感動のこと

 栄区のオープンガーデンが開催されました。今年はバラとのタイミングがよく天気もまずまずだったので、たくさんの方が花咲く庭を巡る素晴らしい時間を過ごされたことでしょう。ぼくはといえば、仕事が立て込んでいて後藤さんちに行っただけ。残念無念でした。来年はしっかりスケジュール調整をして、二日間たっぷりと、丹精した庭の感動を浴びまくろうと思っています。



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 ぼく自身、庭を思い描き、それを現実の空間として出現させることが仕事なわけで、常に目指しているのは「感動」です。感動する設計、感動する庭、感動的な人生の舞台となる庭の実現。そんなぼくが後藤さんちを始め、お客様方の数多くの庭から感動を得ながら、その感動を糧に次の設計へと向かっている。つまりは感動が仕事であり、ぼくの暮らしであるとも言えます。



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 故に、ぼくは感動の達人と申しましょうか、あるいは感動中毒かもしれません。毎朝その目的地へ向かって進めるように、起きたらすぐに庭に出て今日の組み立てをする(やること、やりたいことは山のようにあるため、その中からシンプルにひとつかふたつの事柄を選んで、それに集中するための助走に入る)。夢中で仕事をし、夕方帰宅したらこれまたすぐに庭に出て、ストレッチをしながら明日のことをイメージする。それが済んだら頭を切り替え、仕事以外の事柄を耳から入れつつ(タイムフリーのラジオか音楽)、軽くビールを飲みながら家事(主に料理)。そして食事が済んだらまた庭に出て、眠くなるまで本を読む(この頃はずっと、川勝正幸著『丘の上のパンク:時代をエディットする男:藤原ヒロシ半生記』を繰り返し。面白過ぎてなかなか眠くならない)。それからベッドに入ってくるココ(愛犬)とミー(愛猫)と一緒に心地よく熟睡して、目覚めたら庭へ。数年間これをひたすら繰り返しています。全ては感動の庭づくりのために。あるいは感動的ないち日を怠りなく積み重ねてゆくために。



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 というようなことを時々ですが人に話すと、きょとんとされるんですよね。きっと感動って、そうそうやってくるものではなく、人生に何度かしか遭遇しない感情だと捉えているのでしょう。ぼくも以前はそうだったかもしれません。でもですね、若い気のままで仕事に熱中していて、ある日ふと気がついたら還暦を過ぎ、孫がなついてくるお爺さんになっていたという、そんな年齢になったら誰だって恥ずかしげもなく感動を追い求めるようになるんじゃないかなあ。他に何かありますか?悔いなく人生を仕上げて去ってゆくために必要なことって。父が天寿を全うし、気の早い友人がコロナで逝き、当たり前だけど命には限りがあるんだなあと呆然としながら、ぼくには仕事に感動すること以外見つからなかった。だから単純に、それに集中しているのです。ぼくはそもそも物事を複雑に考えすぎるきらいがある。もうそんなタイムロスはもったいないのであります。



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 庭から降ってくる感動。毎年後藤さんちの庭は、欠かさずそれをぼくにプレゼントしてくれます。もう20年以上も、毎年必ず。ぼくはバラの香りに包まれながら、きっと後藤さんの暮らしぶりというか、後藤さんご夫婦の人生に感動しているのだと思います。庭は人を映し出します。そして花の数と幸せは比例します。庭という、どこにでもあるありきたりな場所が、どこにもない特別な、感動的な空間として存在できることを、リアルに教えてくれたのがこの庭、後藤さんちの庭なんだよなあと、そんな感慨に浸りつつ撮影しました。



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 感動ですよ、感動。庭ですよ、庭。他にないでしょ、素晴らしき人生の舞台として人を励まし導いてくれる生活空間って。リビング?寝室?バスルーム?トイレ?あるいは車?・・・・やっぱり庭じゃなきゃ、って、ぼくは思っているのですが。



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 後藤さん、来年も楽しみにしています。今年もたくさんのバラを咲かせてくださってありがとうございました。あ、佃煮も。










庭は浴びてこそ

 恒例「GW お庭の相談会」を終え、今年もたくさんの方と庭の話で盛り上がった嬉しさの余韻に浸りつつ、おっといけねえ、栄区オープンガーデンの開催日が迫っているではないか。ということで、早朝6時、後藤さんちに下見に行ってきました。



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 昨年はバラの開花が早く、当日は盛りが過ぎていて少々残念な思いをした方も多かったのでは。さて今年は・・・



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 タイミングがバッチグー。早咲きのがピークで、枝には明日にも開きそうなつぼみがわんさかついていて、爆発寸前という感じ。



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 朝の光とバラの香り、ゴージャスな撮影時間を楽しませていただきました。



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 やっぱり、庭は浴びないと感じられないものなのです。



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 庭を浴びる、バラの香りに包まれるという経験をあなたもぜひ。


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 件数が多いので全部を巡ることは難しいと思われますけど、行きやすい地域を選んで、あるいは詳しい方に評判を伺って行き先を絞って行かれるといいでしょう。ちなみに、後藤さちと、そこから徒歩30秒のお宅は必見ですよ。あと、和泉さんちも。



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 ぼくにご連絡いただければ地域と番号をお教えします。なんならお連れしますよ。



