Siriと禅問答

 三川草木悉皆成仏(さんせんそうぼくしっかいじょうぶつ)という言葉があります。悉皆とは「残らずすべて」という意味で、つまり、山も川も草も木も、すべて仏となるという意味です。



散歩道の次なる主役は曼珠沙華。
秋晴れに揺れる、極楽浄土の花の色。


f13ed198

574eb925



 昭和生まれのぼくら世代は、子供時代に、ごく普通にこういう仏教説話みたいなことを教わったものです。アニメでいえば一休さんや日本昔ばなしなど、図書館の本なら宮沢賢治にはしばしば、こういう説話的な隠喩があり、それを知ることを「行間を読む」というのであるというようなニュアンスがあった気がします。ですから古事記・日本書紀、遠野物語など、当時何が面白いのかさっぱりわからない、囲炉裏端でお婆さんが語ってくれるトントン昔(トントン昔があったとさ、という出だしのローカルな言い伝え)的な書物を、宿題でもないのに、それらを読むことが子供の仕事であるかのような、そうしないとちゃんとした大人になれないとか、そんな気持ちもあり読んでいた気がします。
 果たしてそれが良かったのかどうかは不明。孫がタブレットを使いこなして宿題をやり、恐竜や、宇宙や、年齢に応じたワクワクする話題を提供されて健やかに育っているのを目の当たりにすると、一言、「ぼくらは暗い時代に育ったんだよなあ」と思ってしまうのです。子供ながらに世の中と未来を手探りしなければならなかった。本当に、未熟な脳には結構なストレスだった気がするのです。今時なら、きっとすぐに、Siriに問うことでしょう。



09f93075

f14dc9e0



 Hey Siri、さんせんそうぼくしっかいじょうぶつって何?

 哲学者・日本学研究者の梅原猛が「三川草木悉皆成仏とは人間や動物はもちろん、草木や土も仏性を持ち成仏できるという意味で、日本仏教の中心思想であり、日本文化の本質をなす」と言っています。

 
Hey Siri、もっと簡単に言って。

 簡単に言います。庭を楽しみ、草木に仏を見出した人は成仏できるということです。

 
Hey Siri、もっと簡単に言って。

 もっと簡単に言います。仏とは庭ではなく、あなたの中にいるということです。



6ab0c6db

72742736



 こんな禅問答になるのかは不明ながら、機械相手に問いかければ、極めて本質的なことを答えてくれます。しかもイデオロギーを抜きにし、社会的、時代的気遣いをしながらの回答が得られるとしたら、ぼくらの時代と比べたときにとてもヘルシーな暮らしができる気がするのです。

 「上善は水の如し」
 澱むことなかれ。サラサラと流れる水のように生きなさい。

 「随所に主となれ」
 目の前のことに一生懸命になれば、そこに仏がやってくる。

 「天網恢恢疎にして漏らさず」
 悪事は必ず報いを受ける。お天道様は見ているよ。

 「拈華微笑(ねんげみしょう)」
 この世で最も美しいのは、道端に咲く花を見て美しいと思う、その人の心です。



1b74153b

603acde2



 Hey Siri、これからもよろしくね。

 はい、こちらこそよろしくい願いします。幸せに暮らしましょうね。




 




Siriがいる暮らし

 昨日はお孫ちゃんと夕食会。娘夫婦が上手に子育てしていることを確認し、うれしい時間を過ごしました。普通に、当たり前に、愛情を基盤とした丁寧な暮らしを続けています。世の中はちゃんと進化しているのだなあと、子育ては人生上の難題であり、嫁姑、夫婦、親子は揉めてて普通なんだよ、くらいのレベルだった昭和時代とは、隔世の感があります。寺内貫太郎一家、金曜日の妻たちへ、俺たちの旅など、人気ドラマのベースには、必ず家族間の葛藤がありありましたよね。



世の中がデジタル化すればするほど、
アナログ世界を感じ取ることの重要性が増す。
そんな理屈などすでに御伽噺になったようです。
それでも、ぼくとしては、ですが、
自然を愛でる習慣は孫たちに伝えたい。
帰り際、見送りに出てくれて「あ、風が涼しくなったね」と、
美空が秋を感じている様子にうれしくなりました。

タブレットからは味わえない秋のひとつが、夕陽の温もり。
次はそんな時間に、一緒に庭で過ごしたいな。

9ad656df

99c29f4a



 孫たちと大騒ぎで遊びながら、最も驚いたのは、小学1年なのに学校支給の専用のタブレットを持ち歩き、宿題はささっとやってポチッと送信。それが終わると自宅のiPadを開き、しまじろうと、友達と遊ぶみたいにやり取りして、今度はキッチンにいるSiriに恐竜のことを尋ねたり、なぞなぞ遊びをやっている。こちとらInstagramの設定すらおぼつかないのに、世の中すごいことになったものです。



1e0e74a5

cfe9865d



 ぼくらが想像もしなかった今時の暮らし方、これからの暮らし方に驚愕でした。地震だ、コロナだといろんなことが起こる中、人々は持ち場持ち場で、大谷翔平のように淡々と、そして世の中総がかりで家庭の幸せを模索したどり着いた、素晴らしい世界だなあと思った次第です。なんだか宇宙旅行をしたような気持ちで家路につきました。









○○の秋

 天高く馬肥ゆる秋。
 澄み渡った空に秋の雲が流れ、人々を見上げさせ、爽快感をもたらしてくれる。夏バテだった馬が食欲を増して、肥えてたくましくなるほどの快適な季節のこと。

