庭のことだま

庭のことだま

軽さと軽やかさの違い。

地に足つかない者の不安定さと、超高速で羽ばたく者の自由自在なホバーリングの違い。



ガウラとハナアブ。

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軽やかな浮遊に
しばし魅了されました。

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この感じ、この感じ。 





今日は「レノンの庭」でホバーリング。




 

庭のことだま

書を捨てよ、町へ出よう。タオルと着替えを持って。

少し歩くと汗が噴き出す季節になりました。
犬たちとの散歩で大汗かいて、早朝から心地よい達成感を味わっています(少ししか歩いていないのにお得感あり)。
では今日も庭の夜風タイムに向かって、軽やかに駆け抜ける感じで。



日中は地面が焼けるので
散歩は早朝のお楽しみ。

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九州に接近している台風が、今夜中に横浜を通過してしまう予報。
足早なシャワータイム。これもお得感あり。


 


庭のことだま

無風の日には汝が風となれ。

これは弘法大師空海の訓え。

昨日昼過ぎ、風がなく湿度90%だった横須賀中央駅前で目撃した女性に、目が釘付けになりました。
じとっと重い街を、別次元にいるかのように涼しげに行くその人の美しさといったらもう。 
ファンデーションの威力か、はたまた白いヒールサンダルのマジックか。



不入斗公園で熟したヤマモモを失敬して帰宅し、
よく冷やしてから、
庭に出て一度に頬張ってみた。

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脳内に甘酸っぱい風が吹く。

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野鳥も原始人も感じたであろう涼風を
数秒楽しんでから種を吐き出した。

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美味い不味いとは別次元の
時空を超えたなかなかの味わい。

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血まみれみたいになった口と手に、
ひとり笑った夜の庭。
お気に入りの白いTシャツは、速攻で洗濯。





小さな池のほとりに百合の花が満開というニュースの合間に、「今日は33度になるでしょう」という天気予報。
バリッと乾いたシャツを着替えに持って、涼しい顔で出かけます。



今日は「港南台店」にいます。

 




  

庭のことだま

祇園精舎の鐘の声。

ここのところ、人の狂気を晒しておいて「何事であるか」と騒ぎ立てる報道が連続し、さすがに森に逃げたくなりました。



学校では教えてくれないことのひとつが「狂気を見極める能力の重要性」。安全な暮らしと健全は心の維持に、それは欠かすことのできないスキルです。
見極めた後に、野生動物は間合いを図ります。ではぼくら人間は?

いつの世にもあることとはいえ、狂った男の暴挙、狂った女の恨み節よりも、狂った世界は居心地悪し。オーディエンスはサーカス小屋の檻に入れられた象男の時と同じく、好奇と嘲笑が半ばする。
アイムヒューマン。アイアムジョンメリック。アイムヒューマン。アイアムジョンメリック。あのかすれた小声の絶叫が、今頃になって耳鳴りのように響き続けている。アイムヒューマン。アイアムジョンメリック。アイムヒューマン。アイアムジョンメリック。誰にでもある狂気のボタンが自分だけには仕掛けられていないと思う狂気。アイムヒューマン。アイアムジョンメリック。アイムヒューマン。アイアムジョンメリック。檻の内と外がいつの間にやら入れ替わっているという、猿の惑星のエンディングのように、滑稽で残酷な事態となっている。



夏椿咲く森を歩いてみた。

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季節をなくしたヒトどものことなどどこ吹く風。

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そこは悠然と初夏だった。

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その悠然を目いっぱい吸い込んで、
腹に力を入れて、
再び狂気の電波飛び交う世界へと。

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健全な庭を心待ちにする人たちの顔を思い浮かべながら。

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テレビを消して、今しばらくのご辛抱を。

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僕にまかせてください。

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だいじょうぶ マイ・フレンド。





今日は「港南台店」にいます。




 

庭のことだま

Pretend.

思い込む。ふりをする。その気になる。
Just Pretend.