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 感動とは動いて感じると書く。花いっぱいの庭に惹かれて歩きまわったら、最高の休日になることでしょう。いやほんとに、丹精した庭のパワーは良質にして強烈。庭は浴びてこそ。大袈裟ではなく、あなたの人生の輝きが増すかもしれません。



相変わらず、連日店のBGMはこの人です。
なんの具合か、設計が深まるんだよなあ。
理屈じゃなくて、
ぼくが描く庭と合致する何かがあるような気がして。








多忙な少女たち

 ピッちゃんの誕生日。



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 ふたり揃ってバレエの発表会。



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 ミソラの入学式。



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 連日、濃いなあ。彼女らは後年この日々を記憶しているのだろうか、とふと思う。ぼくの場合ひたすらボケーっと過ごしていたようで、入学前後の記憶はほとんどない。幼稚園の花祭りと、小学校初日に自分が行くべき教室がどこかわからなくなって(チャイムが鳴ったら教室に入るというしきたりを知らなかったし)、1時間目の途中までシーンとした校内を彷徨ったことくらいだ。
 ミソラは登校初日、大泣きしながら帰ってきたそうな。何があったというわけではなく、どうやら連日の緊張やはしゃぎすぎで訳がわからなくなったもよう。いつもにっこにっこしてるけど、けっこう気を使うタイプだし、環境激変に感情がオーバーフローしてしまったのだろう。ちっこいのに、とっても頑張り屋だしね。可愛いなあ。
 彼女たちなりに、大谷ばりにナイスファイトを続けている。疲れを知らない子ども時代に、なんでもかんでも片っ端から楽しんで、チャレンジして、タフな心が育つんだろうなあ。そんな彼女たちの姿に刺激されて、ジイジくんも妙に張り切る春爛漫。
 さ、仕事仕事。ゴールデンウィーク前後は老若男女、庭への意識が最高潮に達する時期なので、通常の設計作業に加えて相談のご来店が激増する。ひとつひとつしっかり対応して、夢のような庭世界へとご案内いたします。



本日も出囃子は藤原ヒロシで。
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桜吹雪にシャボン玉

 小糠雨降る港南台。ここ2週間ほど天気がグズグズとして現場がなかなか進まない。職人さんたちも、存分に腕を奮うには晴天が前提条件なので、不完全燃焼の日々。


桜咲く。

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今年はとても静かに感じる満開の姿。
ぼくの中身が静かな状態だからかな?
それとも世の中がそのようになってきたのでしょうか。

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繰り返し押し寄せる試練を乗り越え、
人々は静かに、家庭の平安を第一義として暮らすようになった気がして。
何が大切かを、噛み締めるように実感している気がして。

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桜咲く。来週はきっと晴天続きとなるでしょう。
静今朝から一転、ゴージャスに舞う花びらを楽しみに、
今日は曇り空を味わいつつ仕事に熱中。

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散る桜 残る桜も 散る桜
良寛さんだったかな。
これって美しくあれっていうことですよね、きっと。
ったく、戦争ってのは1ミリも美しくないんだよね。

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 ぼくの予定としては、デッキ材の下準備。港南台にまたひとつ、幸せ家族の美しい庭が出現します。美しい庭は、美しい気持ちをキープして暮らすクリエーターたちじゃなきゃ生み出せない。故に昔から、うちの職人さんたちは一様に美しい。おっさんであっても、爺さんであっても、おばちゃんであっても、姿も気持ちも美しいのです。
 セランガンバツ120✖️30✖️4000を80本と90✖️90✖️3600を16本とその他細かい板材にペーパーを掛けて丁寧に塗装。色にこだわった設計のため、塗装は人任せにできない(ペンキ塗りが楽し過ぎて外注したくないというのが本音なのですが)。
 晴天の予報だったから昨夜から闘志を漲らせていたのに、いやはや、小雨で予定変更ですな。作業場には屋根がないため雨粒には早々に降参。

 さてと、降ったら降ったで設計やら事務仕事やらに頭を切り替えればそれでよし。
 切り替えスイッチは音楽とコーヒーで。選曲は当然、藤原ヒロシで。コーヒーは先ほどセブンに立ち寄り「濃いめ」をチョイスしてきました。コンビニのコーヒーって、勿体無いくらいおいしくなりましたよねえ。





 そうそう、今夜はピッちゃん(孫の結陽)のバースデイパーティー。プレゼントはシャボン玉にしました。晴れたら公園で、一緒に泡玉を飛ばします。大量に。





晴耕雨読・藤原ヒロシのこと

 今朝は雨音が心地いい。やっぱり雨が好きなのだ。
 この仕事は設計半分、現場半分のため、雨が続くと現場が滞ってしまいストレスになる。しかしそれも何千回と繰り返せば慣れてしまって、今はもう気にはならない。「仕方ないじゃんか、雨なんだから」と、心配事を消し去る思考のテクニックは、気づけば筋金入りとなっている。
 ガーデンデザイナーはガーデンクリエイターでもある。ぼくはそうでなくてはならないと思っている。デザインはカンヴァス上ではなく、実際の庭空間に描かなければ価値を持たないのだから。だから、天候との付き合い方も大事な事柄となる。ゆえにガーデンデザイナーは空模様と並走するお天気屋、気ままなナチュラリスト、というのが理想像なのかもしれない。



