2017年04月
無用の用が必要に転じる春本番。
何度かの窮地を乗り越えて、いろんな思いをして、いくつもの季節がめぐったその先に、ようやく人は庭へと意識が向くのかもしれないなあと思うことがあります。
一方で、若いご夫婦が花いっぱいの庭を楽しんでいる姿の賢さに「ぼくにも早い時期にそんな知恵が授かっていたなら」と、敬服しきりなこともしばしば。
結論、庭は幸せと直結している場所です。
何度かの窮地を乗り越えて、いろんな思いをして、いくつもの季節がめぐったその先に、ようやく人は庭へと意識が向くのかもしれないなあと思うことがあります。
一方で、若いご夫婦が花いっぱいの庭を楽しんでいる姿の賢さに「ぼくにも早い時期にそんな知恵が授かっていたなら」と、敬服しきりなこともしばしば。
結論、庭は幸せと直結している場所です。
よその庭を楽しむ
散歩中や旅先ですてきな庭を見つけたら、立ち止まってその魅力の理由を探し出してください。
石井邸
瀧本邸
中川邸
美しさには訳がある。
門馬邸
中山邸
後藤邸
植物、仕立て方、楽しみ方、庭の魅力は千差万別。
よその庭を楽しむことは、自宅の庭を活気付かせる何よりの刺激になります。
散歩中や旅先ですてきな庭を見つけたら、立ち止まってその魅力の理由を探し出してください。
石井邸
瀧本邸
中川邸
門馬邸
中山邸
後藤邸
よその庭を楽しむことは、自宅の庭を活気付かせる何よりの刺激になります。
History is built by happy eccentric.
この仕事を始めた最初の一年は「食べるため」に設計をしていました。
二年目からは少しだけ「理想」を盛り込むようになりました。
五年目には庭の現状を嘆き未来を憂う「反体制」な設計者になり、十年が経過したら「革命」を目指していました。
その後「闘争」の日々が十年続き、「夢中」な時を送り、津波から以降は夜の庭で耳をすまして過ごしました。
この道に分け入って三十年が経過した今、出会う人出会う人が親友か恋人に思えて、心を込めたプレゼントを贈るような気持ちでひとつひとつの庭を思い描いています。
仕事は長くやってみるものですね。
しかし未だ革命はならず、行けども行けども雑草取りのための庭だらけで、当たり前のようにカーテンも閉まったままで。
でもぼくはとても幸せなところまでたどり着けたようです。
革命は、息のあるうちに必ず。
この仕事を始めた最初の一年は「食べるため」に設計をしていました。
二年目からは少しだけ「理想」を盛り込むようになりました。
五年目には庭の現状を嘆き未来を憂う「反体制」な設計者になり、十年が経過したら「革命」を目指していました。
その後「闘争」の日々が十年続き、「夢中」な時を送り、津波から以降は夜の庭で耳をすまして過ごしました。
この道に分け入って三十年が経過した今、出会う人出会う人が親友か恋人に思えて、心を込めたプレゼントを贈るような気持ちでひとつひとつの庭を思い描いています。
仕事は長くやってみるものですね。
しかし未だ革命はならず、行けども行けども雑草取りのための庭だらけで、当たり前のようにカーテンも閉まったままで。
でもぼくはとても幸せなところまでたどり着けたようです。
革命は、息のあるうちに必ず。
女性は気を緩めることなく、今日も美しくあれ。
男性は怠けることなく、いつも頼もしくあれ。
ほとんどの生物に組み込まれている性別というシステムには意味があります。
それぞれが役割を果たすことで、生態系は維持されています。
男性は怠けることなく、いつも頼もしくあれ。
ほとんどの生物に組み込まれている性別というシステムには意味があります。
それぞれが役割を果たすことで、生態系は維持されています。
イチョウには雌株と雄株があり、
銀杏をつけるのは雌株だけ。
よく誤解されるのがオリーブで、
実がつかないから雄株なんじゃないかということを
耳にしますが、
オリーブには雌雄はありません。
遺伝子が近いと受粉しない性質なのです。
だから実つきをよくするには
遠縁のものを複数本植えるようにしてください。
今月がオリーブの剪定時期。
若木のうちはやたらに枝が暴れるので
丁寧に樹形を整えてください。
ご来店くだされば
剪定方法をお教えしますよ。
梅雨時期に花が咲いて、
収穫は秋。
お客様の中に
