高橋邸 を含む記事

奇跡

奇跡など起こらないと思って生きるのか、あらゆるものが奇跡だと思って生きるのか。

これはアインシュタインの言葉です。
数ある彼の名言の中でもシンプルに、ストレートに心に迫ってくる言葉です。



猪俣邸
猪俣邸



「奇跡などそうやすやすとは起こらない」と、誰でもそう思っているわけです。だから奇跡が起こったときに驚き感動するわけです。
では「あらゆるものがすでに奇跡なんだ」というのはどういうことなのでしょうか。
「気の持ちようで何でもありがたく感じることができる」ということなのでしょうか。
そんなふうにも取れますけど、ぼくにはちょっと違う響き方をしています。



古澤邸
古澤邸



庭の相談に来られる方々に、ぼくは最善と思われる考え方や手法をアドバイスします。
プロですから、そのアドバイスはお客様を唸らせます。「庭をそんなふうには考えたこともなかった。すごいですねえ」と。
その後です、反応がふたつに分かれていきます。



曽我井邸
曽我井邸



スッゴ〜〜〜イ!ウッソみた〜〜〜い!と、話せば話すほどぼくの提案を奇跡に出くわしたように大はしゃぎしてくださる人がいます。もうワクワクが爆発して、目がウルウルして、その姿にこちらまで踊り出したくなるほどうれしくなります。



川村邸
川村邸



片や、噴き出しそうになるワクワク感を押さえ込もうと必死になる人がいます。表情が崩れそうになるのを頑にこらえて「そりゃあお金をかければ素敵になるでしょうけど・・・」「そこまで庭を楽しくするつもりはないんですけど・・・」「いいとは思うんだけど、でもなあ・・・」。



森邸
森邸



前者はぼくの提案(ぼくとの出会い)を奇跡的なことだと興奮し、後者は同じ提案を奇跡的だと思いたくないわけです。
後年幸せな暮らしを実現できるのは、明らかに前者ですよね。
実際にぼくの提案が奇跡と呼ぶに値するかは別として、物事の捉え方の問題なのです。



浅岡邸
浅岡邸



夕飯のおかずが冷や奴だけだったとします。
それを「すごいなあ、シンプルなチョイス。うん、この味は奇跡的に旨いよ!」と感動しながら味わうか、「エー、奴だけ?他に何かないの?」と不満に思うか。
不満に思った途端に、その人は豆腐の味わいを拒絶してしまうわけです。大豆のいい香りがする甘い豆腐に感動することができない人になってしまいます。
損でしょ。



高橋邸
高橋邸



宇宙や地球の歴史や、生物学を使って解説するまでもなく、今あなたがそこで息をしているのは奇跡です。
その奇跡は奇跡ですから、永遠に続くことはありません。ご存知ですよね。
奇跡の人であるあなたが人や物と出会うこともまた奇跡の出会いですし、それにワクワクすることも奇跡のワクワクです。そうそう起こることではありません。



天野邸
天野邸



永遠には続かない今を「奇跡的」と感じれば、出会いは泣けるほどうれしく、ワクワクは感動的にありがたく感じられます。

出会いを恐れる、ワクワクを押さえ込むのにはそれなりの理由、経緯があるものです。
でもそんなことは過去のお話、どうでもいいことです。やめちゃいましょそんなこと。損するだけですから。



和泉邸
和泉邸



「奇跡など起こらないと思って生きるのか、あらゆるものが奇跡だと思って生きるのか」
ぼくはそれを「気の持ちよう」というようなゆる〜い話ではなくて、覚悟の言葉だと思っています。

与えられた命をどう生きるのか。
文句を言いながら生きるのか、感謝しながら生きるのか。
自分の人生を他者への恨みで塗りつぶすのか、祝福で満たすのか。




内田邸
内田邸



あなた自身が奇跡の存在なんですから、あらゆるものを奇跡だと捉えて、今日を奇跡の日だと思って暮らしましょう。
思いっきりワクワクして、感動して、出会いに感謝して。
奇跡の日は・・・そう長くは続かないのですから。



縄本邸
縄本邸



ついでに言うと、庭はあなたの生き方が現れる場所です。

覚悟も持って生きる人の庭は、美しく息づき輝いています。

これは庭屋の実感として。
庭に出て、自分の覚悟を確認してください。庭は息づいていますか?輝いていますか?
こう言っちゃ何ですけど、庭くらいはほんの序の口。あなたの今日を思いっきり輝かせてくださいね。



飯高邸
飯高邸



最後にもうひとつ、ガンジーの言葉を。

明日死ぬかのように生き、永遠に生きるかのように学びなさい。



わが家
わが家



何だか今日は、朝から炭火のように燃えています(笑)。こういう日もあります。

さっ、熱い思いを込めて、設計設計!感動的な庭を生み出しますよ!





 

出会いに導かれる

今日と明日、「レノンの庭」で相談会を開催します。


2013 春相談会四季の森(表)軽い
2013 春相談会四季の森(裏)軽い
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すでにお問い合わせ多数で、うれしさで昨夜はよく眠れず(子どもみたいですけど、興奮しています)、朝が待ち遠しかったです。
ホント、庭をことを考えるのが大好きなんですよねえ。それと新たな出会いがたまらなくうれしいのです。
そういう出会いの連続でここまでやってきました。
出会いに感謝!その感謝のエネルギーを庭へのイマジネーションに変換して、思いっきり次の出会いに込めています。

出会いに導かれる人生・・・最高!
ここで「出会いの達人」映画監督の喜多一郎さんの言葉を三つ。


「出会い」を「チャンス」に変えられるのも才能のひとつ。


目の前にあるのはボーダーラインではなく、スタートラインです。


たった一度の人生だから、独り占めしようよ。


ついでにもうひとつ、寺山修司の言葉です。


出会いを期待する心とは、いわば幸福を探す心のことだ。


さあ、ぼくと一緒に、あなたの理想の庭をイメージしてみましょう!
そこから始まるあなたの日常は、これまで以上に輝きますよ〜♬



あなたとの出会いを期待しつつ、あなたのイマジネーションを刺激するために、ビフォー・アフターを並べます。

数ある中で、最も劇的な「高橋邸」から。



Before
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After
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まるで別世界でしょ。
いかにして、なにを考えてこのアフターに至ったかは、2011年7月の高橋邸をご覧ください。

他にもいくつか「劇的」なものを並べます。



Before
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After
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イメージできればできたも同然。



Before
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After
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庭を考えることは、あなたの未来を思い描くことです。



Before
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After
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庭はあなたを映します。



Before
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After
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いい庭があれば大丈夫。



Before
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After
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家と庭で「家庭」です。



Before
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After
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広がる広がる〜〜〜!でしょ。




数日続いた雨が上がって、今朝は穏やかに晴れています。い〜い感じです。
では相談会、スタート! 









