじゃないと、いくら詰め物をしても底抜けになってしまって切りがなく散らかるばかり。底とは足元に広がっている今日というフィールドであり、掛け値も悲観もなしに現実が見えているということなのだが、ある人にとってはいとも簡単でありあって当たり前だから考えたことすらない底の存在が、大概はその楽観主義者と同居している悲観論者にはかいもく理解できないということが起こりうる。夫婦とはそのように、対極に陣取りたがるからだ。明けても暮れてもいつまで経っても文句を言いつづけている状態、心配性とか不安症とか不満性とかは、生真面目でやさしい性質の女性に起こりやすい。 だからぼくは庭を不満のための場所にしていることの不満を相談に来られた方には外輪を食べてしまうことをお勧めしている。理由は単純明快で、ドーナツはおいしくいただくために存在しているのだから。そして庭は、人生の意義であるところの幸福感を高めるために存在せしめない限り価値を持たない場所なのだから。



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テレフォン人生相談の豪傑名物解答者、三石由起子がよくこんなことを言う。

あなたねえ、頭悪いのよ。そんなに明日のこと心配したってしょうがないでしょ。明日なんてね、今日の向こうにあるもので永遠にやって来ない。やって来ないことを不安がってたら今日が楽しくないでしょ。明日は来ない。絶対に来ない。うだうだ考えるのをやめにして、今日を楽しんでください。おいしいものでも食べて、笑って過ごしましょう。

こんなことも言う。

あなたねえ、頭悪いのよ。そんな過ぎたことをくよくよしててもしょうがないでしょ。いっくら悔やんだって過去には戻れないんだから。戻れないことを悔やんでいたら今日が楽しくないでしょ。過去には戻れない。絶対に戻れない。うだうだ考えるのをやめにして、今日を楽しんでください。おいしいものでも食べて、笑って過ごしましょう。

どちらも同じ論拠、すっかり穴に魅了されて外輪が見えなくなり、実態を持たぬ穴に棲みついている悪魔によって羽交い締めにされている人の、幽霊のように浮き足立ったその足を地につけるために「頭悪いのよ」と強めの言葉を用いて上から地面へと押さえつけているのだ。
そしてこれも定番のお言葉。

君子は豹変す。知ってる?賢い人ってのはコロコロ変わるんだから。悔い改めようと思ったらすぐに変わりなさい。もうコロッコロ変わって、なりたい自分になってください。昨日もない、明日もない、どんなに不遇でも笑ってる人は笑ってるでしょ。今日が幸せなら幸せな人生です。

パワフルおばちゃんは愛あるガラガラ声で、いつも最後にこう付け加える。

頑張れ頑張れ! 



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三石先生、ステキ。一体どんな魅惑的なお方なのかとググってみたら、とっても福々しい、ドーナツをパクパク食べまくっていることが明らかな恵比寿顔の方でした。



エルヴィスの死因は心筋梗塞とされています。
どう見ても肥満によるものだったわけですが、
その原因を、当時マスコミはドーナツの食べ過ぎだと喧伝流布しました。
でもそれは違います。
実際はピーナッツバターの食べ過ぎだったのです(これ、ほんと)。
そんなのどちらでもいいとお思いでしょうけど、
ファンにとっては重大なことだった。
王様が汗を滲ませ息絶え絶えに歌う羽目になった原因を
ドーナツと結びつけるなんて、
ドーナツファンは黙っちゃいられかなったのです。
あ、ぼくはエルヴィスファンでもあるので、
あの日から一度もピーナッツバターを口にしていません。



享年42。月並みに過ぎる言葉ですが、早すぎましたよね。
気づけば、ぼくはすでにエルヴィスよりも16年も丸儲けしている。
夜の庭でドーナツパクパク食べながら。
寝る前の甘いもの、やめられまへ〜ん。




今日は港南台店にいます。
 


 
 

