2017年07月

Psychopathy wave は一線を越える。

植物にしろ人間にしろ、自然環境が厳しくなると弱い者から倒れてゆく。残酷なことではありますが、それは生態系を維持する掟なのでやむを得まないことなわけです。
どうやら事は自然だけではないようで、長くお付き合いいただいているスピリチュアルなお客様によれば昨年末頃から地球の霊的環境に大きな乱れが生じていて、しばらくは様々な狂気を発症する人が多発するという忠告をいただいていました。
・・・きっとあなたも思い当たりますよね。政治家や芸能界のあの人この人、それ以前には考えられなかったような壊れ方がやたらに目につく数ヶ月でした。視線を市井に向ければあの事件の犯人も、あのゴタゴタの当事者もと。
いやいやそんなふうに客観的な分析をしている場合ではなくて、最も確認すべきは自分自身なんですけどね。ぼくもあなたも、誰でも繊細にして軟弱な脳内にその危機を抱えているのですから。
霊的環境の大きな乱れ・・・スピなその人の観測では、とても残念なことに、この傾向はまだしばらく続くそうです。



あれっ蝉が鳴き止んだ、と思ったら
突然の通り雨。
「正気に戻れ」と
肩を揺さぶられたようで。
これもありがたい癒しのひとつ。


DSC06700



困ったその周期の巡り合わせに際して、ぼくなりの「正気を保つ7つの習慣」を並べてみますので参考にしてください。

充分な睡眠
腸内環境整える食事
生きがいを持っていること
ストレスコントロールを意識する
家族(夫婦)円満
祈り(感謝)があること
自然を感じながら暮らすこと


確かにここのところ増えている仕事上で遭遇するご近所トラブルを解析すれば、揉め事のきっかけはそれぞれに取るに足らない些細なことばかりで、本当の理由はクレームをつける側の不健全な暮らしぶりにあるというのがほとんどです。



DSC066942



実例をいくつか。

「おたくの庭に木を植えると、根が伸びて来てうちの水道管を傷めるので反対側に移植してください」

「妻は猫の姿を見ただけでアレルギーが出る体質だから絶対に外には出さないでください」

「子どもの頃に飼っていた犬が死んでとても悲しかったんです。声を聞きたくないから手術して吠えないようにしてください」

「うちに受験生がいることはご存知ですよね。朝から水やりをされると睡眠妨害で迷惑です」

「お宅は裕福だから庭をきれいにできるんでしょうけど、うちは貧乏なんだから少しは気を使ったらどうなんですか」

「庭に目隠しをするなんてどうかしています。常識をわきまえてください」

「日本人はレンガに終戦当時の悲しみを感じることをご存知ないのでしょうか」

「材木を使った塀だと将来みすぼらしくなるのでアルミ製に取り替えてください。わが家からの景観上とても不快です」

「庭でくつろぐふりして覗くのはやめていただきたい」

「花が咲いていると北朝鮮の標的になるから全部処分せよ(これはある意味正しい主張なのですが)」



DSC067042



怖いですよね〜怖いですね〜、もしもお隣さんがそういう人だったらきついですよね〜。
ぼく的にもっと恐ろしく感じるのは、そういう不満を喚き散らす奥様のヒステリー状態を制御できないご主人が、言われるままにおずおずとクレームのお使いにやって来たりすること。同性としてはなさけなく、相当にダメなヤツだなあと思ってしまいます。

男たちよ、女房に手を焼くのは普通のことだが、それに振り回されてよその家庭までも地獄に巻き込んではいけない。自力で制御できないならその女とは即刻縁を切るべきである。そのように腹をくくれなかったらヒトのオスとしての人生はそこまでなのだ。
女によって身を滅ぼすのは男の本望ではあるが、隣人の幸福を害した瞬間に、もっと深刻なのは子どもの前でその狂気に屈した時に、本望はただのダメ男の所業へとなり下がってしまう。
男の究極の使命とは、女の狂気の番人なのだということを肝に命じなければいけない。



DSC067062



では女性側はどう心得たらいいのかというと、男が狂った時には瞬殺で、二度と這い上がってこれないよう地獄の底まで突き落としといてください。女性の場合は自分の身を滅ぼすだけですが、男性の狂気は社会を滅ぼしかねないので。