 人が人として、最も楽しめる季節です。大いに謳歌しようじゃないですか。



c645a3b4



 食欲の秋。
 新米、栗、柿、梨、ぶどう、秋刀魚、秋鮭、キノコ、カボチャ、サツマイモと、秋の旬は食欲をそそる。

 夏の疲れから回復して、さらに冬眠に備えて脂肪を蓄えましょう。熊じゃないけど、人もその習性に準ずる体重増加が、健康的というものです。



c9886e3e



 芸術の秋・読書の秋。
 秋の気候から漂う情緒によって、感受性が高まり、他の季節には察知しなかったアートの深みが読み取れるようになる。

 秋は人生の味わいを深め、高める季節です。



3346cdf4



 秋のガーデニングシーズン。
 春だけでなく、暑さが峠を越えた今頃になると、人々は園芸店に押しかけ苗や肥料やレンガを買い求めた。今は見られぬ、十年ほど前の光景。

 うちもお庭の相談会や寄せ植え教室などのイベントをやったものです。いつの間にやらそんなこともなくなりました。ガーデニングが、ブームではなくひとつのライフスタイルとして定着したのでしょう。



d523e345



 いまだに「庭って何が楽しいの?」と思っている方はご来店ください。楽しいどころじゃなく、人生が幸福方向に加速し始めます。庭とは、そこを暮らしの場所にすれば、ですが、それはそれは感動的なものなのです。



93fa3317



 設計の秋。
 まあ、とりあえず仕事が溜まりに溜まっているので、スピードアップして。秋は設計が捗る季節でもありあす。
 がんばろ。



坂本龍一は冬が似合う人。細野晴臣は、春夏秋冬を楽しむ人。
高橋幸宏ははっきりと、秋の人でしたよね。
サディスティックス、ビートニクス、スケッチ・ショー、
秋になると、よく聴いていました。





  

小さなユートピア

 台風は消滅し、横浜は普通の雨降りで済みそうです。いやあまたもや感謝ですよ、アマテラス。

 昨日は降ったり晴れたりの晴れ間を狙って金沢文庫近くの遊歩道へ。イメージ通りに、例年通りに、トラノオが始まっていました。ワクワクっとする、秋の始まりを告げるファンファーレのように。



34b791ac



 厳しかった夏を乗り越えた昆虫たちが、我先にと食事にやってきます。



68846472



 蝶はこれから晩秋までが人生を謳歌する季節。幼虫→蛹→羽化→交尾→産卵を2〜3回繰り返します。そして命を終える者あり、身を潜めて冬越しする者あり。



c8b9087c



 そのライフサイクルに合わせるが如く毎年咲く花たちの存在がうれしく、昆虫と植物との共生システムが機能しているこのささやかな散歩道が、大きな自然を象徴する小さなユートピアに思えるのです。



55ec4517



 昆虫たちが必要とする時期に、有り余る食料を提供する草花たち。花はストランに押し寄せる来客によって受粉し、無事に代を繋いで枯れてゆく。双方ともに満足できる関係性が維持されている小宇宙を、これからも、ファインダー越しに見つめていきたいなあと思っています。小さなユートピア、イーハトーブ。台風を恐れ、地震におののき、仕事や家庭のあれこれで悩みながら、ぼくもあなたも究極的に突き詰めれば、きっとその実現のために生きているのだと思うのです。狭いながらも楽しい我が家と私の青空を。



d0dc8467



 それにしても何が素敵って、虫たちの食欲の猛烈さです。レンズが10センチまで近づいても逃げるそぶりはありません。ひたすらに蜜を吸っては次の花へと移動することを繰り返しています。食欲を満たすことが、彼らの脳内でどれほど大きな快感となっているのか。



cfc420a6



 ぼくも中坊の頃はそうでした。学校から帰ったら夕飯までのつなぎで、チャルメラ2個に野菜をたっぷり入れたのを祖母が煮てくれて、それを夢中で平らげたことを思い出しました。
 今は1個で腹一杯です。










Garden Re- Quest 時代は変わる

 ウッドデッキが壊れてきたので、というご相談。



松本邸Before3



 ええっと、このデッキはこれまでどのように使っていたのですか?

 特に使ってはいなくて、まあ、通路として役に立っていたという感じかな。数年でご覧の通り、歩くのが怖いくらいに壊れてしまいました。

 なあるほど。もっと丈夫な材木を使って、頑丈な構造で、目隠しを施して、日々洗濯物を干したり、気が向けば庭の書斎、過ごす場所として長く使えるデッキを設計しますね。ぼくと同年代のようですから、ご存じですかね、「 時代は変わる(THe Times They Are A-Changin' )」。