H!nt de Pinto 126

いやあ考えたらまだ7月の半ばなんですよね。例年ならそろそろ梅雨が明けて強烈な陽射しが降り注いでほしいなあなどと思っている時期です。皆様体調はいかがでしょうか。

高温と光線と湿気によって、どこを見ても濃厚な夏景色。
劇的。

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ぼくは、朝晩の庭時間によって分泌される幸福ホルモンの類の出がいいのか、単に暑さに体が慣れてきたのかいい調子です。設計もConnecting the Dots、点々繋がり線となるようなことの連続で、おまけにこういう時にはすてきな出会いが立て続くものですから気分はますます上昇気流。



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夜の庭でこの好調の理由を考えてみましたところ、思い当たることが三つありました。

1、早寝早起き
これは一年中そうなんですが、W杯で超早起きが続き、辛いかなあと思いきや調子が良かったので、そのままのシフトを継続中。

2、着替えを持ち歩く
朝の散歩を終えたら一回、昼に一回Tシャツを着替えています。それと柔軟剤香る首タオルも。

3、乳酸菌飲料を数種類
なんだかんだ言って腸内フローラを百花繚乱にすれば調子が上がるのだと信じ込むようマインドコントロールして、コンビニに立ち寄る度に違う種類のを買って飲んでいます。



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これはぼくなりの方法ですから医学的にどうなのかはわかりませんが、とにかく攻めの姿勢を崩さずに。暑さから逃げ腰になったら一気に追い込まれてバタンキュウですから(無理は禁物ですけど)。



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今日も35度越えの予報です。そして明日はさらに。あなたも自分なりの工夫で、あの手この手を駆使して、早々やってきた猛暑を乗り切りましょう。
なあに、早く始まったんだからきっと終わりも早いでしょう。それが道理というものですから。あとひと月で海にはクラゲがプーパプカ、脳内には「さよなら夏の日」が流れます。








今日は港南台店にいます。



 

H!nt de Pinto 125 

脳は案外不器用なものでありまして、思考は状況に支配されます。例えば、庭で心地いい時を過ごしながら誰かに恨みをいだくことができません。



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庭に笑顔があふれている状態で悪事を企てることもできません。



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逆に庭が荒れはてていたらどうでしょう。



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日々ぼくが思い描いているのは心地よく満ち足りた時を過ごせる庭。繰り返される悲しい事件も、もしもそこに、犯人の生育環境にちゃんとした庭があり、笑顔の家庭があったらと、何度も、何度も、そう思ってきました。
現に事件現場となった家や近隣の映像には必ず殺伐とした庭や外構があります。これは間違いのないことなのです。あなたもそんな視点で報道番組をご覧になってみてください。



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庭を楽しむ暮らしをしていれば、不安があっても、不満があっても、不遇であっても、人は正気を保てるもの。
正気を失うと自分のことしか見えなくなり、もっと狂うと自分のことも見えなくなります。すると酒で不安を覆い隠し、買い物で不満の器を満たし、賭け事で不遇を一発逆転しようというお決まりのコースを辿り、当たり前ですかけどそんな愚行で「不」はなくなりませんから、負の悪魔が巻き起こすトルネードと化して周囲を苦悩に巻き込んでゆく。いやはや・・・



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庭ですよ、庭。

いい庭があれば大丈夫。

いい庭があればあなたの正気は大丈夫。

いい庭があれば、幸せな暮らしは大丈夫。

各種品揃えが豊富な依存症に陥らないために、庭で日々精神の清浄を行い正常のキープを心がけましょう。まずはその庭を、花いっぱいに仕立て上げて、そこで時を過ごしましょう。おっとその前に、カーテンを開けて暮らせるように工夫が必要かもしれませんが。
庭はあなたを映し出しています。その鏡を曇りなく磨き上げて、そこにとびきりの笑顔を出現させてください。さすればあーら不思議、不安も不満も夏の空高くへと跡形もなく消え去ります。



