2013年08月

マルバノキ( 今福邸 8)

今福さんちに植えた樹木をご覧いただきます。

これ、いいでしょ。



マルバノキ

マルバノキ3

マルバノキ2



マンサク科の落葉樹「マルバノキ」です。
もう葉っぱの美しさにうっとり。赤くなっているのは新芽の色です。晩秋にはこんどは紅葉で全体がこの鮮烈な赤になり、徐々に色素が抜けていって柔らかい黄色になって落葉します。

ぼくにマルバノキのことを教えてくれたのは2011年に施工した浅岡さんでした。最初からプランに入れてほしいというご要望でした。
それまでこの木を知らなかったぼくは興味津々で植え、葉っぱの美しさに打たれ写真を撮りました。
そのときの一枚です。



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木の種類は無限にあります。そして人にはそれぞれ、思い出の木や憧れの木があります。
庭の打合せをしていてお客様から木のリクエストがあると、もううれしくてうれしくて。



レモン
レモン

レモン2



ぼくは毎晩庭に出て過ごすようになってから、いつのまにか「庭木と会話する」感覚が身に付きました。
このことをあまり公言すると「あいつはちょっと危ないんじゃないか」と思われそうで、しばらくは誰にも言うことなく木と話し続けていましたが、ブログで「庭の言霊」を書くようになってからはもうタ封印を解いて、思いっきり木との会話を書くようになりました(庭から聞こえてくる声の主は、ぼくの定位置の目の前に植わっているジューンベリーであることが多いのです)。

庭に木を植えるときには、あなたに語りかけてくれそうな木を選んでください。

いいもんですよ、木との会話。



シマトネリコ
シマトネリコ



よくよく考えると、この木と会話する能力というか癖というかは、小学生のときにすでにぼくに備わっていました。3、4年生くらいまでかなあ・・・確かにぼくは木と話していました。それもほぼ毎日。



ジューンベリー
ジューンベリー

ジューンベリー2



お寺の銀杏の木、神社の楠の木、山の公園に植わっていた欅、校庭のポプラ、実家の庭に今もある柿の木。
傍目には、ただ木を見上げてボーッとしているように見えたと思うんですけど、ぼくとしてはその木との会話はとても楽しい時間でした。
今振り返ると、たぶん、おっそろしく内向的な少年だったんだと思います。



スモモ
スモモ



そう、内向的。これですよこれ。

自分の内側の世界に向かうとき、人は木と言葉を交わします。

そうだそうだ、うん、そういうことです。庭の声を聞く、木や草花と話しているのは、自分の内側にいる自分と話しているってことなんですよね。



ソヨゴ
ソヨゴ



自分の中にいる自分と話すって、・・・大事だと思います。

自分の中にいるもう一人の自分。
その人はいつも理屈に捕われないピュアさを持っていて、その澄んだ視点でアドバイスをくれ、励ましてくれます。
その人の想像力はものすごく、思いもよらない世界に連れて行ってくれたりもします。


庭に出る習慣は、自分の中の自分と話す習慣ってことなんですよねえ。



フェイジョア
フェイジョア



木と話すって、ぼくだけじゃなくすべての人が子供時代に持っていたはずの能力です。
それが庭によって再び開花するかもしれません。
あなたの内側にいるもう一人のあなたが、庭木に姿を変えて話しかけてくるかもしれませんよ。



リキュウバイ
リキュウバイ

リキュウバイ2



庭木はあなたの内面を映し出す姿見です。

だから何となく植えるんじゃなくて、じっくりと吟味して、お気に入りの木を植えてください。






木と話す少年・・・お客様のお宅で時々出会う内向的な少年が、ぼくは大好きです。
少年期のナイーブさは、純な心を育て、イマジネーションを育てます。








 

アーティスト( 名言・格言コレクション )

アーティストと呼ばれる人たちがいます。
アーティスト・・・表現によって人の心を揺さぶる能力を持った人、舞踏家、彫刻家、書家、画家、音楽家、俳優・・・。
カッコいいですよねアーティスト、いい響きです。



久しぶりの雨の朝、港南台店の植物が大よろこびしていました。
水分によってイキイキとする様子は「生物」なんだなあと、
当たり前のことですけど、生きているんだなあと感じます。

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ぼくは職業にかかわらず、すべての人がアーティスト的感覚を持って生きてもいいんじゃないかなあとと思っています。
絵を描くんじゃなくて日々自らの人生ドラマを描いてゆく、楽器を演奏をするんじゃなくて生きる姿でメロディーを奏でるような、いやいやもっと激しく、人生を命をかけて表現する作品と捉えるような、そういう感覚を持てれば、日々の楽しさや生きる張り合いが倍増することは間違いありません。
なぜなら、人は他者の心に触れることをよろこびと感じ、他者の心を弾ませることに快感をおぼえるように設計されているからです。



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たくさんの人とかかわりながら、たくさんの人と影響しあいながらの人生です。
だからあなたの表現(生きる姿)が他の人の心に心地いい振動を与えるようなものであってほしいですし、ぼく自身の人生もまた、そういうパワーを持った作品に仕上げたいという思いがあります。



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てなことを考えながら、今日はアーティストの言葉を並べます。芸術家に限らず、人生をアート作品と捉えている人たちの言葉です。



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仕事のこととなると、僕は大変な自信家になります。プロジェクトに取り組む時は、それを100%信じています。魂をそこに注ぎ込むのです。そのためなら死んでもかまわない。

