2010年11月

石( 天野邸 17)

日だまりのテラスでお茶をいただきながら奥様と話していたら、床面に使った石の話になりました。

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打ち合わせ段階で奥様が入念にイメージした部分です。石にしようかタイルにしようか迷って、実際に施工したお庭を何カ所か観に行ったり、現地でサンプルを並べたりして、これ、トルコ産の方形大理石に決まりました。

「雨の日や朝露に濡れると、全然違う表情になって素敵なのよ」とうれしそうに話す奥様の言葉に、では、と、水を撒いてみました。

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いい感じです。
 
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ガーデニングエリアの乱形の石にも散水してみました。

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これもいい感じです。ブラジル産のピンクとホワイトを混合で使いました。

水を打つととたんにイキイキとする石の不思議。
最近では景石を楽しむ庭は少なくなりましたが、このように敷いたり積んだりする素材として使うことで、庭に趣が出ますね。いいもんです。

北原照久さんが講演の旅先で見つけて買ってきてくださった「庭をつくる人」という本、大正から昭和初期の文人、室生犀星の随筆集です。その中に、「石について」というこんな文章があります。


「石について」

わたくしは世に石ほど憂鬱なものはないと思うている。ああいう寂しいものを何故人間は愛で慕うのであるか。

石が寂しい姿と色とを持っているから人間は好きになれるのだが、反対のものであったら誰も石を好きにならないであろう。その底を掻きさぐってみたら石というのは飽かないものであるからである。さびは深く心は静かである。
人間はその成長の途中で石を最初におもちゃにするようであるが、また最後におもちゃにするのも石のようである。

石は絶えず濡れざるべからずというのは、春早いころがその鋭さを余計に感じる時であるからであろう。水の溜まる石、溜まるほどもない微かな中くぼみのある石、そして打ち水でぬれた石は野卑でなまなましく、朝の旭のとどかぬ間の石の面の落ち着きの深さは譬えようもなく奥ゆかしい。或いは夜来の雨まじりでぬれたのが、空明りを慕うているさまは恋のように仄かなものである。



庭の景石、飛び石に心奪われる人の、その人の、その時の気持のありよう。
テレビやパソコンやエアコンが、まだ暮しの中に存在しなかった頃には、人は道ばたの小石と普通に会話ができていたんですよね。
あなたは、ぼくは、石と交信しながら暮らせているでしょうか???

奥様との会話から「石」に引っかかってつらつらと書いていたら、小さいころの、道ばたの石ころを蹴っ飛ばしたくなる衝動を、微かに思い出しました。
こういうこともまた庭が持つ魅力なのです。 

日だまりのテラスで( 天野邸 16)

いつものことで夢中で撮影していたら、パッと陽射しが変わりました。雲が切れたんですね。カメラの露出を調整し直そうと一息ついたところへ、奥様がお茶を持ってきて下さいました。

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ありがたくごちそうになろうとベンチに腰掛けたその瞬間、座った態勢からの庭の眺めがとってもいい感じで、「ちょっと2、3枚撮らせていただいてからごちそうになります」と、またカメラを手にしました。

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せっかくのお茶が冷めないうちにと、急いでパシャパシャッと撮ったカットです。

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「日が差し込むと、またいい感じですねえ」というと、奥様は「そうなのよ!私はパラソルにできる葉陰がとっても気に入ってるの」と。

撮影していると、ついつい構造物やそこにある点景(ファニチャーや鉢植えや草花)を撮ろうとしてしまいます。これは設計していても同じことが言えて、煮詰まってくると、壁の高さや通路の幅などをどう組み立てるかというカタチのことに意識が集中していきます。これが、実はよくない状態でして、そうなっている自分に気がつくと、パッと作業を中止してブログを始めたり、何か他の仕事をやって思考を平らに戻すようにしています。

どういうことかというと、写真で写すべきは、触ることができるベンチや壁や花ではなくて、「空間」なのです。設計も同じ。庭は花壇やトレリスなどの構築物が庭なのではなくて、構築物と構築物の間にある「空間」が庭なんです。
その空間には何があるかというと、空気、光、風、香り、さらに言うと「感じ」があります。その「感じ」を「気持いい感じ」や「居心地のいい感じ」、「幸せな感じ」にするために、構築物をどう配置・構成するかがぼくの設計です。

できあがった庭で、ベンチに腰掛けて感じた日だまりの心地よさ。奥様が気に入っているというパラソルに映る木陰。「これなんだよなあ」と。

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美味しいお茶とカステラをごちそうになって、ぼくはテラスにしゃがみ込みました。そして空に向かってパシャッと一枚。

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これです!これが、この庭なのです。




設計作業が遅れ気味で、たまりにたまっています。頑張るぞー! 