 

「庭っぽい」と「庭」とは違います

新築の場合、多くのお客様は、「庭スペースがあるから、とにかくそこを何とかしなくては・・・」ということで相談に来られます。
その時点では「とりあえずその庭スペースを、庭っぽく塗りつぶさないと家として整わない」と思っているわけです。
塗りつぶすに当たって、いくつかのご要望が並びます。

  • 雑草取りをしなくていいように土をなくしたい
  • 木は大きくなるから植えたくない
  • 蚊がいるし蜂が恐いので庭には出たくない
  • 花を育てるのは苦手なので花壇は小さくていい
  • できるだけ安くあげたい

ぼくとしては八方塞がりになります。



森邸 Plan
森邸 プラン



そのご要望をすべてクリアしつつ、カッコよく庭のカタチにすることは簡単にできます。
でもそれをしたところで、庭は庭として機能しません。
庭スペースを庭っぽく仕立てても、そこが庭として機能しなければ(ぼくの仕事としては)まったく意味がないのです。

「庭っぽく塗りつぶした場所」と「庭」とは違います。

八方塞がりになったぼくは、とても基本的なところに話を持っていきます。「はい、振り出しからもう一度」って感じで。
とっても基本的に、そもそも庭って・・・。



森邸 Before
森邸 ビフォー

森邸 After
森邸 アフター



ではそもそも、庭の機能、庭があることの意味って何でしょう。
昔ながらの「眺める庭」であっても、ぼくが提案し続けている「過ごす庭」であっても、そこが「自然を感じられる場所」でなければならないと思っています。

庭の最大の機能は「自然を感じる場所」ということ。


古澤邸 Plan
古澤邸 プラン




庭のある暮らし、庭を楽しむ暮らしをしている人は、いつも自然を感じながら暮らしている人です。

自然を感じ、自然に癒され調整される暮らしが庭のある暮らし。

自然に調整されながら暮らすということは、自然に従って生きるということです。



古澤邸 Before
古澤邸 ビフォー

古澤邸 After
古澤邸 アフター



「自然に従って生きる」ということをイメージしやすいように、その逆の「不自然な生き方」とはどういうものかを並べてみます。

〈 不自然な生き方 〉
  • 昼夜逆転や不規則な生活
  • 不健康な食生活
  • 何ごとにも否定的で批判的
  • いつも不機嫌
  • 弱気で悲観的
  • イライラすることが多い
  • 利己的
  • 仕事に喜びを感じない
  • 子どもが愛おしくない
  • 夫婦仲が悪い
  • 親を恨んでいる
  • 怠け者で依存している
  • 片付けられない
  • 自分が好きになれない
  • 極力他人とかかわりたくない



門馬邸 Plan
門馬邸 プラン



これらは不自然です。
一見すると自然・不自然と関係なさそうに思うこともあるかもしれませんが、ぼくは「不自然」と断言します。なぜならこれらはすべて、庭を楽しむ人の暮らしとは正反対のことばかりだからです。 
ためしに、ひっくり返してみますね。

〈 自然な生き方 〉
  • 早寝早起きの規則正しい生活
  • 健康的な食生活
  • 何ごとにも肯定的で批判をしない
  • いつも上機嫌
  • 自身に満ちていて楽観的
  • おだやか
  • 利他的
  • 仕事が生きがい
  • 子どもが愛おしい
  • いつもラブラブ
  • 親に感謝している
  • 働き者で自立している
  • 掃除好きで片付けが得意
  • 自分が大好き
  • 出会いが大好き


門馬邸 Before
門馬邸 ビフォー

門馬邸 After
門馬邸 アフター




まさに「庭を楽しんでいる人」の姿です。
日々庭に出て、庭を楽しみ、自然を感じながら暮らしていると、いつのまにかこうなります。そういうものなのです。

自然に歩調を合わせていくと、暮らしが上質に整っていきます。



高橋邸 Plan
高橋邸 プラン



自然を感じにわざわざ遠出しなくても、自宅にいながら日々自然に歩調を合わせることができる場所が庭。

庭をそんなふうに捉えれば、「庭スペースを庭っぽく塗りつぶす」のではなく「庭をワクワクと組み立てる」ことができるんじゃないかなあ。
新築の手つかずの庭を目の前にしてそんなイメージを持てた人だけに、庭は意味を持ち、暮らしに機能する、重要かつ魅力的な場所になります。



高橋邸 Before
高橋邸 ビフォー

高橋邸 After
高橋邸 アフター



ぼくは、新築時に庭を庭っぽく塗りつぶそうとしている人たちに繰り返しこう話しています。

あなたとご家族にとっての理想の庭をイメージしてください。
夢いっぱいに、ワクワクと、「こんな庭があったら最高!」と思えるまで、じっくりとイメージを膨らませてください。


庭だけじゃない。暮らしって、人生って、そういうもんでしょ。

じゃあいつやるか。今でしょ!(笑)




 

 

ライティングで夜も楽しむ( Point 5)

夜の住宅地を歩いていて、いつも残念に思うことがあります。それは庭が暗いこと。それとカーテンや雨戸が早々に閉じられてしまうこと。



一柳邸
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ぼくは夕食後に毎晩庭に出て過ごしています。たまには庭で夕食ということもあります。
この習慣の始まりは東日本大震災でした。