マイケル・ジャクソン



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美醜を深く見極めて進んでいこう。

吉元由美



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高校のとき、友だちはみんな将来 Google で働きたいって言ってた。けど私は、そこで検索される人になりたいと思っていたの。

レディー・ガガ



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コレクターにとってコレクションを手に入れることは、とてもうれしい反面、リスクがあります。
でも、こんなに高いものを買ったんだから、一生懸命に仕事をしなきゃというモチベーションにもなるんですよね。僕もコレクションを買うのをやめたら、こんなに仕事をしていないかもしれません。
それでもコレクションをしつづけているのは、いつもトキメキがあるからです。


北原照久



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たとえ、そこで一流よりもいい音が出せたとして、まだ二流なのです。
大事なのは、その音を出し続けることができるか、ということ。一流を継続し続けるのが一流なのです。
オンリーワンと言われているけど、やるからにはナンバーワンを目指したい。


久石譲



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100点は無理かもしれん。でもMAXなら出せるやろ。

松本人志



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誰でも子供のときは芸術家であるが、問題は、大人になっても芸術家でいられるかどうかだ。

パブロ・ピカソ



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人生は一場の芝居だというが、芝居と違う点が大きくある。芝居の役者の場合は、舞台は他人が作ってくれる。なまの人間は、自分で自分のがらに適う舞台をこつこつと作って、そのうえで芝居をするのだ。他人が舞台を作ってくれやせぬ。

司馬遼太郎(竜馬がゆく)



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異常になることでしか、
非凡な人にはなれない。

渡邉美樹



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時が経てば変わる、なんて言う人がいるけど、本当は、自分自身で変えなくちゃいけないんだ。

アンディー・ウォーホル



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みんなおかしいんだよ。へんに物理的に考えているんだ。舛みたいなものがあって、そこにエネルギーがだんだん溜まって、ここまで来たら仕事をするとか、ここまで溜まったら爆発するとか考える。
そんなんじゃないんだ。ゼロでもマイナスでも、やることがある。やりたいのなら、爆発する。それがエネルギーだ。
やるからエネルギーが生まれるんだ。エネルギーがあるからやるんじゃない。


岡本太郎



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私 ずるずる ずるずる
ずるずる ずるずる
引きずってます

あとからあとから
いろんなものがついてきます

どうせ引きずるなら
いいことひきずりたい

いいことだけ
ひきずっていると
毎日 HAPPY HAPPY !


堤チサ 



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あなたはあなたの人生を使って、何を表現しますか?

せっかく与えられた一枚の奇跡のカンバスに、
美しく、熱く、感動的な命を描きたいですね。






 

自ら咲く意志なかりせば

「レノンの庭」の一角を耕しました。粘土質のガチガチの土を取り除き、草花用にブレンドされた培養土を入れ、そこにムクゲの苗木と季節の花を植えました。
こうして庭を進化させていくと、自分まで進化できたような気分の良さを味わえます。

と、ところが、ムクゲも草花もなかなか育ってくれません。半月経っても植えたときとほとんど変化無し。
理想的な土になり、毎日水をやっているのに、なぜ?



「レノンの庭」の住人たちです。
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これってよくあることなんですね、環境が良すぎて成長しないのです。
環境が良すぎる・・・特に水やりです。
植物は根っこが伸びないと茎や葉も伸びません。根が先で、追って地上部分が成長します。
毎日せっせと水を与えていると、根はいつも手が届くところに水分があるわけですから手を伸ばす必要がありません。だからまったく成長しない。根が伸びないので、茎も伸びないし葉も茂らないわけです。

満たさせていると成長が止まる。

理想的な土として販売されている培養土も、鉢植えだと威力を発揮して植物を茂らせますけど、花壇の土をすべて培養土にするとイメージ通りの成長をしてくれません。既存の悪い土や疲れた土に培養土を混ぜ込む方が、けっこういい結果が得られることを経験した人も多いと思います。

鉢植えの場合は鉢に植わっているという条件で、すでに過酷なのです。だからいい土だとよろこんで根が伸びます。



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少し厳しい環境の方が成長する。
植物のいは、こんちくしょうパワーがあります。


ぼくはその花の姿に、自分自身を投影しちゃうんですよねえ。
振り返るとこれまで、家でも仕事でも幾多の困難がありました。でもよくよく考えると、そのときにぼくの根っこは成長を遂げました。

土が痩せている、水はけがよくない、日当りが悪い、日照りつづきで水がたらない、害虫に食われる、台風や塩害に襲われる、思うように花が咲かない、実が太らない・・・現実というものは、理想的な状況などにはなかなかならないものです。
今現在もそうで、何の心配もなく、なんのストレスも感じないで過ごす日など一日たりとも訪れてはくれません。

ありがたい、ありがたい。
平静な日々がやってこない限り、ぼくの根っこはどこまでも伸びてゆく。


「苦労は買ってでもしろ」って言うでしょ。あれって「根っこを伸ばしなさい」ってことですよね。
世の中うまくできています。買うまでもなく、苦労はすべての人に途切れることなくやってくるんですから。
それは神様が「伸びろ伸びろ!」って言っているってことです。



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庭を眺めていると、中には状況の過酷さにヘタって枯れてしまう植物もあります。
しかたありません、淘汰されることもまた自然の流れなのですから。
ただ、その弱っちい植物の枯れゆく姿を見ているとわかることがあります。
ちょっと水をやると元気になって、水が切れるとすぐにしなだれて、それを繰り返しながら弱っていきます。
完全に依存しています。完全依存状態に入った植物は枯れてしまいます。
そのとなりの同じ種類が、やたらにたくましく成長しているのにです。