「春の雨はやさしいはずなのに」と小椋佳。
「春雨じゃ、濡れて行こう」は月形半平太。
春雨サラダには中国の干豆腐と豆板醤。
残雪をとかす越後の雨を思い出すからか、
今頃の雨音は、気持ちが柔らかく上向くのです。


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 晴耕雨読。



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 晴れたら現場へ行き、降ったら設計。設計の他にも雨降りにやってしまいたいことは、設計以上に山積なのだ。仕事以外にも、読みたい本、聴きたい音楽、作りたい料理、ネットではなく店に出向いて現物を物色したい洋服、リネン、雑貨・小物類など、限りないものそれが欲望。



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 晴耕雨読。思惑通りにならない天候には抗うことなく、降ったら降ったでええやないか、やりたいことは限りなくあって、そこから雨音に相応しいチョイスをすればいいだけのこと。天候に合わせた行動を選択するくらいのスキルは、さすがに備わっておるのだ。



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 テレビではキャスターが「今日はあいにくの雨で」と繰り返す。「昼から降り出しますから傘をお忘れなく」。小学生か!と突っ込むことにも飽きて、「ご親切にありがとうございます」と内心で皮肉混じりに返事をする。ぼくは「あいにく」とは思えない。台風であろうが長雨であろうが、雨はいつも恵みの雨。空からの水に歓喜する庭の植物的な感覚かもしれないが、いつもそうとしか感じられないのだからしょうがない。雨音はショパンの調べ。しとしと降ればノクターン、ザーザー降りなら英雄ポロネーズ。誰が言ったか知らないが、雨音は、バッハでもモーツァルトでもなくフレデリック・ショパンの調べでなければ馴染まない。実に見事な比喩である。



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 いや、ほんとに、今日の雨音は質がいいんだよなあ。きっと藤原ヒロシの昔の音源を発見したからだと思う。それを店のBGMにして、その音のバックグラウンドに雨音。これがマリアージュってやつなのだよ。藤原ヒロシ、ぼくよりも三つ下だから還暦親父ながら、年齢不詳のなかなかカッコいい、いい感じの男。久しぶりの良き出会いというか発見。知らないでしょ、藤原ヒロシ。ぼくはついこないだまで名前も存在も一切知りませんでした。少年の頃からアンダーグラウンドで好きなことだけに熱中し、いつの間にかNIKEとコラボとか、メインストリームの偉人になっている人。しかも思考は少年のままで、少年には成し得ない本物感を持っている。そんなのありなんだ、と、頭が少年というかガキのまんまで浮遊しているぼく的には、なんか、彼の存在に救われた気がして。こんなんもありなんだよって。だからしばらく藤原ヒロシに夢中で過ごしてみようと思っているしだい。とりあえずAmazonで関連本を購入。夜の庭での楽しみがまたひとつ増えた。いい感じいい感じ。還暦過ぎたら、日々、お楽しみを増やしてゆくことが肝要なり。






当時ヒットしようがしまいが、本物は時間で色褪せたりしない。
それどころか、次代に味わいを増して響くんだなあ。
ああ、いい感じいい感じ。


Reversal Chase

 庭を楽しく美しく維持するために必要な、いくつかの事柄を示せ。
 このような何らかの事象に至る要因を列挙せよ、という設問には、並べれば百も二百も出てくるし、YouTubeで流行りの「〇〇を実現するたったひとつの方法」みたいに、ズバリ言うわよ!と、象徴的に結論めいた一言を掲げることもできる。だが前者はピントがぼやけて本質を表せなくなり、後者の場合はその後に誠実にして丁寧な解説を添えない限り、詐欺師お得意の騙りのような印象を与えてしまう。
 バブル後に起こった社会的価値観及び個人的人生理念の崩壊と、再生への彷徨い。善良なる人の群れは、羊に似て、ただただリーダーを求めて、いまだに安全を確保さえれた柵の中でぐるぐると渦を巻いている。彼らは越し方で「ブルーオーシャン戦略」や「100匹目の猿」といった書物など読む機会がなかったのかもしれない。もしかしたら聖書すら手に取ったことがない可能性がある。
 あ、それでいいのです。それは幸いなること。バイブルを熟読して得られる幸福感は、背景として、土台として「人生とは辛く悲しく虚しく儚い時間のことなのだ」という世界で救済を求める民を心地よく折伏するために、イエズス会が仕立てた寓話の類いなのだから(古事記・日本書紀と同じく)。背景がそうである限り、民はそのように、辛く悲しく虚しく儚いと定義された世界から一歩も抜け出せない。ただそこで無闇に己を鼓舞し、家族で気分を励ましながら生きて、静かに人生を終えるしかないのである。アーメン。賢者に神の祝福あれ。
 現世・・・善良にして神聖なる羊の群れは、こと庭に関して言えば、だが、今も混乱しながら行き先の見当がつかないままで彷徨いを続けている。待てど暮らせど現れないモーゼ。だったら・・・
 

春雨混じりの散歩道、
なんとなんとユキヤナギが咲いていました。
ということは、一週間後にサクラ咲く。
ちまちまとした人の思惑をよそに、季節はダイナミックに巡っておりますなあ。
豆粒ほどに小さい花が、威風堂々と咲く姿たるや。