ほめて躾ける( 天野邸 15)

ガーデニングエリアの草花をご覧いただきながら、昨日の話をもう少し続けてみようと思います。

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昨日は宮崎駿監督の「5歳までの子供はみんな神様だ」という言葉から、「子供に何の不安もなく、愛情いっぱいな環境を与えましょう」ということを書きました。今日は犬の躾についてです。
犬は成長しても、人間でいうと5歳児のままだそうです。だからでしょう、わが家のノア(ワイヤーダックス)と過ごしていると、その愛らしさはまさに小さい子供と同じです。

子供は5歳までに、親に一生分の恩返しをする。 

その言葉通りに、子供に感じる愛おしさ、かわいらしさは、子育ての苦労や、思春期になってからの大変さを差し引いても余りあります。
その感慨を思い出させる子犬育て真っ最中のわが家。妻とともに、張り切っていろんな躾教室を視察に行きました。
何カ所か見学し、お話をうかがって気がついたことですが、ワンちゃんの世界、犬業界が、ちょっとした転換期に来ているようです。それは躾の方針ということでです。

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これまでの主流は「厳しく叱って躾ける」スタイルで、見ていてかわいそうなほど、子犬をたたいたり、足を払って転けさせたり。それが徐々に変わってきて、最近ではイギリススタイルの「ほめて躾ける」に変わってきたといいます。
飼い主としては、当然その「ほめて躾ける」がいいわけで、うちもそういう方針のトレーナーさんにいろいろと指導していただいています。

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このスタイルの変化は、子育ても同じですよね。ぼくはおっかない父親に厳しく(でもないか)躾けられましたけど、昔はみんなそうでした。昭和の父親は、口べたで、威厳があって、ダメなことは絶対にダメ!と。そうそう、寺内貫太郎みたいなイメージ。あとは父の大きな背中を見て「いつかこの背中を越えなければ」みたいに感じながら成長してきました。
ところが最近は一変して、父親は子供たちの長男みたいな存在ですよね。遊びのリーダーで、相談相手で。ぼくもそうです。

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垣根をつくらずに、仲良しで、短所を指摘するよりもとにかく長所を見つけてほめる。ほめてほめて、ほめちぎりながら躾け、育てる。それでいいんですよね。石川亮くんとか浅田麻央ちゃんとか、みんなそうやって育って、才能を開花させているわけですからね。

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犬も子供も「ほめて躾ける」でいきましょう! 

ノアさんが来てくれたおかげで、いろいろと勉強になるなあ。



「レノンの庭」にいると、小さい子供たちがよく遊びにきてくれます。みんないつもニコニコしていて、かわいいかわいい。
ある男の子が「いわちゃん何でいつも仕事してるの?」と、設計ししているぼくを覗き込んで聴いてきました。「楽しいからだよ」と答えると、とても不思議そうな顔をして「だってお仕事なのになんで楽しいの???」と。その子の中では仕事イコール大変で楽しくないことという定義ができ上がっているのでしょう。
ぼくはその子に、仕事がいかに楽しいことなのかを、丁寧に、熱く語りました。するとその子の瞳が輝き出して「ぼくもお仕事がしたい!」と言って、スキップするように帰っていきました。
いやあ、めでたしめでたし。子供たちよ、仕事ってのはとっても楽しいことなのだよ。 

子供はみんな神様だ( 天野邸 14)

ジブリの宮崎駿監督は「5歳までの子供はみんな神様だ」と言います。ほんとにそうだなあって思いますね。
犬は人間でいうと5歳児のままだそうです。
子供も犬も、我々には見えない何かを見、我々には聞こえない音を聞きます。神様なんですよねえ。