青空に映えるノウゼンカズラ。
ああ、夏色のナンシー。

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ナンシー関さん(消しゴム版画家)のお言葉。

しかし、そんなにハーブってやつを育てて、
みんなどうしているのだろうか。
そんなにハーブを食ってるのか?
ハーブティーって毎日飲むほどおいしいのかなあ。

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いやいやナンシー、ハーブは食料じゃなくて
幸福感なのですよ。

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つまりね、みんな苦労して幸せを育んでいるわけ。

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家庭菜園だってコストを考えたらスーパーの野菜の何倍もかかるしね、
ガーデニングってそういうもの。





今日は港南台店にいます。
 


 

H!nt de Pinto 124

とても残念なことに、ロマンチストには現実が見えない。悲しいことに、ナルシシストには他者が見えない。フロイディストには未来が見えず、ブッディストには現世が見えない。アナーキストには平和が見えないし、ノスタリストには明日が見えないし、リアリストには夢が見えないのです。



ナチュラリストの快楽。

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ペシミスト(悲観主義者)には花園が見えません。花は嫌いではないのですが、その営みが主義と馴染まないためさほど興味を持てず、庭の草花が意識の深くにまで入ってこないのです。
主義を捨てよ、庭へ出よう。
あらゆる歪な主義主張を捨て去ると自然主義に至ります。自然主義者にはもれなく、穏やかにして劇的な、静かな水面に立つ波紋のような美しき快楽が用意されていて、やがて快楽主義者になってゆきます。快楽が花を咲かせ、快楽が代をつなぎ、快楽が循環を司ってる。つまり、自然界は快楽主義に支配された楽園なのであります。
自然の構成員であるぼくらには、その慣わしから逸脱して幸福を獲得できた者はただの一人も存在しません。自然は自然によって自然に成立しているのであるからにして、不自然な者が幸福に至れないのはあたり前田のクラッカー。なんである、アイデアル。(い、い、いかん、突然スイッチが入ってしもた)家付きカー付きババア抜き、はナンセンス。アンノン族はノンノンノンノンノンセンス。ノンセクトラジカルなラジカル・ガジベリビンバ・システム懐かしきかなお笑い懐古主義を、許してちょんまげ、許してぇぇぇっ頂戴!って、あっと驚くタメゴロー。あの頃はッハ!ふたりして聴いていた、糸井五郎のオールナイトニッポン。大石吾朗のコッキーポップで思い起こされるは思い出は美しすぎてのホイッスル。マッポのホイッスルから逃げまわり、狭い日本そんなに急いでどこへ行ったらいいのかわからなくなって、にっちもさっちもどうにもブルドッグソースをかけたライスカレーを食べてから、恥ずかしながら帰ってきたぞ、帰ってきたぞウルトラマン。いやはやノスタリストになってしまいました。困ってしまってわんわんわわんなので有馬温泉、と言えばこれ、有馬兵衛の向陽閣へ。 
・・・深く反省。 
とにかく、兎に角、戸に書く座右の銘は「この道を行けばどうなるものか、行けばわかるさ」なり。迷うことなく、まごうことなきナチュラリストへの道を進み、行け行け飛雄馬どんと行けとばかりに重いコンダラ引っ張りながら突き進んで、快楽主義へと至りましょう。
ああああこのスイッチ、どうやったら切れるのでしょう。









今日は港南台店にいます。





 
 

H!nt de Pinto 123

お客様から庭のあれこれを伺っていると、今さらながら、庭が持つ「癒し」の威力に驚かされます。
庭から得られる癒しとは単に安らぎのことではなく、次の四つのパターンがあります。

バリバリと前向きに突き進んだ人には「落ち着いて検証をする」という気づきの癒し。
ポジポジでパワフルなリーダーシップは結構周囲をネガにしますので、それに気づく繊細さを。「王様は裸だ」とは誰も言ってくれないので。