畑邸
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計画停電第一夜、リビングでロウソクを灯して夕飯を食べ始めたときに、妻が「ねえねえ、外の方が明るいよ!」って。
辺り一帯街頭も消えているのでそんなはずはないと思いつつ庭を見ると、確かに明るい。
庭に出てみてビックリ!満月の月明かりで驚くほど明るいんです。月明かりで、ぼくと妻の2人の影法師が芝生にクッキリ出ていました。



日置邸
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ぼくはその影法師に感動しながら思いました、これは神様が「君は庭を提案する人なんだから、夜、庭に出て過ごしなさい」と言っているんだって、そう感じました。

月明かりで現れた影法師からのメッセージに従って、ぼくま毎晩庭に出て過ごすようになりました。



小枝邸
小枝邸



毎晩庭で何をしているのかというと、パソコン持っていって翌日のブログの原稿を書いて、フェイスブックをチェックして、それから本を読みます。
夜の庭・・・月明かり、星空、流れる雲、季節で変わる空気と、夜の音・・・。
ページをめくる手が止まって、・・・寝落ち、至福の時です。

この夜の庭での時間が習慣化して、ずいぶんたくさん本が読めたし、何よりも自分が整う感覚を実感しています。

夜の庭で過ごす習慣は、心身をいい具合に調整してくれます。



西山邸
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よく、宇宙ステーションにいるみたいだなあって思います。
庭の夜風、その空気は鎌倉の山を越えて太平洋までつながっています。さらに地球の裏側まで、上空は宇宙までつながっているのですからね。
そういう感覚を持てる「外の部屋」、いいでしょう、そういうの。



川村邸
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ライティングを施して、夜も庭ですごせるようにすると、庭の価値、存在感、楽しみは、何倍にも膨らみます。
お客様からも「夜の方がはるかにきれいだし楽しい」という声をたくさんいただいていますし、ぼくもまた、そう思っているひとりです。
バーベキューやってても、日が暮れてからが盛り上がりますしね。



本間邸
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夜の庭を楽しまない手はありません。
夜の庭は星空に突き出した特別室。夜の庭は宇宙ステーション。
夜庭に出る習慣で、暮らしが宇宙とつながります。




高橋邸
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もうひとつすてきなことは、ライトアップされた庭がリビングから見えるということ。
夜になってもカーテンを閉めたくないほど美しい庭があったら、室内の雰囲気がすばらしくゴージャスになりますよね。

夜はいつもカーテン閉めっぱなしなのか、ライティングされた庭を眺めながら過ごすのかで、人生のクオリティーが違ってきます。



門馬邸
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たった何灯かの照明器具で、夜も庭がある暮らしが実現できます。
とても簡単なことですから、ぜひそんなふうにイメージしてみてください。

夜も庭はそこに存在しています。
夕暮れ、夜、深夜、夜明け前、それぞれに違う表情を見せる庭が、すべてあなたのものであるということに気づいてください。
そして夜の庭を、思う存分楽しんでください。




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夜の庭を楽しむ暮らし、ぜったいお勧めです!






昨夜は完成したお庭の撮影に行きました。
昼とはまた違う夜の庭の美しさに浸りながら、ファインダーを覗く。
夕暮れから夜へと変化し続ける光と呼応しながら、一枚、一枚、丁寧にシャッターを切ってゆく。
思いが、思い以上の世界を生み出しました。
感慨、感動、こればっかりは設計したものの特権。

その庭(谷口邸)のアップは一ヶ月後くらいになるかなあ。はやく皆様にご覧いただきたい。

自分の仕事に感動できるって、ホント、幸せです。







「幸せへの扉」30、扉を開き続ける

25歳の春、まだ風景に雪が残る北魚沼郡から、ぼくは旅に出ました。
それを、世間では家出と言うのですが、本人としては家出じゃなくて、出家するような清々しい決心を持っての旅立ちでした。

愛車のおんぼろアコードに、着替えと、数冊の本と、ラジカセと、カメラと、電子ピアノを積んで三国峠を越えた、あのひとりっきりの旅立ちから27年。
流れ流れてたどり着いた横浜で、こうして、たくさんの人に囲まれながら暮らしていることの不思議。 

今は天職と思って没頭しているガーデンデザイナーという仕事も、言ってみればなりゆきの末のこと。



【 内山邸 】Before
内山邸ビフォー

After
内山邸アフター
 


人生は旅。いわふちひでとし52歳、まだ旅の途中です。

その道すがらに出会った、庭を楽しみながら暮らす人々に、ぼくはいつしか導かれるようになっていきました。
頑張れば頑張るほど深みに足を取られてゆくぼくを、高みから笑顔で手招きしてくれた賢人たち。
その人たちの暮らしぶりに発見した知恵や、幸せを実現するためのコツ、生きる上で大切な事柄を、ぼくは庭に潜む「幸せへの扉」と捉えて並べてきました。



【 曽田邸 】Before
曽田邸ビフォー

After
曽田邸アフター
 


前項までの29の扉です。


1、もっと!

2、懐に入れて温める

3、平らな時空にいる

4、早く起きて庭に出る

5、悪所に近づかない

6、波動を知る

7、波動を上げる

8、波動の法則

9、エレベーターのスイッチを押す

10、幸せな生活感があふれていいる

11、シンプルに暮らす

12、パートナーの笑顔が生きがい

13、庭は奥様へのプレゼント

14、ほめ上手、のろけ上手

15、直感で選び、何ひとつ否定しない

16、いつも主人公

17、エネルギー値が高い

18、楽しみを先送りにしない

19、すべてを「◯◯したい!」に変換する

20、掃除好き

21、家を愛おしむ

22、興味津々

23、山あり、谷あり、言葉あり

24、長い友だち

25、仕事も家庭も日々鍛錬!