あ、いや、今日の写真にトトロが出てくるもので、そんなことを考えていました。

天野さんちの庭に住む小物たちです。

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愛犬ノアはよく虚空に向かって視線を送ったり唸ったりします。ぼくには何も見えないその視線の先、そこには明らかに誰かが居るのです。ただそれが、ぼくには見えない。
石川さんちのお嬢ちゃん志乃ちゃんは「小さいおじさん」と会話をします。お母さんには見えないそのおじさんと、仲良しになったようです。

話変わります。京都のお寺、石庭で有名な竜安寺の方丈庭園は、560年前の流れ者の庭師(山水河原者)がつくりました(諸説ありますが、実際に石を据えたのは庭師です)。
その庭をいまだに「宇宙的である」とか「インスパイアされる」と、観光客が訪れては感激しています。・・・ということは、560年前のその職人さんが持っていたイマジネーションを、現代のぼくたちは越えることができていない、ということです。

イマジネーションは進化していない、どころか退化しているのかもしれない。

どうも、そんな気がするんですね。科学技術は進化しましたが、裸の人間が本来持っている能力は、便利さが増した分、退化した可能性があります。
その本来的な能力の名残りを5歳までの子供たちは持っているのです。だから、大人には見えない、聞こえない世界を感じ取ることができる。小さいおじさんとも仲良しになれるのです。犬もまた同じで、野生の能力で、神の領域の世界を生きている。

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目に見えているこの世界は、実際の世界の十分の一に満たない。


宮崎駿監督は、ナウシカでも、もののけでも、ハウルでも、一貫してその5歳までの子供が持つ「神の領域」が存在しているんだということと、それを消し去ってはいけないというメッセージを、昔はちゃんと神様だった大人たちに送っているんだなあって思います。トトロもマックロクロスケも見えなくなってしまったぼくたちに。

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時々、ほんとに時々なんですけど、5歳までの神様の能力を、むりやり消してしまう大人がいて、とても悲しいです。
例えば、子供の前でひどい夫婦喧嘩をするとか、子供がおびえたり気を使ったりするほど不機嫌な顔で過ごすとか。そこまでひどくなくても、朝から晩までついつい「ダメ!」を連発するような育て方をすると、子供の神様の領域は消えてなくなってしまいます。
気をつけましょうね。ほんとに気をつけましょうね。大人の責任として、子供はのびのびと、何の不安も持たせないで、愛情たっぷりにしてあげましょう。




毎朝、幼稚園のバスを待っているお母さんと子供たちに「おはようございまーす」と挨拶して出勤します。みんな笑顔で、その一群は輝いて見えます。
はしゃぎ回る子供たちと、朝からけっこう気合いが入った身なりで、ときに大笑いしながら立ち話をしているお母さんたち。毎日毎日、その場所は笑顔が絶えないマジックゾーンです。寝不足の日もあるでしょうし、夫婦喧嘩で落ち込んでいる人だっているはずなのに、不思議だなあと。
きっと、子育てという共通の課題を持った人たちだからなんでしょうね。そこにいるおかあさんたち全員が「笑顔」の大切さを知っているのでしょう。それと、朝起きたとたんから、子供たちにその大切な「笑顔」をもらっているから、だから毎朝元気に、笑顔いっぱいでそこに集えるのだと思います。

すべての大人に「笑顔」をプレゼントしてくれる子供たち。子供は神様ですから、「笑顔」は神様からの贈り物なのです。ありがたく、ありがたく、いただきましょう。 

スズメガとカマキリの卵( 天野邸 13)

今日はテラスの草花をご覧いただきます。

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パシャパシャやってたらスズメガが蜜を吸いにやってきました。

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秋になると飛んでくる、かわいらしい昆虫です。

見事なホバーリングで、ストローのように伸びた口で蜜を吸っています。

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こういう出会いも庭の楽しみ。
ふと見上げると、照明器具にカマキリの卵が。

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円海山の裾野にあるこの住宅地には昆虫だけではなく、リスも来るし、ヘビやトカゲや、時々アライグマまで出没します。




カマキリの卵を引き出しに入れといたら、ある日突然、部屋中にミニチュアのカマキリが大量に這い出していたという経験、男の子だったらあるんじゃないでしょうか。ぼくはあります。こっぴどく叱られました。怒りまくって、掃除機で子カマキリを吸い取っている母の姿を、ぼくは呆然と見ていた記憶があります。かわいそうとかそういうのじゃなくて「えらいことになっちゃったなあ」という感じだったと思います。

