2017年10月

Graceland Style『部屋と庭をつなぐ』

部屋と庭をつなぐ。

部屋と庭を行き来する暮らしを実現するために、階段やウッドデッキで庭に出やすくしましょう。庭を埋め立てて地面を高くするというのも有効な方法です。
理想形はどこまでが部屋でどこからが庭かわからないような状態。 



内山邸 Before

内山邸Before


After

内山邸After



田村邸 Before

田村邸Before


After

田村邸After



守谷邸

守谷邸



中川邸

中川邸



バリアフリーとは単に福祉の用語ではなく、人と人、場所と場所、国と国との境界をなくすこと。
庭においては部屋からの段差を解消すること。

You may say I'm a dreamer
But I'm not only one
I hope someday you'll join us
And the world will live as one 




 

雨上がる

 相談会で、ぼくにコンビニでのおでんのパッケージ買いを教えてくれたお客様の続きです。



ようやく雨が上がりました、
うれしくて、いつもより早めに家を出て
おさびし山へと向かい、
久々の光に伸びをする花たちをパシャパシャっと撮影。

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そのご夫婦はマンガチックな雰囲気を持っています。奥様はアラレちゃんで、ご主人はペーター。ぼくが提案したプランをとても気に入ってくださって、帰宅後、砂利が敷き詰められているだけの庭に出て、ご夫婦で大盛り上がりしたとのことでした。




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ただひとつだけ問題が、それは予算のこと。いかにしたら金額を削減できるかと、タイルの面積を減らそうか、こうすれば壁を減らせるんじゃないか、この部分は目隠しパネルがなくてもいいんじゃないかと、お二人でああだこうだと考えたていたら、なんと困ったことに夢は広がる一方。設計になかった要望、現在コンクリートの階段を石張りにしたいし、立水栓も欲しいし、レモンの木も植えたいし、バーベキューテーブルと屋根は必須だしとなりまして、その予算増になる変更をぼくに伝えに、しかし主たる要望はいかにしたら予算削減ができるかを考えて欲しいというご来店だったのです。




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まあ無茶苦茶なことなので、ぼくは「無理せずに、ある程度はあきらめましょう。ただし庭の楽しさは絶対にあきらめずに」と、あれこれとアイデアを出し、お二人も真剣に変更プランをイメージしてくださいました。




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不意にペーターが、「あのお、見積もりにある設計費って下がりませんか?」と。うちの設計料はとても安めで、実費を大きく切っている設定、いわばそこが最大のサービスと思っているのですが、いやいやそれ以前に、設計料の値引きを言い出すとは・・・と2秒考えた後に、「事もあろうにぼくに設計料を下げろとおっしゃるのですね。はい、よろこんで!」と返答。となりでアラレちゃんは大笑い。




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可愛らしいというのは得なことですね。いやほんとに、楽しいご夫婦です。




久々の晴天から一転、今朝はまたもや。
おまけに気温は真冬並みまで下がるという予報です。
それに加えて台風接近とは・・・・
今日は美空ちゃんのお宮参りなのだが。 

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のこめまぐるしい変化も
空の美しさ、ということで。




変更プランがどのように仕上がろうと、お二人がそれをどこまで実現させようと、幸せな庭空間が出現することは間違い無いと確信しました。
 
「雨にも負けず」とは、こういう感じで暮らすことではないかと、またもやお客様から教わった気がします。




 

庭のつれづれ 不幸効果

 ある子供じみた思考が、かれこれ50年も頭から消えずにいます。「庭って何だろう」ということです。前頭葉の書庫にある同じ棚には「アートって何だろう」や「一緒に暮らしているこの女性は一体全体何者なのだろう」とか。つまりは、これが人生上の命題ということなのでしょう。
 幸か不幸か、不幸効果か、その棚のおかげで明らかに人生の旅が濃密に彩られてきたのですから、庭に、アートに、あの女性に、深遠なる謎の数々に感謝せねばなるまいと、年寄りじみた結論でカンマを打って、さてと、今日もワラジの紐をしっかり結んで歩き出すことと致しましょう。