 ボブ・ディランですね。

 はい。


Plan A
松本邸PlanA


Plan B
松本邸PlanB


 これを元に検討を重ね、折衷案プラスアルファで新たなウッドデッキが出来上がりました。



Before 1
松本邸Before1

After 1
松本邸After1


Before 2
松本邸Before2

After 2
松本邸After2


Before 3
松本邸Before3

After 3
松本邸After3


Before 4
松本邸Before4

After 4
松本邸After4


Before 5
松本邸Before5

After 5
松本邸After5




松本邸1

松本邸3

松本邸4

松本邸5

松本邸6



 コモディティー化(一般化)。ウッドデッキに限らず庭全般に言えることとして、それがほとんど意義を持たないレベルで一般化してしまうと、そこに価格競争が始まります。価値を望まない要望ならできるだけ安い方がいいわけですから、当然の流れとして提供側は価格競争のレッド・オーシャン(血の海)状態となり、どこまで安く、デッキの体裁を整えるかという一点にのみ努力するようになります。やがて共倒れで業界そのものが消滅しまう、という流れを誰も止められない。価値ではなく物質を売ることの悲しい結末です。いろんな業種で起こったこの悲劇を、きっとあなたも目撃したことでしょう。たった数年前に吹き荒れたコモディティー化の嵐。過ぎてしまえば笑い話ながら、当時もがき苦しんだ人たちの多くは、その後どのような道を辿ったのでしょう。がんばれがんばれ!時代の変化に置き去られないために必要なことは、物事に価値を求め、それを判断する感覚なのですよ。提供する側も、受け取る側も。
 デッキ屋さんにもそんな苦難の時代がありました。わずかに生き残った業者は、安さではなく、素材、構造、構成、意義、そのデッキの価値の創造に懸命です。こうして絶滅の中から次なるニッチ(ブルーオーシャン)にたどり着いた者が、まともな提案と施工をするようになる。これが進化なんですよね。






仲間を探しておきなよ
どこにいたって
君の周りでは流れが渦巻いてるんだから
だから気をつけろ
でないと溺れるぞ
もし君に未来があるとしたら
ちゃんと泳ぐことが必要だ
沈んでしまわないようにね
時代は絶え間なく動いていくのだから




HI 田部井くんも業界が長いから、コモディティー化の悲劇は目撃してきたよね。

田部井P ほんとに、過ぎてしまえば笑い話ですけど当時は笑えることではなかった。みんなこぞって、安くて価値が無い庭をつくり続けていましたよね。そして誰もいなくなった。

HI アガサ・クリスティー。

田部井P はい。



根っこは何処にありや

 ホームセンターのパートさんたちが、休憩所で「お米買えた?」と盛り上がっていました。どうやら世の中は米騒動らしいですね。ニュースでそんなことを言っていましたが、まさか実際にそうなっているとは。どこのスーパーでも棚から米袋は消えていて、売れ残りのカリフォルニア米を買ったら美味しくなくて食えなかったとか、うちはソーメンとラーメンで食い繋いでいるとか、なかなかに深刻な状態に陥っているようです。しかし予想としては、すぐに新米が出回って、何事もなかったように世の中は進んでゆくのでしょう。



実家が用意してくれた宿は、かつてふるさと創生事業の1億円で建てられた温泉施設でした。
驚いたのは、石組みや、写真や絵画や、至る所にアートがあったこと。
どれもなかなかのクオリティです。
これって浮世離れした山奥で暮らす人々の、健全な豊かさだよなあと感じました。
ほぼ農民と公務員で構成されている魚沼で、ごく普通にアートが暮らしの中にある。
なんかね、暮らし方として、ここの人々の日常はとても真っ当な気がして。
こんなカタチで、こんなことで故郷に励まされ感謝するとは、思ってもいませんでした。

DSC00698

DSC00697

DSC00702

DSC00703



 台風が、今度こそは列島直撃、九州方面で人的被害が出始めているとのこと。予報図では自転車程度の速度で、じわりじわり横浜に向かってきます。まあ、予報はどうであれ長時間陸地の上にいるのだから、こちらに到着する頃には風は弱まり、雨もそこそこで終わることでしょう。そして台風一過の秋晴れで、何事もなかったかのように穏やかな暮らしが続いてゆくと思われます。



DSC00705

DSC00706

DSC00707



 次の騒ぎを煽り立てたくて仕方ないマスコミに、人々はうんざりしているのかもしれません。それはそうです。コロナも、ジャニーズも、特殊詐欺やら迷惑メールやらその他諸々、メディアに煽動された日々の気味悪さ、不快感が日本中に沈澱して、もう誰も慌ててそっちを向くことがなくなっているのを感じます。その流れで、能登の復興は遅々としている気がするのですが、これも民意というもの。元プロレスラーの知事が無能だからとか、昔みたいにそんなことを言う人もおらず、総裁選は茶番としか思えないし、とうとう「愛は地球を救うのか?」と、サライの空に「?」マークがついてしまいました。ぼくがズレているのか???置き去られているような、淋しいような、悲しいような。



DSC00709

DSC00712

DSC00708



 きっと、時代は過渡期なんですよね。急速に変化を続ける世の中が、早く脱皮を完了し、美しき完全変態を遂げることを信じつつ、さてさて、ぼくはコロナ以前と何も変わらず思いを込めて、設計設計また設計。世の中についてゆけず、戸惑うばかりのポンコツ昭和頭。されど考えあぐねた末にですが、変化の時代で変化しない、というポジショニングも必要だと、思っているのですが。



DSC00704

DSC00716

DSC00713

DSC00715



 久々の故郷での時間で、自分の根っこが越後にあると実感し、けっこう真剣に、生えた場所に張ったその根っこを大事にしなければと、そんなことをつらつらと。根っこが切れたら流れを漂う根無草になってしまいますからね。
 あなたの根っこは何処にありや。
 さ、横浜で、仕事仕事。











念願の魚釣り

 孫に魚釣りをさせたい。これがここ数年のぼくの念願でした。父の法事を機に娘がそれを叶えてくれて、大袈裟かもしれないけど、彼女たちにひとつの役割を果たしたような、安堵にも似た気持ちになっています。



DSC00614

DSC00624

DSC00662

DSC00638

DSC00675

DSC00690



 自分の幼い日の記憶の中で、叔父が連れて行ってくれた魚野川での釣り初体験が、後年とても貴重な思い出として残っていて、あの時の、竿から伝わってきた振動が、もしかしたら生まれて初めて物事に感動した瞬間だったのかもしれません。