ふるさと新潟ではカマキリの卵の位置が低い年は暖冬、高い年は豪雪と言います。カマキリには冬の雪の量がわかっていて、雪に埋もれない高さに産卵すると考えられているのです。
科学的にどうなのかは別として、そういうことを気に留めて冬をイメージするという、山人の暮しがいいですよね。
ちなみに今年は、卵は高い枝に産みつけられているそうですので、たぶん豪雪です。いつでも実家に雪下ろしに行けるように、そろそろスタットレスに履き替えましょうかねえ。
また、冬がやってきます。




「亡くなった人が庭に遊びにきているんだよ 」と。これは幼い日に、縁側で聞いた言葉です。その日はやたらにトンボや蝶が飛んでいて、幼心に幻想的な風景として記憶に刻み込まれています。

後年(中学2年生)、始めて越後駒ヶ岳に登ったとき、山頂に数百匹の蝶が舞っていました。ぼくはその蝶の大群の中で「亡くなった人たちなんだ。ここは天国かもしれない」と、蝶の羽音を聴きながらしばらくそこで時を過ごしました。

写真を整理していて思いました「このスズメガは、植物学者だったお父様が遊びにきていたのかもしれないなあ」って。
「なかなかいい庭になったねえ」と言ってくれているのかもしれない。そうだったら、うれしいなあ。 

テミヤンライブ Vol.54

明日はテミヤンライブ。
今回のゲストはカントリーの女王、宮前ユキさん。盛り上がること間違いなしです。

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カントリーって、ひとつの時代の音楽ですよね、イキというかなんというか。
例えば失恋や別離でも、とにかく笑い飛ばしてしまえというような、飲んで歌って忘れてしまえみたいなあの感じにものすごく惹かれます。健康のことなど一切気にしないのに超健康で、酒もタバコもガンガン行って、ガハハと笑うあの感じ。
いやあ、楽しみです。



ではまいりましょう、北原照久コレクション。今日は「小林麻耶の本に会いたい」という番組に出演したときの北原さんの言葉です。
麻耶さんがインタビューするかたちで、北原さんがこれまで影響を受けた3冊の本について語るという内容なのですが、驚いたのは麻耶さんがものすごく聞き上手だということ。話している相手への興味が溢れ出しそうなキラキラした瞳で「へぇ〜!」とか「それはすごいですねー!キャッキャッキャッ(笑い声)」と、身を乗り出しながら話を引き出していくのです。才能だなあ、プロってこういうことなんだなあと感じ、とても勉強になりました。

そんな小林麻耶さんに、本好きの北原さんが、いつもにも増して熱く語った3冊の本のこと。とても中身の濃い、興味深い話が聞けました。

〈 原宿ゴールドラッシュ 〉

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1985年、男は資産28億円の成功者の生活に退屈を覚えた。

この本に出会ったのはぼくが32、3歳の頃。ぼくは父が始めたスポーツ店を兄とやってたんですけど、うちの父だって一から始めたわけだし、ぼくはこの本を読んで「だったらこのぼくも自分でできるんじゃないかな」って。
この人は、ほんとに、何もないところから来てますから。


1974年、男は250万円の自己資金で初めての店を原宿に作った。

その初めての店を僕は知っているわけですよ。そこからこの本に出てくる店、僕はみんな知っている。だからこの本を読んで、お金がなくたって、人脈がなくたって、ノウハウがなくたって、ほんとのやる気と、それから、自分ひとりじゃない、誰かが応援してくれたら夢は実現できるんだなって。

1978年の暮れ、「ガレージパラダイス東京」のレジが鳴り止まない、という噂が原宿に流れた。

「レジが鳴り止まない」っていうことは、商売やっている人にとっては天使のささやきじゃないけど、ものすごくときめく言葉なんですね。それで「ぼくもやろう」って。そしてその本の最終ページには、大きな文字で「つづく」って書いてある。

これは完璧に後押しされましたね、ようしやるぞ!って。ちょうどいいや、何もないからって。それこそお金もないし、人脈もないし、ノウハウもないし。でもこの本に背中を押されて、そしてゼロから、ブリキのおもちゃ博物館に向かってスタートしました。