柿が熟してきました。

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 幸か不幸か、不幸効果か・・・不幸効果を味わうことができるところまで倒けつ転びつ歩んで来れたことは我が幸運と思いつつも、世を見渡せば人々はぼくより遥かに軽々と幸運の中で、穏やかに笑って日々を送っておられる。お見事!偉大なるかな庭を楽しむ人々よ。
 庭を楽しむ暮らしをイメージする人たちに共通する、ある思考形態が浮かび上がってきます。それは家族への愛情が溢れていること。思考がクリアにしてシンプルであること。常に目標に向かう時間の使い方が身についていること。つまり明確な理念に従った、健全な暮らし方をしているということ。明らかに ぼくのようにグダグダと、ウダウダと、思考の棚に並ぶいくつかの課題を引っ張り出しては飽きることなくコネクリ回している人はいないのです。



人生の秋を迎えた皆様、
実り多き日々をお過ごしください。

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 これはきっと、役回りが違うのであろうと思うことにしています。駕籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人。担いだり草鞋を編んだりする役割を、神様だか誰だかが、ぼくが生まれた瞬間に課したのであろうと。ゆえに不幸効果を糧にして、ひたすらに歩きつづけて来た、来てしまった日がいない。それ以外にこの悩みおおき越し方の説明がつかないのです。



これまで愛情に育まれ、
存分に蓄えてきた養分を全て使って
見事に完熟させましょう。


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 心の中に混沌を抱えていなければ、踊る星を生み出しことはできないのですよ。フリードリヒ・ニーチェ

 おお、神様だか誰だかが発信する言葉は、必要な時に降ってくるものである。YouTubeのアルゴリズムのようなものだ。



愛する人たちに、
その色艶と味わいを鮮烈に記憶させるために。

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 あなたの快適な駕籠の旅路のお役に立てれば、ぼくはこのグダグダ、ウダウダを続けます。そもそも庭のことをああだこうだと考える人が、世の中には少なすぎるのです。と、ぼくは思うので。庭ってね、庭の意義と意味ってね、・・・一言でいうなら・・・言葉にできない重大さを秘めているのですよ。




 エルヴィス・プレスリーがキング・オブ・ロックンロールからキング・オブ・エンターティナーとなった頃、ラスベガスのステージなどで S&G の「明日にかける橋」を定番として歌っていることを「巨万の富と名声を得たキングは、貪欲にもさらなるマネーのために、ロックとは真逆にあるフォークソングのヒット曲にまで手を出してしまった」と批判されたことがありました。





 そんな評論家に対して、ポール・サイモンが「世の中が何と言おうと、ぼくが心からのエルヴィスを尊敬していることに何の揺らぎもない」というメッセージを込めて発表したのが、この「Graceland」でした。
 Gracelandとは、ミシシッピー州ティペロの川沿いの掘っ建て小屋に暮らす貧しい家庭に生まれた、純朴で親思いの心優しい少年が、神様から「音楽文化のページをめくる大天使」に指名されて、その大役を果たした後にテネシー州メンフィスに建てた白亜の豪邸(アメリカではホワイトハウスの次に有名は建物と称された)の通称。現在はエルヴィスの記念館として、世界中から信者が訪れる聖地となっています。
ついでに付け加えると、神様から「庭文化のページをめくる大天使」に指名された者が運営する、掘っ建て小屋のような小さなカンパニーの名称でもあります。