固体差ってあるんですよねえ。
ぼくにはその差って「自らを成長させるんだという意志」の差のように思えます。



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自ら咲く意志をなくしたとき、人は自分の運命を他人任せにします。そうなると常に不満ばかりを感じるようになります。
仕事でもそうで、自分の意志をなくして、上司に指示されたことだけをやるようになるともういけません。日々頭の中には不平不満が渦巻いて、口を開けば愚痴や悪口や批判的な言葉が飛び出します。
自らを成長させることを止めてしまって周囲を嫌な気分にさるだけの人は、花咲く日が訪れないままに枯れてゆくだけです。
そういうものですよね、環境に文句を言う草(人)は枯れ、環境を受け入れ立ち向かう草は茂る。

思いっきり葉を茂らせ花を咲かせ実を結ぶ人生に必要なのは「環境」じゃなくて「意志」。

雑草を見てごらんなさいよ。踏んづけても引っこ抜いても削り取っても、必ずまた出てくる。そこには雑草魂と言われる意志があります。
ぼくはそれがうれしい。雑草取りをしながら「がんばれ〜」と思うこともあるくらいです(エールを送りながら引っこ抜くんですけどね)。



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困難はあってあたりまえ、苦労は根を伸ばすチャンスなんだという気持ちを無くしてはいけない。

自営業でも、専業主婦でも同じ、育児に疲れている人も、介護が大変な人も、病気療養中の人も同じです。土壌や環境が整うことを待つんじゃなくて、自らの意志を持って、雑草魂で歩いていきましょう。

運命よそこをどけ、俺様が通る。

マイケル・ジョーダン




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庭っていいなあ。癒しだけじゃなくて、ときに「よりよく生きる」ということを厳しく諭してもくれます。





今日は思いがけず半日時間が空いたので、思う存分「レノンの庭」の雑草取りをします。
何だかウキウキ。
雑草取りが楽しみなのは、ぼくは好調の証しです。
さっ、首に手ぬぐいを巻いて、スタート!

風は、もうすっかり秋です。



そして、夜はテミヤンライブ。


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18時30分、横浜人形の家でお会いしましょう。
ぼくを見つけたら、ぜひ、声をかけてくださいね。






 

テミヤンライブ vol.85/北原照久ミュージアム

85回目のテミヤンライブです。



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前回は佐島の北原さんちでのライブでした。いやあ~すばらしかった~。
また企画していただきたいです(噂によると10月にまた・・・)。

今回はいつものように横浜人形の家です。
2013年の夏のエンディングにぜひ。テミヤンのハートフルな歌声と北原さんの熱いギターで、暑かった夏をしのびましょう。


では「北原照久ミュージアム」、北原さんから発せられた言葉のカケラを、トレジャーハンターのように拾い集めて並べています。



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テーマ「ちゃんとします」

ボケの第一段階は、名前を忘れる。
第二段階は、顔を忘れる。
第三段階は、チャックを上げるのを忘れる。
第四段階は、チャックを下げるのを忘れる。

これを話したあとに必ず言う言葉があります。

五十六十花ならつぼみ
七十八十働き盛り
九十になって迎えが来たら
百まで待てと追い返せ




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鈍色(にびいろ)・・・おもちゃも人も、時を経るごとに魅力を増します。



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「成功は人間の表面を飾り、失敗は内面を豊かにする」これはサッカーの長友選手がおばあちゃんからもらった言葉だそうです。
野球で言ったら3割打者でも10回のうち7回は失敗する。
みなさんもぜひ、失敗を恐れないでチャレンジしてくださいね。




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やらないで後悔するより、やって後悔する方がましだ。



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マジックみたいに、難しいことを簡単に見せよう。
マジックをおぼえるコツは、練習、できると思うこと、楽しんでやること、この3つです。




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子育てに必要なのは、学問ではなく常識。
時間を守る、挨拶をする、そういう常識を身につけさたいですね。
人の愛される人に育てることが大事です。




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好きなことを仕事にするか、今やっている仕事を好きになるかのどちらか。
暗示をかけてでも好きになることです。
好きこそものの上手なれ。




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運は天にまかせるものではなく、自分で運んでこなくてはならない。
「運」は軍を進めるという字です。それくらいの気持で運を運んできてください。




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では、明日29日夜6時30分、横浜人形の家でお会いしましょう。
 





 

やや弱気な夜の庭

夏が終わった、かな?
昨夜から庭でマツムシが鳴き出しました。それも一斉に、にぎやかな大合唱です。



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横浜の住宅地やそれに近い里山ではコオロギやスズムシよりも、圧倒的にマツムシが優勢です。

今日は妻が実家の父の白内障の手術で留守なため、ひとりで家にいます。
まあやることはいつもと同じ、犬の散歩をして軽く家事をこなしてからこうして庭に出ています。



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たまにひとりになると・・・張り合いがないんだよなあ。
一番それを感じるのは食事です。ラーメンを煮るのも面倒くさくて、近所の焼き肉屋まで歩いていくのもおっくうで、結局冷蔵庫にあったちくわをかじりながらビール。
気が抜けたみたになっている自分の尻を叩こうとしている自分も気が抜けていて、何とも困った状態です。
犬たちもお母さんはどこにいるのかと探しまわっては、あきらめてシュンとなる。いるとうるさいあの人(笑)の存在感はたいしたものです。