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 朝からそんな愚にもつかないことをつらつら考えながら、ぼくは本日64歳になったのです。なったのです?そうですか。そうなんですか、本当に?「なったんだそうです」という言い方の方がしっくりくるほどリアルな実感を伴わないわけでして、まあ、こんなものなのでしょう。こんなものであってもなくても、63歳として過ごした時間が有意義なものであってもなくても、着実に年齢はカウントされてゆく。弱気な自分はトホホと嘆き、強気な自分は「急がねばなるまい!」と気合いをいれる。



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 強気な自分を励ますのが正解であることは明らかなのである。



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 弱気界と強気界を行きつ戻りつ、数年単位で俯瞰するなら弱気な自分が優勢だったことは否めない。エエカゲンニセナアカンヤロ。「庭を楽しく美しく維持するために必要な、いくつかの事柄を示せ」という自問・設問・オブジェクションに対して、即座に澱みなく三つの回答を並べることができるのが強気で前向きで有能感に満ちた自分の状態だったのだ。だから、今日、そこを目指してギアをリバースに入れる。そしてアクセルを踏み込みハンドルを切って、元気いっぱいだった自分の追跡を開始するのだ。そして必ず、ヤツを追い抜いてみせる。



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 ちなみに今夜は、孫の美空の卒園祝いとな兼ねて、ぼくのバースデイ・パーティーをやってくれるとのこと。感謝。電チャリでハングリータイガーの急坂を漕いで馳せ参じる。楽しみだなあ。 
 
本日の出囃子は、音大生の習作(なのかな?)で、気に入って繰り返し聴いていたこれを。
彼のインタビューも。若さいっぱいなマエストロに励まされる64歳最初の朝。





橋口 幸寿 (はしぐち ゆきひさ) [大3年]

東京都出身。 作曲を久木山直氏、高木洋氏、渡辺俊幸氏、松浦真沙氏の各氏に師事。 劇伴音楽、歌モノ、エレクトロニカ他、様々なジャンルの作曲を好む。 好きな作曲家はジョン・ウィリアムズ、トーマス・ニューマン。 好きなアーティストはBUMP OF CHICKEN、古川本舗、i am robot and proud。 趣味はゲーム、散歩中の音楽鑑賞。

 

——今回の音デオケは”未来”というテーマですが、どのように連想して作曲しましたか?

橋口「未来って言ったら”明るい未来”というイメージがあると思うんですけど、それと同時に、恐らく誰もが感じるであろう”不確かな未来への不安”っていうのもあるじゃないですか。この曲は、突如として襲い来る不安感という実態のない敵に追いかけ回されるも、最後には打ち勝ち、見事に脱するというストーリーとなっています。」

——曲を聴いて凄い未来感を感じたのですが、何か工夫などはありますか?

橋口「僕自身、スターウォーズを見たり音楽を聴いたりしているんですけど、ジョン・ウィリアムズの曲ってやっぱ未来感を感じるんですよね。例えば、低音でCのコードを鳴らして高音でDのコードを鳴らすポリコードとか、sus4のコードなどを使ったりとか。そういう、自分が未来だなと思うコードを取り入れましたね。」

——曲に疾走感があったり、壮大さがあるの良いですよね。

橋口「そうですね、さっきのスターウォーズの影響もあるんですけど、宇宙船が飛行していたり、敵と戦うシーンがあるじゃないですか。そういう情景も書きたかったし、例えば最初の弦楽器の刻みとかの工夫も、そういう疾走感や浮遊感に繋がってきますね。」

——ダークな展開って、どのように作られているのですか?

橋口「よく映画音楽の作曲であるんですけど、クラスターハーモニーと呼ばれる半音のぶつかりや、短3度という不安定な音程を使ったりなど、人が聴いて怖いと思うような音使いにしました。」

——この曲の聞き所はどこですか?

橋口「全体的な情景はそうですし、”先に進むような未来さ”と”敵と戦うようなダークさ”の二面性を楽しんで頂きたいですね。」

——作曲活動はいつから始めているのですか?

橋口「高校の時、DTMゼミみたいなのがありまして、最初は打ち込みでインスト曲を作っていたんですよね。作曲を進めていく中でいろいろな音楽を聴いてきて、大学2年生からオーケストラを作りたいと思って、こういう劇伴の方向に行きました。」


Twinkle, twinkle, little star・・・・

 昨晩は孫たちから雛祭りのご招待を受けて、ジャジャーン!ジイジカメラマンの登場。みるみる大きくなるふたりのお嬢と、にぎやかで楽しい時を過ごしました。



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 自分が子供の頃に、冠婚葬祭で集まる親戚から「あっという間に大きくなるねえ。こっちも歳をとるわけだ」と、決まりごとみたくそう言われたことを思い出し、ああ、このことなんだなあと。これが育ち盛りってことなのでしょう、春先に突然にょきにょき伸びて花を咲かすチューリップみたいに、ふたりとも急速に大人方向へと進化してゆきます。



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 驚いたことに、美空は春から小学生だそうです。何となくは把握していたものの実際にその日が近いことを知って、嬉しさと、心配と、もう小学生なのかあという寂しいような気持ちと、いやはや幸せとは単純な味ではなく、複雑な気持ちを混ぜ込みシェイクした、フレッシュなミックススムージーの味わいなんですねえ。