ミシシッピーデルタ(三角州)は
ナショナルギターのように輝いて
ぼくは川に沿って道を下ってゆく
南北戦争の跡を目の当たりにしながら

ぼくはグレースランドへ行くんだ
テネシー州メンフィスのグレースランドへ
貧しい少年も放浪者たちも
皆グレースランドへ向かっている

ぼくの相棒は若干9才
初婚の時に授かった子だ
きっと受け入れてもらえるさ
グレースランドに

ある日彼女が戻ってきて
「もうお別れね」とぼくに告げた
まるでぼくが別れに気づいていなかったかのように
あなたは自分の居場所をなくしたのよというように
彼女の髪のとかし方も知らない男であるかのように

彼女は続ける
「愛を失うことは、心に風が吹くようなもの。
あなたが吹き飛ばされる様を眺めながら、
その風を清々とした気分で感じているわ」

ぼくはグレースランドへ行くんだ
テネシー州メンフィスにあるグレースランドへ
貧しい少年も放浪者たちも
皆グレースランドへ向かっている

こうしてぼくの財産は幽霊と燭台だけになった
でもぼくらをきっと受け入れてくれるよ
グレースランドは

ニューヨークには
自分を「人間トランポリン」と呼ぶ少女がいる

ぼくは転んだり 慌てふためいたり 混乱するたびに気づく
なるほど あの少女の予言通りじゃないか

誰もが皆グレースランドに押し寄せていると
少女は告げていたのだなと

愛を失うと確かに心に風が吹き
ぼくがそれに打ち砕かれる様を皆が眺めながら
風音を聞いている

グレースランドへ
ぼくはグレースランドへ向かっている

なぜグレースランドに惹きつけられるのか
その理由を説明することはできないけど

これから全ての愛と結末を見守り続けることになるのか
あるいはそんな義務は負っていないのか 定かではないが

とりあえず
グレースランドへと向かう理由は持っている

グレースランドへ行こう
グレースランドへ
グレースランドへ

 

空模様に従う

秋雨が、もう五日も続いています。
人類は太古より、朝には昼の天気を、夜には明日の天気を予想しながら行動スケジュールを決めてきました。現在の天気予報と違いその予想はしばしば外れるわけでして、思うように展開してくれない空模様を受け入れる時に、同時に、人々はメッセージを受け取っていました。



雨に打たれるコスモス。
一見すると寒そうですが、
見つめているとそうでもなさそうな。
こちらが暖かくなってくるような。

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しとしとと降り続けば「お天道様は家でのんびりせえと言っておるんだ」と、雲が切れて光の筋が射し込んでくれば「こりゃあええことが起こるに違いねえ」 と、明るく晴れ渡れば「働け働け」と。



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さてこの長雨、ぼくにどうせよと言っているのか。静かな雨音と適度に湿った空気で設計ははかどるものの、現場が進まず困っているのだが。冷たい雨に打たれて街をさまよえと言っているのか、夜には御堂筋に繰り出してあなたを探せと言っているのか、はたまた焦らず騒がずショパンの調べを聴きながら本でも読んで、虹を待てと言っているのか。



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相談会に来られたコンビニにお勤めのお客様から、レジ横で煮る前のおでんの具を、1種類が4個入っているパックの状態で購入できることを聞きました。その具材はすでにいい具合に調理済みなので、大根には味がしみているし、練り物系はふわふわに仕上がっているとのこと。もちろんつゆも濃縮タイプのものをつけてくれるそうで、あの絶妙な味わいを家庭の食卓でと、パック買いをする人が結構いるそうです。



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この雨は「おでんを食べなさい」というメッセージなんだと都合よく受け取って、数種類を買って帰った次第です。



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からしと、関西風に関東炊きを楽しむための生姜と、熱燗用のお酒も忘れることなく。



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焦らず騒がず、暖かくして、虹を待つことといたします。





 

庭のつれづれ 相対 ⇔ 絶対

「相対」の対義語は「絶対」。

 幸せな暮らし、幸せな人生、幸せな結末。幸せを相対的に捉えれば、その座席数は限られます。多くの人がそんなプレミアチケットなど手に入るはずがないと、はなっから予約を入れようともしない。ところが実際そこに座った人は、幸せを絶対的に捉えていた人たちで、なんで皆さんはこっちへ来ないのかなあと首を傾げています。
 他者との比較をあきらめの理由にすることなく、あなたの絶対的な理想を思い描いてください。明らかなことは、行けども行けども幸せな庭は空席だらけなのですから。