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こういうときに考えるのは今妻が行っている姫路の父のこと。長くリュウマチを患っていた母が先に逝っちゃってからは独り暮らし。その母は、妻と同じく存在感抜群のにぎやかな人だったから、お父さんが毎日どれだけ淋しいだろうかと思うと、胸が苦しくなります。
それでも弱音を吐くこともなく、花屋をやりながら淡々と日々を送る父の姿は、すばらしい。
ぼくの父と同じ昭和8年生まれ、気骨がちがうんだよなあ。

一緒に暮らす人、そばにいることがあたりまえになっている人の存在が、どれだけ有り難いものであるか、マツムシの声を聞きながら、しみじみと。



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って、情けない気持ちになっていてもしかたないので、ファイト一発!焼き肉を食いに出かけますか。
外でひとり飯のときには決まって本を持っていって、サラダからデザートまでタップリと時間をかけて、読書しながらの食事(行儀が悪いんですが)。けっこう充実の時間を過ごせます。

スタミナをつけて、明日も素晴らしい日になることをイメージして、ぐっすりと寝ることにします。

やや弱気な夜の庭。
まあ、たまにはこんな日もあります。





 

雑草取りが楽な庭( 今福邸 7)

庭の相談をお受けしていて最も多いのが「雑草取りを楽にしたい」ということです。皆さん日々庭の雑草が気になり、雑草取りが苦労の種になっているんですよね。



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「雑草を生やさないために庭をコンクリートで埋め尽くしたい」というご要望も多くあります。雑草だらけになった庭をため息ついながら眺めていると、そんなふうにしたら楽だろうなあと思うのでしょう。
まあそれでもいいんですけど、もうひとつ、逆転の発想での画期的方法がありますのでお教えしましょう。

庭を植物で埋め尽くしてしまえば、雑草が生える余地がなくなる。

自分が植えた植物がはびこって土が見えない状態にしてしまえばいいんです。
そこまで育てるのに多少の時間はかかりますが、いったんそうなってしまえば、この方法がいかに楽かが実感できると思いますよ。



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今福さんちの庭はご覧の通り植物だらけです。



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過ごす場所以外、ほぼ植物に埋め尽くされています。



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これでいいんです。
芝生はガッチリと育って雑草は見当たりません。散水と芝刈りを繰り返して根っこが密に絡むことで、雑草は生えることができなくなります。



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草花も、踏み石にかぶさってくるほど成長しています。



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こうなると草花が可愛くて雑草は小さいうちに引っこ抜くことになりますから、根も張っていないし、種が飛んで四方に広がることもありません。
この手法で庭を植物で埋め尽くしてしまえば雑草取りなど苦にならない、ほとんど意識に入らない程度のことになります。



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一生懸命に雑草を取って土を露出させると、その日当りのいい好環境にまた雑草は生えてきます。雑草を抜きながら、実のところ次の雑草の生育環境を整えているわけです。

苦労(雑草)の種っていうのはそういうもので、それを排除してもまた次の種が発芽してくる。取っても取っても出てくる苦労なら、いっそそんなことは忘れて楽しいことに時間を使った方がいい。
雑草のことなんか気にしているよりも、次は何を植えて花咲かせようかと考えることに頭を使った方がいいんです。

気に病むと繰り返される、ということがあります。
かさぶたをはがし続けている限り傷は治りません。


傷を気にすることをやめて他の楽しみに夢中になっているうちに、いつのまにか傷は消えているものです。
 


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もうひとつ、言葉の呪縛ってこともあります。
「雑草取りが大変で」と愚痴ったら、もうそれで庭は「雑草取りが大変な厄介な場所」としてインプットされてしまって、その自己判断の正当性を保持するために、あなたはさらにそう言い続けることなります。
無意識に、人は発した言葉に捕われの身になってしまうという思考のクセを持っています。
そうやってますます庭は厄介な場所にされてしまう。何気ない愚痴が現実になってしまうという悲しい展開が待っています。

人は自らが発した言葉と出会う。

アドガー・ケイシー


どうせだったら夢を口にした方がいいですよね。理想の庭を思い描いて、その夢の世界を「こんな庭になったら幸せだろうなあ」と口にした方がいいのです。
だまされたと思ってやってみてください。驚くほど早く、その言葉が現実のものになりますから。



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「雑草取りが嫌だから庭中コンクリートにしたい」というお客様にいつも話すことです。

雑草取りの苦労はマイナス域の事柄です。その苦労をなくすためにコンクリートの庭にしても楽しくなるわけじゃないでしょ。それはマイナスからプラマイゼロに近づくだけで、相変わらず庭はマイナス域のままなのです。
そんな庭、マイナスナだけの庭なんてない方がいいじゃないですか。そんななくてもいい場所にお金を使ってコンクリートを流し込むなんてもったい。
お金はプラス域のことにだけ使いましょう。


それに続けて、その庭をどうやったら雑草取りが楽になりつつ楽しい場所にできるのかを考え話します。
このプロセスを経て素敵な庭を実現したお客様は、数えきれないほどいらっしゃいます。



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庭はプラス域の場所にならない限り価値を持ちません。

それに気付かずに庭を仕立ててしまうと、どんなにお金をかけてもその実態はマイナス域のままですから、庭に感動することもなく、庭があるから幸せだと感じることもないままで、やがて「雑草取りが大変な庭」になってしまうのです。
ああ、悲しい悲しい。



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「自分が植えた植物で埋め尽くす」に加えて、「人は発した言葉と出会う」「庭はプラス域の場所にならないと価値を持たない」この3つのことを憶えておくと「雑草取りが大変で」という言葉は出なくなりますよ。