26、様子がいい

27、自然な暮らし

28、笑顔で暮らす

29、花を植えましょう


そして30番目の扉は、「扉を開き続ける」です。



【 蔵前邸 】Before
蔵前邸 ビフォー2

After
蔵前邸 アフター2
 


庭に潜んでいる扉、ひとつの扉を開いて中へと進むと、そこには今まで感じることのなかった素晴らしい世界が広がっています。
でもその素晴らしさが日常になったとき、そこにまた次の扉が現れます。開きます。また次の扉が・・・。

ぼくはそれを繰り返していくうちに、毎日が幸せでいっぱいな今の暮らしにたどり着きました。
扉の存在など気にもかけなかった頃の、何をやってもうまくいかずにもがき苦しんでいた自分が、親や妻や子ども、そして友人たちにも、心配と迷惑をかけ続けながら過ごしていた日々が、遠い昔のことのように思えます。

人は変われます。
自分が変われば、人生は好転し、どこまでも明るい未来が開けていきます。


これ、実感です。
昔のぼくを知る人たちは、口を揃えて「あんなに◯◯だったお前がねえ、よくここまで・・・」と。
◯◯と・・・は、・・・あまりに恥ずかしいので伏せときますが。



【 畑邸 】Before
畑邸 ビフォー5

After
畑邸 アフター5
 


あなたは今の自分をどう感じていますか。

あまり幸せではないなあと感じるなら、扉を開き続けてください。大丈夫です、絶対に幸せになります。
なぜなら、扉の存在を教えてくれた人たちも最初から幸せだったわけではなく、扉を開き続け、そこを通ることによって幸せになったのですから。ぼくもそうです。

今がとっても幸せだと感じているなら、やはり扉を開き続けてください。人生が、あなたが考えてもいないような、もっと大きな幸せへと向かいます。
それと幸せは固定されませんから、決して油断してはいけません。幸せで居続けるためには、いつも視線を幸せ方向へと向けて、止まることなく進んでいなければならないのです。

「幸せへの扉」を開き続けることが、幸せへと向かう旅路の歩き方。

ひとつ開くと、次の扉が現れて、昨日開いて通ったはずの扉がまた現れたり、何度も何度も扉を見つけては進んでゆく。それが幸せな人生への唯一の道なのです。



【 日置邸 】Before
日置邸ビフォー

After
日置邸アフター
 


この30の扉のひとつひとつが、ぼくにとっては世紀の大発見なわけです。でも同じ扉が、もしかしたらあなたにとってはごく当たり前なことで、扉でも何でないかもしれません。
あなたには、あなたにしか見えない扉が現れます。必ず現れますから、それを見逃さないで、すぐに開いて入って行ってください。
それを繰り返すことがよりよく生きることなんだと、心に刻み込んでください。

メンター北原照久さんから教わった言葉を書きます。

おごるなよ 月の丸きも一夜限り

これは、臨済宗の高僧であり、その奔放な言動のままに波瀾万丈の生涯を送った仙崖和尚が、家を新築したお金持ちの信者から掛け軸をたのまれ書いた言葉だそうです。
その信者さん、ドキッとしたでしょうね。



【 高橋邸 】Before
高橋邸 ビフォー

After
高橋邸 アフター
 


坂村真民の、こんな言葉もあります。

不幸は待たなくてもやってくる。だが幸福は、待つだけではやってこない。

だから、ね、扉を見つけて、それを開き続けましょう。

ゆめゆめ油断なさりませぬように。












 

夜の庭( 森邸 12)

森さんちの照明器具です。
いつもの船舶ライトを玄関の枕木に1灯、庭の目隠しフェンスの柱に2灯設置しました。



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この3灯の明りで、夜はこうなります。



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庭をイメージするときに、なかなか夜のことまでは考える人は少ないのが現状です。
夜の庭って、いいんですけどねえ。

相談会でも、けっこう夜の庭についてのお話しをします。
今日はい夜の庭の写真を並べながら、そのことを書きます。



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ぼく自身が毎晩庭で過ごしているので、夜の庭抜きの暮らしは、ちょっと考えられなくなっています。
きっかけは昨年の計画停電です。部屋でロウソクを灯して妻と山小屋気分を味わっていたら、外の方が明るいことに気付いて、ふたりで庭に出ました。
驚き!満月の明かりで、芝生にふたりの影が、まるで昼間の陽射しのようにクッキリと落ちていたのです。
子どものころを思い出しました。数十年ぶりに月の明るさに気付いた瞬間。ぼくはそれを、月に導かれて庭に出た、「月からの啓示の瞬間」と名付けて、それ以来ぼくはいち日も欠かさずに、夕食後に庭に出て、本を読んだりパソコンを叩いたりしているのです。



一柳邸
一柳邸



と、これが表向きの理由。月からの啓示って、ちょっとすてきでしょ。
今日は真実をお話ししましょう。いやいや表向きの理由も真実なんですけどね。でも、何事にも複層的な理由が存在するものなのです。



古澤邸
古澤邸



ぼくが毎晩庭に出る理由、それは「妻からの脱出」なのです。
それは別に、ぼくが恐妻家だからじゃないんですよ。家庭内別居とか仮面夫婦とか、そういうことでもありません。いたって仲のいい、さすがにラブラブとまでは言いませんけど、ちゃんとした良き夫婦です。
ではなぜ、ぼくが毎晩庭へと脱出しなければならないのかというと、・・・妻が・・・関西人のB型だから。



荒武邸
荒武邸



関西人ってのは、越後人のぼくからすると、異常と思えるほど良くしゃべります。妻は朝起きてから寝るまで、ほとんど切れ目なくしゃべりつづけています。
しかもB型ですから、まったく一方的に、何の脈絡もなく、何を伝えるためにしゃべっているのか意味不明なまま、延々としゃべっているように思えることもあるのです。
明るくていいんですけどね。うん、無口な妻よりも100倍いいんでけど、それを受け取る側のぼくの容積が小さいことが問題なのかもしれません。



高橋邸
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吉本的に、切れ目無く話し続ける妻が、ぼくとしてはちょっとキツく感じることがあります。
疲れがたまっているときなどには、できるだけ優しい言い方で、「ごめん、ちょっとだけ黙っててくれる」と言ったりします。
すると妻は「そんなこと言ったって、私がしゃべるのは呼吸なんだから、しゃべらなくなったときは死んでるってことなんだからね。あなたは頷いていればいいのよ」と。



