H!nt de Pinto

H!nt de Pinto 135

悩まない技術として、二者択一で考えるということがあります。

眺める庭と過ごす庭、どっちがいいですか?

バラとクレマチスだったらどっちを選びますか?

人工芝と天然の芝生とどちらの庭がお好みですか?

と、こんな具合に選択肢を二つ並べて選んでいけば、目的地へと向かう速度が加速します。



ハナアブは瞬時の判断を連続させて飛び回っています。
蜜を吸っている数秒間を除けば、
ほとんど止まっているということがありません。

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レンズでその動きを追っていたら
祖父のことを思い出しました。
働き者と言うか何というか、
見ている方が疲れるほど動き続ける人でした。
しかも上機嫌で。
あれを飄々と言うのでしょう。

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その姿を見上げながら育ったことが、
ぼくの大きな財産となっています。

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さて、お爺さんになったぼくは・・・
祖父のレベルには程遠いものの
結構な密度で判断と行動を続ける日々。
昔はくどくどねちねちだったのに、
気づけば、悩むということがほぼなくなりました。

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課題の明確化、判断と行動、選択と集中。
途切れることなく。

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庭にやってく昆虫は、
あの世で案じてくれている人が姿を変えて
様子を見にきているのだ、という話があります。
ぼくの周りに、
いつもやたらと虫が集まってくるのは
そういうことなのかもしれません。

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ありがたやありがたや。




もっと曖昧で観念的な事柄でも、シンプルに行く手を左右に分岐させれば進路が定まり、さらに追い打ちで問いを数回重ねると、今日やるべきことがはっきりします。

あなたは幸せでしょうか、不幸でしょうか。

もっと幸せになりたいか、今の幸せを保持したいか、どっちでしょう。

ではその願いを叶えるために不足していることは何でしょう。

その不足を補うために何をすればいいと思いますか。

そうですよね。
じゃあそれをいつやるか。今でしょ!となります。

行きつ戻りつ悩んでいる時というのは、思考のピントがズレている状態。なぜそうなるかというと、思考よりも不安や恐れが上回っているから。あるいは危機に追い込まれない限り動かないという消極的防衛が常態化しているということ(着る服があるうちは洗濯をしない、みたいな)。
住宅地を歩いて観察すると、悩み多き庭が9割ほど。何とかしたいけど・・・という混沌から脱するために、庭があるから毎日が楽しくて楽しくてとなるために、二者選択と客観的質問によって、思考機能を回復させてください。
庭が整えば暮らしが整い、悩むことが少なくなり、判断と行動が素早くなり、選択と集中が冴えてきますよ。





 

H!nt de Pinto 134

早朝、井戸に行ったら釣瓶に朝顔が巻きついていた。引きちぎって水を汲むのも忍びないと、そのままにして、隣家の水をもらいに行ったそうな。

選択の自由。



朝顔に、釣瓶取られてもらい水。
などとつぶやいていたら、


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では次に井戸にやってきた人はどうしたでしょう。きっとつる草などに感情移入することなく取り除いて、せっせと水汲みをしたんじゃないですかね。

選択と集中。



セセリチョウが飛び込んできました。

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部屋に迷い込んできた蝶を、時間をかけて窓から追い出したかと思えば、蚊を見つけると瞬時に叩き潰す。このように、人の思考がアンビバレンスに設計されている理由は「選択せよ」という神様の思し召し。好きか嫌いか、必要か不必要か、美しいと感じるか否かを判断し選んで進みなさいという命令なのです。

選択の必要性。



小ぶりで地味な姿なれど、
顔がとてもキュート。

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「もう嫌、こんな生活。あんな男とは別れたいの。でも、でも、嫌いになりたいけどなれない。だってあの人、酔っていない時にはすごく優しいから」という不決断は、井戸の前で朝顔を見つめながらしゃがみこんでいるだけの人。それでは朝げの準備もままならず。
目的は水を得ること。庭で言うなら、その庭を幸せに寄与する場所にすること。
「目隠しをしてカーテンを開けて暮らしたいけど、でも、でも、防犯上よくないって聞くし、お隣さんが気を悪くするかもしれないし、風通しが悪くなると困るし、主人は開放的な庭がいいって言ってるし、このカーテンはとても高かったからいつも閉めて眺めていたいし、そもそも庭にお金をかける余裕なんてないし・・・」って、いやはやもう、不決断の理由は果てしないものです。