DSC067282



何れにしても、隣人の幸福が気にくわないというのは末期症状です。

夫婦不全による妬みの津波は一線を越えて押し寄せる。

早いところ地球の霊的環境がバランスを取り戻しますようにと祈りつつ、それまで皆様が健やかな日々を送りますようにと心から、心から。



DSC067342



そうそう、大事なことをもうひとつ。
外界からサイコパシーな波が押し寄せて来た時にはどう対処すべきか。そこがあなたの腕の見せ所。知性と理性で家庭の専守防衛に努めましょう。
くれぐれも庭がその泥水に呑み込まれることのないように、正気のままで、決然と。

幸福は努力の賜物。

庭がそうであるように、漫然としていたら幸せをキープすることなどできない。絶対にできない。それはある意味、戦いなのです。





昨日ご来店くださった悩めるあなたにもう少しおせっかいを。
お隣さんはどんなに狂ったとしても、相手を見極める能力だけは全く狂うことがありません。からみ酒タイプのアルコール依存症患者と同じで、一貫して自分より弱いと思った者にしか絡んでこないのです。万が一にも自分が劣勢になりたくないので(それは死ぬほど辛いこと)、何を言っても穏やかに笑っている人とか、冷徹に痛いところを突いてくるとか、圧倒的にパワーを持っていることが明らかな人には恐怖を感じて遠ざかってゆきます。
もうひとつ明らかなことは、相手が主張する話の内容に一切の意味を感じ取ってはいけないということ。脅したり怒鳴ったり、はたまた突然に歌ったりしながらまくしたてる言葉は言葉ではなく、冷静に考えたらそこには何の脈絡も正当性も存在しておらず、つまり出るところに出ればこちらの完全勝利なので、挑発的な言葉に絶対に巻き込まれないようにしてください。
さらにもうひとつ、ごめんなさい、ちょっときついことを言います。
あなたのその口癖、「ごめんなさい」は発しないようにご注意ください。「どうもすみません」とか「申し訳ありませんでした」とかは大好物なので、ここぞとばかりに攻撃されてしまいますから。そこに気をつけて、これまで通りにあなたのその素敵な笑顔のままで対応することがベストだと思います。早々にこの気が滅入る聖戦が終結となることを祈っています。
もしもベストを尽くしてもさらなる混沌に突入するようでしたらまたご来店くださいね。次の策も、その次の策も、相手の症状に合わせて伝授します。
くれぐれも、流れ込んできた泥水ごときで庭のある暮らしをあきらめことなかれ。可愛いお嬢ちゃんと、優しい旦那さんと、ガーデニング好きでとてもナチュラルな思考を備えたあなたの人生を実り多いものとするために。

では、がんばって。


 

庭のつれづれ 夏の香り

夏の花、夏の香り。

 故郷の魚沼がユリ(百合根)の産地だったため、蝉時雨やカエルの合唱とセットでユリが夏の花として記憶されています。



DSC065852



 ユリの語源は揺れること。揺れるからユリ。山道の脇に咲くおおぶりの花を揺らす風は、畑仕事で大汗かいた人や、昔だったらでっかい背負子で峠道を行く行商人を一時ほっとさせる、夏の風情だったことでしょう。



DSC06077



 夏の風情、夏ならではの情緒、夏の音、香り、味、色、感触など、今暮らしている横浜の空き地にユリを見つけると、それが引き金となって、幼い日の夏にワープする。花が記憶のページを開くインデックスになっているというのはうれしいことです。



DSC05484



 毎年夏になると、母がどこからか巨大なユリ(カサブランカ)をもらってきて、仏壇の脇に生けたものです。すると線香の香りとユリの甘く濃厚な香りが混ざり合って、これもまた記憶のインデックス。



DSC06309



 他に夏の記憶を刺激する香りは、蚊取り線香、スイカの皮、畑の草いきれ。あとは・・・焼いた鮎をかじった時の香りと魚野川の香りがセットで。



グロリオサはアフリカのユリ。

DSC05860



今日は「港南台店」にいます。



庭のことだま

スカイフック理論。

前のめりに形相険しく進もうとする悪い癖。
脳天を空から吊られているイメージを保持すれば、すっと背中が伸び、顔は真っ直ぐ前に向く。
気持ちは穏やかにして、無理なく闘志が湧いてくる。