〈 教科書でおぼえた名詩 〉

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世界は一冊の本/長田 弘

本を読もう もっと本を読もう もっともっと本を読もう
書かれた文字だけが本ではない
陽の光 星の輝き 鳥の声 川の音だって本なのだ

本でないものはない
世界というのは開かれた本で その本は見えない言葉で書かれている
人生という本を 人は胸に抱いている
一個の人間は 一冊の本なのだ

人間っていうのは本を読むことによって、楽しいなとか、面白いなあとか、気持いいなあって、きれいだなあって、思える瞬間、それを感じられることが一番大事なんですよね。

もしかしたら人生の中で今が一番勉強好きかもしれません。

詩というのは短い言葉の中に、元気が出たりやる気がわいたりする言葉がたくさんある。だからぼくは詩を読んだり、書くことも大事だし、それから俳句だとかね、そういうことに興味を持つと、人生はもっともっと豊かになりますよって、よく言ってます。

今が大事なんです。今こうして話している今が大事。今を大切にできなければ、この先も大切にできないんです。

だからぼくはよく「3カン王」って言うんですね。感心、感動、感謝。いつも物事に関心を持って、感動する気持をいつも持って、そして、感謝する気持を忘れない。これが一番大事なことなんじゃないかな。
 


〈 君は加山雄三になれるか 〉

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1981年に出版された、デビュー20周年当時の加山雄三さんの半生記。まずタイトルが気に入ったんです。君は加山雄三になれるか。


日本人ほど年齢にこだわる国民はいないのではないか。

僕はいつだって、大きな夢を持っているよ。


僕は憧れたわけです、すべてに。
この本からぼくが一番学んだことは、加山雄三さんの考え方です。

加山雄三さんはおばあちゃん子なんです。おばあちゃんから教えてもらったこと、「荷物がおもたいのではない。お前の力が足りないのだ」っていうね。加山雄三さんはおばあちゃんからその言葉をもらって、それを実践してんですよ。倒産する。借金の問題もあって、そして大けが。スキー場で、生きてるのが不思議なぐらいのけがをして、でも、その度にたちあがってくるっていうね。

商売やってればいい時ばっかりじゃなくて、どっちかというと悪い時の方が多いくらい。今、博物館を7軒やってるけど、でも12軒止めてるんですよ。だから、あきらめないっていうことですよ。

加山さんは絵を描き始めたのが59歳から。陶芸は60代後半から。ぼくはギターを51から始めました。この本から学んだおかげで50を過ぎてエレキギターを始めました。56からサーフィンを始めました。それから、ゴルフを始めました。小型船舶の免許を取ったり、ピアノ、ダイビングも始めました。

それは加山さんが身を持ってやってることなんですよ。加山さんはいつも新しいことにチャレンジしている。大切なのはあきらめないことと、挑戦し続けること。



「君は加山雄三になれるか」を読んで、今北原さんは、加山雄三さんに、なれてますか?

なれるわけないじゃないですか(笑)!なれるわけないけど、本からちょっとしたヒントや生きる勇気をもらえるんですよ。だからぼくは本が好きなんです。

ぼくは人が大好きだし、本が大好きだし、勉強することがほんとに大好きです。その勉強したことを、ただ自分だけで思っているんじゃなくて、人に伝えたいっていう気持があるんですよ。



今日お話をうかがって、「おもちゃ」だけではなく「ことば」も集めて、そしてわたしたちに見せてくれる。北原さんたちの時代だけではなくて、その前の歴史、もっともっと前の歴史を、今の世代の人たち、さらには本というかたちで次世代に残してゆくという共通点を見させていただきました。

おもちゃもね、どれだけの人がそれに思いを込めて、こだわって作られ、使われてきたことか。本もそうです。これだけたくさんの本が出版されている中で出会う本。本との出会いを大切にしながら、そこでぼくが感じたことを伝えてきたいなって、常に思っているんです。いい本との出会い。

コレクションだけじゃなくて、言葉、音楽、そういうものを集めて伝えていく使命、役割を与えられたのかなって思っています。
100年後、すごく楽しみですよ。ぼくが集めたものたちが100年後にどういうふうに見られているのかなって。それが今、すごく楽しみです。