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 バレエの発表会が近いとのことで、ふたりとも張り切ってレッスンに通っているようで、昨夜はそのヘアスタイルのままでのパーティーでした。美空は歯が抜け始め、しかし本人的には見た目など気にならない様子で屈託なく大笑いしています。いいんだなあこの無邪気さが。



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 孫たちに、いつでも15分で会いに行けるようにと購入した電チャリ(電車とバスを乗り継ぐと40分以上かかるのです)に跨り、ひな祭りの歌を口ずさみながら帰宅する途中、ひたすら無邪気に、清らかな心で、楽しさを追っかけているふたりの様子を回想しつつペダルを漕ぐ。まだ少し冷たい夜の空気が心地よし。灯りをつけましょぼんぼりに〜・・・



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 無邪気で、清らかで、楽しさを追い求めて、かあ。ふと「あの感じ、モーツアルトみたいだなあ」と思った途端、曲はきらきら星変奏曲にチャンジしました。キーラーキラーヒーカールー・・・・Twinkle, twinkle, little star・・・・



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 ベートーベンは論理と信念に従い、レンガを積み上げ教会を築くように作曲をした。モーツアルトは無邪気に、天使が吹く口笛の如く溢れてくる旋律を、夢中で譜面に記していったそうな。
 すべての子どもは無邪気な天才である。ただしその天才性の種を開花させるには、庭に降り注ぐ光に匹敵する、周囲からの、安心感を伴うふんだんな愛情が必要なのだ。娘夫婦は実に賢明に親業を果たしている。不出来な親であった自分には敬服すること以外すべはなし。いいぞいいぞ、がんばれがんばれ、おふたりさんその調子で頼むよ。



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 成長につれて、やがてその眩い天才性は消えるであろう。しかし咲いた花の記憶と、咲かせ方のコツは体感として彼女たちの中に、永遠の宝物として残るに違いないのだ。



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 ひな祭り、バレエの発表会、入学式、妹ピッちゃんの誕生日。この春は、ジイジカメラマンは大忙しなのです。幸せなことです。Twinkle, twinkle, little star・・・・

 





That Lucky Old Sun

 年末年始、保護犬活動に熱心な女房殿は「野犬をめぐる冒険」を繰り広げ、横浜と奈良を3往復し、ほとんど家にはいませんでした。

 あの愛情過多というか、世の中的には「普通それやる?」というようなポイントに対して、突発的に生命力を燃焼させオスカルと化す女房が起こす竜巻的な騒動は、同時にぼくの人生上の冒険でもあるわけですが、ただし主役はぼくではな〜い。ホームズではなくワトソン、スペンサーではなくホークかスーザン、大岡越前ではなく伊織の役回り。つまり女房主演の冒険譚においてぼくは脇役でして、トルネードに翻弄される木の葉にされながら、懸命にその物語を美しく感動的に仕上げるために奔走する役回りを与えられる、という具合なのであります。

 まあいいんですけど、これはこれで。おかげで、互いに普通の知性・常識を備えた夫婦であれば賢く回避するであろう種類の恐怖、疲労、時に支え合わずとも立っていられるために不可欠な孤独感、等への耐性が身につきました。そして結果的にはいつも彼女が有する並外れた様々な能力によって騒動は終結し、その後には大きな安堵と、もっと大きな感動を得ることができたのですから、総括としては「苦あれば楽あり」、という辺りで手を打たざるを得ない。こんな夫婦も、あっていいんじゃないかしら、と自分を慰めたり褒めたり。そうこうしているうちに、気づけば茫然自失、共に還暦過ぎたアホ夫婦となりにけり。

 なんだかなあ〜、気が早い仲間は極楽浄土に行ってしまうことが増えまして、越し方を振り返る機会が多くなったこの歳になり、ようやく女房のことを、なんてイイ女と巡り会えたものかと、己が凶運を強運と解釈できるようになった次第。歳はとってみるもんですなあ。それと、初詣で手を合わせる瞬間の厳かさで、神父様の前で誓った、およそ自信など持てるわけもないあの表面的に過ぎる言葉に従い、夫婦は添い遂げてみるもんですよ。お若い方々、ご主人方、愛おしき奥様も、ぼくの見解では十中八九は鬼と化す。そこから夫婦道の修行が始まるのだ。夫婦がやがて、社会のために闘う最愛の戦友同士となるために、家庭において我慢は美徳ですぞ。いや〜、いやはや〜、今回もめでたしめでたし。

 「もっと穏やかに、平らな気持ちで暮らせないんですか?」などとたしなめたところで、加齢によるものなのかツノと化した彼女の耳に届くわけもなし。さあ、次は何をおっ始めるのやら。



冬の朝日は清々しく、そして劇的。
それは日の出前から、てくてくと里山を散歩する人たちの心持ち。

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なんでこんな寒い朝に・・・

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諸般の事情、人それぞれの思いがあれど、
間違いないのは「歩いている」ということ。

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その姿に遠くから、無言のエールを送るぼくもまた、
カメラ担いでてくてくと。

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歩くと足が疲れます。でも、心が疲れるよりはいい。

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てくてく、てくてく、てくてくと。
するとだんだん、空気も体も暖かくなってくる。