そもそもですね、雑草取りが大変って思うこと自体に問題があり。

庭がプラス域にあるとき、もっと言えばあなたの精神がプラス域のあるとき、雑草取りはこの上なく楽しい作業です。

これホント。ぼくは大好きですよ雑草取り。
早めに帰宅できた日にすぐに庭に出て、ビールをグビッとやって雑草を引っこ抜く、贅沢な時間です。

もしもあなたの庭がマイナス域にあって雑草取りが大変なら、取るべき行動はふたつ。
マンションに引っ越すか、あるいはぼくに連絡してください。
いやマジで。
庭をマイナス域の場所にしておくなんて、人生上の大きな損失ですからね。






 

月の生活費72万円

月72万円の生活費で暮らす家族がいます。ぼく的にはそれはかなりリッチな暮らしぶりです。
でも驚いたことに、その家の月収は31万円です。毎月41万円の借金を繰り返しながらその贅沢な暮らしを続けています。
当然借金は膨れ上がり、最近では取り立ても厳しいものになっています。
ご主人はこわーい取り立て屋に「お願いですからこのままお金を貸し続けてくださいよ、ちゃんと返しますから。もちろん返済の努力もします。一生懸命に節約して、生活費を6%減らして67万6千8百円まで下げることを約束しますから」と懇願しています。

ダメでしょこの家族。金銭感覚がおかしいし考えが甘すぎですよね。
さあ、この借金リッチ家族にはどんな運命が待っているでしょうか。



今日の写真は「佐島の空 五種盛り」で。
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今人類が一年間で排出している二酸化炭素は72億tです。
それを吸収分解してくれるのは地球上で植物だけ。森や雑草や庭の草花、あと海藻も、そういう植物の光合成によってのみ二酸化炭素は酸素へと変換されています。
それら植物が引き受けられる量は年間31億tです。排出量の半分にも満たない。残りの41億tが環境を破壊しているわけです。しかもそれは毎年繰り返され、光合成に使われることのない二酸化炭素の量は加速度的に積み上がっていきます。
そりゃあ温暖化も進むし気象もおかしくなるわけです。

この度を超した借金生活を何とかしなくてはいけない。取り立てはすでに厳しいものになっているし、事は急を要します。
この危機に際して日本が世界に表明した削減目標は・・・6%です

「せいいっぱいがんばって、切り詰めて、生活費を72万円から67万まで下げますから、どうか今まで通り41万円を貸し続けてください」
・・・お話しになりませんよね。
「チーム・マイナス6%」は日本政府が主導した2005年〜2009年のプロジェクトで、現在は25%削減を目指す「チャレンジ25キャンペーン」に移行しています



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植物が吸収分解してくれる量まで排出を減らすには60〜70%の排出削減が必要です。
これまでに積み上がった排出量を考えれば80%以上、いやいや即刻排出ゼロを目指さないと、我々人類は地球に住まわせてもらえなくなります。
地球に住めなくなるってことはどういうことかというと、宇宙に追い出されるんじゃなくて、死に絶えてしまうってことです。
「人類絶滅」その危機にさらされているのはぼくらではなくて、子供や孫、まだ見ぬそのまた子供たちだということを思うと、ぼくらはもっと真正面からこの問題を見据えなければなりません。

さあ、どうしますかねえ。
二酸化炭素排出量を80%減らす・・・。

これがダイエットだったらエラいことです。体重を6%減らすことならがんばればできます。でも25%となると、ちょっとやそっとじゃできません。それが80%のダイエットとなればもう無理、命が持ちません。

でも、ものは考えようです。
生活費に例えてみたらいい。そうすると、ちょっとだけ希望が見えてくるんですよ。
月72万円の生活費だったわけですから、それを20%の14万にすればいいんです。それで80%の削減になります。
ね、これなら絶対に無理ってことじゃないでしょ。

日本の二酸化炭素排出量は、アジア、アフリカ、ラテンアメリカの開発途上国の5倍だと言います。ぼくらが途上国並みにまで排出を抑えればいい。5分の1にして20%の排出にすれば80%の削減になります。
・・・無理だと思いますか?無理は承知ですけど、今それをやらないと人類はどうなっていくのかを思えば、ねえ、やらなきゃならないでしょ。



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そもそもわれわれは、幸せな人生を送れればそれでいいわけです。

GNH(国民総幸福量)を上げるために必要なことは、化石燃料を燃やして「より速く、より大きく、より便利に」じゃあないことはブータン王国が示しています。

いいと思うんですよスローライフ。いいじゃないですか5分の1で。
ぼくは、その方が幸せな人が増えていくと思うんですけどねえ。



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ぼくらはちょっと熱病にかかってたんですよ。石油や石炭を燃やすことをおぼえてから、うん、きっとそう、熱病です。
そろそろそれに気がついて正気に戻ったほうがいい。

アジア、アフリカ、ラテンアメリカ、いいと思うんですよそういう暮らし。
自然と歩調を合わせた暮らしの中にこそ、永続的な幸せは築けるのですから。

環境のために我慢するのではなく、より幸せになるために80%削減を目指す。

いいでしょこういう考え方。
ただただ幸せを追求すればいいんです。二酸化炭素を撒き散らして熱狂するところに、本当の幸せはない。

幸せとは、山の湧き水や、海からの風や、雲の流れに心が揺れること。となりの人の温もりを感じること。一緒に笑える人を大事に大事に守りながら、地球と同調して暮らしていくこと。

政府の「チャレンジ25キャンペーン」もいいんですけど、温暖化を止めてぼくらの子孫に幸せな地球を残してあげられるのは政治家ではなくぼくら自身であって政治家ではありません。ぼくらの暮らし方が真の幸せへと向くことが、次代の幸せへとつながっていくのです。

何かを破壊し犠牲にした幸せなど続くはずがない。
幸せを守り伝えていくには、真の幸せを見失わないことが必要。
地球は幸せな生物を優先的に守ります。


いいでしょこのロジック。我慢するんじゃなくて、もっと真剣に幸せを追求することが人類生き残りの道である。天才的!(笑)。



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ちなみにですけど、京都議定書から離脱したアメリカでさえ2050年までに70%減らすと言っています。ノルウェーは2050年までにゼロにすると宣言しています。「いいね!」ですよね。
残念なことに、日本はそのつど曖昧なことを言うばかりで・・・。

さあ、この問題、月72万円で暮らしているあなたはどう考えますか?