散歩道には Great Pretender が飛び回っている。

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肯定的で楽観的に
思い込むという偉大なる本能。

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否定と悲観の妄想は
一部のサルだけに顕著な珍しい生態。

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極楽とんぼとはよく言ったものです。 




The Pretender
Jackson Browne with Crosby, Stills and Nash



グラハム・ナッシュが予想通りに
真面目で人望の厚いおじさんになったことが、
デヴィット・クロスビーが予想通りに
イカしたままのカントリーロッカーでいてくれたことが、
それ以上に、
高校生のぼくが敬愛して止まなかった
ジャクソン・ブラウンが、
予想に反してここまで生き延びてくれたことに乾杯。
あの純粋で繊細な優しさのままでは、
到底長生きはできないだろうと思っていたのです。



高速道路沿いの家を借りようと思う。そこで毎朝弁当を詰めて仕事に出かけ、夕暮れ時には帰り着き、ささやかな庭でささやかな時を過ごしてから身体を横たえる。朝日が差し込んできたら起きて、また同じことを重ねる。
アーメン。もう一度、アーメン。

何が変わってしまったのか。愛がもたらす何かを心待ちにしていたのは、愚にもつかない夢だったのだろうか。それでも彼女は日が暮れるたびに、またもや幻想とも妄想ともつかない、ひどいアル中患者のような絵を描こうとする。
アーメン。もう一度、アーメン。

愛ある暮らしへの憧れとカネにあくせくるす現実、その狭間。唸るサイレン、響く教会の鐘、鉄くず屋ががフェンダーを叩き潰す音がこだまする世界で、信号待ちのわずかな間に退役軍人が見る、かつてさまよった戦場の甘美な悪夢。小銭を握りしめてアイスクリーム売りが来るのを虚ろ顔でじっと待つ子どもたち。そんな街をしたり顔で歩くぼくのポケットには、もうアイスを買う小銭も、夢も希望も、愛のかけらも入っていないことは明らかだ。
恋人たちの笑い声が夜を駆け抜けてゆく。ゾンビの巣窟か、ステージ駆け上がり調子に乗って裸で踊り出す、醜悪なオヤジどもが入れられた精神科病棟のような、あるいは空爆されたシリアの虚しい風景みたいな街から、そんなの知ったこっちゃねえと勢いよく、二人の夢を満載にした船は彼方へと出帆してゆく。

きっと、必ず、素敵な娘を見つけよう。笑うことの意味を教えてくれるその人と、互いに欠けた色を補いながら一緒に夢の塗り絵をするんだ。夢中になって何が何色かわからなくなったらサングラスをかけて愛し合う。やがて二人に朝日が差し込んで来て、祈りを捧げる。繰り返し、繰り返し。

再び幸せな愚か者になろうと思う。相変わらずカネにあくせくしながらも、溢れる広告が躍起なって「幸せはいかがでしょう」と、「今ならお買い得」と弱った魂に狙いを定めて来るこの街で、極楽とんぼとなって。

神様、主よそこにおわすなら、あの日、夢と希望を満載にして旅立ち、やがて難破しうらぶれた港町に流れ着いた者に祝福を。大真面目にフリから始めようと試みる者にお導きの光を。さまよい膝を折り地べたに突っ伏した末に、もう一度だけ、全力でその気になることで立ち上がろうとしている者に。 





今日は「金沢文庫店」にいます。





 

庭のことだま

雨の日と月曜日は。

雨音と湿った空気で気が滅入ったら、そのまま深く深く息が続く限り沈んでいき、奥底に溜まっている有毒物質をかき集めてデトックス。



雨上がる。

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雨は上がる。

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それまでの時間は、
雨音を楽しむか、
雨を忘れて楽しむか、
雨上がりを楽しみ過ごすか。
はたまは雨にまつわる記憶を整理して、
やがて差し込む光に似つかわしくないと思われる
邪悪な汚れをデッキブラシで洗い流すか。

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雨上がる。

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雨は上がる。

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地球が直径100センチの球だったとしたら、
富士山の標高は0.3ミリで、空気層の厚さは1ミリで、
真水はたった、スプーン一杯だそうな。

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直径100センチの美しい球から12,000メートル先に、
東京ドームほどの大きさで太陽が燃え盛っている。

 


雨の日と月曜日は・・・・
まあいい、何れにしても雨は上がる。





今日は「港南台店」にいます。






庭のことだま

味は記憶のインデックス。

夏が来れば思い出す、ミョウガ、スイカ、カルピス、スモモ、海の家のカレーライス・・・・。



 



スモモ

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日に日に夏めいてゆくファインダー。

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すもももももももものうち
すもももももももものうち
すもももももももものうち
と唱えながらピントを合わせていたら、