DSC00726

DSC00775

DSC00786



 あのビクビクッとした瞬間が契機となって、ぼくの「感動したがり屋」の人生が始まったような。



DSC00764

DSC00742

DSC00756



 孫たちがどう感じてくれるかは別として、最高に楽しんでくれたようで、うれしい時間でした。



DSC00741

DSC00753

DSC00761



 娘は、次は雪解けの頃に山菜採りを計画してくれるようです。



DSC00790

DSC00789

DSC00800



 自然を遊び相手にできることが、これからとても大事になる。子育て中のお宅の庭を思い描きながら思うことです。



DSC00809

DSC00835

DSC00831



 ああ楽しかった。二年ぶりの新潟で生き返ったような気分になり、やはりぼくの根っこは越後の自然に張っているんだなあと思った、一白二日の家族旅行でした。



DSC00824

DSC00823

DSC00861



 そうそう、孫がもうひとり出現しまして、お爺さん役の期間が長されました。こりゃあ長生きせねば。



純佳(じゅんか。わかりづらいけど女の子です)。

DSC00686

「穏やかというか、ボケーっとしてるねえ」と言うと、
ぼくの妹が「ゆうちゃん(息子・純佳の父)の小さい時とそっくりだ」と。

DSC00671

すると脇から親戚のおばちゃんが
「ヒデ坊(ぼくの呼び名)はゆうちゃんより、もっとボケーッとしてたよ。
ひたすらボーッとしてるからヒデボーになったんだから」。

DSC00684

う〜ん、まだ言われるか。
なんだか、ありがたいというか、うれしかったなあ。



 気がつけば、子や孫に導かれている自分。愛情あふれる親戚・家族に、今更ながら感謝です。
 さ、仕事仕事。束の間の夏休みでエナジーチャージした分スピードアップを図ります。首を長くしている皆様、ひとつひとつのプランに思いを込めて、丁寧に仕上げてゆきますので、どうかご容赦のほどを。



久々の新潟で、夏の情緒の濃さに癒されました。
大きな自然の懐にいると、人は自然体になり、
やさしく、愛情豊かな時間が与えられるんでしょうね。
食べ物、方言、行動、考え方など、
うかつに忘れていた山村のお作法を思い出し、
いろんなことが整った気がしています。
夏には夏を楽しむ暮らし方を。
都会にいても、日々自然を感じる暮らし方を。





Lucky Old Sun





Up in the mornin'

Out on the job

Work like the devil for my pay


朝に起き

仕事へと向かい

亡者のように働く 金のために


But that lucky old sun got nothin' to do

But roll around heaven all day.


けれど運のいい年老いた太陽は 何もせず

天国で 一日中 ただ転がっている


I got to work for my family, 

toil for my kids

Sweat till I'm wrinkled and gray


家族のために働き 

子供のために苦労を重ね

汗をかき続ける 皺だらけで白髪になるまで


While that lucky old sun got nothin' to do

But roll around heaven all day


運のいい年老いた太陽が 何もせず

天国で一日中 転がっている間も


Good Lord above, 

don't you see I'm pining, 

tears all in my eyes


主よ 見えませんか 

涙で一杯になっている私の目が


Send down your cloud 

with a silver lining, 

lift me to Paradise


届けて下さい 貴方の雲を 

銀の光と共に

引き上げて私を 楽園へと 


Show me that river, 

take me across

Wash all my troubles, 

wash them away


見せて下さい 川を

導いて下さい 対岸へと

私の抱える困難を

全て洗い流して


Like that lucky old sun, give me nothing to do

But roll around heaven all day


私に何もしてくれない 運のいい年老いた太陽のように

ただ転がっていたい 天国で 一日中


Good Lord above, 

can't you see I'm trying, 

tears all in my eyes


主よ 見えませんか 

藻掻いている私が

涙で一杯になっている私の目が


Send down your cloud 

with a silver lining, 

lift me to Paradise


届けて下さい 貴方の雲を 

銀の光と共に

引き上げて私を 楽園へと 


Show me that river, 

take me across

Wash all my troubles away


見せて下さい 川を

導いて下さい 対岸へと

この困難を全て洗い流して


But that lucky old sun got nothin' to do

But roll around heaven all day.


なのに運のいい年老いた太陽は 何もせず

天国で 一日中 ただ転がっている




 ようやく峠を越えた今年の灼熱を振り返り、思うことがふたつあります。ひとつは「今後はこれが夏のスタンダードになるのかな?」で、もうひとつは「適応の仕方やいかに?」。昭和の夏を知る人たちは、もしかしたら黄色いツバメか戸惑うペリカンか、適応のシナリオが描けないまま耐え続けた夏だったのではないでしょうか。



暑さ知らずのアメンボウ。
ファインダー越しに見つめていると、時を忘れます。
なんと楽しそうな。

28519cb2

b44a2dd4



 ぼくがそうでした。暑さ寒さに対してファイティングポーズで挑んでゆくタイプですから、それはもうヘロヘロで、結果的にはノックアウト寸前でロープに逃げ、最終ラウンド終了。ジャッジメントで負け。そんな感じでした。負けとはつまり、仕事の成果が上がらなかったとうことです。設計、現場作業共に通常の半分も行かない体たらくで、体感的には「暑さに耐えてよく頑張った。感動した!」と、毎日美味しいビールを飲んでいたのに、いやはや。