北原さんは超速読みだそうです。新幹線に乗ると名古屋までで一冊読み終えると言います。それは常に、本からの刺激をエネルギーに変換しながら暮らしているということなのでしょう。もっともっとと薪を焼べて、全速力で車輪をまわし続けるような。
読書好き、勉強好きとは、そういうことかもしれませんね。

いやあ、楽しい番組でした!
本との出会い、言葉との出会い、人との出会い、それをパワーに変えて突っ走る3カン王。
超遅読みのぼくは、そんな北原さんの言葉を拾い集めて、じっくりと味わい尽くしていきたいと思っています。 

セツ( 天野邸 12)

昨日のコリウスの枝を折ってしまったワンちゃん「セツ」です。

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もうおばあちゃんで、目も見えないし耳も聞こえないと言います。
だから枝を折ったのも、遊び回ってぶつかったのではなくて、様子が変わった庭を手探りで確認するうちに、鉢にぶつかって折れてしまったのでしょう。

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このセツさん、とっても穏やかで、日がな一日のんびりと駐車場と庭で過ごしています。呼んでも聞こえないので、周囲で何が起ころうと我れ関せずで、寝転んだり歩き回ったり。

奥様にかわいがられて、何の不安も不満もなく、幸せな老後生活のようです。

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ワンちゃんって、ほんと、人を優しい気持にしてくれます。

このセツさん、充分に幸せなはずなのに、時々庭からの脱出を試みるとのこと。目と耳が良くないので出歩くと危険なんですよね。近所の人に発見されて、送り届けられることもあるそうです。
セツさんはきっと、自分が年老いているなんて思っていないんでしょうねえ。目が見えないとか耳が聞こえないとか、それは気のせいだって思っているのかもしれません。気持は若いときのまま。きっとそうなんです。

ぼくたちもそうですよね、気持は10代20代のまま。ところが身体がついてこない。
L.A.モース著の「オールド・ディック」というミステリーの名作があります。年老いた探偵ジェイクに15年ぶりに仕事が舞い込み、若いときの気持のままで事件に立ち向かうというもの。78歳のジェイクは犯人を追跡しながら喘ぎます。「おかしいぞ!何で俺の足はこんなにのろくなってしまったんだ。何でこんなに息切れしてしまうんだ。もしかしたらこれが老いぼれるってことなのか」と。
きっとそういうものです。

セツさん、頑張って脱出してくださいよ(この住宅地はクルマがほとんど通らないから大丈夫でしょう)。楽しいなあそういうの、青春だなあ。

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北原照久さんに教えていただいたサムエル・ウルマンの詩を、セツさんと、これをお読みのすべての探偵ジェイクに贈ります。

青春とは 人生のある時期ではなく 心の持ち方をいう
年を重ねただけで 人は老いはしない
理想を捨てたときに 初めて老いるのだ


セツさん、いつまでも脱出を試みながら元気でいてくださいよ。



イギリスでは、赤ちゃんが誕生すると犬を飼うそうです。その赤ちゃんが物心ついたときに、犬との主従関係、自分が犬のリーダーなんだという感覚を身につけさせるためだといいます。自分にはこの犬を世話したり指示を出したりする役目があるんだということを知ることで、自分自身の存在を価値あるものとして認識させるのです。アイデンティティの確立ですね。
そして犬を飼うもうひとつの理由が、犬の死です。
赤ちゃんが成長して、中学生になる頃に、犬は寿命を終えます。
その悲しみと対峙して、受け入れて、そこから死ということ、命ということ、愛情、そして家族ということを学びます。

庭の設計をしていて、そのお宅にワンちゃんがいる場合、犬種、性格、暮らしぶりをお訊きして、その庭がワンちゃんにとってもお気に入りの場所になることをイメージします。
庭が、そのご家族の誰にとって心地いい場所になることが理想なのか、順位をつけるとすると、まず奥様、次が子供、その次が犬、最後にご主人。ケースバイケース、異論反論ございましょうが、長い経験上、この順番がベストなのです。 

コリウス( 天野邸 11)

工事が完了してから撮影にうかがうまでに、2ヶ月ほど時間がありました。その間に劇的に育った植物が、鉢植えのコリウスでした。

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見事でしょう!
鉢が見えないほどに成長して、テラスをゴージャスに彩っていました。