 例えばバラ。植えていない人は口を揃えて「バラって難しいでしょ」と言いますが、咲かせている人はバラに対して困難さなど微塵も感じておらず、バラのない暮らしは考えられなくなっています。



冷たい雨に揺り起こされるように、
街にちらほらと秋のバラが 見え始めました。

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春とは違う風情に足が止まり、
イマジネーションは冬の山下公園へと広がります。






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あなたがイメージする理想の庭に、
バラを咲かせてください。






 

庭のつれづれ 風の時代

凧は向かい風であがる。

 いきなりスピリチュアルな話で恐縮です。その手の人たちによれば、世界は今、風の時代だと申します。自称ヒーラーの女房に勧められて読んだ本『風の時代に自分を最適化する方法』を要約すると次の通りです。

 占星術上のタイムラインには火・土・風・水という4つの主軸があり、それぞれが200年〜240年の長さで繰り返し入れ替わってゆく。産業革命に端を発した土の時代が2020年に終わり、次は風の時代がやってくる。それは折りしもか、奇しくもか、Beforeコロナ→ Afterコロナと合致する。コロナ以前が土の時代で、これから来るコロナ以降の世界は風の時代となる。

 土の時代が物質重視、効率優先、立身出世、権威主義、つまり「高邁なる夢を語り、大志を抱いて頂上を目指せ」ということが時代的価値であったことに対して、次なる風の時代は、まず最初に突風が吹き荒れて、それら土の時代の価値観が無惨に消し飛ばされ荒野となる。そして人々は物欲や出世の呪縛から解放され、空気感や精神を重視し始める。

 サン=テグジュペリが言うように、心や、愛情や、目に見えない事柄に価値を見出すようになる。敷かれたレールに乗るのではなく、いくら稼ぐかではなく、無から何かを生み出す確固たる自己のスタイル、独自の価値観を確立した者が幸運なる生存者となる。
労働を苦役から生き甲斐に変化させ、利益のためではなく、楽しさのために働く。

 宗教、団体、会社、SNS、やたらに群れたがることから離脱し、情報を少なく、これまでの『形・お金・ポジション』に引き寄せられることから、『バイブス・波長・波動』に同調しながら相手の『知性の質』に同期してゆくコミュニケーション、小規模な内輪での家族的コミューン形成が望ましい。

 土に時代に英雄視された企業戦士など、過剰に働く者は滅んでゆく。風を読み、上昇気流に翼を広げ、悠々と行く者が天高き世界の幸福を手に入れる。それは同時に、混沌とした地上で自らの権利を主張することから、天空からの視点で、私ではなく私たち(家族)の平安を維持するために生活することが重要になる。

 土の時代では、人格に多少の
歪みがあっても数字で成果を上げれば成功者となった。風の時代ではそうはいかない。健康な精神で風向きを察知しながら暮らす者、心身のバランスが自然と合致する者ほど楽々と幸福に至ることができる。

 マスコミ報道や風潮と無縁に、自らの五感を通して得た理論に従う行動で蓄積した経験則によって、アストロジカルな(宇宙・自然とシンクロする)生き方を目指す。不自然な考え方や言動は弊害を生んでしまい、利己的で、家庭や社会で笑顔なき暮らしを続ける者は淘汰される。

 蓄積(蓄財)の時代は終わった。今後は軽やかに稼ぎ軽やかに使うこと。富を増やして残すよりも、いかにして循環させるかが重要となる。単なる消費ではなく、お金と共に知恵を使い、周囲の人と喜びをシェアするというタイプの人にのみお金が巡ってくる。あまり欲しがらない人にちょうど良く、それが良好な循環。ケチケチし、ガツガツすると貧しくなる。