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いいもんですよ、冬の散歩道。

冷気浴、逆サウナみたいな。

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トトノウ〜




 さてさて、皆様あけましておめでとうございます、と、すんなり言えない世情。しかしまあ、ユヴァル・ノア・ハラリを読まずとも、つらつら考えるにいつの世も、こんなもんですよね。天災、人災、狂人の凶行、それらをひっくるめて起こる戦争は絶え間なし。スサノオは忘れた頃に暴れ出す。それを諌めることができるのは高天原に在わすお姉ちゃん、アマテラスだけ。アマテラスよ、呆れて岩戸に引きこもることなかれ。

 危機に際して我ら平民にできることは、身を寄せ合い、助け合い、愛情を旨として暮らし、日々庭でお天道様に感謝と誓いを立てて、太陽神であるところのアマテラスに祈ることのみ。お願いだから、せめて子どもたちの命と健全な精神だけは奪わないでください。大人はあらゆる苦難を耐え抜きますゆえ。その証拠にご覧なさいこのぼくを。あの鬼女房にだって立派に耐えているではありませんか。これが神ならざる身の、平民のしぶとさなのですぞ、アマテラス。

 そもそもね、日本国の神様であるあなた方が家庭不和だったからこんな国になっているわけで・・・まあいいです。かつてギリシャの神々が巻き起こしたゴダゴダに比べたら、あなた方はまだ情に厚いし、犯した愚行は、万民に家内安全・商売繁盛へと至る教訓として語られ、人々は初詣で賽銭を投げ、二礼二拍手一礼していますから。ですから少しはあなたも民に感謝して、我々に倣って、あなた方の家庭円満を図る努力をしていただきたい。さすればスサノオも穏やかに暮らしてくれることでしょうから。

 さ、年を跨いで積み上がったままの仕事に一意専心。ひとつひとつ丁寧にこなしますゆえ、「まだか。どうなっているんだ」という、あたり前田のお気持ちを、「もーイヤ!もーイヤ!こんな生活」などと嘆かずに、どうかひとつ、どうかひとつ、なが〜い目で見てやってください。

 前口上が長くなりました。それでは本題に移ります。

 皆様、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。


風の時代が本格化する。前途多難を思わせる新春を言祝ぎ、
めでたい曲よりもこっちの方がふさわしいと思いまして、
家族への愛情を糧にし頑張る旦那さんたちへ、これを贈ります。
ラッキー・オールド・サン/幸運な老いぼれ太陽。
元歌はレイチャールズのもので、
久保田真琴によるゴスペル調のアレンジがい〜い感じ。
いつ聴いても元気が出ます。
とにかくさ、男子はしっかりと仕事しなきゃね。
仕事仕事。しっかり働いてりゃ文句言われな・・・くもないか。
でもですね、女房の攻撃を受けているより、仕事をしている方が楽ですからね。
え、ぼく?
2日からトップスピードで働いております。









忙中メリクリ有り

 昨夜のクリスマスパーティーをアップすべく写真整理をしていたら、以前に庭をやらせていただいたお客様がご来店。



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 「いやあご無沙汰しています」と、ぼくは不意打ち的な再会にテンションマックス。後でチェックしたら、そのお庭はブログには載っていないため、それ以前、18年以上前に施工したお庭です。



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 「元気でやってますか?」

 「はい、なんとか元気を維持しながらですけどしつこくやってます」

 「あなたに作ってもらった庭がとても楽しくて、しかも年月が経つほど楽しさが増してゆくんですよ。いつかお礼を言いに行かなくちゃと思いつつ、ええっと、あれは何年前でしたっけ。こちらはすっかり歳取っちゃって、どっからどう見ても、お爺さんになりました。イワフチさんは全然お変わりないようですね。奥様もお元気なんでしょ?」



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 「ええっとですねえ、女房は元気すぎて困っています。そろそろ弱ってくれないと身がもたないですよ。元気過ぎるお婆さんは手に負えないです」これは昔のお客様との、すっかり定番となっているやり取りで、先日も後藤さんと同じ会話をしました。「かおりさんはお元気?」「はい、相変わらずで困っています」「それはよかった」と。



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 このように、年末年始とゴールデンウィークには決まって数組のお客様が来られて、庭がいかに楽しく、暮らしに有効な機能を果たしているかを報告してくれます。もちろんそれはこの上なくありがたく、うれし出来事な訳ですが、同時に、その庭の価値が高かったのはぼくの力ではなくて、その方々の暮らしが豊かであったことによる現象、成果なのだと感じるのです。



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 豊かに暮らすこと。それが庭に豊かさを生み出す。



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 ではその方々は、いかにしてそのような豊かさを創造しながら暮らして来られたのか。ひとつ、とても明確な要因があります。それは平坦な道のりではなかった、ということです。それぞれにいくつかの困難な課題をクリアしてきた、というのが今ある豊かさ、幸福な時間の下地となっている。親族の生老病死はもとより、家庭でも仕事でも、思いがけない展開、予想不可能なアクシデントは誰にでも起こることで、解決不可能と思われる問題であっても、数年の経過で気がついたら解消されていた、というような経験を、総じて皆様がお持ちなんですよね。



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 これは驚くべきことです。ぼくの場合は庭を通して、お客様が経験したそういう事柄を知ることが日常ですから、普通のことと捉えています。しかし、多分、多くの人にとっては「自分には無縁の世界」であるという認識なのではないでしょうか。特にお若い方々は、人生において、行く手に次々とハードルが置かれるシステムなんだということを、実感を伴って自覚できるわけもなく、何度か無体なハードル出現に足を取られて転倒した挙句に、その痛みから実感が得られるのでしょう。



