2016年11月

庭の言霊

共鳴。



晩秋の四季の森公園は、
天高い葉っぱと花のコラボレーション。

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ぼくが提案する「カーテンを開けて暮らす」「眺める庭から過ごす庭へ」「夜の庭を楽しむ」などの話に最初はやや戸惑い顔だった人が、出来上がったプランを見てイマジネーションの扉が開くと、今度は次から次に広がった世界のことをぼくに伝えてくれます。
ぼくはその夢の言葉のひとつひとつを左脳で解析しつつ、丁寧に、丹念に、右脳の筆で仮想の庭空間に描き込んでいきます。
変更設計の練り上げ作業に没頭しながら、脳内に響き渡るお客様とのコラボの共鳴は、ラ・カンパネラ。







この快感はぼくの特権。
やめられまへん。




H!nt de Pinto 107

不思議な10年があった。

次は夢見る10年だった。

悩める10年があり、さまよう10年を経て、追いかける10年を過ごした。



空は秋から冬へと変化しています。
薄ぼんやりとして深く。
そして次、
真冬になればカラッと清しく透明に。
回り舞台は飽きることがありません。

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今は夢中の10年の、中程にいる。



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次がどんななのかは行ってみなけりゃわからないが、これまで通りに我がままに。
いやいやこれまで以上に我がままに。




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我は我のまま。
せっかくこのような性質に産み育ててくれた恩に報いるために。




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ふっ、けっこうエキサイティングな局面に来ているようだ。


孤高のジャズピアニストが奏でる
心地よいノリノリ感と、
少々の焦りと、
勝ったも同然と危うさが入り混じるような。
タイトロープをあと数歩で、みたいな。
今のエキサイティングは
この曲の感じ。

疾走を終えて静かに笑う、
ハードボイルドな終わり方に痺れます。




あなたはどんな10年をお過ごしでしょうか。
では、Good luck!





今日は「金沢文庫店」にいます。





庭の言霊

時には敬して遠ざかるべし。

浜の真砂は尽きるとも、否定お化け、批判怪獣、卑下妖怪、悲観幽霊、愚痴魔王、悪徳教祖、魔性の天使、世に魑魅魍魎は尽きることなし。
ご用心ご用心。
いつもひとりでスッと立って、自分の足で、自分の道を行きましょう。



花は個性を輝かせながら、
協調すれども交わらず。
だからお互いを引き立て合えるのです。
 
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野生の世界では間合いを計れないと命取り。
すごく近しい人であっても、その存在によって気が滅入ったり迷惑を被る場合には、にこやかに手を振りながらムーンウィーク。





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Yokohama MOON Walker vol.82


11/28(月) 横浜市技能文化会館 B1トレーニングルーム

19:00~21:00

参加費 2,000円

講師:宮本英喜(LIBLANCE)


◆動きやすい服装でご参加ください。

◆床でのストレッチも行います。

ヨガマットなどお持ちの方は、ご自由にご持参ください。

◆室内履き(スニーカーなど)をご持参ください。


横浜市技能文化会館

横浜市中区万代町2丁目4番地7

http://gibun.jp/access.html 


JR根岸線 [関内駅]南口から徒歩5分

横浜市営地下鉄ブルーライン [伊勢佐木長者町駅]出口2から徒歩3分

--------------------



運動不足の方、運動が苦手な方、ダンスなんてとてもとてもという方は集合してください。
入念なストレッチとリハビリ的ダンスレッスンで、全身がスッキリと活性化しますよ。




危惧は杞憂に終わるのだ

一昨日の早すぎる雪で、瞬時にして気分が秋から冬へと移行した。
もさもさと降る景色に故郷を思い、何人かの懐かしい顔が浮かび、はしゃぎ出す雪国育ちのDNAと郷愁が入り混じった濃厚ないち日。久しぶりのマフラーと長靴の感触が拍車をかける。
仕上げは気合一発!冬風残る夜の庭に腰掛けて、山岳に暮らすゲージツ家が、歩んできたゴージャスな孤独を編んだ「骨風」の何度目かを。寒くて続かないかと思いきやすぐに夢中になり、机に置いた電気ストーブに顔を火照らせながら立て続けに2編を読み終えた。
飽きるまで繰り返し読まない事には他に移れない、時々熱くなったり泣けたりしながら、しみじみと腹に力が入る名作である。



金沢文庫駅から徒歩15分
 称名寺の池

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一夜が明ければ冷えた空気を速攻で温める陽射し、無風だ。あの降りしきるモノトーンが夢だったような。
夢の中で心配事がひとつあった。
「雪に当たると葉色が醒めちまうんだよなあ。これで秋が終わってしまうのは、ちと惜しいわい」
故郷の魚沼地方では里に初雪が舞うと、前日まで燃えるようだった低い山々が一遍に色を失って黒くなるのだ。
その心配を検証すべく早朝から金沢文庫のお寺の森へ向かった。寺に駐車場はなく住宅地のコインパーキングからけっこう歩く。狭い路地を進んで、近ずいてくる山門の向こうがどうなっているかを何通りか想像するうちに、徐々に脈拍が上がるのを感じつつ、歩く歩く。
境内に入ると飛び込んできたのは鮮やかな秋色。幸いな事に全く影響なし。イレギュラーな雪のつべたさなどは鼻で笑う胆力で、木々は悠々と秋の日を過ごしていた。



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気具の九割九分は杞憂に終わるのだ。
最後の一分が的中する時まで、アクシデントにおたおたせずに、起ってもいない想定など心配せずに、森の木々に倣って悠然と歩むのみ。危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。



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森を映した水面を行くカモたちの心持ちは、いちいち気に病む人間よりも上等なり。