090b0729

ce300e84



 職人さんたちもキツかったと思います。植木、大工、土木、電気、タイル、塗装と、ぼくの設計を具現化してくれる人たちの職種は多岐に渡ります。そのすべての人が外仕事ですから、10分動いたら5分休み、30分動いたら15分日陰で座り、1時間動いたら30分冷たい飲み物で休憩を取る、といった具合。サボっているわけではなく、気力が弱っているのでもなく、そのくらいにしないと体がもたないのです。そして作業が一区切りついたらまだ早めの時間でも引き上げます。そんなのが2ヶ月続いたのですから、我がチームに誰一人勝者がいない夏でした。



b7841b28

baf7640b



 本当に、やり方を変えないといけません。条件が許せば夜間に仕事をするとか、すっぱりと夏休みにしてしまうとか。昭和の感覚で夏と対峙するばかりでは仕事が成立しない、そんな気候になったんだなあと実感しました。はてさて来年はどうしたものかと思案中です。適応せよ、という理屈は百も承知。では如何にして?現場に日除を設置したり、大型扇風機を使ったり、重機を多用して(コストが上がります)人が楽できる段取りに切り替えるなど、すでにあの手この手でジタバタしています。さらなる新手を模索するジタバタが、唯一ぼくらにできることなのだと、上の方から、諭すように、励ますように、老いた幸運な太陽は言っているのです。



c12c2860

2ecfed05



 冒頭のゴスペルチックなブルース「 That lucky old sun 」は、レイ・チャールズの他にアレサ・フランクリン、ルイ・アームストロング、レオン・ラッセル、日本人では忌野清志郎も歌っています。ぼくが好きなのは久保田真琴と夕焼け楽団のこれ。そんな有名な曲だと知らずに、かれこれ40年前から、夏の現場でこれを口ずさんできました。もしかしたら、こういう昭和的な嘆き節では、次の手を見つめることができないのかもしれません。








 先日、庭の打ち合わせで訪問したお宅のご主人が、東京でイベントの運営を仕切っている方でして、つまりぼくらと同じ現場仕事の人でした。しかしぼくとは正反対に、スマートで、おしゃれで、物事をスカッと爽やかに思考し判断をしてゆくタイプ。大好きになりました。そんなこともあって、近未来的に悲惨を連想しがちな環境の変化に適応するには、明るくて、スカッと爽やかな次の手を打った者が勝者となる、という気がしたものですから、今日はこのような内容となった次第です。
 それはそれとして、この曲は素晴らしいですよ。嘆きとは、言ってしまえば愚痴ですが、それをゴスペルにまで昇華すれば心震える応援歌になるんですよね。ぼくが現場で大汗かいている時は脳内にこれが流れていますので、「ああ、いわふちは体力勝負を挑む自分に酔いしれて、暑さを楽しんでいるんだな」とご解釈ください。もしも汗まみれの姿から悲壮感が出ていたら、それは誤解ですから。昭和生まれは時代が変われど、苦労を快感に変換する性質を持っているのです。いやほんとに、夏が大好きなんですよ。



Garden Re- Quest 80センチの庭

 リビングの外が隣地と80センチしかなかったら、そこを庭にしようなんて誰も思わないことでしょう。でもその奥様は、当たり前のことのようにそう思っていました。なぜ?
 80センチをイメージしてください。あなたの横幅は50センチ。ビルの工事現場で労働基準監督署から指導される作業通路幅が70センチです。

 その場所の建物からの出幅はどのくらいですか?

 ええっとお、たぶん3メートルくらいかな。

 だったらどんな庭でも作れますよ。過ごす庭も、眺める庭も、ガーデニングを楽しむ庭も。

 私はお花が好きだから。

 承知いたしました。楽しみにお待ちくださいね。

 ということで現地へ伺ったところ、なんと奥様がおっしゃっていたのは出幅3メートルは駐車場スペースで、庭にしたいリビングの外は・・・80センチ。どう見ても薄暗い通路です。



澤田邸Before1



 あのお・・・

 あら嫌だ、私ったら。設計図とか数字とか苦手で、変なことお伝えしちゃったみたいですね。


 しかしその奥様の、数字抜きの頭の中では、漠然と、この狭い場所が当然のこととして庭になるもんだと思っていたのです。家を建て替えてこれから始まる新たな生活、リビングの外には美しい庭があり、その庭風景を感じながら過ごすのが、主婦の権利としてというか、暮らしってそういうものでしょ、と信じて疑うことなくご来店されたのです。建築会社の担当者には、きっと奥様が抱いていたそういう庭へのイマジネーションが伝わらないままに引き渡しとなり、奥様的には「あれれ、ところでお庭はどうしたらいいのかしら?」となった。可愛らしい!天然奥様。しかし80センチですから、さてさて、どうしたものか。

 この場合、設計のポイントは部屋から見える景色です。お部屋の掃き出し窓を大きなカンヴァスに見立てて。


澤田様A

澤田邸Plan-1



Before 1

澤田邸Before1

After 1
澤田邸After1


Before 2
澤田邸Before2

After 2
澤田邸After2



澤田邸15

澤田邸16

澤田邸7

澤田邸12

澤田邸6

澤田邸9

澤田邸5

澤田邸10



 地面を持ち上げタイルを張り、出やすさと共に部屋との一体感を出して、材木の柔らかい質感と植物で庭空間を仕立てました。気が向けば鉢をどかして、コンパクトなイスとテーブルを出し過ごせます。出幅80センチであっても過ごす庭は可能なのです。
 完成後、駐車場周辺にも小物や植木鉢が増えてゆき、奥様の漠然とした庭がある暮らし、草花を楽しむ暮らしが実現。ほんと、ホッとしました。



澤田邸4

澤田邸2

澤田邸1

澤田邸3



 狭くても、庭をあきらめてはいけない。「無理だよねえ」と思わず、理屈抜きに想像したガーデピア(ガーデン・ユートピア)は現実となって出現するのです。



澤田邸13



 イメージすること、あきらめないで、漠然とでいいから理想のイメージを消さないこと。イメージできたらできたも同然。




HI どうだい田部井くん、すっごいだろ。

田部井P 出幅80センチですかあ。誰もそこを庭にしようなんて思いませんよね。奥様の純粋な庭へのイマジネーションが素晴らしい!