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 このお話は、膨大な事例と、さらに膨大な背景と展開と結果(途中経過)があるため、後日細かく調理し盛り付けてからお出しします。今日はクリスマスパーティーのことを書き、すぐさま頭を切り替えて設計に移らねばなりません。



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 とはいうものの、脱線したままかなり進んでしまったので、このまま進行しながら娘夫婦と孫たちへのメッセージを綴り終わりたいと思います。



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 新居に移り、まだ庭を手付かずのままにしてくれていることに感謝。いつだったか、ぼくが、それこそ思いもよらない窮地に追い込まれて凹んでいた時に、「そのうち頑張って家を建てるから、お庭はお父さんの好きに作ってね」と、希望の世界へと導いてくれた娘よ、やっと君たちに恩返しができる。時間はかかるが、最高の庭を仕立てるから待っていてくれ。そこを家族の場所として、この調子で美空とピッちゃんを育て上げてほしい。先々何が起ころうとも乗り越えられる、そんな庭を提供するからね。



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 年々驚くほどの成長の様を見せてくれるお嬢ふたりへ。
 いつもジイジくんと遊んでくれてありがとう。来年はイルミネーションの庭でクリスマスパーティーだ。










今宵は12番目の月

 2023年、イブの早朝。庭に浮かぶ月は少しだけ満たない、ほぼ満月。ほぼ。



幸せ達人、後藤さんちのクリスマス風景を並べつつ、
今年も年末だけのクリスチャン。


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 つぎの夜から欠ける満月より、14番目の月が一番好き。



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 月カレンダーを検索したら、満月は27日で、十四夜は26日。クリスマスの翌晩。月夜見尊よ、なかなか粋な計らいではないか。



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 例年通りに孫へのプレゼントを悩む。彼女たちに一生の思い出になる品を、と。他の家族が豪華で楽しいゲームやら何やらを用意するであろうから、ジイジくんの打つ手はどうしたものか。



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 昨年も、一昨年も、考えに考えた挙句に『逆張り』で、コンビニのレジ横に並んでいたクリスマスブーツを購入した。これが昭和時代からの定番なのだ。これこそが幼い日に、自分が一番嬉しかったプレゼントなのだから。三角帽子、アイスケーキ、お菓子入りの長靴。何歳くらいの記憶なのか、とにかく大人たちがみんな笑顔で、子供たちを囲んで過ごすあの感じが、幼心に「シアワセってこういうことなんだ」という実感を生み出した気がしているのです。



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 人はいつ、思考の中に幸せの定義が出来上がるんだろう。さんざん苦労をして、その対比的に安泰を幸せとする人もいるが、どうやらそれでは遅いのかもしれない。もっと早くに、有り余り、溢れている幸せにどっぷり浸かる時期に、つまりそれは空気のようなものだから自覚などしないし、ただやたらに周囲の大人が幸福感に輝いている、そんな記憶を後年、最高に幸せだったんだと思い起こす。そういう幸せ体験が、彼女、彼らには絶対に必要なのである。それが一生を支えることになるのだと、すっかり大人になったヒデボーくんはそのように確信しているのです。



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 で、故に、今年も逆張りでクリスマスブーツ(できるだけ昭和っぽいやつ)。少し見栄えが地味だから、デパートの地下に寄って、可愛らしい花束を添えてプレゼントといたしましょう。女の子だし、花束は反射的に喜んでくれるし。



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 メリークリスマス。メリークリスマス、ミスター・ローレンス。そうだ、坂本龍一にはイブの夜の月をプレゼントしよう。ありがとう、坂本さん。あなたは最後の最後まで、14番目の月的に音と言葉を届け続けてくれました。高橋幸宏さんと一緒に細野さんの到着を待って、絶対に、あっちで再結成してくださいね。そして家族が集う家々の庭に、星空から、満ちてゆく月光のようなメッセージを送り続けてください。



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 それにしても、なんて立て続けに人が召されてゆくのでしょう。人類史としては当たり前な現象であるわけなんだけど、でも戦争で奪われる子供たちの命だけは、それを当たり前と片付けることなどできない。世界中の子供の枕元に、明日の朝、ワクワクの包みが置かれていますように。サンタさんたち、お父ちゃんも、お母ちゃんも、お爺ちゃんも、お婆ちゃんも、一致団結して、Love & Peace 。



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 さてと、そんな思いを胸に、プレゼントを買いに出かける時間まで、設計設計また設計。逆張りはぼくの設計でも常套手段。人生の裏に道あり花の山。裏っ側に物事の本質がひそんでいるのはままあることだから。庭においてありきたりな設計は、大概の場合、上っ面に流れてしまうものなのであります。そんなものは庭っぽい空き地に過ぎない。



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 庭っぽい空き地、家族っぽい他人、平和っぽい地獄。逆張りすれば空き地っぽい幸せな庭、他人っぽい幸せな家族、地獄っぽい幸せな平和となります。「幸せな」を無理に付け加えたわけではなく、前者には馴染まないそれを、後者にはすんなり付けることができるから。これが裏表のマジックなり。



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 メリークリスマス。今宵は12番目の月。裏道を照らす、冴え渡る月明かり。