森の畑や小川の上流の茂みでは、
梅雨の花がまだ健やかに咲いています。

DSC06326

長持ちの秘訣は良い環境と
自然に溶け込む優しい心持ち。

DSC06084

奇抜や時勢に乗る瞬発よりも
柔らかで静かな持続力。

DSC06491

無地是名馬。
無事是貴人。
東の志ん朝、西の枝雀も、
あとは長生きするだけだったんですがねえ。

DSC06200

頑張りすぎというか、
激しすぎというか、
姿勢のどこかに
長いこと無理を抱えていたんでしょう。

DSC055312

長命であったら国の宝と祀られたであろうに。
頑張れ頑張れと、
そういう時代だったということもありますが、
思い出すだに惜しい気がします。




山のあなたの空遠くに住むという
「幸い」は青い鳥。






今日は「港南台店」にいます。


 

 

庭のつれづれ クツワムシ

涼やかに庭の風 オッ夏の虫

 今年は梅雨の後半が灼熱だったためか、ここのところの30℃超え近辺だと柔らかく感じられ、設計への集中力が持続しています。



今夜はこれ。

DSC06336



 帰宅し夕飯を済ませて庭に出れば、頑張った今日をほめたたえてくれるような涼風が。
しばし感慨に浸り、ふと気づくとジリリリ・・・ジキジキジキジキ・・・という虫の声。昼間に大騒ぎしていたセミとは違います。コオロギではないし、スズムシでもないし、秋のお楽しみのマツムシでもないし。YouTube で調べてみたら、正体はクツワムシでした。






新旧の個性派を取り揃えた厳選短編集みたいで、
ここ数日、ページを惜しみながら読みふけっています。

DSC06342のコピー



19時頃から鳴き始めて21時まで。その後は風が街路樹を揺する音だけの静寂となりました。



篠原勝之氏の師であり、
好事家には名の知れたラブミー農場の主人であり、
熱烈なエルヴィスフェンであり、
楢山節考の著者である深沢七郎。

DSC06339

今は山梨の山岳でゲイジュツしている
クマさんから師への追悼文に、
シングルモルトを舐めつつほろ酔いました。

DSC06338

他には四谷シモン、俵万智、武田花、
島田雅彦、西村賢太、武田砂鉄、
町田康、あがた森魚、山崎ナオコーラ・・・
達者な面白どころが目白押し。




 思えば当たり前のことながら、真夏の夜にも虫の声がするんだなあと、なぜしばらく忘れていたのかなあと、なぜ今頃気付いたんだろうと、故郷ではもっとたくさん鳴いていたはずなのに、なぜ記憶にないのかなあと、あれこれ思う夜の庭。



これも名作。

DSC06331

お気に入りの音楽を繰り返し聴くように、
とうとう4回目を読み進めています。
繰り返すほどにメロディーと化す文章です。 



 故郷の記憶にないことには心当たりました。同じ時刻に、田んぼのアマガエルが大合唱をしていて耳に入らなかったのです。
 懐かしいなあ、あの轟音に近い両生類の求愛の声。




 

庭のつれづれ この先危険

瀬上池の上流に「ここから先は危険」の立て札あり。

 立ち入り禁止ではないので恐る恐る背丈ほどのヨシをかき分け進んでゆくと、視界がパッと開けて、そこに水辺の生き物が集う楽園がありました。楽園といってもいるのはカエルやクモやザリガニですから、特に美しいわけではなく、しかし誰も入って行かない藪の奥に出現したその場所が、ぼくには彼らの楽園、天国、極楽浄土のように思えたのでした。
 ぼくらはぼくらの生活圏内に彼らの存在を置いて、ぼくらの暮らしの範疇にいるカエル、クモ、ザリガニと認識しています。しかし彼らにしたら人間に一度も会わずに一生を終える者がほとんどなわけで、彼らの生活圏に人間は入っていない。ごく一部の者が時たま見かけることがある、退屈そうな目をした大きい生き物、という感じなのでしょう。
 近年増えている熊被害を、ぼくら人間は彼らの範疇にも立って考えないと、何かとてつもない間違いを犯してしまうのかもしれないなあ、などと、漠然と。人間同士が戦争をすること以上に罪深い間違いを、すでに、無自覚に、繰り返しているのかもしれないなあと。
 庭の書斎で宮沢賢治の『なめとこ山の熊』を再読し、ストーリーとは別に、風景描写の美しさが素晴らしいなあと感じました。キラキラして、自然の清らかさを肌で感じながら、小十郎と一緒に山を駆けているような気分が心地よく、その分、話の結末が悲しくて悲しくて、小十郎に、熊に、いつもよりも一杯余計に献杯しました。
 こうしたらいいんだ、というようなことではありません。そんな見事な知恵など浮かばないし、誰も言い切ることができない問題だとわかっています。それを前提として、もしもお暇なら『なめとこ山の熊』をお読みください。結論は出ませんが、何かを間違っている、のかも、という気持ちにはなりますので。
 ここから先は危険。ぼくらが立ち入ると水辺で平和に暮らす生物に危険が及ぶという意味の立て看板だったのかも。・・・そんなわけないか。