 恋愛や夫婦関係においては、これまでは派手でパワフルで、社会的な能力値が高い相手を理想としたが、これからはそういった対外的スキルではなく、無人島でも一緒にやっていけそうな人、常にこちらの表情筋を緩ませてくれる、副交感神経をオンにしてくれる癒し系がパートナーの理想像となる。

 深く何度も頷きながら読み終え、とても引っかかったのが最後の「恋愛や夫婦関係においては、これまでは派手でパワフルで、社会的な能力値が高い相手を理想としたが、これからはそういった対外的スキルではなく、無人島でも一緒にやっていけそうな人、常にこちらの表情筋を緩ませてくれる、副交感神経をオンにしてくれる癒し系がパートナーの理想像となる」の一文。同居している自称ヒーラーは、どう考えても副交感神経を逆撫でするタイプなので・・・。
 
 まあいっか。次元上昇のコツは風に向かうこと。風に向かいながら粋な粋な歌をうたうこと。
流されていたら、君をのせて夜の海を渡る舟にはなれないのです。 



高みへと向かうために必要なのは、
見上げること。
ミーはとても上昇志向の強いネコ。

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いつか翼が生えるに違いない。 





ドイツ車の魅力が乗り心地だけでなく暮らし全般に波及するのと同じく、いい庭の魅力は庭にとどまらないものです。
ファッションにしろグラフィックにしろ日用雑貨にしろ、デザインの良し悪しは、物質構成の裏側にそれを使う人の次元上昇プログラムが描かれているか否か。
ことに庭のデザインは。

今日もやってます。

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ぼくと一緒にあなたの理想の庭を思い描いて、
さらなる高みを目指しましょう。







Graceland Style『四季折々のお楽しみ』

四季折々のお楽しみ。

春夏秋冬それぞれに主役の花が咲くように、庭が季節ごとに違う輝きを放つように仕立ててください。 





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桜を見上げながら「ああ、あと何回こうして花見ができるだろうか」とつぶやく、定番の感慨がありますよね。庭を花でいっぱいにしてる人は、一年中、断続的にそれが続くわけですから、いち日いち日を大切に暮らすようになるのは当然のことです。





今日から秋の相談会の始まり始まり。

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天気予報はあいにく雨ですが、ぼくにとっては恵みの雨。
 庭を思い描く時に、雨音は最良のBGMなのです。
No rain, no rainbow.
雨上がりの眩しい光を思いつつ、 
ぼくと一緒に、あなたの理想の庭をイメージしましょう。


 

 
 

 

庭のつれづれ Rise of the Planet of the Apes

なぜこんなことになってしまったのか。
あるいはまだはじまっていないのか。
映画「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」の原題は「
Rise of the Planet of the Apes 」。

 近所に結構な広さの庭がある建売物件が十数棟売り出され、数週間で完売しました。そのうち何軒かが、庭一面にせっせと防草シートを張って砂利を敷き始め、他の数件は丹念に人工芝を。どの家もリビングが道路に面しているので、多分、というか確実に、カーテンを閉め切った暮らしが始まることでしょう。
 一軒一軒にピンポンして、宗教の勧誘のように「庭を楽しむ暮らしをイメージしてみませんか。せめてカーテンを開けて過ごせる庭を実現してほしいのです。アーメン」と伝道したい気持ちもありますが、しません。伝道のつもりがついつい折伏(説き伏せる)になってしまう、我がコミュニケーションの稚拙さを痛感していますから、先方から「私たちって頑張って庭を整えたのに、何か違うかもしれないなあと思って・・・」と、問い合わせがある場合に限って伝道活動に入ることに決めているのです。
 一体全体、何でこんなことになってしまったのでしょう。せっかく多くの人が憧れている庭付き一戸建てを手に入れたのに、なぜ肝心要の庭をはなっから厄介な場所と捉えてしまうのか。そんなんだったらもっと低価格で、見晴らし良好で、広いベランダ付きのマンションがいくらでもあるのに。家と庭で家庭なのに。ああそれなのにそれなのに。
 多くの人が陥る「お金を理由に理想の暮らしをあきらめる」という悲しきモンキー型、じゃなかった紋切り型思考は、裏返せば「お金で幸せが買える」というロジック。蔦屋で猿の惑星シリーズを借りてくるまでもなく、2001年宇宙の旅の冒頭シーンで猿人が行なった所業を回想するまでもなく、残念ながらそのままでは何億円積んでも幸せのかけらすら手に入らない。そればかりか、種族のベクトルは真逆へと向いてしまうのですが。