HI そうなんだよ。図面や数字が苦手だっておっしゃってたけど、そういうこととは別世界で生きてるんだろうなあ。女性的というか、可愛らしいよね。理屈じゃなくて「私は幸せに生きて当然なの」というのが、男には絶対に辿り着けない、女性特有の究極の人生観だよ。

田部井P わかります。その感じにぼくら男は茫然自失、わけがわからず論理立てて真意を探ろうとする。ところが論理なんぞは一切通用しませんよね。意味不明なままで女性の意向に沿えるよう試行錯誤する。でも、やってもやっても機嫌が悪くなる。苦行です。

HI 君もけっこう苦労してるんだね。

田部井P いわふちさんが昔ブログに書いていた「美味しい・楽しい・美しい」ってあったじゃないですか。あれですよ。

HI そう。意味不明であっても、男は「美味しい・楽しい・美しい」を女性に供給し続けなければならない。体細胞生物の頃に雌雄が分かれた段階から、オスは、メスが創り出したサーヴァント、使いっ走りなのだ。運命を呪ったところで無駄だから、せいぜい自分をすり減らしてオスの役割を果たすしかない。

田部井P 悲しい話ですね。

HI いやほんとに。でもね、それを男のロマンと言うのだよ。・・・たぶん。









クリープを入れないコーヒーなんて・・・

 クリープを入れないコーヒーなんて・・・、昭和の懐かCMの名作です。違いがわかる男、う〜んマンダム、野坂昭如ソクラテスの唄。まだ白黒テレビも生き残っていた頃にブラウン管から流れてくるコマーシャルは、今思えば、子供たちに絶大な影響力を持っていました。番組では全員集合!、ウルトラマンや仮面ライダーなどのヒーローもの、子供ながらに金曜ロードショーなど。そうそう、アランドロンが亡くなりましたね。ヨーロッパ映画、アメリカンニューシネマ、東映ヤクザ映画、それら名作のほとんどはスクリーンではなく、ブラウン管からぼくら世代の記憶に刻まれました。



ちょっと、ふと、時折、秋風!?
そんな折に振り返り、散らばっている夏の花を拾って記憶しておけば、
2024の灼熱を良き思い出へと変換できます。
強烈だった分、それが今後の思考の強い土台になるのです。
若い衆、年寄りの凄さは土台の頑丈さなのだよ。
「頑固」とも言いますけどね。

fb788676

a2e64b60



 「テレビばっかり見てるとバカになるぞ」と嗜められながら、いわふち少年は家にいる間はずっとテレビの前にいて、忠告通りにすっかりバカになりました、という結末。しかしですね、親の言うことよりも、ぼくだけでなく昭和のテレビっ子は、当時吸収したコマーシャルや映画や人気番組からのメッセージに従って、大人の階段を登って行ったのです。



6f90a782

2208807a



 それでよかったんじゃないかなあと思うんですよ、このバカさ加減も込みで。立派なレールに乗る人生にしろ、ぼくみたいに荒地にレールを敷いてきた人生にしろ、お利口さんにはできないことをやり続けて生き延びてきたんですから。この頃同世代と話す機会が多く、当時の音楽や映画や文化について盛り上がるのがとても楽しいのです。

クリープを入れないコーヒーなんて・・・
ネギを入れないかけ蕎麦なんて・・・
パイナップルが入っていない酢豚なんて・・・
ゴム手袋で握った寿司なんて・・・
ネットが繋がらないパソコンなんて・・・
翼の折れたエンジェルなんて・・・
ラブラブじゃなくなってしまった夫婦なんて・・・
椅子とテーブルが置かれていない庭なんて・・・

 何かが違う気がする。何かが足りない。誰もそのことに疑問を持ったふうではなく「まあそんなこともあるさ。別にたいしたことじゃないよ」と見過ごしている事柄が、ぼくには気になって仕方がありません。改装を済ませたパッパパスタの壁の黄色が微妙に濃過ぎて、あっちゃーと思ったり。きっと誰も気に留めないであろう事柄が引っかかってしまう。その思考癖が、こと仕事となれば活かされて、現状の不備を察知しそれを改善する、という手法で庭を描いてゆけるのです。



0e893efe

56d1d088-1



 では水野晴郎風に、「庭って本当にいいもんですね」。金曜ロードシューからは、作品とは別に、ひとつの分野(映画)にのめり込めば、多くの人と感動を共有する人生になるんだと教わりました。映画評論家って本当にいいもんですね、と思ったものです。



831168f6

9030530d



 多感な時期に吸収した言葉や出来事などの刺激がその後の人生の土台になるのである、とするならば、孫たちに素敵な庭をプレゼントしなければ。いい庭があれば人生は上々に展開する。時代が変わろうと、何が起ころうとも、これは間違いないことですから。



98ec98cc

d4fc71be



 それでは今日はこの辺で。暑さが峠を越えたし、張り切っていち日頑張りましょう。
 では淀川長治調で、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。









Garden Re- Quest ときめく庭

 家を建てて数年が過ぎ、最初から外構も庭も、門扉・表札・ポスト・インターホン、通路や物干場や植え込みなど、一般的に必要と思われる構成ができ上がっていいます。ええっと、植物の整備をすればいいのかな?くらいに思いつつピンポンを押しました。