極楽トンボ

DSC06425

DSC06427


極楽ガエル

DSC06401


極楽アメンボウ 

DSC08169


極楽ザリガニ

DSC08860


極楽ドジョウ

DSC08858


極楽グモ 

DSC08525


カメラぶら下げ極楽イワフチ

289d6968





 

そうだ、森へ行こう。

昨日は鬼の集中力で仕事がはかどり、午後の早めの時間に設計が仕上がりました。で、さてどうするか。
そうだ、京都へ行こう。というほどの時間はないので近所の森へ。
先日の久々の雨で「さぞや木々がよろこんでいるだろう」と、行きたくてウズウズしていた円海山に向かいました。



DSC06362



瀬上池側から山頂へと登るいつものコースは、人っ子一人いないプライベートトレイル状態。
アブラゼミ、ミンミンゼミに混じって早くもカナカナも鳴いていて、夏休みの音が満ちています。



DSC08487



温度・湿度共に快適、さっきまでいたアスファルトが焼けている住宅地とは別世界です。



DSC06374



木々がよろこんでいるかと思いきや、ただ泰然と森は森のままだった。



DSC06407



よろこんだのはぼくでした。



DSC06445



時々こうして森の音叉に耳を澄ますと、暑さで狂いたがるピッチが調整されます。



DSC09648



そうそう、山の麓に縄文の遺跡があるそうな。



DSC06444



この森が彼らの庭だったんだなあと、同じ音を聞き同じ匂いを嗅いでいたんだと思った瞬間に、気分は10000年をワープ。



DSC06469



昨夜は庭で太古から風を浴びながら、数ページをめくったところでゴージャスな寝落ちとなりました。

あなたも機会があれば行ってみてください。
港南台から入って尾根伝いに鎌倉まで歩くコースもおすすめです(建長寺まで2時間半、瑞泉寺まで3時間)。





今日は「港南台店」にいます。



夜は新宿花園神社のアンダーグラウンドで観劇。
久しぶりに狂気のシャワーを浴びてきます。
 
20157968_1574528892619136_5889357708595067329_o










多肉女子、咲く。

世は多肉植物ブーム。女性愛好家を称して「多肉女子」と呼ぶそうです。



港南台店の多肉たち、
梅雨が明けたら
待ってましたと花が咲きました。


DSC05769

DSC04211



育てるコツは、基本的に放置。



本体が花のような、
かと思えば手塚治虫が描いた
地球外生物のような、
なんとも神秘的な形状をしています。


DSC05761

DSC04201



日当たりが良く、冬は霜が降りない環境に置いておけば大丈夫。



DSC05762

DSC05774



水分をため込んだツヤツヤの葉が魅力的です。



一見すると草のようなセダムも多肉の仲間。

DSC05918

目ざとく花を察知した蝶が、
喉を鳴らして蜜を吸っていました。

DSC05915



わが家の神秘的な多肉女子も、基本的に放置しておくと良く咲きます。





今日は「港南台店」にいます。





 

庭のつれづれ 実りの秋

実りの秋がやってくる

 庭の書斎のお楽しみ、今宵はワインをロックグラスで。肴は駅ビルのパン屋で買ってきたバケットに、バターと生ハムを添えて。パーフェクト。

 虫の音をBGMに、しばしボーッと越し方を振り返る。やっぱりそうだ、今年の夏は夏らしく推移している。昆虫たちの様子がちゃんと夏休みっぽいし、植物はそれぞれに、実りの準備に余念がないし。
 あとはぼくら人間が、秋ヘ向かってイマジネーションを広げればそれでよし。食欲の秋、読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋・・・
 今を味わい次の季節に思いを馳せる、これが庭を嗜む者の得意技。パーフェクト。