 「えっ、お金で買えないの?そんなはずないでしょ。親も先生も、幸せは高島屋に売っているって言ってたんだけど」と思ったあなたに、本当の幸せの在処をお教えしましょう。それはあなたの眉毛の上3センチほどのところにある、卵大の細胞群の中に存在しています。
 お金も、狭さも、日当たりの悪さも、占いも、夫婦の不和も、トラウマも、病や苦難も、幸せな庭空間を実現するのに何の障害にもなりません。庭は、夢と愛情とイマジネーション、この3つによって出現するのです。
 ついでに、その後に起こりうる奇跡をお伝えしておきます。お金も、狭さも、日当たりの悪さも、占いも、夫婦の不和も、トラウマも、病や苦難も、発達した脳が生み出すノイズのようなあきらめの発生源であるそれらを、その庭が洗浄してくれることを、ぼくは繰り返し目撃してきました。
 夢と愛情とイマジネーション。夢と愛情はふんだんに持ち合わせているけど・・・というあなた、残るはイマジネーションです。イマジネーション、ひらめきと想像力、漠然とした世界にペンでシルエットを描いてゆく創造力。創世。ジェネシス。

 猿人が道具を凶器として使うことで人への進化を始める、かの名作『2001年宇宙の旅』が名作たる所以はそこにあります。
 お金は幸せのために発明された道具なのですから、それを自らの心を傷つける凶器にしてはいけない。夢を捨てる理由にしてはいけないのです。くれぐれも、くれぐれも。

 庭に関して言うなら、この猿の惑星は創世記の段階。


庭をどうしたらいいのかと考える前に、
カーテンを開けて暮らすことの重要性を
真剣に、重大に考えてください。

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その次は、庭で時を過ごしている自分を想像してください。

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庭は暮らしの外側にある余剰地ではなく、
あなたとご家族が幸せな人生を送るための生活空間です。



 というわけで、明日から4日間、恒例の秋の相談会を開催します。お金では買えない庭世界の可能性をお伝えできればと思っています。と、大仰な前口上で腰が引けてはいけませんので、「植物のこと、土作りのこと、目隠しのこと、DIY のこと、上手な燻製の作り方とか冬野菜の栽培術とか、最もニーズが高いであろう雑草取りを楽にする方法のあれやこれやとか、庭に関することなら何でもどうぞ」ということで、始まり始まり。
 あなたのお越しをお待ちしております。



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ぼくと一緒に理想の庭を思い描きましょう。
庭ですよ庭、いい庭があれば人生は上々。




 
 

庭のつれづれ My Revolution

枯れ尾花の選択。

 ススキが周囲の茂みから高く突き出て風にそよいでいるのは、風媒花(風に花粉を運ばせる花)だからです。受粉は風まかせ、この時期に野を渡る風が頼りなので、昆虫を引き寄せる花びらも香りも身につけていません。
 自分らしく咲くとは、独自の方針を立ててそれに専念すること。自分と違うやり方で受粉し代をつないでいる他者に学ぶとすれば、その人の独創性を讃美しつつ、自分らしさに磨きをかけてゆくこと。アマテラスが仕組んだ多様性の骨組みは、自分らしさとリスペクト。