高野邸
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そのねえ、ただうなづいていることが、A型のぼくにはできなくて。言葉は言葉なので意味を持っていますからね。妻の呼吸にいちいち同意したり反論したりしてしまって、それで疲れてしまうのです。
まあ、これも修行です。いつも明るく元気に、音声付きの呼吸をしている妻の存在がありがたいんですからね。



門馬邸
 門馬邸



そんな我が家なので、ぼくは、夕食終わってから、スッと庭に出ます。



石井邸
石井邸



静寂。
夜風、夜空、遠くに光る江ノ島灯台の灯り、ライトに浮かび上がる草花。
ぼくはパソコンを開いて、カタカタカタとやり始め、5分もすると、ひとりの世界にのめり込んでいきます。



片桐邸
片桐邸



いったん台所に戻って、ワインを注いでまた庭に出ます。今度は本を持って。
睡眠ホルモンのメラトニンの分泌が始まってウトウトするまで、庭で本に没頭します。



藤井邸
藤井邸



このことが習慣化して、ぼくはこれまでの人生で最も多くの本を読みました。それと、夜の庭に一人いて考えたこと、感じたこと、思いついたことが積み重なって、それが庭の設計に反映されていきました。



日置邸
日置邸



きっかけは「月からの啓示」、「妻からの脱出」、どちらにしても、もうそれは関係ありません。
夜庭に出ることで得られる、気持ちよさ、安らぎ、瞑想にも似たひとりの時間、いいですよこれ。パソコンや本に没頭できる集中力も生まれるし、人生が濃く深くなる時間として習慣化しています。



畑邸
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お客様からうかがった、夜の庭のエピソードをふたつ。

毎晩終電まで働いているご主人が、ヘトヘトになって家にたどり着くと、玄関から入らずに庭に回るんだそうです。そこでのリラックスタイムが、満ち足りた気持ちになれるんだそうです。そしてそれから家に入る。
わかるなあその気持ち。



飯高邸
飯高邸



お母様の介護と、お子さんたちの世話と、ご自分の仕事とで、目が回るような毎日を過ごしている奥様は、ガーデンリフォームでできあがった「夜の庭」に出るのが楽しみになったそうです。
真夜中に目が覚めると、庭に出て「ラジオ深夜便」を流しながら本を読むそうです。その時間だけが自分の時間だと。
これも、わかりますねえ。



天野邸
天野邸



忙しい人ほど本よ読むと言います。庭も似ていて、忙しい人ほど庭を楽しむのです。

夜の庭は、忙しくて亡くしてしまいそうな心を、取り戻す場所。



本間邸
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一人庭に出て過ごす夜、宇宙と交信していることに気付いたりもするんですよ。「月からの啓示」って、ほんとなんです。



小湊邸
小湊邸



夜の庭と言えばバーベキュー、これもすばらしいですよ。
バーベキューじゃなくても「今日は晩ご飯、外ですよー」という声に歓声が上がる、いいと思いませんかそういうの。
夜の庭、ひとりも良し、家族や仲間と一緒も良し。
あなたの庭も、夜バージョンの楽しみをイメージして組み立てれば、そんな暮らしが実現します。



和泉邸



「お庭の相談会」で、ぼくと一緒に、夜の庭をイメージしてみましょう 。





 

ハードル競技( 高橋邸 16)

高橋さんちのご紹介、最終日です。



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今回の最大のポイントは、既存の駐車場を取り壊して位置を変更したことでした。
一般的にはちょっともったいないかなあと思うことかもしれません。しかし、ご夫婦の、暮らしをより豊かに組み立てようという意欲、新たな庭への期待感がそれを選択しました。
その判断にがぜん張り切って設計した庭を、おふたりがとてもよろこんでくださったことが、ぼくとしてはうれしいのはもちろん、ちょっとホッとするような気持ちがありました。



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最初にお会いするときから始まって、ぼくがお客様のイマジネーションを広げて、ワクワク感を高めていくことが多く、いざ設計となると、今度はぼくの方がその期待感をどこまで庭空間として具現化できるかという作業になる。それは自分でハードルを上げておいては飛び越えるということで、なかなか軽々とは越えられないことの連続ですし、自分でも「もっと楽なやり方があるんじゃないか」と思うこともあるし、先輩諸氏からそういうアドバイスを受けたこともありました。
でも、そういうもんなんだよなあって思っています。こればっかりは理屈じゃなくて、自分の中心にもともとすごく強固にそういう仕事観がある。もしかしたら親から引き継いだことなのかもしれません。

仕事はハードル競技。



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自分で置いたハードルを何とかかんとかクリアーしながら、それを飛び越えられたら、次はまた少し高くするということを繰り返しながら今に至っています。

ではなぜ自分でハードルを上げてしまうのかというと、答えは簡単、楽しいから。
きっと何の仕事でも、仕事以外のことでも同じですよねこれは。

飛び越えたときの喜びがあるから、またハードルを上げてしまう。 



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高橋さんもそうですし、多くのお客様から感じるのは、家のこと、家庭生活においてもハードルを設置し、徐々にそれを高く設定しながら暮らすことの素晴らしさです。
ぼくは以前、仕事ではハードル競技をしていても、家に帰るともう完全に競技から離れてしまっていました。家のこと、家族のことにまでハードルを置くなどということを考えたこともありませんでした。つまり、家庭における向上心ゼロで、ただただリラックス、言い方を変えればグータラ生活でした。



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もったいなかったなあと思っています。仕事だけじゃなく家のことにも、ハードル競技をする習慣というかそういう意識があったら、そのことにもっと早く気付いていたとしたら・・・。
今は、仕事も家庭もハードル置きまくって暮らしています。このほうが圧倒的に楽しいしのです。