 ことに人生の秋を迎えた皆様におかれましては、存分に実った己が果実を子や孫に。そう思うとなかなかにいそがしいですよね。無理することはないけれど、せっかく頑張って、頑張って、豊年満作の季節に到達したのですから、どうかあなたの旬の味わいを山盛りで。それができたら人生パーフェクト。

今が旬 味わい深きジジババの言葉は千の風となりゆく 

 自分が祖父母に可愛がられて育ったからでしょうか、年寄りには年寄りの役回りがあると強く思うのです。すてきな爺ちゃん婆ちゃんの存在が、子孫にはどれほどありがたいことか。




夏の空はドラマティーク

 DSC04331

DSC04013

DSC09755

DSC00232



焼き過ぎた肌をはいでゆく時の、
少々の痛みを伴う記憶のようなカルロス・サンタナ。





 その後に塗り込むホホバオイルは
サンタナティークな八神純子の名曲。
蒸し暑さが残る夜、
賑やかだった田んぼの蛙も寝静まった時間に聴いた
大石吾朗のコッキーポップが蘇ります。



間奏のサンバホイッスルで
夏色のナンシーたちも蘇り踊り出す。
今はどんなに素敵になっているのだろう。

ディスコティークな夜と変わらぬ
越後の風景には不似合いなエキゾティークで、
ファンタスティークな笑顔を
涼しげなつば広ストローハットの陰にして、
優雅にガーデニングを楽しんでいてほしいなあと、
願ったり願わなかったり夏の夜。
いやいや願っています。
あの日の熱と鼓動が脳の混同などではなかったと、
時空を超えた横浜の空の下で
確認しておきたいのです。
思えばみなさま五十路の道すがら。
どうか充実の旅を続けられますように。
そしていつまでも
ファナティークな恋心をなくすことなく、
ヒューマンティークな人生を。





ではコスメティークを万全に、今日も暑さに負けず気を確かに持って、リアリスティークに庭の夜風までたどり着きましょう。





今日は「金沢文庫店」にいます。
 




 

庭のことだま

広さは相対的な概念。
楽しさは絶対的な感慨。

「うちは庭が狭いから楽しめない」と思っている人は、もしも広い庭を持ったら「広すぎるから持て余して楽しめない」と言うであろうと推測されます。
絶対的な楽しさは主体的に捉えることから発するもの。
「〇〇さんちみたいに〇〇だったら」という思考を捨てないと、ついには幸せはお金で買うものだと信じるに至ります。
そうなってしまったら、もうぼくにはお手上げです。



大人気のオーシャンブルー(琉球朝顔)は
ヒルガオ科の宿根草。

DSC06274

夏休みに育てたアサガオとは性質が違い
年々盛大に咲きますので、
地上部が枯れても
株は抜かないようにしてください。

DSC06273

名前の通りで
花を覗くとそこは青い海原のよう。

DSC06276

と思いきや、さにあらず、
蟻たちの食堂でした。

DSC06281

このように、
主観によって広さは自由自在に変化します。





今日は「港南台店」にいます。
 




 

庭のつれづれ 種田山頭火

濁れる水の流れつつ澄む 種田山頭火

出自は大地主の長男で、性格優しく頭脳は極めて明晰。父の女癖の悪さとそれを苦にした母の身投げから歯車が狂い出し、ありとあらゆる不幸を背負いこむような日々が続いたのです。泥沼でもがき続けた山頭火は五十四のある日、自らの意思で一文無しとなり、日記帳だけを懐に入れて猛然と歩き出しました。
歩いて歩いて、歩いて歩いて、歩いて歩いて、ようやく心に平安らしき光が感じられたのもつかの間、五十八歳で、その辛い生涯の幕は下りたのでした。
晩年の日記には「無駄に無駄を重ねたような一生だった。それに酒を注いで、そこから句が生まれたような一生だった」と。
種田さん、来年五十八になるぼくには、まあ人生とはそういうものでしょうと、達観するでも卑下するでもなくそう思えるのです。無駄に無駄を重ねて酒を注ぐ、それ以外に何の楽しみがあるというのでしょう。
感じることと表現することが生きる価値であるという視点に立てば、あなたほどの高みに達するのは稀なこと。命のほとばしりが人生の価値であるとしても同様に。
そのうちそっちに行きますので、ご一献。あなたに土産話を語るにまだネタが乏しいので、もうしばらくは歩いて歩いて、まだまだ歩いて歩いて。
さてさてこの道どこまで行くのやら。