すすきのひかり さえぎるものなし
種田山頭火


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今日の話はあくまで、あなたが
My Revolution のために、日々 Innovation を模索し
Evolution を目指すなら、という注釈付きではありますが。
よく思うんですよね、
ヒトって悩み癖が強すぎて、自己変革とか、革命を起こすような
前進力が退化しているのではないかと。
ススキも人間も、精一杯に生きない限り淘汰されるのに、
不安を語り、愚痴を言い、諦めの理由作りに時間を費やしている気がして。
頑張りましょうよ、残り時間を精一杯。
 










今日は「金沢文庫店」にいます。





 

庭のつれづれ − → ± → +

プラス域で暮らしましょう。

 雑草は庭のマイナス要素です。それを駆除することはマイナスをプラスマイナスゼロに近づけることであって、その労苦によって庭がプラス領域へと移行することはないのです。
 庭の価値はプラス域にだけ存在しています。
 カーテンを開いて、静かな木洩れ陽のやさしさに包まれたなら、きっと、目にうつる全てのことはメッセージ。



昆虫たちはアマテラスから遣わされたメッセンジャー。

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生態系を支配している植物と協調しながら、
地球上でもっとも繁栄している生物、昆虫。
その営みはいつも雄弁に、暮らし方のヒントを与えてくれます。





 多くの人が「雑草取りを楽にしたい」という悩みを抱えてご来店されます。ところが数%のプラス域で暮らしている人は、雑草取りを楽しみのひとつと思っています。つまり雑草取りを楽にする方法は、庭を「楽しい場所」に仕立て直すこと 。
 仕事も、家事も、呼吸をしていることも同じこと。
 プラス域で暮らしましょう。





 

庭のことだま

楽園とは理想の庭のこと。

モネはなかなか世間からの賞賛が得られない人生でしたが、彼には、描き出す世界をいつも賛美し支えてくれる家族と数人の友人がいました。
50歳で購入したジヴェルニーの家の庭に溢れるほど花を植えて楽しみ、3年後に売りに出された隣家の土地を手に入れてからは、憑かれたようにそこに造園を始めるのです。「私が評価されないのは当然だ。なぜなら私が夢見ている世界のことを、まだこの世の誰も目にしたことがないのだから」と、それまで目を閉じて思い描いてきた理想郷をリアルに出現させて、それをカンヴァスに描こうという壮大な試み。水を引いてきて池を作り、橋をかけ、土を耕し、植物を配置し育ててゆく、夢を語りながら汗を流すその日々が、どれほど幸せに満ちたものであったろうかと想像するのです。



レンズを覗いていたら
一瞬 ルノワールが降りてきた気がした。

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全くもって気のせいなのだが、
顔を上げた時に、茂みの奥に消えていった老人が
モネだったことは、
気のせいと言い切れない。

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イーゼルを抱えて歩く
背中の丸まった大きなその後ろ姿を、
これまで何度も夢で見てきたので
間違うはずがないのだ。

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だからどうということではなく、
憑依や幻想や、そういうことじゃなくて、
ただ、ルノワールもモネも、
きっとこんな朝の光が
大好きだったんだろうなあと。

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その些細な感動を伝えたくて仕方ない、
愛する人に、愛して欲しい人に、
突き詰めれば彼らの尽きない創造欲求の源泉は、
そういうことだったのではないかと。

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ロートレック、ゴーギャン、ゴッホ、セザンヌ・・・
彼らは世間的な不遇の代償として、
光を情動で感知する
至福の能力を得ていたのかもしれない。

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幸福感を命の理由とするなら、
確かに、その価値はある。

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些細な命は、朝のほんの一瞬の、
あるいは赤い夕暮れ時の、
あるいは夜の庭の遠くで光る江の島灯台の、
些細な光に導かれて咲くものなのだ。
これでいいのだ。





今日は「港南台店」にいます。

昨日と一転して、今日は夏日になるそうな。 





 
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