さてと、抱負

 さてと、ちょっと落ち着いて、メインの作業である設計・施工をスローダウンしましょうか。メリークリスマス&ハッピーニューイヤー。猛烈に突っ走ってきたこのスピードのままでは、年の瀬に味わうべき情緒を振り切ってしまいそうで。



師が走り回る年末進行っ真っ只中。
そう言えば年末進行って言葉、使わなくなりましたよね。
世の中、穏やか方向にシフトしているようで、何よりです。
静かに、家族仲良く、豊かな気持ちを大切に。
まだの方は、あと数日の間に草花の植え替えを。
パンジー・ビオラ、プリムラ、ラナンキュラス、
ガーデンシクラメン、エリカ・・・
花の数と幸せは比例する。


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 大掃除、年賀状、忘年会、おせち作り、いつの頃からかやらなくなりました。行く年を振り返りつつ希望に満ちた新春を寿ぐ、そんな心のお作法も薄らいだ気がする2023年の師走です。クローゼットの整理整頓くらいは(年末であることとは無関係に)やってしまおうと思っておりますが。



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 これでいいのかなあ・・・誰に迷惑をかけるわけでもないし、まあいっか。いや、待てよ、これじゃいかんのではないかしら。お爺さんとして、孫たちに年末年始のワクワクを演出する役を、きっちりと果たさねばなるまいて。うん、そうだ、それがあったんだ。



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 では手始めに、サンタクロースからですな。今年もイブには呼んでくれると思うから、プレゼントと、あとは輪ゴムを使った手品のひとつやふたつは完璧にしておくことといたしましょう。



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 もういくつ寝るとお正月。お正月には凧あげて、コマを回して遊びましょう。早く来い来いお正月。今年も通例、たくさんの方が亡くなり、思いの外、その死を悼む声のボリュームが小さい気がして仕方なし。コロナを経験したからか、みんなそれだけ死に対して、とても穏やかに受け入れることを学んだのかもしれません。学び?あるいは弱体、衰退かも。戦争報道とか狂気の事件とか、まともに食らっていたら自分を保てなくなりますからね。それでいいのかよくないことなのか、年が改まれば人々の精神はさらに健全へと向かうことでしょう。そうあってほしいし、きっとそうなる。健全な精神礼賛こそが、様々な窮地からの復興を図る人たちが目指すべき到達点、約束の地なのですから。



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 その兆しはあるのです。ぼくにしか見えない光であったとしても、それは確かに、暗闇の奥に、微かに開いた扉から漏れる薄ぼんやりとした明かりが存在する。その扉の向こうには羊男が座っていて・・・『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』『ダンス・ダンス・ダンス』の4部作で空き時間を塗りつぶすこと半年余り、とても思考のバランスが良好だったことが、2023年にあった良き事でした。二十歳の頃に一度読み、再び買い揃えてじっくりと。繰り返し繰り返し、現在3回目の途中なり。なんで今更、と思いつつ、やってみたらやめられない止まらない。若い頃に読んどいて本当に良かった。このようにして、若さいっぱいだった頃の自分をなぞってみれば、なあんだ、俺ってほとんど変わっていないんだ、と実感して、そうだ、これでいいのだバカボンボン。変わっていないということは、これが俺なんだという証なり。良くも悪くもこのまま突っ走るしかないのであると、そのように決着するから、迷いが消えて調子が上がるのかもしれません。自己確認、アイデンティの統一、レゾンデートル。



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 2024年は踊ります。ダンス・ダンス・ダンス。羊男が言ったように、とびっきり上手く踊るんだ。
オドルンダヨ。オンガクノツヅクカギリ。



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 結局のところ、せっかくまだ生きているんだから、踊りまくるぜ、ってことで、新年の抱負といたします。皆様、良いお年を。シャル・ウィ・ダンス?

「踊るんだよ」
「音楽の鳴っている間はとにかく踊り続けるんだ。おいらの言っていることはわかるかい?踊るんだ。踊り続けるんだ何故踊るかなんて考えちゃいけない。意味なんてことは考えちゃいけない。意味なんてもともとないんだ。そんなこと考えだしたら足が停まる。一度足が停まったら、もうおいらには何ともしてあげられなくなってしまう。あんたの繋がりはもう何もなくなってしまう。永遠になくなってしまうんだよ。そうするとあんたはこっちの世界の中でしか生きていけなくなってしまう。どんどんこっちの世界に引き込まれてしまうんだ。だから足を停めちゃいけない。どれだけ馬鹿馬鹿しく思えても、そんなこと気にしちゃいけない。きちんとステップを踏んで踊り続けるんだよ。そして固まってしまったものを少しずつでもいいからほぐしていくんだよ。まだ手遅れになっていないものもあるはずだ。使えるものは全部使うんだよ。ベストを尽くすんだよ。怖がることは何もない。あんたはたしかに疲れている。疲れて、脅えている。誰にでもそういう時がある。何もかもが間違っているように感じられるんだ。だから足が停まってしまう」
「でも踊るしかないんだよ」
「それもとびっきり上手く踊るんだ。みんなが感心するくらいに。そうすればおいらもあんたのことを、手伝ってあげられるかもしれない。だから踊るんだよ。音楽の続く限り」 
オドルンダヨ。オンガクノツヅクカギリ。

 







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