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庭の主人がこちらを睨んでいた。

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うらにわにはにわにわにはにわにわとりがいる。

はははははははのははははははとわらう。

こつそしょうしょうそしょうしょうそ。

しんしんしゃんそんかしゅそうしゅつえんしんしゅんしゃんそんしょー。

とうきょうとっきょきょかきょくちょうきょうきゅうきょきゅうかきょかきょひ。






今日は「金沢文庫店」にいます。
 


 

庭のことだま

欠点は受け入れられると個性になる。
ほめられると途方もない利点に・・・なったりならなかったり。



つぼみ、あれこれ。

モクレン
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ハナモモ
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ミツマタ
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ジューンベリー
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バラ
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キンシバイ
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ウツギ
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ヒマワリ
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ほころぶ寸前の姿は
見る人をほころばせますね。



ピカソが天才になったその陰には、風変わりな超問題児に手を焼き彼を嫌った母親と不仲になりながらも、ひたすら絵の具を買い与えた父の存在がありました。
ゴッホに弟テオがいたように、龍馬に姉の乙女がいたように、恋愛を始めて三週間以内の女性がそうであるように、才能の開花にはたったひとりでいいから、イビツな自分を全肯定してくれる人の存在が必要なのです。  





ほんの数日、そんな女性と暮らしてみたい。
その日を待ちわびているような、いないような、ぼくの中にあるイビツなつぼみたち。
ほっとけば咲くような気がしたり、しなかったり。
妄想 love affair が浮かんだり、浮かばなかったり夜の庭。
周囲に目をやれば、出会ったり出会わなかったり、咲いたり咲かなかったり人の花。
百花繚乱の足元に、咲かずに落ちて雨に打たれる千のつぼみの悲しさよ。
ああ、せめてほんの数日、そんな女性と暮らせたら避けるのに、じゃなくて裂けるのに、いやいやそうじゃなくて、咲けるのに。
どうせ妄想なのだから思い切りわがままを言わせていただくなら、ソフィー・マルソーと。




十代の美しさなどはプロローグに過ぎない。
男も五十を過ぎてそのことを知ると、
エンドロールの感動を共有できる女性を渇望するようになります。
これがぼくに限ったことではないことを、
95%の男性は支持してくれるはず(あるいは99%)。
渇望するということは、つまり、
五十路男の連れ合いのほとんどが、
その配役に値しなくなってしまうということ。
落ち着いて解析するとやはり99%。
理由はぼくにはわかりません。
まったくわかりません。
意味不明。
能力の差こそあれ、
その命を共に暮らす女性に捧げていたに違いないのに、
ナゼ。
何故も何も「女性が男を必要としなくなるからだ」と、
「生物学的には五十を過ぎた男に価値などないのだ」と主張する、
ホンマでっか!?TV でお馴染みの、
にこやかでアナーキーでとてつもなく正直な学者、
武田邦彦先生のおっしゃる通りかもしれません。
だとしたら男たちよ、
自分のために生きよ。
血圧を上げることなく穏やかに、平然と、悠然と、
あるいはレジスタンスな歌姫
エディット・ピアフに見いだされて開花した、
イヴ・モンタン、ジルベール・ベコー、
ジョルジュ・ムスタキのように。

刻々と変化する女房の顔色に一喜一憂しながら、
習い性の従順さで言われるままに、
老眼をしょぼつかせながらマーフィーを探すよりも、
そう、
そう、
そう、
そっそっソクラテスかプラトンか、
じゃなくて、
そう、
ソフィー探しの旅に出るのだ。

ラ・ブーム。
La Boum。
花咲く庭で繰り広がれらる、
エンドレスのダンスパーティー。



果たして、このイビツなつぼみの集合体であるイビツな男の運命やいかに。





今日は「港南台店」にいます。





昨夜は少々混沌としていたため冗談が過ぎました。
お詫びして、99%を49%に訂正いたします。
ラ・ブーム。
La Boum。
今日も花咲く庭で繰り広がれらる、エンドレスのダンスパーティーを楽しみましょう。



 
 