キュウリの花

DSC06354

瑞々しさは命の証し。

DSC06349

水分の循環が健康の証し。

DSC06352

だから大いに飲んで、大いに汗を流しましょう。

DSC06343

大いに働き、大いに励み、
大いに笑い、大いに泣いて。




冷やしキュウリをかじるとき、山頭火も、山下清も、木喰上人も、乾ききった夏の日には同じようにバリバリと食ったんだろうなあと、口の中で彼らに想いを馳せるのです。



へうへうとして水を味わう


笠にトンボとまらせてあるく


また見ることのない山が遠ざかる


すべってころんで山がひつそり


風の中おのれを責めつつあるく


悠然としてほろ酔えば雑草そよぐ


落ち着いて死ねそうな草萠ゆる


濁れる水の流れつつ澄む






今日は「港南台店」にいます。
 



 

 

庭のつれづれ ジャガイモとバラ

二十億光年の孤独 谷川俊太郎

人類は小さな球の上で
眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする

火星人は小さな球の上で
何をしているか ぼくは知らない
(或いは ネリリし キルルし ハララしているのか)
しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
それはまったくたしかなことだ

万有引力とは
ひき合う孤独の力である

宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う

宇宙はどんどん膨らんでゆく
それ故みんなは不安である

二十億光年の孤独に
僕は思わずくしゃみをした

カシアス・クレイは蝶のように舞い、蜂のように刺した。
ジョルジュ・ムスタキは歌うように語り、語るように歌った。
マハトラ・ガンジーは明日死ぬかのように生き、永遠に生きるかのように学んだ。
みんな孤独だったのだ。それはまったくたしかなことだ。
男性は王の中の王を目指す。とても個人的な使命感を背負った人生を送る。ゆえに歳を重ねるほどに孤独は深まってゆく。
対して女性は、おままごと遊びの頃からすでに仲良し家族と親友を欲しがり、それを求めて人生を重ねてゆく。だから男とは反対に、歳が行くほどコミュニケーションスキルに磨きがかかってゆく。
男は開拓者のように土を耕しジャガイモを収穫して、ひとり悦に入る。
女性は庭いっぱいにバラを咲かせて友人を招き入れる。
どっちが良い悪いではない。この違いを理解し合えるかどうか、が、重大な課題なのです。