この楽しさに気付いたことって、ぼくの中ではとても大きな事でした。

仕事も家庭もハードル競技にしてしまえば、いち日中楽しい。



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これはですね、走り高跳びじゃなくてハードル競技ってところがミソなんですね。
目の前のを飛び越えたらリズミカルに次を飛んで、スピードを落とさずにまた次を飛んで、その一連の流れがいいんです。単純な跳躍力よりも柔軟性とか、リズム感とか、フォームとか、次へ次へという連続する意欲とか、それらのバランスがとれていないとうまくいかない、というところがおもしろい。結局、コツはバランス、総合力なんです。

うまく飛べないときは、バランスがとれていないとうこと。



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バランスを崩した状態で頑張り続けて、さらにバランスを崩すってこと、よくあります。
頑張るよりも、バランスを良くすることを意識する方が、より楽しく充実した暮らしを実現しやすい。たいがい頑張れば頑張るほど、バランスは崩れますから。

頑張るよりもバランスを良くすること。どうしても頑張りたい人は、バランスとることに頑張るのが正解。



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庭のことを考えることは、そこで暮らす人たちのことを考えるという側面があります。
お客様のことを考えているうちに、お客様から教えられること、気付かされることが多くて、それが庭の設計に反映され、次に生まれる庭空間に活かされていきます。
つまり、ぼくが描く庭は、今年よりも来年のほうが、来年よりも再来年の方が、より多くの気付きによって組み立てられているということになります。これは間違いのないこと。
5年後10年後にどんな庭を描き出すのかはぼく自身にもわかりませんが、ぼくがハードル競技を続けていれば、今の自分には想像すらできないほどのすばらしい庭が出現することでしょう。
だから、設計依頼は遅いほどいい・・・とはならなくて、いち日も早く庭をベストな場所にしておいて、そこですてきな暮らしを育みながら、人も庭も成長し進化してゆくというのがいいんじゃないかなあと思っています。
それと、もしかしたら、・・・たぶん、ぼくの命も永遠じゃないですからね。うん、急いだ方がいいですよ。



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高橋さん、すてきな仕事をありがとうございました。
ご主人は仕事がそうとうキツそうですが、ちょっとした隙間にでも庭でくつろいでいただけたらと思います。庭を楽しむ習慣があれば、バランスを崩すことなく仕事を頑張れると思います。
庭で朝食をとってから仕事に出かけるとか、帰宅が遅い日でも晩酌は庭でとか、ぜひやってみてください。休日は一日中庭で過ごしてみてください。
この庭は、すごく意外な、でもその時々に応じたインスピレーションやアドバイスをくれるはずです。ぜひ。

庭木は全体的にまだ小振りなので、しばらくは放ったらかしで伸ばしてください。さすがにうっとうしいなあとなったらご連絡いただければ、剪定しながら切り方をお教えしますので。

自信を持って、本当にいい庭になったと思います。どうかみなさんで楽しみまくってくださいね。楽しめば楽しむほど、さらにいい庭へと進化しますよ。
ほんとうに、ありがとうございました。楽しかったです。





引き続き、傍目にはボーッとしながら( 高橋邸 15)

引き続き夜の庭をご覧いただきながら。



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港南台の店で設計作業をしていて(傍目にはボーッとしています)、ふと顔を上げると店の前に満面の笑みのご夫人が立っていました。以前「空中庭園」でご紹介した石井さんでした。
「あーっ!おじさんがいたいた」
石井さんはぼくと同年代で、敬愛を込めてぼくのことを「おじさん」と呼びます。ぼくも敬愛を込めて(お客様に対して失礼を承知で)石井さんを「おばさん」と呼んだりします。



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「ねえ、おじさんおじさん、庭にね、バラをいっぱい育てて、もっと鬱蒼とした感じのバラ園にしたいんだけど、どうかしら。ターシャテューダーみたいな感じ」

「いいですねえ〜、やりましょやりましょ」

「どれ植えたらいいかわからないから、須藤さん(うちの園芸担当の女性スタッフ)にお願いしたいんだけど」

「それはいい。須藤はセンスいいから、すんごいすてきになりますよ。じゃ、お任せください」 

石井さんの買い物カートにはすでに培養土と草花が満載でした。もう毎日、庭が楽しくてしかたないという感じが見て取れました。

日々を楽しみながら、さらに「鬱蒼としたバラ園」というイマジネーションにときめく、見事だなあと感心しつつ、一緒にカートを駐車場まで押して行って積み込みをして、ニッコニコの石井さんを見送りました。



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店に戻ると今度は、10年にガーデンリフォームさせていただいたお宅のご主人が、これまた満面の笑顔で立っていました。

「いやあお久しぶり。相変わらず商売繁盛でいいね」

「おかげさまで、女房に尻叩かれながらいそがしくやってます」

「 奥さんは尻叩きそうだよね。パワフルだもんなあ」

「はい、おかげさまで。ところで奥様の調子はいかがですか?」

奥様は重い病気ではないんですけど、ずいぶん長いこと、もうひとつ体調がすぐれず、時々寝込んでいます。

「相変わらずというか、まあ良いとはいえないね。でもね、庭をやってもらってよかったよ。花が咲いていると女房もよろこぶしね。こないだチューリップを100球植えたんだよ」

「100ですか!すごいですねえ」

「前にね、ゴルフの賞品で球根100個もらってさ、庭の右側の通路のところに植えたら見事に咲いてね。すごくきれいでさあ。それ以来毎年100個植えることにしてるんだ。庭っていいよ、ほんとにいい。春になったらまたちょっと作り変えたいから相談に乗ってね」

ゴルフ焼けの笑い皺がカッコいいご主人と優しい笑顔の奥様が、たくさんのチューリップが揺れる庭でお茶してる様子が浮かんで、ぼくは目を細めて、ご主人の後ろ姿を見送りました。



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庭の価値はできあがった後に生まれ、その価値は時間とともに高まる。


庭の価値を高めていける暮らし方って、ある気がするんですよねえ。そのように暮らしている人たちがぼくの師匠です。



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ボキャブラリーが貧困なもので、いつもこういう言い方になってしまうんですけど、

庭を楽しみながら暮らしている人に出会うと、
なんかね、生きてるってすてきだよなあと。

人生の輝きとか、そういうこと。たくさんの輝きに出会えるこの仕事、ありがたし。



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さっ、今日も、すてきな人たちの暮らしの舞台となる庭を、傍目にはボーッとしながら思い描きますよ!