ぼく?
山の湧き水、海からの風、雲の流れに心揺らしながら、隣りの人の温もりを感じながら、一緒に笑える人を大事に大事に守りながら、地球と同調して暮らしていきます。
日本政府みたいに曖昧なようですけど、ぼくはこれに尽きると思っています。

・・・にしても、そろそろ本気にならないと、取り返しがつかなくなるんだけどなあ。




 

この庭は、ありえへん世界/高橋邸( ダイジェスト版・2 )

この仕事をしていて一番の楽しみは「出会い」です。
出会いから共鳴が起こって生まれる庭は、
出会うことがなかったら生まれなかった庭。
出会いから生まれた庭はいつも、ぼくにとってもお客様にとっても夢の世界です。

では高橋さんご夫婦とぼくとの出会いで生まれた夢の庭をご覧ください。



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 Before 2
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Before 3
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Before 4
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After 4
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ありえへん世界でしょ。
設計の経緯を思うと、本当に奇跡的とも思えてきます。



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もちろん高橋さんご夫婦は大よろこびしてくださいました。



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ぼくも同じくで、もううれしくてうれしくて。



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なんと言っても「もしもここがぼくの家なら」という思考だけではたどり着けなかった庭、ぼくとご夫婦のワクワクが共鳴を起こしてできあがった庭ですから。



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おふたりのトキメキが目の前にある現状を消し去るところまで高まった結果、新たに出現した世界です。



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出会いっておもしろい。
出会いから始まる予想もしていなかった世界、思いもよらない展開が人生を導いてくれる。




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出会い頭に響き合うってありますよね。
その響きは心地よく、未知の世界と感動の予感がします。



レモン
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この庭はまさにそれです。出会い頭の予感がカタチになった庭。
いいでしょ、こういう庭があったら。



オリーブ
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これで、カーテンは開けっ放しで暮らせます。



ブルーエンジェル
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部屋にいるのと同じ感覚で庭で過ごすことができます。



ブルーへブン
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庭で朝食をしてから仕事に向かえます。もちろん夕食も庭で。



ジューンベリー
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木々や草花を愛で、季節を感じながら暮らせます。



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野菜やハーブを育てながらの心おだやかな時間が得られます。



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人が集まる家になります。



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毎日庭に出て地球の動きと歩調を合わせることで、運気はどこまでも上昇していきます。



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このように、庭の役割って大きい。

庭はあなたが思っている以上のポテンシャルを持った場所です。
庭の力を引き出せば、あなたは庭に守られ、教えられ、導かれ、自然に倣った豊かな暮らしが実現します。


それに気付いた人だけが、その大きな恩恵にあずかれるんですよねえ。気付かない人には何のことやら見当もつかない異次元のお話のまま。
庭からの恩恵を受けた人は全員こう思うはず、「庭ってつくづく、有り難い場所なんだよなあ」と。



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「有り難い」って「ありえへん」ってことですから、この有り難い庭は「ありえへん世界」です。



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ありえへん世界は、出会いと、共鳴と、トキメキによって出現します。



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出会いと共鳴とトキメキ・・・そうと分かればこの3つを大事にしながら進めばいい、でしょ。
どんどん出会って、共鳴して、トキメキを増幅させながら暮らしましょう。



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この庭の出現は、そのことの大事さを教えてくれました。



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幸せです。本当に幸せな仕事です。
こういう庭を、ぼくはあといくつ生み出せるだろうか。あんまり幸せだと、それが永遠に続いてほしいという気持ちになってきます。

そんな気持にさせてくれた高橋さんご夫婦との出会いに、心から感謝しています。



高橋さんちの本編はこちら→高橋邸(2011年11月14日~12月2日)
 

 


 

もしもぼくの家なら・・・/高橋邸( ダイジェスト版・1 )

これがビフォーです。



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南向きの家なので庭スペースは道路に面しています。
リビングの前が駐車場になっていて、玄関側がアプローチ兼庭スペースです。



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よくあるこの構成って、悩んじゃうんですよねえ。
問題はリビングの前が駐車場だということです。このままではカーテンを開けられません。仮に駐車場が玄関側なら、悩むことなくリビングの目隠しをしつつ、部屋からつながった「過ごす庭」を仕立てることができるんですけどね。

玄関側も問題ありでした。



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四方から丸見えのやたらに広い玄関アプローチです。
ここにどんな庭を思い描けばいいのか、雑木林か、畑か、花咲き乱れるアプローチガーデンか。
ぼくとしては、庭は必ずその庭があることで暮らしが楽しく豊かに展開していくものでなければならないと思っているので、「何となく庭っぽい感じ」でスペースを埋めるような提案はしたくありません。・・・悩んでしまいます。