クヨクヨ思い悩んで疲弊した人には「具体的解決策の啓示」という思考の整理の癒し。
悩みグセは感情の泥沼であって思考ではないのです。筆記用具を持って、庭へ。

ピリピリとストレスを溜め込んで頑張った人には「ボケーっと無為な時間」という脱力の癒し。
真面目さは大事ですが生真面目は危険。身体も脳もさほど頑丈な機関ではないので、家に帰ったらひと休みひと休み。

ホンワカしていて退屈な人には「夢・目標が見えてくる」という希望の癒し。
いつもポジティブに逃げていると虚しくなるばかり。笑ってりゃいいってもんじゃはない。

バリバリ、クヨクヨ、ピリピリ、ホンワカは、どれも不自然な領域にまで行き過ぎてしまいがちなもの。庭はその行き過ぎを指摘するでもなく、反省を促すでもなく、何気に反対側の状態で包み込んで、その人本来の自然体へと導いてくれます。



アヤメとショウブとカキツバタとハナショウブは
学術上は別種。
以前その違いを調べて書いたりもしたものの
やっぱりむづかしいのでありす。

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まあそんなことは抜きで、一括りにアヤメということで、
この不可思議にして優美な花たちに癒されましょう。

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人類はかつて20種類以上いたことが確認されています。
種が違うというのは、進化のルートが違うということで、
つまりぼくらホモ・サピエンスと、ルーシー(アファール猿人)や
ピテカントロプス(ジャワ原人)とにはDNAの継承はない、というわけです。
でもざっくりと、みんな人間ということで、いいんじゃないですかね。

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様々な理由で滅んでいった彼らを思う時、
まさに他人事じゃないわけです。

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ぼくら絶滅寸前の最後の人類

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せいぜい花に癒されながら、
庭に癒されながら、
今ある幸せを大切に、今日という時間を大切に、
大切な人を大切に、
そして何より、自分を大切にしながら暮らしましょうね。




 

H!nt de Pinto 122

六中観(りくちゅうかん:中国に伝わる成功哲学)

1、忙中閑あり
ただの閑は退屈でしかない。ただの忙は文字通り心を亡ぼすばかりである。真の閑は忙中にある。

2、苦中楽あり
いかなる苦にも楽がある。貧といえども苦しいばかりではない。苦難においては楽しさを失わぬように。

3、死中活あり
死地に入ってこそ活路が開け、命を賭す覚悟を持ち全身全霊で打ち込んでこそ何ものかを残すのである。のらくらと老いて何の生ぞや。

4、壺中天あり
世俗生活の中に独自の別天地を見い出すべし。

5、意中人あり
常に心の中に人物を持たねばならぬ。尊敬する偉人を、各分野の信頼できる人脈を。

6、腹中書あり
繰り返し読む本と出会えれば幸いなり。それが複数あるなら人生は至福である。腹の中に収まっている哲学を持て。

ということなんですけどね、実に言い得て妙であり肝に銘じたいわけですが、でも、4がわかりづらいですよね。
ではその由来を解説します。



忙中閑あり。
ほんのひと時、水面の光に癒される。

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壺中天あり。
評判高く、とても繁盛している薬屋がありました。そこの老店主は店をしまうと、店先に置いている大きな壺に入ってゆきます。その不可思議な行動に気づいた役人が理由をたずねましたが、老主人はニヤニヤするばかりで答えません。役人はいよいよ興味が湧き、何度も頼み込んで中に入れてもらったそうです。そこは豪勢な隠れ家の入り口でした。役人は美酒のもてなしを受け、老主人と夢を語り、悦楽の時を過ごしたそうな。
つまり成功者には、秘密の楽園が必要だという意味です。



