庭のことだま

庭のことだま

広さは相対的な概念。
楽しさは絶対的な感慨。

「うちは庭が狭いから楽しめない」と思っている人は、もしも広い庭を持ったら「広すぎるから持て余して楽しめない」と言うであろうと推測されます。
絶対的な楽しさは主体的に捉えることから発するもの。
「〇〇さんちみたいに〇〇だったら」という思考を捨てないと、ついには幸せはお金で買うものだと信じるに至ります。
そうなってしまったら、もうぼくにはお手上げです。



大人気のオーシャンブルー(琉球朝顔)は
ヒルガオ科の宿根草。

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夏休みに育てたアサガオとは性質が違い
年々盛大に咲きますので、
地上部が枯れても
株は抜かないようにしてください。

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名前の通りで
花を覗くとそこは青い海原のよう。

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と思いきや、さにあらず、
蟻たちの食堂でした。

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このように、
主観によって広さは自由自在に変化します。





今日は「港南台店」にいます。
 




 

庭のことだま

ジリ貧となる者の身は硬し。

 適応とは柔軟に変化すること。ピンチに陥ったら、とにかくジタバタしてみることだ。
かのアントニオはこう申しておる。
固め技を決められても指なら動く。指を動かせば手首が動く。手首を動かせば肘が動き、肩が動き、背中が動き、腰が動いて技から脱することができる。あきらめることなく、動かせるところを動かすのだ。



他のアジサイが灼熱に色を失ってゆく中、
カシワバは悠然と変化し色を増してゆく。 

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ひと月前は花嫁のようでした。

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バージンロードでグスグス泣いていた娘よ、
健やかなる時も、病める時も、
喜びのときも、悲しみの時も、
富める時も、貧しい時も、
これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、
その命ある限り、真心を尽くし、
美しく変化し続けるのだぞ。

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今日は「金沢文庫店」にいます。



 
 

庭のことだま

暑中涼あり。

忙中閑あり。Tシャツがサラサラなうちにカメラを担いでひと歩き。
ふと、この涼感は故郷の記憶から吹く風なのだと気づく。
魚沼ではあと二週間で稲の花が咲く。 



足が水辺へ水辺へと。

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庭のことだま

夏には夏の花。

ノウゼンカズラにとってこの気候は、待ってましたと我が世の春。
「私は夏の花」と暗示をかけながら歩く朝、蝉の声。



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気象予報士によれば、関東地方の猛暑は続くよどこまでも。どうやら梅雨は実質的には明けているもよう。
BGMを取っ替え引っ替えしながら、柔軟剤の香りも取っ替え引っ替えしながら、肉に食らいついたりそうめんを流し込んだりしながら、夜の庭ではキンキンビールとまったりバーボンをちゃんぽんにしながら、来し方と行く末を交互に見つめながら、無風の静寂と夜風のロマンを行き来しながら、あの手この手で乗り切りましょう。
暑さ寒さも彼岸まで。マツムシが鳴く季節までの長旅を、どうかご無事で。






 

庭のことだま

あの手この手でしのぐのだ。

森に入ると市街地よりも5℃くらい温度が下がります。
それは木々が茂らせた葉が日陰を作るのと、その葉から大量の水分を蒸発させることで冷やされた空気が根本に降りてくるからです。さらに、木々同士が上の方で枝をせめぎ合わせながら屋根のようになり、その下には広々とした空間がある。つまりトンネル構造になっているため、常に涼風が通り抜けています。そして足元は積もった枯葉や雑草がスポンジ状になっていて、真夏でもグジュグジュに水分を蓄えている。
森は、全体のハーモニーで暑さをしのいでいるのです。



暑さにへたりそうになったら、
森に入ってひと休み。


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ここ数年のジャポネシアは夏フェス流行り。
もしもぼくがプロデュースするなら
オープニングはこの曲で。




 


今日は「港南台店」にいます。





庭のことだま

小は大を兼ねる。

夫婦円満→家庭円満→社会円満→人類円満。
景気が良くなれば、政治がしっかりすれば、平和な世の中になれば夫婦仲が良くなるなどということはないのです。逆ですよ、逆。
ミニマムをひとつ付け加えると記号が変わります。
自分円満>夫婦円満>家庭円満>社会円満>人類円満。
まずは自分を円く満たしましょう。



蜜を求めてひたすらに飛び続ける熊蜂が地球の生態系を支えているのだ。



2017年7月。

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というロジックが正当である証拠に、その地道な行い対して「ご苦労様」「ありがとう」「あなたのおかげ」などと労をねぎらわれたら、生態系の頂点に君臨し天下を取ったような良い気分になるではないか。
それこそが、勤労が神によるプログラミングであることの証しなのだ。



2016年7月。

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では逆だったらどうだろう。働けど働けど文句を言われ、花が枯れるのも雑草がはびこるのも、箸が転ぶのも自分がつまずいて転けるのも、何もかもあなたのせいよと険しい顔で。
どうする?
男たるもの、それでも一心に蜜を求めて飛び続けるのみ。 



2015年7月。

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四季の森公園入り口の植え込みにて撮影。



不幸にして、というかありがちな展開として、女房から恋心が失せた後、男は仕事に恋をするより道はなし。
それでいいのだ。そのひたすらな労働と納税が社会を支えているのだから。
さあさあとにかく懸命に働きましょう。 「男の役割=労働」 という、何万年も続いてきた掟に従って。