昨晩のテミヤンライブも、よかあたなあ。ショウさんと一緒に行ったんですけど、なんだかずーっと夢の世界にいるようで、いい大人が酒も飲まずに夢を語り合っているような・・・、なんとも不思議な時間なのです。
朝目覚めると、昨日の朝よりも視力が良くなったような感じで、小雨にぬれている庭の花が、宝物のように感じられました。

テミヤンの紅白出場は残念ながら来年に持ち越しになりましたが、いつ聴いても心の視力をアップさせてくれる名曲の数々を、日本中の人に届けたいなあ。温かくて柔らかい湘南の風を東北に、日本の隅々まで。それができたら、日本、変わりますよ。もっといい具合に。





北原さんがラジオで、しょっちゅうテミヤンの曲を流す気持ち、わかるなあ。







 

感動は「ボーッと状態」から産まれる( 高橋邸 14)

ええっと、何でしたっけ?そうそう、妄想力の話でした。
ついさっきまで次の設計の仮想庭、妄想の世界を漂っていたので頭の切り替えに時間がかかりました。



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そう、庭を設計するときには妄想力が必要。まだこの世に出現していない庭を、妄想力でイメージしてゆく。
ぼくはそれが仕事なので、心置きなく(傍目には)ボーッとしながらあっちの世界に居続けることが許されますけど、もしこういうたぐいの仕事に就いていなければ・・・、ちょっと困り者かもしれません。しょっちゅうボーッとしているのですから。



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もの心ついてからずっとなんです、このボーッとするクセ。
ボーッとしながら、本人の頭の中はけっこう激しく動いているんですけどね。エキサイティングな映画を観ている、その映画の中にいるような状態です。
あなたはどうですかね、そういうこと、ありますか? 



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ボーッとしながら、脳内はイマジネーションが活性化しまくっている状態を表す言葉ってありますかね。
・・・トリップかなあ。ウ〜ン、瞑想状態。ちょっと違うなあ、もっとクリエイティブな世界です。瞑想しながら積木で遊んでいるような。・・・まあいいや、呼び方はなんでもいいので、とりあえず「ボーッと状態」にしときます。



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このボーッと状態から感動的なモノやコトが生み出されてきました。それが文明を築いてきたのです。企画会議で理詰めで産まれるものからはなかなか感動は得られません。音楽、料理、製品、文章、映像、概念・・・すべてだれかのボーッと状態から生み出されたものです。その前後に経験に基づく、理にかなった組み立てが必要ではありますが。
思考が緊張状態から解放されて、考えるともなく考え、やがて理屈が消えて、そよと風が吹いた瞬間に「これだ!」という何かが出てくる。そして暮らしに楽しみや感動が生まれる。

ボーッと状態から感動は生まれます。

ボーッと状態を生み出すのに、庭は打ってつけ。

庭に出て、ボーッとしましょ。



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家事、育児、仕事、毎日慌ただしく動き回っているあなた、庭に出て、ちょっと、ボーッとしてみてください。
忙しいほど理屈がとんがってきて、男性は理屈っぽく、女性は愚痴っぽくなります。これは世界共通なのです。
そういうドグマが高まった状態では、結局は感動を生み出したり、家庭を豊かな空気で満たすことなどできません。



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ほんの数分でも、毎日庭でボーッとする時間を持つって、豊かな暮らしを維持するために欠かせない、ものすごく大切なことかもしれません。
うん、庭がいい。書斎で、リビングで、トイレでボーッとするのもいいんですが、やっぱり庭がいちばんです。庭はそのまま宇宙とつながっている場所ですから、宇宙空間でボーッとしているってことですからね。



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ボーッとするのには庭がいちばん。庭でボーッとするのは、宇宙空間でボーッとしているということなのです。気分は宇宙遊泳。



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脳みそから理屈を追い出して、思いっきりリラックスさせて、宇宙を漂うイメージでボーッとする。
そんな贅沢でスペシャルな場所が自宅にある人は、きっと何もかもうまくいきますよ。ウ〜ン贅沢。





妄想力を鍛える( 高橋邸 13 )

今日からは、徐々に暗くなっていく夜の庭をご覧いただきます。



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昨日の朝、お客様のお宅で庭の打合せをして、撮影に行く前にいったんレノンの庭に寄りました。
サンプルガーデンの落ち葉を掃除していたら、一昨日の「24時間ドキュメント番組のカメラがあなたを撮影している」という妄想をさっそく実践してみた、というご夫婦が飛び込んできました。



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あれってすごいですね!自分が主人公って思っただけで、急に姿勢も良くなるし、表情を意識するようになるし、気分がいいですよ。考え方ひとつでこんなにいい気分になれるって、おどろきでした。いいこと教えてもらってありがとうございます。 

ニッコニコで去っていきました。 これからお子さん連れてズーラシアに行くのだそうです。その前に、「レノンに庭」にわざわざ立ち寄ってくださったとのこと。
うれしいんだよなあ、こういう反応。おかげで昨日はいい写真が撮れたし、気分よくいち日が過ぎました。

それにしても、さっそく実践してみたって、いいなあノリが良くて。妄想力抜群のご夫婦です。



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妄想と言えば、妄想の達人、関根勉さんがこんなことを言っていました。

妻を美しく変える妄想があるんですよ。
妻の20年前の写真を見たら、若くてすっごくきれいなんですよ。でもそのときには今そう思うほどは感じていなかったんですね。
そこで妄想力です。
ぼくがあと20歳年取っているという妄想をすれば、現在の妻は20歳若返って、人もうらやむ美しい妻になる。いいでしょこれ、これが妄想の威力。
妻にそれを話したら「うっとうしいからひとりで楽しんでいて」って言われちゃいましたけど。


たしかに、これはいい方法です。百歳の現役スーパー医師、日野原重明先生は、80才のおばあちゃんに「ピチピチだねえ」って言うそうですから。
いいですよねえ、妻を美しく変える妄想。