今日は篠原勝之風に書いてみました。





午前中は「レノンの庭」、午後は「金沢文庫店」にいます。






そうそう、
そういえば俺も家出中の身だった。





 

庭の言霊

細胞学者は顕微鏡に宇宙を見、宇宙飛行士は人類を地球の細胞と捉える。

人類は今のところまだ過去と未来の行き来はできませんが、意識の設定によってミクロとマクロを行き来することはできます。
それは単にスケールの変化ではなく、ミジンコから鯨まで、あらゆる生命体に変身できるいうことで、さらに言えば地球にも宇宙にもなれるということです。
本当です。


いつもは通り過ぎる花に近づいて行って、
グッと顔を寄せて、目を凝らして、
意識のピントを雄しべの先に合わせてみる。
すると体が宙に浮き、
オオスカシバのホバーリングに入ってゆく。

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本当です。




 

庭の言霊

何を着て出かけるか、それが今日の決意表明。

カワセミのド派手ないでたちは、目立つ危険を承知で糧を優先した姿なのです。


数年来の念願だった
森の妖精との遭遇。

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南国でもないのにカワセミがなぜこれほど鮮やかな色を身にまとっているのかというと、それは主食である小魚が水中から見上げた時に、水面のキラキラと背後の青空に混ざってわが身の存在を消せるから。
だからほぼ百発百中で食事にありつけます。

ただし森では目立ちすぎ。
トンビやカラスから身を護るべく、彼らは素早く小回りがきくすばしっこさを身につけました。

さあてと、今日はどんな格好で出かけましょうか。




庭の法則


循環させれば安定する。

友人、同僚、親戚、夫婦、良好な関係の維持には絶え間ない循環が不可欠。
日当たりと水はけと風通しがいい環境で、お互いに変化し、成長し、咲き続けることが必要。
どちらかが停止すると、とたんに関係性はギクシャクし始めます。



どこを歩いても葉色の変化が劇的で、
行けども行けどもその先から手招きしてきます。

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昨日は30分ほどのつもりが
ついつい2時間ウォーキング。
血液の循環が良好となり、設計がはかどりました。




 

庭の言霊

モノクロームに映る色。

写真を始めた頃はカラー写真が論外に嫌いで、押し入れを暗室に改造した4畳半の自室に引きこもり、ひたすら白黒写真を焼き付けていました。
色がつくとどこか嘘っぽく感じられ、逆に白から黒への階調で描くことで見た感覚通りに音や言葉が写り込むのだと信じていたのでした。



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気がつけば、今はモノクローム画像に絵の具で色を重ねるようにしながらファインダーに見入っています。
それは最初は光の濃淡で捉えて、色付きの物語が浮かぶのを待って指先を下ろす、という特殊技能。



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これはぼく自身、思いもよらなかった変化です。
いわふちは進化を遂げています。
まあ、それが何の役に立つというわけではありませんが。 





大瀧詠一がアッポーの呪いによって召されてから
もうすぐ3年になります
(2013年12月30日)。
ぼく的にはそれが
昨年の出来事のようにしか思えず・・・・
年々時が早く過ぎてしまいますね。

もっと驚いたのは
この曲の発売がもう35年も前だということ。
全く色あせていません。

こうして日々せっせと生み出し続けている庭たちに、
35年後に
色濃く幸せな記憶が塗り重ねられていますように。




 

庭の言霊

光る人がいる。



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出会い頭に目を細めるほど輝いている人がいる。
その人が放つ光で周囲まできらめいているような、あるいはきらめきの中に立つことで輝いているのか。
どちらにしてもその光線に心洗われるようで、真っ新な時にだけ入っていける扉が開いたようで。
スクリーンに吸い込まれてマーク・レスターとシンクロしたあの日のような、初めての恋に焼かれたあの時のような。



年に何度か、
ほんの数秒、
庭で水やりをしている女房の姿が、
トレーシー・ハイドに見えることがあります。



夢幻の如くなり。






今日は自ら発光するイメージで出発。





 

庭の言霊

秋深し、あなたは何をする人ぞ。

ガサガサガサと枯葉を踏んで歩く。
郷愁なのか、幼い日の記憶なのか、はたまた失恋の古傷がうずくのか、胸の奥の方に小さな動物がいるみたいに、内側からガサガサと鳴るのです。



春は解放、夏は発散、
秋は扉を閉じて
内部を隅々まで探求する季節。

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冬が来る前に。









 

皇帝ダリア

4〜5メートルほどまで伸びて咲き、道行く人を見上げさせるコウテイダリアはこの時期のお楽しみ。



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晩秋の花らしく花期が長くて、それぞれの店の近くに何ヶ所か見場があるため、しばらく寄り道しながらの通勤となります。



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長身の花は咲き終わるとバッタと倒れ、池面に横たわって冬を越し、翌年長い茎にある竹のような節のひとつひとつから根を出して芽吹きますから、死して屍拾うことなく放置しておけば、やがて見事な群生になります。



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これが孤高の皇帝の処世術。



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背が高くて倒れやすいという欠点を補うために、子孫を群れて生息させ、お互いが支えあって暮らすようにという意思の表れなわけです。



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先日葬儀がありまして、そこでの親戚やご近所さんたちの支えに心底感謝しました。



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人はひとりで生きているわけではないとよく言われますが、送る場面ではそれが身にしみまして。



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さて、ぼくはどれだけの人の支えになれるだろうかと思うわけです。



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次代に芽吹けるだけの滋養のある節を刻みながら、どこまで高く成長できるだろうかと。



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手がけるひとつひとつの庭に家族の笑顔が芽吹きますように、思いを込めて描きます。



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そして数十年後、日本中に見上げる花が群生する日をイメージして。



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志し高き花の姿に、背筋が伸びた朝でした。





今日は「レノンの庭」にいます。




 
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