Non, je ne suis jammais seul
Avec ma solitude

DSC06388

孤独を相棒にしているあなたの
今日が良き日となりますように。 
早朝の庭で染み込ませた涼風のままで、
頑張ったあなたを癒す
夜風の庭へとたどり着くまで。





今日は「港南台店」にいます。 
 




 
記事検索
ギャラリー
  • 冬来りなば・・・
  • 冬来りなば・・・
  • 冬来りなば・・・
  • 冬来りなば・・・
  • 冬来りなば・・・
  • 冬来りなば・・・
  • 冬来りなば・・・
  • Graceland Style 67
  • Graceland Style 67
  • Graceland Style 67
  • Graceland Style 67
  • Graceland Style 67
  • Graceland Style 66
  • Graceland Style 66
  • Graceland Style 66
  • Graceland Style 66
  • Graceland Style 66
  • Graceland Style 66
  • 段取り八分 苗半生
  • 段取り八分 苗半生
  • 段取り八分 苗半生
  • 段取り八分 苗半生
  • 段取り八分 苗半生
  • 段取り八分 苗半生
  • Graceland Style 65
  • Graceland Style 65
  • Graceland Style 65
  • Graceland Style 65
  • Graceland Style 65
  • Graceland Style 65
  • Graceland Style 65
  • Graceland Style 65
  • Graceland Style 65
  • Graceland Style 64
  • Graceland Style 64
  • Graceland Style 64
  • Graceland Style 64
  • Graceland Style 64
  • Graceland Style 64
  • 移り気と作業興奮を繰り返す日々
  • 移り気と作業興奮を繰り返す日々
  • 移り気と作業興奮を繰り返す日々
  • 移り気と作業興奮を繰り返す日々
  • 移り気と作業興奮を繰り返す日々
  • Graceland Style 63
  • Graceland Style 63
  • Graceland Style 63
  • Graceland Style 63
  • Graceland Style 63
  • Graceland Style 63
  • Graceland Style 63
  • Graceland Style 63
  • 桜咲く
  • 桜咲く
  • 桜咲く
  • 桜咲く
  • 桜咲く
  • 桜咲く
  • Graceland Style 62
  • Graceland Style 62
  • Graceland Style 62
  • Graceland Style 62
  • Graceland Style 62
  • Graceland Style 62
  • Graceland Style 62
  • Graceland Style 62
  • Graceland Style 62
  • 大魔王の呪縛
  • 大魔王の呪縛
  • 大魔王の呪縛
  • 大魔王の呪縛
  • 大魔王の呪縛
  • Graceland Style 61
  • Graceland Style 61
  • Graceland Style 61
  • Graceland Style 61
  • Graceland Style 61
  • Graceland Style 61
  • Graceland Style 61
  • Graceland Style 61
  • Graceland Style 61
  • 荒天か好天か
  • 荒天か好天か
  • 荒天か好天か
  • 荒天か好天か
  • 荒天か好天か
  • Graceland Style 60
  • Graceland Style 60
  • Graceland Style 60
  • Graceland Style 60
  • Graceland Style 60
  • Graceland Style 60
  • Graceland Style 60
  • Graceland Style 60
  • ヒーリングはチューニング
  • ヒーリングはチューニング
  • ヒーリングはチューニング
  • ヒーリングはチューニング
  • ヒーリングはチューニング
  • ヒーリングはチューニング
  • Graceland Style 59
  • Graceland Style 59
  • Graceland Style 59
  • Graceland Style 59
  • Graceland Style 59
  • Graceland Style 59
  • Graceland Style 59
  • タマゴ・ニワトリ問題
  • タマゴ・ニワトリ問題
  • タマゴ・ニワトリ問題
  • タマゴ・ニワトリ問題
  • タマゴ・ニワトリ問題
  • タマゴ・ニワトリ問題
  • Graceland Style 58
  • Graceland Style 58
  • Graceland Style 58
  • Graceland Style 58
  • Graceland Style 58
  • Graceland Style 58
  • Graceland Style 58
  • Graceland Style 58
  • Graceland Style 58
  • 神宮外苑絵画館前
  • 神宮外苑絵画館前
  • 神宮外苑絵画館前
  • 神宮外苑絵画館前
  • 神宮外苑絵画館前
  • 神宮外苑絵画館前
  • 神宮外苑絵画館前
  • 神宮外苑絵画館前
  • 神宮外苑絵画館前
  • 神宮外苑絵画館前
  • Graceland Style 57
  • Graceland Style 57
  • Graceland Style 57
  • Graceland Style 57
  • Graceland Style 57
  • Graceland Style 57
  • Graceland Style 57
  • Graceland Style 57
  • Graceland Style 57
  • Graceland Style 57
  • いつも空を見ていた
  • いつも空を見ていた
  • いつも空を見ていた
  • いつも空を見ていた
  • いつも空を見ていた
  • Graceland Style 56
  • Graceland Style 56
  • Graceland Style 56
  • Graceland Style 56
  • Graceland Style 56
  • Graceland Style 56
  • Graceland Style 56
  • 芥川版 桃太郎
  • 芥川版 桃太郎
  • 芥川版 桃太郎
  • 芥川版 桃太郎
  • 芥川版 桃太郎
  • Graceland Style 55
  • Graceland Style 55
  • Graceland Style 55
  • Graceland Style 55
  • Graceland Style 55
  • Graceland Style 55
  • Graceland Style 55
  • Graceland Style 55
  • Graceland Style 55
  • 木偶の坊界隈
  • 木偶の坊界隈
  • Graceland Style 54
  • Graceland Style 54
  • Graceland Style 54
  • Graceland Style 54
  • Graceland Style 54
  • Graceland Style 54
  • Graceland Style 54
  • 冬が来る前に
  • 冬が来る前に
  • 冬が来る前に
  • 冬が来る前に
  • 冬が来る前に
  • Graceland Style 53
  • Graceland Style 53
  • Graceland Style 53
  • Graceland Style 53
  • Graceland Style 53
  • Graceland Style 53
  • Graceland Style 53
  • 幸か不幸か不幸効果か
  • 幸か不幸か不幸効果か
  • 幸か不幸か不幸効果か
  • 幸か不幸か不幸効果か
  • 幸か不幸か不幸効果か
  • Graceland Style 52
  • Graceland Style 52
  • Graceland Style 52
  • Graceland Style 52
  • Graceland Style 52
  • Graceland Style 52
最新コメント
月別アーカイブ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