酒巻邸ビフォー3

酒巻邸ビフォー6

酒巻邸ビフォー12



 音楽家のご夫婦は、ヨーロッパの暮らしが長かったこともあって、日本的に(和風ではなく)まとめられている家の周囲に、「もっとどうにかできるのではないか」という気持ちが膨らんできたと言います。そしてぼくを探し当ててご連絡をいただきました。
 現地に伺いさっと外を眺めてから、促されるまま室内に。そこはグランドピアノとチェロがそれぞれ数台並ぶ、広大なリビングなのかスタジオなのか、ぼくの日常では見たことのない空間です。
 ヨーロッパのアンティークであろう心地の良い椅子に腰掛け、紅茶をいただき、庭の話に入る前に話題は
フェルメールとその時代背景、バッハとピアノとチェンバロのこと、弾厚作のゴーストライターは山本直純説など、まあ楽しい楽しい。時を忘れて盛り上がりまして、「ごちそうさまでした」と挨拶をして帰宅の途に。
 車中で、さてと、ところでご要望は何だっけ?
 これ、よくあることなんです。肝心な話を何もしていない。でも大丈夫、おふたりはときめきがある外構と庭にリフォームしたいのだと解釈しました。具体的にどうこうじゃなくて、暮らしの場を、気分が上がる仕立てに変身させたいのだと。
 アーティストならではのその欲求は理解できます。ぼくも似たようなところがあって、日々自分の心のコンディションが勝負の、精神的アスリートのような職業ですから。大谷翔平やオリンピアンがトレーニングを怠らないように、日常的に想像と創造を繰り返していないと自分が機能しなくなってしまいます。



酒巻邸Plan1-1

酒巻邸Plan1-2

酒巻邸Plan1-8
酒巻邸Plan1-9

酒巻邸Plan1-6
酒巻邸Plan1-5



酒巻邸Plan1-4
酒巻邸Plan1-5


Befire 1
酒巻邸ビフォー1

After 1
酒巻邸アフター1


Bsfore 2
酒巻邸ビフォー3

Aftre 2
酒巻邸アフター3


Before 3
酒巻邸ビフォー4

After 3
酒巻邸アフター4


Before 4
酒巻邸ビフォー5

After 4
酒巻邸アフター5


Before 5
酒巻邸ビフォー6


After 5
酒巻邸アフター6


Before 6
酒巻邸ビフォー8

After 6
酒巻邸アフター8


Before 7
酒巻邸ビフォー9

After 7
酒巻邸アフター9


Before 8
酒巻邸ビフォー12

After 8
酒巻邸アフター12



酒巻邸3

酒巻邸5

酒巻邸13



 Hampstead とは、ロンドン北西部にある一地区の地名で、カムデン特別区(大英博物館・英国図書館・ロンドン大学などがある)に属する。詩人、音楽家など歴史的著名人が暮らした家や、ビクトリア朝時代の邸宅が並ぶ高級住宅街だそうです。
 このように、住人の苗字ではなく、家にニックネームをつけてそれを表札とするのがイギリス流。イングリッシュガーデンブームの頃に「イギリス人は家を人格を持たせ家族だと位置付けて名前をつけるんだ」ということを、話には聞いていたものの初めて目にしたました。



酒巻邸8

酒巻邸9

酒巻邸16

酒巻邸19

酒巻邸20

酒巻邸21

酒巻邸22

酒巻邸25

酒巻邸23

酒巻邸60

酒巻邸62

酒巻邸61



 庭が完成し、ご夫婦から夕食にお呼ばれしました。もちろん庭でのバーベキューです。



酒巻邸63

酒巻邸32

酒巻邸67

酒巻邸34

酒巻邸66

酒巻邸68

酒巻邸69



 その後も何度か店に遊びにきてくださって、ほとんど打ち合わせしないままで完成した庭に、とても満足していただいているご様子で、嬉しい限りです。



カムデンタウンといえば、藤原ヒロシが18歳で渡英し住み着いた場所です。
お金もない若者が、最初から一流の地域に向かうあたりが藤原流。



ぼくなんか、上京して上野・浅草はウキウキ歩けたものの、
渋谷周辺は、ダサダサの田舎者には場違い感が強過ぎて、何年も馴染めませんでした。
スクランブル交差点で足がすくんだことを覚えています。