選択と行動。



秋の野原のアイドル的存在。

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余計なお世話と知りつつも、本当にいいのかなあ〜そんなところにしゃがんでいてと、いつまでそうしているつもりなのかなあ〜〜と、人生は一度きりなんだけどなあ〜〜〜と、しかもそれほど長くはないんだけどなあ〜〜〜〜と思ってしまうのですが。

選択の報酬。



蜜を吸い始めると無我夢中になる、
一途な性格も魅力的です。

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しゃがんでいないで庭から始めてみませんか。まずはカーテンを開けて暮らすことから。
花を選んでそこに飛んで行かなければ、蜜は吸えないのですから。
息のあるうちに、ぼくに連絡してくださいね〜〜〜〜〜。





今日は「金沢文庫店」にいます。




 

H!nt de Pinto 133

庭と人、相対関係の相乗性。


夏とも秋とも違う、
この光のトーンは期間限定。


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よく働く人の庭に花が咲く。
花咲く庭は人を働き者にする。




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元気な人の庭に花が咲く。
花咲く庭は人を元気にする。




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幸せな人の庭に花が咲く。
花咲く庭が人を幸せにする。




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花いっぱいの庭があれば人生は上々。
庭は人なり、人は庭なり。





本日の出囃子は景気良くこれで。




・・・35億。





今日は「金沢文庫店」にいます。
 




 

H!nt de Pinto 132

テッポウユリは連作障害が出やすいため、鱗のように薄くした種を風に舞わせて、横移動しながら生息しています。

弱点の克服。



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荒地を好み、人の手が入らない藪の中や生垣の隙間に根付いては、お盆の頃に突然見事な花を咲かせて道ゆく人を驚かせます。

競争相手が少ないフィールドに根付く。
 


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俯き加減に咲く花は、夕立から花粉を守るためと、受粉作業に来てくれる昆虫たちが野鳥から身を隠し、安心して蜜を吸えるため。

アメニティーの確立。



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過酷な季節で代を繋ぐうちに身についた、知恵と優しさが魅力の晩夏の花。



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ウィークポイントを克服するとそれがストロングポイントになる。

魚類から両生類への変化、裸子植物から被子植物への変化、森から草原へと追いやられた猿が二足歩行を始めたことも、動植物の進化は強者ではなく、いつもコテンパンにされた者のど根性によってもたらされて来ました。





今日は「金沢文庫店」にいます。





H!nt de Pinto 131

ハスは1億年以上も前から生息していた植物だと言われています。そこは白亜紀、ビルの高さに裸子植物が生い茂る陸地には恐竜がうろつき、大空には始祖鳥と翼竜に混ざって体長1メートルのトンボも飛び回っていました。
ぼくら人類の歴史はたった700万年。日本人が食用としてハスの栽培を始めたのはついこないだ、2000年前のことです。


広島は6日。
長崎は今日、9日。
迎え火は13日、送り火は16日。

終戦の日は15日。

夏は祈りの季節。
祈りとは感謝と願い、そして誓うこと。 


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それだけ圧倒的な歴史を持っているハスなので、仏教徒がこの花に神々しさを感じたのは当然のことだったでしょう。



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しかしお釈迦様も弟子たちも、そんなハスの由来も白亜紀のこともご存知なかったわけでして、ただ日常の中で泥沼から突き出て咲く摩訶不思議な姿の花に神秘を感じて信仰の象徴とした。ということはつまり、仏教は自然界におわす八百万の神を祀る、タオイストたちから発生した宗教だったのだということがわかります。



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空にうろこ雲が浮かんでいる。また、秋がやってきた。人間の思惑をよそに、式は堂々とめぐっている。その自然とわれとは一体だ!そう確信できた時の人間が一番強い。「平常心」そのものだからである。

尾関宗園著「平常心」最終頁の一文 。
中学一年の夏、中二病発症の前に腎臓病になりまして、一年間の運動禁止を言い渡されました。体育の授業は体育座りで見学し、部活は美術部へと転部。そこで出会った顧問の先生がなんだかとても気にかけてくれて、ある日「いわふち、これ読んどけ」と手渡されたのがこの本でした。
ページを開いてから読み終えて顔を上げるまでの一時間ほどの間に、地球の様子が一変したことを覚えています。慢性的な微熱と腹痛で、半分死んでいるような日々だった自分の中心に、とてつもないパワーが注入されたようで。立て続けに繰り返し読み、さらに写経方式で一冊を丸暗記したのでした。
その後は狂ったように絵を描き、美術書をこれまた狂ったように読み漁り、医者から止められていた運動も、夜中に家を抜け出して密かなジョギングを続けていたら病気は半年で全快となり、禁じられていた反動でむやみに動き回りたくなり越後の山を片っ端から制覇。イマジネーションを描き、山を歩きまわり、読を読むという今のぼくの原型となる金型は、多感な時期の病気と出会いでできたんだなあと思うと、これはなかなかしゃれたシナリオではないですか、神様仏様。 