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ガーデニングエリアにもコリウスが茂っていたので、よっぽど気に入ってるんだなあと思いお聞きすると、そういうことではなくて、コリウスの鉢植えにワンちゃんがぶつかって枝が折れてしまって、その折れた枝を挿し木にして植えたらどんどん増えていったのだそうです。

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折れた枝をペットボトルにさして置いとくと、ご覧のように根が出て、それを地に植えると簡単に根付くそうです。

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折れた枝を挿し木するという、奥様の優しい気持に応えるように、元気に根を出すコリウス。うれしい現象でした。
気持が優しい人の庭では植物は必ず元気です。植物の生長には、水と光と養分と空気と、そして優しさが必要なのです。
優しさを数値化することはできませんけど、庭を見ると、ぼくにはその度合いはわかります。
明日はコリウスの枝を折ったワンちゃん「セツ」をご紹介します。




妻が冬の定番パンジーとビオラを大量に買い込んできました。またわが家の庭に花が増えます。
ありがたいなあ。花の数と幸福は比例するのですから。

今日は11月22日、いい夫婦の日ですね。庭を花だらけにしてくれる妻に感謝です。
いい夫婦かあ。うん、けっこういい夫婦になってきたかなあって思います。これからも、もっといい夫婦を目指して、肩と肩をぶつけながら歩いていきます。

この場を借りて、妻に、ぼくが大好きな曲をプレゼントします。


いい夫婦。ジョンとヨーコ、ぼくらの両親、そして北原照久・旬子夫妻。
北原さんご夫妻から誘っていただいて、一緒にジュリーのコンサートに行けたこと、今年の大きな、うれしいうれしい出来事でした。感謝です。その感謝の分、これからもしっかりといい夫婦を目指します。 

結界( 天野邸 10)

今日は天野さんちに植えた樹木です。

もともと多くの木々があって、それを極力残しながらの設計でしたので、今回植え足したのは2本だけです。

ブルーエンジェル
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庭の入り口、テラスに上がる階段の脇に植えたブルーエンジェルは、「ここから庭が始まりますよ」ということをい柔らかく意識させる、神社の鳥居のような意味合いがあります。
同時に、テラス側から見ると、「この木までの空間が過ごす場所ですよ」と感じさせます。

こういう使い方を「結界」世界を結ぶという言い方をします。場所を区分けしつつその分けた世界を結ぶ。仕切り、パーテーションではなく「結界」。いい言葉ですね。


もう一本はミモザです。これは奥様のリクエストで植えました。

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位置はふたつのテラスを通り抜けた庭の突き当たりです。
これもまた「結界」。天野さんちとお隣さんの庭を別けつつ結ぶのです。

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この木が盛大に茂って、黄色い噴水のように花が咲いたら、お隣さんも春爛漫を楽しんでくれるんじゃないかなあ。

世界を別けつつ結ぶ「結界」という概念は、日本人的な、とても豊かな言い方なのです。




ヨーロッパには、この別けて結ぶという概念はありません。城壁の文化なんですね。簡単には乗り越えられない高い壁や槍を並べたようなデザインのフェンスで居場所を囲います。他者、他部族、異文化への拒否の姿勢を崩すことなく、城壁の中での平和を維持するという暮しかたです。

陸続きの国境を持たない、島国である日本では「和をもって尊しとなす」です。極東にある小さな島の島民が、みんなで仲良く暮らしていきましょうというのがスタンダード。
共存共栄、持ちつ持たれつ、笑顔で挨拶をかわしながらそういう気持で生きていける「日本」という、世界的にみたら特殊な環境の国に生まれてきたことって、考えたらものすごくラッキーな気がします。季節はあるし、自然は豊かだし、水はきれいだし。

そろそろ平野部でも紅葉が盛りですね。そうそう、「紅葉狩り」という言葉もまた、とても日本人らしい。
木々が色づいた、グッとくる風景を求めて、狩りをするように山野に出かけていく「風景狩り」っていう概念、いいなあ。