自家製オリーブオイルを楽しむ方が増えてきました。
これまでは果樹といえば柑橘類やウメやカキなど。
これからはオリーブも定番の仲間入りをするでしょう。
今日は「港南台店」にいます。
ちなみに、明日は東京ドームにいます(すでに興奮状態)。
銀杏をつけるのは雌株だけ。
よく誤解されるのがオリーブで、
実がつかないから雄株なんじゃないかということを
耳にしますが、
オリーブには雌雄はありません。
遺伝子が近いと受粉しない性質なのです。
だから実つきをよくするには
遠縁のものを複数本植えるようにしてください。
今月がオリーブの剪定時期。
若木のうちはやたらに枝が暴れるので
丁寧に樹形を整えてください。
ご来店くだされば
剪定方法をお教えしますよ。
梅雨時期に花が咲いて、
収穫は秋。
お客様の中に
自家製オリーブオイルを楽しむ方が増えてきました。
これまでは果樹といえば柑橘類やウメやカキなど。
これからはオリーブも定番の仲間入りをするでしょう。
ぼくらに男女の別があるのは進化を重ねた結果なわけですが、悩み事の大半もそこから発生しているわけでして、何とも厄介なことではあります。
どうやら「揉めながらも、それをやりくりして仲良くやりなさい」というのが神様の指令のようです。
やれやれ。きっとそこに、何か大きな意味が隠されているのでしょう。
まあとにかく、女性は美しくあることを放棄するなかれ。
どうやら「揉めながらも、それをやりくりして仲良くやりなさい」というのが神様の指令のようです。
やれやれ。きっとそこに、何か大きな意味が隠されているのでしょう。
まあとにかく、女性は美しくあることを放棄するなかれ。
今日は「港南台店」にいます。
ちなみに、明日は東京ドームにいます(すでに興奮状態)。
変化させ続ける
庭は室内と違い自然の循環の中にありますので、現状を固定化することはできません。庭の美しさを維持するたったひとつの方法は、変化させ続けること。
↓
五年後
↓
動的平衡。
↓
五年後
↓
動的平衡とは、物理学・化学などにおいて、互いに逆向きの過程が同じ速度で進行することにより、系全体としては時間変化せず平衡に達している状態を言う。
庭においてはそこに美的と私的(感覚・感情)が加味されるため、平衡を保つには精神的、思考的に「より幸福な暮らしを」という意識と意欲がなければならない。美しく考え、変化を旨とする人の庭は、「劣化・混乱」と逆向きの過程である「手入れ・模様替え」を怠らないので美しく平衡を保っている。つまり美しい庭とは、幸福な人生へと向かう努力を惜しまぬ暮らしの賜物なのである。
という観点を持つことによって、手入れにうんざりしている庭が、美的に私的に、さらに文学的にまで美しい素敵な庭に変化するのです。
↓
十年後
↓
庭は室内と違い自然の循環の中にありますので、現状を固定化することはできません。庭の美しさを維持するたったひとつの方法は、変化させ続けること。
↓
五年後
↓
↓
五年後
↓
庭においてはそこに美的と私的(感覚・感情)が加味されるため、平衡を保つには精神的、思考的に「より幸福な暮らしを」という意識と意欲がなければならない。美しく考え、変化を旨とする人の庭は、「劣化・混乱」と逆向きの過程である「手入れ・模様替え」を怠らないので美しく平衡を保っている。つまり美しい庭とは、幸福な人生へと向かう努力を惜しまぬ暮らしの賜物なのである。
という観点を持つことによって、手入れにうんざりしている庭が、美的に私的に、さらに文学的にまで美しい素敵な庭に変化するのです。
↓
十年後
↓
変化させる際のポイントは「迷った時には迷わすやってみる」こと。足踏みしているうちに、逆流に飲み込まれてしまうので、チュウチョは禁物。
失敗しても気にすることはありません、またすぐに変化させるのですから。
失敗しても気にすることはありません、またすぐに変化させるのですから。
『出番に備える』
冬には春を思い、春には夏を思う。
庭を楽しむ人の生活習慣。
庭は未来に思いを馳せる場所。
十年前、ぼくは十年後を想定していち日のスケジュールを立てていました。
今日も十年後の準備に時間を使います。
明日の予定や一週間後のスケジュールは極力考えずに今日に集中する、というのが設計作業には適してい