今はなんともないですよ。松濤地区を怪しまれることなく散歩できるほどになりました。





記事検索
ギャラリー
  • うラッシュアップ(原田邸 2)
  • うラッシュアップ(原田邸 2)
  • うラッシュアップ(原田邸 2)
  • うラッシュアップ(原田邸 2)
  • うラッシュアップ(原田邸 2)
  • 庭がある暮らしをイメージする(原田邸 1)
  • 庭がある暮らしをイメージする(原田邸 1)
  • 庭がある暮らしをイメージする(原田邸 1)
  • 庭がある暮らしをイメージする(原田邸 1)
  • 庭がある暮らしをイメージする(原田邸 1)
  • 庭がある暮らしをイメージする(原田邸 1)
  • 庭がある暮らしをイメージする(原田邸 1)
  • 庭がある暮らしをイメージする(原田邸 1)
  • 庭がある暮らしをイメージする(原田邸 1)
  • しもやけ
  • しもやけ
  • しもやけ
  • しもやけ
  • しもやけ
  • 秋好きから庭好きに移行
  • 秋好きから庭好きに移行
  • 秋好きから庭好きに移行
  • 秋好きから庭好きに移行
  • 秋好きから庭好きに移行
  • 秋好きから庭好きに移行
  • 秋好きから庭好きに移行
  • 秋好きから庭好きに移行
  • 秋好きから庭好きに移行
  • 夏好きから秋好きに移行
  • 夏好きから秋好きに移行
  • 夏好きから秋好きに移行
  • 夏好きから秋好きに移行
  • 夏好きから秋好きに移行
  • 夏好きから秋好きに移行
  • 夏好きから秋好きに移行
  • 夏好きから秋好きに移行
  • 夏好きから秋好きに移行
  • 魚沼産コシヒカリが美味しい3つの理由
  • 魚沼産コシヒカリが美味しい3つの理由
  • 魚沼産コシヒカリが美味しい3つの理由
  • 魚沼産コシヒカリが美味しい3つの理由
  • 魚沼産コシヒカリが美味しい3つの理由
  • 月夜見
  • 月夜見
  • 月夜見
  • 月夜見
  • 月夜見
  • 月夜見
  • 豊年満作
  • 豊年満作
  • 豊年満作
  • 豊年満作
  • 豊年満作
  • TERRITORY
  • TERRITORY
  • TERRITORY
  • TERRITORY
  • TERRITORY
  • 風の歌を聴け 五感→第六感
  • 風の歌を聴け 五感→第六感
  • 風の歌を聴け 五感→第六感
  • 風の歌を聴け 五感→第六感
  • 風の歌を聴け 五感→第六感
  • 風の歌を聴け 五感→第六感
  • 風の歌を聴け 五感→第六感
  • 風の歌を聴け 五感→第六感
  • 風の歌を聴け 五感→第六感
  • 美空さんが7歳になりました
  • 美空さんが7歳になりました
  • 美空さんが7歳になりました
  • 美空さんが7歳になりました
  • 美空さんが7歳になりました
  • 美空さんが7歳になりました
  • 美空さんが7歳になりました
  • 美空さんが7歳になりました
  • 美空さんが7歳になりました
  • 美空さんが7歳になりました
  • 美空さんが7歳になりました
  • 美空さんが7歳になりました
  • 美空さんが7歳になりました
  • 美空さんが7歳になりました
  • 美空さんが7歳になりました
  • 美空さんが7歳になりました
  • 美空さんが7歳になりました
  • 美空さんが7歳になりました
  • 美空さんが7歳になりました
  • 美空さんが7歳になりました
  • 美空さんが7歳になりました
  • 美空さんが7歳になりました
  • 美空さんが7歳になりました
  • Siriと禅問答
  • Siriと禅問答
  • Siriと禅問答
  • Siriと禅問答
  • Siriと禅問答
  • Siriと禅問答
  • Siriと禅問答
  • Siriと禅問答
  • Siriと禅問答
  • Siriがいる暮らし
  • Siriがいる暮らし
  • Siriがいる暮らし
  • Siriがいる暮らし
  • Siriがいる暮らし
  • ○○の秋
  • ○○の秋
  • ○○の秋
  • ○○の秋
  • ○○の秋
  • ○○の秋
  • 小さなユートピア
  • 小さなユートピア
  • 小さなユートピア
  • 小さなユートピア
  • 小さなユートピア
  • 小さなユートピア
  • 小さなユートピア
  • Garden Re- Quest 時代は変わる
  • Garden Re- Quest 時代は変わる
  • Garden Re- Quest 時代は変わる
  • Garden Re- Quest 時代は変わる
  • Garden Re- Quest 時代は変わる
  • Garden Re- Quest 時代は変わる
  • Garden Re- Quest 時代は変わる
  • Garden Re- Quest 時代は変わる
  • Garden Re- Quest 時代は変わる
  • Garden Re- Quest 時代は変わる
  • Garden Re- Quest 時代は変わる
  • Garden Re- Quest 時代は変わる
  • Garden Re- Quest 時代は変わる
  • Garden Re- Quest 時代は変わる
  • Garden Re- Quest 時代は変わる
  • Garden Re- Quest 時代は変わる
  • Garden Re- Quest 時代は変わる
  • Garden Re- Quest 時代は変わる
  • Garden Re- Quest 時代は変わる
  • 根っこは何処にありや
  • 根っこは何処にありや
  • 根っこは何処にありや
  • 根っこは何処にありや
  • 根っこは何処にありや
  • 根っこは何処にありや
  • 根っこは何処にありや
  • 根っこは何処にありや
  • 根っこは何処にありや
  • 根っこは何処にありや
  • 根っこは何処にありや
  • 根っこは何処にありや
  • 根っこは何処にありや
  • 根っこは何処にありや
  • 根っこは何処にありや
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • 念願の魚釣り
  • Lucky Old Sun
  • Lucky Old Sun
  • Lucky Old Sun
  • Lucky Old Sun
  • Lucky Old Sun
  • Lucky Old Sun
  • Lucky Old Sun
  • Lucky Old Sun
  • Lucky Old Sun
  • Lucky Old Sun
  • Garden Re- Quest 80センチの庭
  • Garden Re- Quest 80センチの庭
  • Garden Re- Quest 80センチの庭
  • Garden Re- Quest 80センチの庭
  • Garden Re- Quest 80センチの庭
  • Garden Re- Quest 80センチの庭
  • Garden Re- Quest 80センチの庭
  • Garden Re- Quest 80センチの庭
  • Garden Re- Quest 80センチの庭
  • Garden Re- Quest 80センチの庭
  • Garden Re- Quest 80センチの庭
最新コメント
月別アーカイブ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