「悩む」というと「困っている」と思われるかもしれませんけど、違います。
設計をする時の「悩む」は「考える」であり「燃える」なのです。
だから悩むときには徹底的に、真剣に悩むことにしていて、そのためのひとつの手法が「もしもここが自分の家だったら」という考え方です。
自分の家、自分の庭だと思えば妥協もしないし、現状を踏まえたベストな状態を組み立てることができますからね。

ご夫婦にそんなことを話して、その手法を了承していただきました。

ご要望を一切お聞きせずに「もしも自分の家だったら」で設計したプランがこれです。



Plan A
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リビングと駐車場の間に目隠しをかねたコンパクトなウッドデッキを設置して、そこからつながる玄関前に壁と木々に囲まれたバーベキューテラスをつくりました。

道路側から観るとこうなります。



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「もしも自分の家だったら」というセルフマインドコントロールの効果は絶大です。
描いているうちにもうひとつのプランが浮かびました。
これです。



Plan B
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デッキは同じくで、玄関側は植物いっぱいのアプローチガーデンです。



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どちらも既存の駐車場はそのままでのプランです。

この一般的な感覚で捉えるなら豪華絢爛(内心、ちょっと描き過ぎかなと思いつつも、必要な要素を組み立てていったらこうなりました)の2プランをご覧いただいたとき、一瞬キョトンとしたご夫婦の顔が、見る見る希望に満ちていくことを感じました。瞳が輝くってあるでしょ。ぼくはそれを目撃しました。 

設計内容の説明を終え、「これを叩き台にしてじっくりとイメージしてみてください」とお伝えして帰宅。

後日信じられない展開が待っていました。
奥様から「今ある駐車場を無くして、さら地状態から考えたらどんなプランになりますか?」と連絡が入りました。

ぼくはその言葉に感動しました。感動って突然やってくるんですよね。
ご覧いただいた2プランでご夫婦の庭へのイマジネーションが爆発的に広がって、その結果「現状を活かして」というぼくの思考を上回ったのでした。
ご要望もお聞きせず、「もしもここが自分の家なら」というわがままな思考で、思う存分描いたプランをどう受け取っていただけるか心配だったのです。いくら素敵なプランでも(悪いクセで)行き過ぎて、お客様の腰が引けてしまったらその庭は実現しませんからね。
でも腰が引けるどころか、もっと前進したくて腰が浮く状態になったわけです。

そうとなればもう何も悩むことはありません。思う存分描きました。
ふたたび、今度はさら地状態から「もしもここが」で設計したプランがこれです。



Plan C
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リビング前に「過ごす庭」、その目隠し壁の向こうがガーデニングスペースです。
駐車場は玄関側に移動して、駐車場兼アプローチガーデンに仕立てました。



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これをご覧いただいたときにはおふたりは、もうキョトンとすることなく、最初からワックワクでした。

感想とご要望をお訊きして、細部を変更し、最終プランができあがりました。



Plan D
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新居を購入し、住んでみて、漠然と「何かが違う。こうじゃないんだよなあ」と思ってぼくに声をかけてくださったご夫婦は、ぼくのわがままいっぱいのプランで庭に希望を見出しました。
そのトキメキの量がぼくのイマジネーションを上回って、ぼくはそれに感動して生まれた庭です。
 


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ぼくはあらためて思いました。

イメージすることってすごい。ワクワクするってすばらしい。
ワクワクとイメージする力は、理屈を上回る世界を実現させます。


もう一度ビフォーをご覧ください。



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この場所がワクワクすることでどう変化したのか、明日ご覧いただきます。




 


姫路から帰ってきて、やる気満々で仕事を再開しました。
なんだか楽しい、たまらなく楽しいです。
今日は「レノンの庭」の雑草抜きから仕事をスタートします。
このウキウキ感、い~い感じです。









 

自然体で楽々と( 名言・格言コレクション )

こうしてしばし横浜を離れて過ごしていると、横浜での日常が別世界の出来事のように感じられます。
その別世界で「俺ってけっこうがんばってるよなあ」という感慨があり、同時に、ふと、「ちょっとがんばり方がイビツかもしれないなあ」とも思うのです。
ただただ慌ただしい感じや、無理な姿勢のままで耐えているような・・・。

がんばればいいってもんじゃありませんよね。がんばってがんばって力つきて、結果的に周囲を不幸に巻き込んだり、がんばってもがんばっても報われることなく、悲惨な負のスパイラルに陥ることもあるわけですから。
福島の人たちの故郷を奪ってしまったことも、そして戦争も、そこには人並み外れてがんばった人たちがいたわけです。それはつまり、イビツながんばりは罪深いことにもつながる可能性があるということです。
だから、ただがんばればいいってもんじゃない。難しいものですよね。

いいがんばり方、正しいがんばり方から逸脱しないためには、常に心を整えて暮らすことが必要です。

自然ですよ自然。
圧倒的な自然につつまれて暮らしていればその逸脱は起こりづらい。ちょっと軌道をそれるとすぐさま自然がそれを律し、正しい軌道へと導いてくれますから。

都会にいても自然は存分に感じられます。そこがビルの谷間であっても、ファッショナブルな街を歩いている時でも自然は圧倒的に存在しています。ただそれを感じるアンテナがしまい込まれたままになっているだけ。

今日は、自然の軌道から外れることなくがんばっている人たちの言葉を並べます。



こんなに暑いのに、以前のように夕立ちが来ない。
いきなり局所的なゲリラ豪雨。
列島は極端な水害と水不足です。
地球のバランス回復を願って、
夏休みらしい夕立ちを願って、
おだやかな雨の写真を並べます。