ところで、では女性は?
もしもあなたが、自分が満たされていない原因は連れ合いにあるのだと、すべてあの駄目男のせいなのだと思っているなら心して次の事柄を、ぼくからの、ぼくが庭を思い描く時に匹敵する心からのメッセージとしてお受け取りください。
もしかしたらこの一言であなたの今後の人生がバラ色に一変するかもしれません。いやいやそれ以上に、仕事に励んでクタクタで帰宅した時にあなたが出かけて留守だったことに、ホッと、思いがけず解放されたようなリバティーに浸っている、あるいは家の中で、極力あなたに話しかけられないようにと忍び足で気配を消して暮らしているとか、はたまたあなたの常套句である脅しの言葉を脳内から払拭すべく、趣味に走ったり、こそこそと他に走ったりしているか弱き男たちの救済のために(あ、あ、あ、あの、念のためにですけど、わが家のことではありませんので誤解なきように)。
いいですか、心して、気を落ち着けて、では言いますよ。
今のあなたに決定的に欠けているのは、恋ですよ、恋。



妻が夫に夢中な時は万事がうまくゆく。
イギリスの格言



歌を忘れたカナリアは 後ろの山に棄てましょか
いえいえ それはなりませぬ

 歌を忘れたカナリアは 背戸の小藪に埋けましょか
いえいえ それはなりませぬ

  歌を忘れたカナリアは 柳の鞭でぶちましょか
いえいえ それはかわいそう

  歌を忘れたカナリアは 象牙の舟に銀の櫂
月夜の海に浮かべれば 忘れた歌を思い出す 


恋の炎などすっかり消えてしまったとお嘆きのあなた、銀の櫂を携えて、象牙の舟でナイトクルーズをしたら、もしかしたら、再びあの日にかえれるやもしれません。
「小は大を兼ねる」というぼくの屁理屈に、騎士道の国の軽口を、武士道の国の言語で訳した格言にピンときたら110番。まだ若干の可能性は残されているような、いないような。なにせチャペルで誓った共同作業の一環ゆえに、どちらかが作業放棄をしたらハイそれまでよ。

これも念のために。
象牙の舟に銀の櫂とは何ぞや・・・・其は庭ですよ、庭。
月明かりと夜風の二人掛け席は、ターナーが掛かった部屋でラフマニノフを掛けるような、掛け値無しにローマンティークなマリアージュ。この竹垣に竹立て掛けたのは竹立て掛けたかったから竹立て掛けた、まわるまわるよ時代はまわるとばかりに、いい庭があれば人生は宇宙船地球号と同期する動機を得て上々な回転を続けます。
ただしあなたが、否さあなたたちが、「あの誓いの言葉をお忘れでなければ」という注釈付きではありますが。

あなかしこ、あなかしこ。じゃなかった、アーメン。





今日は「港南台店」にいます。

暑さが続くと口から放熱すべく饒舌になる悪い癖。
口を閉じて、涼しい顔で設計に励みます。






 

庭のことだま

オーラの泉。

輝いている人の背景には、情熱や、夢や、信念や、何かしら鮮烈な光があります。
くすんでいる人の背後には・・・あまり見ないようにしているのでそのドロドロの実態はよくわかりませんが、本人がとても辛そうであることは見て取れます。


背景を意識する。

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自分の背景を自分では確認できないというもどかしさ。周囲の人の反応や、友人の声から想像するしかありません。
まあ、セルフイメージとしてはバラ色なんですが。
La Vie en Rose. 





 

庭のことだま

カイルアの海に浮いているような湿気。

一昨日から、昭和チックに首タオルで暮らしています。 



生ぬるく湿気った空気に漂う
濃厚なクチナシの香りは、
シアバターのように浸透してくる。

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アロマモイスチャー。

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仕事を早めに切り上げて、
何枚かのTシャツと
上等なフェイスタオルを購入して帰宅。

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これでしばらく、
リゾート気分で汗を流せます。





今日は「港南台店」にいます。
 




 

庭のことだま

軽さと軽やかさの違い。

地に足つかない者の不安定さと、超高速で羽ばたく者の自由自在なホバーリングの違い。



ガウラとハナアブ。

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軽やかな浮遊に
しばし魅了されました。

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この感じ、この感じ。 





今日は「レノンの庭」でホバーリング。




 

庭のことだま

書を捨てよ、町へ出よう。タオルと着替えを持って。

少し歩くと汗が噴き出す季節になりました。
犬たちとの散歩で大汗かいて、早朝から心地よい達成感を味わっています(少ししか歩いていないのにお得感あり)。
では今日も庭の夜風タイムに向かって、軽やかに駆け抜ける感じで。



日中は地面が焼けるので
散歩は早朝のお楽しみ。

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九州に接近している台風が、今夜中に横浜を通過してしまう予報。
足早なシャワータイム。これもお得感あり。


 


庭のことだま

無風の日には汝が風となれ。

これは弘法大師空海の訓え。

昨日昼過ぎ、風がなく湿度90%だった横須賀中央駅前で目撃した女性に、目が釘付けになりました。
じとっと重い街を、別次元にいるかのように涼しげに行くその人の美しさといったらもう。 
ファンデーションの威力か、はたまた白いヒールサンダルのマジックか。



不入斗公園で熟したヤマモモを失敬して帰宅し、
よく冷やしてから、
庭に出て一度に頬張ってみた。

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脳内に甘酸っぱい風が吹く。

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野鳥も原始人も感じたであろう涼風を
数秒楽しんでから種を吐き出した。

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美味い不味いとは別次元の
時空を超えたなかなかの味わい。

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血まみれみたいになった口と手に、
ひとり笑った夜の庭。
お気に入りの白いTシャツは、速攻で洗濯。





小さな池のほとりに百合の花が満開というニュースの合間に、「今日は33度になるでしょう」という天気予報。
バリッと乾いたシャツを着替えに持って、涼しい顔で出かけます。



今日は「港南台店」にいます。

 




  
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