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妄想は願望であり、願いです。それをイメージする力が妄想力。
大概のことは、イメージした通りになる。言い方を変えれば「夢は実現する」ってことです。あなたは信じられるでしょうか。
これって不思議で、とても単純にそう信じられる人だけに、夢は実現します。夢を実現させている人を観察すればすぐにわかることです。単純、それと一途。シンプルに真っすぐ。
「そんなに単純なら苦労しないよ」と思ったあなた。まあ、だまされたと思って、単純思考に切り替えてみてください。

すべてを単純に、すごく単純に考える。

たった数日で、あなたはその単純思考の効果を知ることになるでしょう。



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あなたの人生は、あなたの主人に完全支配されている。あなたの主人はあなたの思考。

ひとりでも多くの人に気付いて欲しいなあって思うんですね、「あなたは、あなたがイメージした通りに、発した言葉の通りに生きているんだ」ということに。
それに気付いて(そう思えて)そのように生きられる人からは、怒りや劣等感や恨みの感情が消え去ります。
8割方の人がそうなれたとしたら、そしてその人たちに人間らしい愛情と知性があったら、紛争も、環境問題も、原子力のことも解決できるのです。それができたときに、ようやく人類は地球上で生きていくことを許されます。

これがぼくの妄想。ジョンとヨーコが教えてくれたことですけどね。



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庭に出てみてください。そこがあなたの現在のイマジネーションのレベルです。

妄想癖、空想癖、想像癖、これを良しとして鍛えると、妄想力が強まる。妄想力が強い人は見慣れた妻を20歳若返らせることもできるし、暮らしを夢の実現の場にすることもできます。

妄想しましょうよ。妄想は魔法の杖、暮らしを何倍も楽しくする魔法の薬なのです。
その魔力のほどを確認すべく、庭に出ましょう。

庭って、妄想の賜物です。

これは庭屋のこじつけじゃなくて、8割方の人の庭が、イマジネーション豊かな幸福な場所になれば、人類は救われるって思っています。
政治家の庭、
東電幹部の庭、官僚の庭、評論家の庭、学者の庭、・・・何割くらいそうなっているのかなあ。見たことないですけど・・・ちょっとねえ。



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まあしょうがないから放っといて、ぼくらの庭から「イマジネーション豊かな幸福な場所」に変えましょうよ。

庭に出て、庭を楽しんで、妄想力を鍛えましょう。

まず手始めに、チチンプイプイって、奥さんを美しく、旦那さんをカッコよく変えてしまいましょう。








プロフェッショナル・仕事の流儀/妄想編( 高橋邸 12)

いい天気ですねえ。今日も高橋さんちの草花をご覧いただきながら、徒然なるままに。



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今日は完成した庭の撮影に行きます。
月に2回ほどのペースで撮影していて、撮影日は一連の仕事の中でとても楽しみな日です。
写真を撮るのが大好きなのと、それに加えて、設計した庭が質感を持ってそこに出現しているわけですから、楽しくないはずがありません。

いつもファインダーを覗きながら、ぼくは夢の世界にいるような気分になっています。
数ヶ月前に自分が思い描いた仮想庭が、現実の庭となって、今自分はそこにいる。軽い興奮状態になります。
こればっかりは設計者の特権です。



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お客様からお声がかかって、庭を拝見にうかがって、どんな庭にするかを打合せして、設計して、施工して、そして完成。
お客様とぼくのイマジネーションが、現実の庭になる。そしてそこが、お客様の暮らしの場所として息づく。時間と共に、庭は成長してゆく。ぼくはそれを目撃できる。
ぼくのために制作されたドキュメント映画を観ているような、その映画の中に居るような。



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なんだか申し訳ないほど仕事が楽しいのです。というか、仕事という意識すら消えている気がします。
自分が楽しめば楽しむほど、お客様がよろこんでくれる庭になることのうれしさ、ありがたさを感じていて、あえて「仕事」としてくくる部分としたら「自分が楽しめる状況を整える」ということでしょうか。
いい睡眠をとるとか、体調管理とか、そういうことです。



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あと、けっこう意識してやっていることが「本を読む」ということ。「隙間読み」と称して、ちょっとした空き時間に読む。じっくりと読書の時間を取ることはめったにありません。
他には録画しておいた「プロフェッショナル・仕事の流儀」他いくつかの番組を観て、チェックしておきたいいくつかのラジオ番組を聴いて、意識を活性化させる。ここ数年、ひたすらそういう日々です。
それからもうひとつ、大事な時間があります。ひたすらボーッとする時間。
根がボーッとしているせいか、ぼくの場合これがないとバランスが取れなくなります。頭を弛緩させて、お笑い番組を観たり、家事をしたり、散歩をしたり。
忙しいといえば相当に居忙しい。かなり設計がたまっていますが、そうかといって設計ばかりしていてもいい成果は得られない。ひとつひとつの庭をワクワクしながら描けるように自分をしむけていくこと。その設計している以外の時間が勝負なのです。



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楽しい仕事のために自分の心身を調整してゆくなんて、ちょっと、プロフェッショナルでしょ。
でも、時々思います、厳しさが足りないなあと。
「プロフェッショナル・仕事の流儀」で取り上げるには逆境とか、人並み外れた努力の摘み重ねとかね、そういうのがないと番組になりませんからね。あ、いや、別にテレビ局からオファーがあったわけじゃないんですけどね。・・・ただの妄想です。



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ほんと、ただの妄想ですけど、これっておもしろいんですよ。自分をテレビカメラが追っているという妄想の中で暮らしていると、自分を客観視しながら
「理想の自分」を自己演出するようになりますからね。



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山奥で畑を耕して暮らしている人でも、大都会のビルの谷間をさっそうと歩いている人でも、家族を健康を思って夕飯の献立を考えている人でも、輝いている人の共通点は、自分のドラマの主人公であり続けていることなのです。

このドラマの主人公は、あなたです。





やってみてください、あなたのすてきな生き方を追うドキュメント番組のカメラが、24時間あなたを撮影している、という妄想。

いろんなことありますけどね。あと一歩だけ、前に進もう。








 
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