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心のどこかにすべてが RENT であるという気持があるのとないのとでは、生き方が違ってくると思います。

吉元由美



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花を支える枝
枝を支える幹
幹を支える根
根は見えねぇんだよなあ


相田みつを



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どうやって音楽を作っているのかと尋ねられた説き、ただ音楽の中に踏み入るだけだと答えます。
それは川の中に足を踏み入れて、流れに身を任すようなもの。川の中のすべての瞬間が、それぞれの歌を持っている。


マイケル・ジャクソン



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好きなことにだけのめり込みすぎないように。そうすると、他の分野への冒険ができなくなってしまう。
自分が好きなもの以外見えないようにするのは愚かなことだ。

ウォルト・ディズニー



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ひと休みも一生のうち。
休んでいても
佇まいが素敵な人になりましょう。

喜多一郎



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積極的に考え行動する人ほど、積極的に遊び、積極的に心身を癒している。

ビル・ゲイツ



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子供が生まれたら犬を飼いなさい。
その子が赤ん坊のとき、犬は良き守り手となるでしょう。
幼年期には良き遊び相手となり、少年期には理解者となります。
そしてその子が青年になったとき、犬は自らの死をもって、命の尊さを教えてくれるでしょう。


欧州の言い伝え



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手こぎボートで川を下るみたいに、普段は心地よく流れを楽しめばいい。
でも川の分岐点が近づいたときには、行きたい方向に向かって必死になってこぐ。これがコツなんですよ。

小山薫堂 



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天地自然から学ぶことは最も尊い。
この広い世界を知れば「いじめ」なんてなくなるのになあ。

白石康次郎 



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 太陽、月、夕焼け、富士山、自分がすごいなあと感じるとパワーが湧いてくる。
自然を感じながら「感謝、ありがとう、感謝、ありがとう、感謝、ありがとう」と繰り返す。そうすると、自然からパワーをもらえる。

北原照久 



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自然との距離ができると暮らしは不自然なものになっていきます。
不自然なままだと、どうがんばっても物事はうまく運ばなくなります。
だからどうせがんばるなら自然体で。
その方が楽にがんばれるというか、がんばるという意識もないほど自然な状態になれることが、じつはベストながんばり方なんでしょうね。楽しんでいるうちにいつのまにかがんばっちゃってるような状態。

自然はいつも楽々としています。
ぼくらもそれに倣って、自然体で、楽々と。







 

風を感じる

瀬戸内海に面した姫路市から日本列島の背骨を越えて日本海側の湯村温泉へ。そこは夢千代日記の舞台になった場所で、静かな山の出湯です。



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妻が見つけてくれた犬連れオッケーの宿は、とても気持のいい至れり尽くせりのサービスでした。



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いつも思うんですけど、旅でふれ合う人って何だかみんないい人でうれしくなります。



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ゆっくりとお湯に浸って、うまいものをたらふくいただいて、ぐっすりと寝て、言うこと無しの時間を過ごした翌日は鳥取砂丘へ行き、そこからまた山に向かってドライブ。



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妻が幼い日に家族で来たことがあるという峠のドライブインで、冷たい山の水でのそうめん流しを食べてから、その近くにある実家の父の故郷に立ち寄りお墓参りをして姫路に帰ってきました。



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瀬戸内海から日本海側の山の中、日本海、再び瀬戸内海に向かって山を越えるドライブ旅行。
立ち寄る先々で感じたのは「風」でした。



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残暑というか酷暑というか、とにかくどこにいっても暑いわけですが、その場所場所で違う風が吹いていて、それぞれの風がっても気持よかったのです。



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街には街の、山には山の、海には海の、いい風が吹いていました。



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場所場所に場所に吹いていた風と、その風とともに出会ったいい感じの人たちのことを思い起こすと、風と人がリンクするんですよねえ。



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いい風が吹く場所でいい顔をした人に出会う。

そういうことってあります。



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いい風が吹く街にはいい人が住んでいる。

これはぼくの持論です。



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幸せに暮らしたかったら、いい風が吹く場所に家を建てなさい。

これはアフリカで言われている言葉です。



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風って何で起こるのかというと、細かく言えば気圧の差による空気の移動で、大きく言うなら地球の自転による大気圏のうねりです。



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ってことは、風を感じながら暮らすのは、地球の動きを感じながの暮らしということです。

地球の動きと歩調を合わせて暮らす人は、いい顔をしています。



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これだけ暑いと、空調のきいた部屋から出たくなくなりますよね。
でも思うんです、クーラーを使うようになったのはここ数十年のこと。

お墓の中から見守ってくれているご先祖様たちは、風に癒されながら人生を送ったんだよなあ。

微かな空気の動きに心が大きく反応する「風情」という、ぼくらに受け継がれている能力をなくさないためにも、せめて朝夕は外に出て、全身で風を感じましょう。

庭で風を浴びる習慣は、あなたのリズムを地球の動きと同調させます。

それが癒しです。



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(立松和平風に)街の人も、山の人も、海の人も、みんな風に吹かれながら、一生懸命に生きているんだよねえ。



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移動距離が大きいと視野が広がるというか、なにか自分も含めた人の営みを俯瞰しているような気分になります。



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あなたも風を意識してみてください。
風の歌を聴き、風に身をゆだねて、風の吹くまま気の向くままに。
たぶん、人生上のほとんどのことはそれでいいんだと思います。



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ボブ・ディランは歌っています、「友よ答えは風に舞っている」と。



今日は姫路で、風を感じながら掃除をしたり買い物をしたり、雑事を片付け実家を整えます。






 
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