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庭に出ましょう。
盛大に花を咲かせた庭で時を過ごし、その土で育てた野菜を食べ、雲に来し方を映し出し、風に行く末を問い、足元の芝生に意識を向けて。



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不自然に転けてしまわないように、自然の動きに歩調を合わせながら暮らしましょう。



ハスの古名はハチス(蜂の巣)。

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ドブに落ちても根のある奴は
いつかはハチスの花と咲く




車寅次郎という昭和の自然体。
不器用であっても、
ハチャメチャであっても、
自然体でいる人は周囲に愛されますよね。
自然に、自然に、自然に。
あなたの今日が、不自然の落し穴に足を取られることなく
健やかに暮れてゆきますようにと、
涼風の庭にてお祈りいたします。





今日は「港南台店」にいます。 
 




 

H!nt de Pinto 130

稲を水田で栽培するのは、そのルーツがガンジス川の浅瀬の、水が満ちたり引いたりする場所に茂っていた植物だからです。
苗代作りから梅雨時期までは水を張って育て、梅雨明け間近な頃に二週間ほど水を抜いて土の表面がひび割れるまで乾かします(中干し)。これによって飢餓感を持った根が伸び、つられて茎も太くなり、秋の稲穂を支えることができるように成長します。

Are you Hungry?
いつも満たされていたらひ弱になってしまう。



昨年撮った稲の花。

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夏は二日抜いて三日張るを繰り返します(間断かん水)。

性根を鍛えるコツは飢餓感と充足感の反復なのだ。 



花見のチャンスは8月の第1週の午前9時。

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涼しい部屋に籠城することなく、時々は庭で大汗かいて過ごしましょう。
稲刈り時期の高い空をイメージしながら。



夏にあっては秋を思う。

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これも暑さをしのぐ方法のひとつです。





今日は「港南台店」にいます。




 
 

H!nt de Pinto 129

選択と集中。
海水浴と設計作業を天秤にかけてみた。

あっさりと設計の勝ち。
材木座海岸に行ったら最後、二度と社会復帰できない気もして。



モモクロの海で、泳ぐ。

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選択と集中。
朝から無性に白米と肉が食いたくなる。
昨夜が草とオリーブオイルと少々のチーズだったため、身体が欲しているのだ。
吉野家へGO!




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選択と集中。
ことに真夏日は油断がならぬ。
庭の夜風を浴びるまで、意識のピントがブレぬよう。




朝散から帰り、ふたりを朝シャン。

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気持ちよく今日にピントが合う。

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今日は「金沢文庫店」にいます。
 




 

H!nt de Pinto 128

出会いを大切に。
具体的には最初の5秒を。


物語はいつも出会い頭から。



昨日の出会い頭の衝撃、っていうか笑撃。
植える予定もないのに買ってしまいました。

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「つるなし」が、男どもには魅惑的。

英一郎くん、
次はくれぐれも「つるなし」を選ぶのだぞ。





最初の5小節で、聴く者の世界を一変させる曲。







今日は「港南台店」にいます。


 

 

H!nt de Pinto 127

この時期、庭木は存分な水分と高温多湿と強い日差しによって、歓喜の声をあげながら枝を伸ばし茂ります。その元気さはいいとしても、伸びるに任せておいたら枝が混み合い変な形に育ってしまいますから、剪定作業で姿を整えておきましょう。

成長の季節にこそ、整理整頓・取捨選択。



自然界では人が手を入れるまでもなく、
植物に本来的に備わっている合理的性質と、
同種他種入り混じった生命同士の切磋琢磨と
繰り返しやってくる春夏秋冬の刺激によって、
理にそぐわない枝は淘汰され、
木々は見事に自然樹形に整えられてゆきます。

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剪定のコツは、成長すると全体の姿を乱してしまう不自然な枝の見極め。

1、重なり枝(言うなればアイデンティティの喪失)
2、立ち枝(空気を読めない傲慢なナルシスト)
3、絡まり枝(口を開けば文句ばかり言う依存症)