何もなかったように

お客様のところのゴールデンが、まもなく天寿を全うします。十四歳、人で言ったら百歳越えの大往生だとのこと。数ヶ月前から歩くこともできなくなって、もう食欲もないそのワンちゃんは、家族に見守られながら、とても穏やかな様子だそうです。
「ここまで病気もせずに、家族みんなを、たくさんたくさん幸せな気持にしてくれたから、ありがとうって思う。あとはゆっくりと、穏やかに・・・いち日でも長く」 そこまで言うと、奥様は言葉を詰まらせました。でもすぐに笑顔になって「犬は言葉が通じないでしょ。だからなおさら、温もりが愛おしいのよね」と。

愛情、家族、温もり、感謝、別れ。せつないけど、ただただありがとうって思える別れ。


奥様は庭に植える花を買って帰られました。今日はこれから、ご主人と、庭のイルミネーションを飾り付けるのだそうです。

もうすぐ、クリスマスですね。せつなさと、温かさと、感謝と・・・。 

ガーデニングエリア/乱形自然石( 天野邸 9)

一昨日のセンターテラス、よかったでしょう!
自分でも「ここで暮らしたいなあ」って思う場所でした。

今日は階段を下りたその先から、ぐるっとテラスを回り込む導線の「ガーデニングエリア」をご覧いただきます。

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リフォーム前は通路らしい通路がなく、全体に雑然としていて、雑草取りが大変でした。
そういう場合は歩く場所と植える場所をはっきりと分けることが大事なのです。

歩く場所の材料として選択したのはブラジル産の乱形自然石です。
ピンクとホワイトを混ぜて使いました。
なぜ乱形なのかというと、四角い石材よりも自然な雰囲気で使えるからです。四角い物を並べると方向に規則性が出ますから。今回の場合はそうじゃない方がいいという判断です。 

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もともと何となく歩いていた踏み跡に添って、規則性を持たせないように石を敷いていくことで、足下を気にしながら、ゆっくりと歩を進める園路ができあがります。
 
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ガーデニングエリアの中央には、テラスで使ったのと同じレンガで台をつくってライトを設置。これで夜、テラスで過ごすときに、周囲の草花を感じられるようになります。
 
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極力雑草取りを楽にするために、土が見えている部分にはウッドチップを敷き詰めました。

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園路は雑木林を抜けて、センターテラスへとつながっています。

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このように回遊できることが、庭を隅々まで楽しむために有効な導線設定です。


乱形の石の並べ方は、その職人さんの腕と個性がはっきりと出ます。こうして写真を見ていると、「腕上げたなあ」って。
うちの職人さんたちはみんな、腕も人柄も上の上です。それでもこの乱形石の扱いはなかなか難しくて、以前は何度も手直ししました。
うん、これなら上出来!理にかなっている仕上がりです。
ぼくのわがままな設計を、熱心に丹念に施工してくれる職人さんたちに、感謝です。



犬の散歩がすっかりぼく担当になっています。早朝、近所の公園2カ所を巡る40分コース。
その途中に横浜で有名な建築会社「近代ホーム」の新築現場があります。そこの職人さんたちの感じがとってもいい。6時過ぎには現場に来て、歩道の落ち葉を掃いて、朝のジョギングや散歩の人たちに、いつも笑顔で挨拶しています。さわやかです。
この人たちなら、きっといい家を建てるだろうなあって思いました。

庭も家も、人がつくります。どんなに素晴らしい設計でも、施工に当たる職人さんの波動が低いと、見た目は同じでも、その仕上がりは、やはり波動が低いものになります。
「波動」っていう言い方だとわかり辛いかもしれません。「感じ」でもいいんですけど、繰り返し設計→施工を経験していると、カタチだけではない「波動」「感じ」の善し悪しということがとても気になるのです。
「波動」が高い庭は、そこで過ごすご家族を引っ張り上げます。もちろん家もそうです。庭や家の波動に導かれて、その家族が幸せに成長していける、というのが価値ある住まいなのです。

北原照久さんに教えていただいた、VANの創業者、石津健介さんの言葉です。

家は大事だよ。家は人を育てるからね。

庭があることで、その家のご家族の日々が幸せ方向へと向かっていく、幸せが止まらない、考えてもみなかった幸せな時空を迎える、日々そういう庭をイメージしています。

いち日の始まりにさわやかな波動を感じることができる、近代ホームの方との朝の挨拶が、散歩のひとつの楽しみになっています。 
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