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庭ですよ、庭。
成功哲学などというと、男性向けのビジネス指南書や自己啓発の類に思われるかもしれませんけど、奥様、それは違います。壺中天あり、すてきな庭はあなたの人生を大成功へと導いてくれます。それがなされれば、ついでにご主人も大成功。
成功者たる資質を持った男性は、あなたが思っている百倍、あなたの幸福こそが自分の成功であると思っているのです。







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なんと!ステキの秘訣は庭仕事にありました。

草取りでしゃがむと童心にかえる。

花を見て微笑むと怒りが消えてゆく。

立ち上がって背筋を伸ばすとやる気が湧いてくる。

植木鉢を移動すると新鮮な気分になる。

水やりをすると気持ちが潤う。

花がらを摘むと心が整う。

空を見上げると希望がわく。


だから美しい庭に美しい人がいるのです。



里山は春から初夏へと

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ようやく花粉もおさまったことだし、
気分は夏へと先回り。





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リクルートの2018年トレンド予測を見ると、世の中どうやらぼくらミドル世代をこき使おうとしている様子なり。

年功助力
戦略的にシニアを採用し、活かす。

熟戦力
60代を中心とした人材の経験とスキルを即戦力にする。

ボス充
生活を楽しみ、社外活動が充実しているボスが求められる。

まな(学)ミドル
成長機会を求めるミドル層が、会社の枠を超えて学び始める。



一月遅れでようやく仏様が現れました。


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トレンド予測をしている面々は若者たちなのでしょう。まったく、頼っておいて、さらに自分たちに都合がいい理想の上司みたいなモデルに誘導しようとするとはなんたることでしょう。そんな甘えきった予測を掲げずに滅私奉公せよ。重いコンダラ引きずって、血の汗流せ、涙を拭くな、「いっぺん死ぬ気で働いてみろよ、死にゃあしねえから」と言いたくなるのですが。
ナイスミドルの皆様におかれましては、そんなたわ言に乗せられることなきように、悠々自適もよし、第二の人生もよし、生涯現役もよし、充実の日々を送りましょう。今世紀のトレンド予測は「自然との融合」であり、人類のトレンド予測は「幸福の追求」であり、生物界のトレンド予測は「よりよく生きる」なのですから。
庭ですよ庭。頑張って頑張って、ようやく住宅ローンが終わってみたら庭は雑草だらけというのでは悲しすぎます。終わり良ければすべて良しですから、人生の仕上げに、理想の人生であったことの証に理想の庭の実現を。若者たちに「ああ、これが幸せな暮らしというものなんだ。一生懸命に働いて、いつかそこにたどり着きたいなあ」と思わせることも、我々の重要なミッションです。





今日は港南台店にいます。





 

H!nt de Pinto 119

アホちゃうか。
 
関係ないね。
 
ホナ、サイナラ。

ずっと内緒にしてたんですけど、この三つの台詞を脳内で使うととても身軽になります。「アホちゃうか」は主観を持つこと、「関係ないね」は課題の分離、「ホナサイナラ」は整理整頓です。
何でもかんでも背負い込んどったら、重くて身が持ちまへんわいな。
軽やかに、軽やかに、ゴーインマイウェイや。



これ、何とも軽やかで好きなんです。
霊性画家にして冷静主婦の
精霊シエルさんが描いてくれました。 

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ぼくがホナサイナラとなった時には
遺族となられる皆様、
遺影はこれでお願いいたします。


あるいはこれで、

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ということで、ヨロシク。



軽やかなラブソングをぎこちなく歌うエルヴィス。





これは当時のアメリカで最高に権威があったテレビ番組、エドサリヴァンショーのものです。エルヴィスは PTA から「腰の動きがいやらしい」と非難を浴びていたため、番組出演にあたり、プロデューサーからアクションをしないようにと釘を刺されていました。それに加えて演奏中は上半身しか映されなかったという、ロックンロールの歴史を語るときに欠かせない、伝説となっている映像です。





今日は港南台店にいます。
 


 
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