国境の長いトンネルを抜けて、雪国へ。
積雪1メートル50センチ、細かい雪、気温0度。
横浜から5時間で小出に到着。
さっそく妹夫婦がやっているお好み焼き屋で乾杯!
では皆様、良いお年を。
では、ゲレンデへGO!
今年もあと数日となりました。
2014年もとても濃い一年でした。
お世話になった皆様に、そして今年出会った全ての方々に、心から感謝いたします。
いやほんと、2014年は胸が熱くなるような思い出が積み重なった、感動と楽しさ満載の年でした。
あまりにすてきな時間ばかりだったので、バチが当たらないように、初詣では一層の精進を誓って来ようと思っています。
さてさて今年最後の話題はといいますと、いつも通りですので(笑)よかったらお付き合いくださいませ。
夜の庭で夢中で読んだ本の山からこれを引っぱり出して、再読しつつ思ったことを書いておこうと思います。
もうひとつ、臆病さゆえに「批判的」でもありました。
現状を否定する批判精神が進化を生み出し、それによって争いごとも絶えなかったわけですが、結果的には批判の積み重ねで文明を築き、快適でクオリティーの高い社会を実現したのです。
今日はぼくら人類がここまで生存できた特性である、この批判や否定についてのお話です。
冬の散歩道で撮影しました。
花が少ないこの時期でも、
少しの陽射しがあれば植物は輝きます。
冬の光の温もりは格別です。
ぼくらのご先祖様たちが持っていた臆病さと批判精神のおかげで今日の暮らしがある、とはいうものの、それって今日の日常の中では取り扱い注意ですよね。
しばらくの間、奇跡のような平和が続いた日本では、批判や否定が自らの人生に弊害を招くこともしばしばなわけです。
よく遭遇するのが、「でも・・・」「そうじゃなくて・・・」「っていうか・・・」「そうは言っても・・・」などと、会話を否定で返す癖がある人。
いくら話しても意図は伝わらず、その会話によって、事態は何ひとついい方向に展開することがありません。
さらに、意外なところではこういうこともあります。
否定的な言葉を否定することも危険。
「愚痴や批判はいけないよ」という神のごとき正論を言う人には誰でも賛同はしますが、その言葉が防波堤となってしまって、誰もその人を正すような本音を言ってくれなくなるからです。
ぼくにはこの傾向があるので、自戒を込めて、否定や批判の否定に対して批判的な視点をなくしてはいけないと思っています(ややこしい)。
否定は生存のための防衛本能。
批判精神が自らと社会の軌道を定めてくれる。
批判されるこは、その軌道を修正してくれる有り難いこと。
問題なのは批判精神ではなく、否定や批判によって自分を支えようとする病です。
敵(ターゲット)を攻撃することで自分が正当化され(たような気分になって)、自分でも驚くほどのパワーが出ます。実はこれも野性の名残りで、敵と対峙するとアドレナリンがドバッと出て、一種心地よい興奮状態になるのです。
でもそれが癖になって快感物質が出過ぎすと相対的にセロトニンの働きが鈍くなり、いろいろと不具合が生じますので要注意です。
否定的な言葉は本当に言うべきときにだけ、ビシッと、上手に使いましょう。
そしてお願いですからぼくを批判してくださいね、いつも軌道修正しながら進みたいですから。
ほんとに、ほんとに、お願いします。
これをスタッフに話してもなかなかぼくを批判してはくれず、「ぼくも会社も、もっと進化させたいから」と言っても「いやあ、これでいいと思いますよ。がんばります!」とかって、ハツラツとした笑顔で(笑)。いくらお願いしても苦言の類いはひとつも出てきません。
それはきっと、ぼくが批判の必要がない立派な人物だから・・・なわけないですよね。突っ込みどころ満載であることは自覚しています。
でも批判はしてもらえない。批判をすれば角が立ち、否定をすれば否定される、だれも好んでそんなことはしたくないものです。
だけどそれをせずに、道ばたのお地蔵さんみたいに、波風立てずにただ微笑むだけではいけませんよね。世の中はいつもあらぬ方向へとハンドルを取られそうになるものだし、批判のフィルターを通しての物事の判断が、自分と家族の、安心と幸せを護ることにもなるのですから。
ぼく的には、何よりも自分に対する批判をなくしてはいけないなあと。
フラフラヨタヨタしがちな自己肯定感を強固なものにしておくためには、常に自己批判をする必要がありますから。
ひとつのことをくどくどと悩み続けることは効率が悪く、しかもとても危険。
泥沼に足を取られてそのまま沈んでしまうこともあります。
悩むんならスケジュールを立てて、複数のことを順番に悩んだ方がいい。
悩みは尽きないものですから、上手な悩み方を会得しましょう。
悩む人
集中力は90分が限界。
悩み続けて脳がオーバーヒートしてしまったら、修復に数年かかることもあるので要注意です。
悩む人
人は目的が曖昧になると悩みはじめます。
目的さえ明確なら我慢もできるし知恵も出るもの。
目的地を忘れたら永遠にたどり着けませんしね。
今、どこに向かってますか?
悩む人
その悩みから逃れたいならいい方法があります。
顔の横で両手を広げて、斜め上を見て、口を開け気味にしつつ口角を思いっきり上げてみてください。
さあ悩んでください!
無理ですよね(笑)
思考は姿勢にコントロールされます。
悩む人
悩み事の9割は、放っておいたら1年以内に悩む意味をなくします。
つまり9割は悩むに値しないことなのです。
本当に悩むべき1割だけを吟味して、真剣に悩みましょうね。
悩まない人たち
少しは悩んだ方がいいかも(笑)
ぼくはけっこう考え込むタイプではありますが、白状するとほとんど悩んだことがありません。どうやらそういう思考回路が欠落しているようです。
考え込むことと悩むことって違いますよね。考え込むのは進行方向を探りながらの足踏みで、悩むことは膝を抱えてしゃがみ込んでいる状態ですから。
悩み多き人よ、もういいから、わかりましたから、とにかく立ってみましょ。
立てば歩き出すことができます。
悩むために悩むようになってしまったら、人生つまらなすぎ。