るのですが、それだけだと行き当たりばったりになってしまうので、遠くに「十年後」を置いて眺めるようにしています。十年も先だと不安やプレッシャーはなく、ただただ夢見るようなイメージが持てるので、気分がグッと上がりますよ。
木を植えるのに一番いいのは三十年前、次にいいのは今。
今日は「港南台店」にいます。
冬には春を思い、春には夏を思う。
庭を楽しむ人の生活習慣。
庭は未来に思いを馳せる場所。
十年前、ぼくは十年後を想定していち日のスケジュールを立てていました。
今日も十年後の準備に時間を使います。
明日の予定や一週間後のスケジュールは極力考えずに今日に集中する、というのが設計作業には適してい
るのですが、それだけだと行き当たりばったりになってしまうので、遠くに「十年後」を置いて眺めるようにしています。十年も先だと不安やプレッシャーはなく、ただただ夢見るようなイメージが持てるので、気分がグッと上がりますよ。
木を植えるのに一番いいのは三十年前、次にいいのは今。
中国の諺
今日は「港南台店」にいます。
今や社会の最小生活単位は個人ではなく家庭である。
個人主義ではなく家庭主義じゃないと輝くことができない社会になりました。政治家にしろ芸能人にしろ、町内会やPTAでも、良き家庭人であることが、信頼や人気を得る前提条件になっています。
数十年前は違っていました。政治家は美しくてデキるお妾さんの存在がステイタスだったり、芸能人は芸のためなら女房も泣かしていたし、石田純一の「不倫は文化だ」発言に、市井の男たちの(多分)9割ほどが小さく頷いていたのですから。
ようやくヒトの進化が、平和主義で家族愛に溢れたゴリラ社会に追いついてきたのかもしれません。
個人主義ではなく家庭主義じゃないと輝くことができない社会になりました。政治家にしろ芸能人にしろ、町内会やPTAでも、良き家庭人であることが、信頼や人気を得る前提条件になっています。
数十年前は違っていました。政治家は美しくてデキるお妾さんの存在がステイタスだったり、芸能人は芸のためなら女房も泣かしていたし、石田純一の「不倫は文化だ」発言に、市井の男たちの(多分)9割ほどが小さく頷いていたのですから。
ようやくヒトの進化が、平和主義で家族愛に溢れたゴリラ社会に追いついてきたのかもしれません。
「自分のために」から
「家族のために」へと動機が切り替わると、
庭が俄然威力を発揮します。
「家族のために」へと動機が切り替わると、
庭が俄然威力を発揮します。
ここで問題です。
ヒト、チンパンジー、ゴリラ、ボノボ、オランウータン。家族愛が強い順に並べよ。
最下位だけははっきりしていますよね(1位はボノボ)。
飛行機や電車で移動範囲が広がり、スマホやパソコンでコミュニケーション領域が拡大するほどに、最小単位集団の濃密さが失われてゆくのです。
食事中にラインに反応する女房よ、いかがなものかと思うのだが。未だにスマホを持たせてもらえないひがみなのかもしれないのだが。ぼくもインスタとやらをやってみたいのだが。
兎にも角にも、庭を「家族の幸せのための場所」に仕立てておきましょう。
未来は庭の通りに展開しますから、妥協することなく。
今日は「レノンの庭」にいます。
ヒト、チンパンジー、ゴリラ、ボノボ、オランウータン。家族愛が強い順に並べよ。
最下位だけははっきりしていますよね(1位はボノボ)。
飛行機や電車で移動範囲が広がり、スマホやパソコンでコミュニケーション領域が拡大するほどに、最小単位集団の濃密さが失われてゆくのです。
食事中にラインに反応する女房よ、いかがなものかと思うのだが。未だにスマホを持たせてもらえないひがみなのかもしれないのだが。ぼくもインスタとやらをやってみたいのだが。
兎にも角にも、庭を「家族の幸せのための場所」に仕立てておきましょう。
未来は庭の通りに展開しますから、妥協することなく。
今日は「レノンの庭」にいます。
分母の加減乗除。
自然が幸福の分母です。
庭を豊かに整えておけば暮らしの四則演算は自由自在。庭を楽しんで、余裕を溜め込んでおきましょう。
自然が幸福の分母です。
庭を豊かに整えておけば暮らしの四則演算は自由自在。庭を楽しんで、余裕を溜め込んでおきましょう。
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