庭のことだま

動植物、昆虫、微生物、ミトコンドリアまでもが、自分を世界の中心に位置付けているのは間違いのないことだ。



アガパンサスが開き出しました。

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夏が来る。 


自信喪失ならまだしも、自己喪失まで至ると事態は深刻だ。
成り立ち方を与えられていない庭のように表情筋が動かなくなってしまったおじさんたちよ、そろそろ夏が来るのでとりあえず恋をしてみたらいかがでしょう。
恋の仕方などとうに忘れてしまったとおっしゃるなら旅に出てみるとか。
あるいはせめて、アクアラインを突っ走って、富津公園の先端にある展望台に駆け上がってみるとか。
もう一度世界の中心で、愛でも不満でも懺悔でも、なんでもいいから叫んで欲しいのだ。
自分を軸としない限り、この世界は回転しないのだ。





お願いですから、もう雑草取りをしたくないから庭をコンクリートで埋めて貸し駐車場にて、3台貸して5年で元が取れる予算でやってもらえないだろうか、などという相談を持ち込まないで欲しいのです。楽しさのかけらもない無表情で。
いくらかでも悪巧みをするような顔であったら、駐車場よりもはるかに大儲けできる秘策を伝授するんですけどねえ。

もうひとつ、表情筋の豊かさはサルからヒトへの進化の過程で獲得した、言葉や頭脳や手の器用さに勝る最も重要な能力であると言われています。「顔で笑って心で泣いて」などという伝達方法ができるのは地球史上ぼくら人類だけなのです。ということはつまり、表情の乏しさは人間性の欠如に他ならないということにまなります。





今日は「港南台店」にいます。いつもにも増して表情豊かに。





 

庭のことだま

らしくあれ。

「らしさ」が失われていないか。
スピードに喘いで眉間にシワが寄っていないか。
強くあれ、若くあれと追いまくられてはいないか。
成果を上げよとせき立てられ、浮き足立ってはいないか。
行きたくない場所に行き、やりたくないことをやり、ドロドロの気持ちで帰宅する日々を送っていないか。
周囲が求めるあなたらしさ以前に、あなたが望む自分らしさを。



バラはバラらしく、

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アジサイはアジサイらしく、

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ドクダミはドクダミらしく
過ごす梅雨。

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さて、自分は。

 



庭に出て、あらゆる無理を捨ててみる。
ゆるい格好で、脱力して、メーカーズマークを少しだけ口の中で転がし、この呼吸は家族のためでも仕事のためでも、誰のためでもないと自覚してみる。
身軽になった自分の、何と、何と、何と望ましい人物であることか。
就寝前には、夏井先生の指摘に緊張が走るプレバトから離脱し、庭で自己査定。





今日は「港南台店」にいます。





庭のことだま

つべこべ言わずに仕事仕事。

清少納言の枕草子、紫式部の源氏物語、紀貫之の土佐日記は平安時代を代表する文学です。
清少納言は才女の誉れ高く、紫式部は天才女流歌人なので女性。では紀貫之はというと、日本最古のネカマ(ネットオカマ/インターネット上で性別を偽り投稿する男)だったと言われています。
これは当時の社会通念として「女は虚(夢やロマン)に身を置き、男は実(糧と生存)に生きるべきである」 ということがあったためで、つまり男性は戦や農業などの仕事に専念して記述するのは業務上の記録のみ、小説や随筆といった虚の世界は女性だけに許された表現世界だったのでした。

女は虚で男は実。平安から平成へと時は移り男女の虚実は入り乱れたものの、その役割分担は本来的には変わらないのではないかと、庭を楽しみながら、羨むほどの分厚い幸せを実現している人たちに接しながら思うことです。
そこにある共通点は、男性が男らしい働き者であることと、女性が女らしく美しいこと。



男たちよ 限りなく愛してあげなさい
女たちよ 果てしなく生きてあげなさい


 


数ある名曲の中で、長岡で演ったライブで聴いた村上律のスティールギターとうねるこの曲が、ジーンと、クリーナーで拭いたレコードの溝のように綺麗に胸に刻まれています。

加川良、4月5日白血病で死んじまったそうです。
いやはやまったく、なんてこったい、良さん。



もう一曲聴きながら、献杯。





花の命も人の命も何も変わらない一つの命。
男の一生も、女の一生も、深くて暗い川を挟んで咲く命。
それにしてもこの儚さは。
生きてるうちが花なのだ。
脇目も振らずに咲き誇れ。
などとつらつら思い、ややうつむき加減の散歩道で見つけた、ガウラの赤が血潮のようで。



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紅き唇あせぬ間に 熱き血潮の冷えぬ間に 明日の月日はないものを



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さて、つべこべ言わずに仕事仕事。





今日は「レノンの庭」にいます。 
 


 
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