この三つを取り除くことで、その木本来の好ましい樹形に整います。
ご来店いただければ図解で説明しますので、ぜひ。

あらゆる木が引き算によって美しくなることの不思議。

「後生大事にダメダメな枝を伸ばしていないか」と、何かうまくいかなかった時に必ず自分に問うています。惰性のままにダメなことを繰り返してはいないかと。やるべきことを先延ばしにしていないかと。そもそもどんな樹形を目指しているのかと。

嫌いなことは嫌い。許せぬことは許せぬ。美醜の見極めが揺らげば、己が姿は乱れてゆくばかり。

お互い時間に限りもあることですから、さっさとスパッとやっちゃいましょう、スパッと。




 

H!nt de Pinto 126

初めてピカソやルソーの絵を目にした時に、あなたはどう思ったでしょう。

1、天才的!
2、正直よくわからないけど、きっとこれが芸術というものなんだ。
3、ヘッタクソだなあ。こんなんだったら自分にも描ける。

1の人は天才型。天才は天才を知る。
2はノーマルポジションでバランス良好。
3は秀才タイプ。

なめてかかるのが秀才の特性。

ぼくは3です。基本的に権威は疑うし、即座に自分の方が優れているとジャッジしたがる悪い癖があります。だからまあ当たり前ですけど、人生は波乱に満ちたものになってゆくわけです。

「そんなの簡単」と思うと対象世界のど真ん中に入っていけます。そこに行ってから場違いだったことに気づいて恥をかき、なんとかその世界を理解しそこに馴染もうと四苦八苦する。そうやって得られる発見と成長はとてもエキサイティングなものです。
自分を信じて(才能ではなく耐久性を)、そのまま行けるところまで突き進むのみ。



空がいくらか夏っぽくなってきました。

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あとひと月で夏休み。

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今年は設計に専念する夏になりそうな予感。
っていうか、そうしたい気分なのです。

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57にして、
いよいよ仕事が楽しくなってきました。

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日出ずる方角に向かって
アクセルを踏み込みます。 



藤井聡太くん、傍目には1で内面は強烈に3。さらに2の「普通さ」を羽織っているところが魅力ですね。





今日は「港南台店」にいます。





 

H!nt de Pinto 125

時薬(ときぐすり)という言葉があります。時間が傷を癒し物事を解決してくれるという意味なわけですが、当事者が抱えている今現在の辛さに対して、この言葉に即効性はないような気もします。
では辛さの渦中にある人に必要なこととは何でしょう。
自分の経験を思い返し、いくつかの事柄を並べてみます。

友人を頼る。
まずはこれ。信頼している人からのアドバイスや励ましは胸にしみ、威力を発揮します。

脱力する。
問題を抱えている時というのはムキになって、しばしば障子のハエ状態に陥りエネルギーを消耗します。

横移動をする。
辛さの中にある人は、そのすぐ隣に幸せいっぱいな世界があることに気づけなくなっています。

仕事に専念する。
働くという行為は偉大なもので、他のことを考えずに時間をやり過ごせます。

環境を整える。
余計な物を捨て、掃除をし、庭に花を植え、身ぎれいにして過ごす。
シンプルに美しくあることで新鮮なパワーが湧いてきます。

感動を探す。
コンサートや映画や演劇に足を運んで心の活性化に務める。
感動は生命力を高め、復活のエネルギーとなります。

自然を感じる。
基本中の基本。いわゆる癒し。
自然に身を委ねることで、心身が正常に調整されます。

自分を見つめる。
自分の「命の理由」を見据えれば、道を誤ることはありません。

専門家に相談する。
何の分野においてもスペシャリストは存在しています。
餅は餅屋、的確な導きが得られます。

家族の力を借りる。
身内になら弱音も吐けるし、泣き叫ぶことも受け入れてくれることでしょう。
辛さは吐き出すことで楽になります。

あれやこれやを試みているうちに時間が過ぎて、時薬が効いてきます。



やがて光が差し込んでくる。

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冬の次には春が来て、春の次には夏が来ることを
当たり前と思っているように、
ごく普通のこととして、
「この辛さは幸福座席の料金を前払いしているのだ」
と思って間違いなし。

お前はすぐに「頑張るから」と言うが、頑張るって言うのは辛い時に頑張ることを言うんだ。
岩渕又一 

辛ければ辛いほど頑張りがいがあるというものです。
男なら頑張れ!
女なら踏ん張れ! 





今日は「レノンの庭」で頑張ります。




 
 
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