花水木というポエティックな名の由来は次の通り。
ミズキ科の中でひときわ大きな花が目立つので花水木。では水木とは?それは春の芽吹きの頃に大量の水分を吸い上げる性質から来たものと言われています。
花水木に限らずいわゆる雑木類の落葉樹は、その生息地を観察すると、木の根と長年降り積もった落ち葉によって土壌はスポンジ状態で グジュグジュに湿っているものです。その湿気で微生物が旺盛になり、ミミズが増えて土が肥え、草が茂って花が咲き、昆虫が集まり、それを追う小動物が集まり、活気ある森となっています。
対して針葉樹の森はどうでしょう。例えばヒノキとアカマツの富士の樹海などはシーンとしていて、ぼくはその静寂が清々しくて好きな場所なんですが、多くの人は薄気味悪さを感じ、入ったら出られなくなる云々と。実際歩いてみるとその因縁もわかる気がするのですが。
つまりはたくさんの命がひしめく場所を、昆虫や動物たちと同じように人も好み、生物が少なく精霊が多く住むように思える領域には恐怖や畏怖を感じる、ということなのでしょう。
落葉樹の人気者は、ハナミズキ、シャラ、アオダモ、カエデ、カツラ、ジューンベリーなど。庭木に落葉樹が好まれるのは、季節ごとに変化し、たくさんの他の生物集う賑やかな世界を欲するためと思われます。
管理としては、春から秋まで存分に土を湿らせてください。それと周辺にたくさんの種類の草花を育てて、土を元気にしてください。これからの季節は葉がないので水分はさほど必要ありません。ただし、根っこは春に向けて成長し続けますから肥料の鋤き込みを怠りなきように。微生物のための堆肥も。
冬来りなば・・・・。
春の風景を思い描きながら過ごす長くて静かな時間も、庭の楽しみのひとつです。
昨日は木枯らしが吹き、庭用の防寒着と、テーブルには電気ストーブを出しました。
ボクサー、旧友、そしてこの冬の散歩道、ポール・サイモンの曲は冬を連想させるものが多い。でもそれらは木枯らしに凍えるというものではなく、陽だまりや、雪解けや、いつも微かな温もりを漂わせている。きっと彼は冬の人で、いつも春を待ちわびていたのだろうと思う。
この曲の原題は A Hazy Shade of Winter 、冬の陽炎。
何十回も経験して来た冬の到来ごときで気が落ち込まぬように、入り口からさっそくこんなクリシェはそぐわないが、冬来りなば春遠からじ。とにかく心身が冬モードにシフトするまでは、心して、暖かくして。
ミズキ科の中でひときわ大きな花が目立つので花水木。では水木とは?それは春の芽吹きの頃に大量の水分を吸い上げる性質から来たものと言われています。
花水木に限らずいわゆる雑木類の落葉樹は、その生息地を観察すると、木の根と長年降り積もった落ち葉によって土壌はスポンジ状態で グジュグジュに湿っているものです。その湿気で微生物が旺盛になり、ミミズが増えて土が肥え、草が茂って花が咲き、昆虫が集まり、それを追う小動物が集まり、活気ある森となっています。
対して針葉樹の森はどうでしょう。例えばヒノキとアカマツの富士の樹海などはシーンとしていて、ぼくはその静寂が清々しくて好きな場所なんですが、多くの人は薄気味悪さを感じ、入ったら出られなくなる云々と。実際歩いてみるとその因縁もわかる気がするのですが。
つまりはたくさんの命がひしめく場所を、昆虫や動物たちと同じように人も好み、生物が少なく精霊が多く住むように思える領域には恐怖や畏怖を感じる、ということなのでしょう。
落葉樹の人気者は、ハナミズキ、シャラ、アオダモ、カエデ、カツラ、ジューンベリーなど。庭木に落葉樹が好まれるのは、季節ごとに変化し、たくさんの他の生物集う賑やかな世界を欲するためと思われます。
管理としては、春から秋まで存分に土を湿らせてください。それと周辺にたくさんの種類の草花を育てて、土を元気にしてください。これからの季節は葉がないので水分はさほど必要ありません。ただし、根っこは春に向けて成長し続けますから肥料の鋤き込みを怠りなきように。微生物のための堆肥も。
冬来りなば・・・・。
春の風景を思い描きながら過ごす長くて静かな時間も、庭の楽しみのひとつです。
昨日は木枯らしが吹き、庭用の防寒着と、テーブルには電気ストーブを出しました。
時間よ 時間よ 時間よ
僕はどうなってしまうのか
自分の可能性を探しているうちに
うまく見つけられないままに冬が来て
木の葉は茶色に 空は灰色になっちまった
友よ 希望を見失ってはいけない
もしも希望が失せたとしても平気なふりをしろ
よく見れば草木の背は伸びているじゃないか
救世軍の音楽隊が近づいているのが聞こえるだろ
雪は消えるし 春は必ずやってくるのだから
僕はどうなってしまうのか
自分の可能性を探しているうちに
うまく見つけられないままに冬が来て
木の葉は茶色に 空は灰色になっちまった
友よ 希望を見失ってはいけない
もしも希望が失せたとしても平気なふりをしろ
よく見れば草木の背は伸びているじゃないか
救世軍の音楽隊が近づいているのが聞こえるだろ
雪は消えるし 春は必ずやってくるのだから
ボクサー、旧友、そしてこの冬の散歩道、ポール・サイモンの曲は冬を連想させるものが多い。でもそれらは木枯らしに凍えるというものではなく、陽だまりや、雪解けや、いつも微かな温もりを漂わせている。きっと彼は冬の人で、いつも春を待ちわびていたのだろうと思う。
この曲の原題は A Hazy Shade of Winter 、冬の陽炎。
何十回も経験して来た冬の到来ごときで気が落ち込まぬように、入り口からさっそくこんなクリシェはそぐわないが、冬来りなば春遠からじ。とにかく心身が冬モードにシフトするまでは、心して、暖かくして。