2018年03月

家族の庭のつくり方 8

庭を持ち上げる

庭の一部を持ち上げるのも、出やすくするための有効な方法。同時に部屋と庭との一体感、生活空間が庭へと広がる感覚が得られます。



内山邸 Before

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After

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部屋から床つながりに広がる庭が理想形。



天野邸 Before

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After


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ウッドデッキだとイメージしやすいと思います。盛り土をして芝生やタイルを張るなどの場合は基礎にある通気口の確保をお忘れなく。 





ニョロニョロの群生地帯を発見。

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田舎の線路を思い出しました。

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実家の裏手にC-11が汽笛を鳴らす只見線が走っていて、
雪解けには一面にツクシが生えるその周辺が、
幼い頃の格好の遊び場でした。

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よもぎをつぶした色水で絵を書いたり、レールに耳を当てたり、
拾ってきた五寸釘を汽車にひかせて潰し、手裏剣を作ったり。

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雪解けには一面にツクシが出てきて、
踏まないように歩いたことを思い出します。 





今日は港南台店にいます。


 

 

バードウォッチャーウォッチング

早朝の舞岡公園ですれ違う人は大きくふたつに分けることができる。挨拶を交わす人と無言でかすかに頭を下げる人だ。巨大なカメラを担いでいる人は例外なく前者に分類されるので、ぼくは距離的にいいタイミングで「おはようございます」と挨拶をし、大概はいい笑顔で、ちょうどいいボリュームで返してくれる。
6時少し前、いつもの池のほとりに近づいて行ったら三脚を立てて携帯椅子を広げて腰掛けている、ぼくより10歳くらい上のバードウィッチャーがいた。

おはようございます。

おはようございます。いいカメラ持ってるね、ソニーだね。

ええ、α7Ⅱ です。

ミラーレス一眼の先駆け。α7から改良されてるからづいぶん使いやすいでしょ。ピントを拡大できるのが強みだよね。

詳しいですね。

ああ、カメラ好きだから。道楽ですよ道楽。


その人が据えているカメラはキャノンで、ぼくのより3倍の値段がする機種だった。そして迷彩色のカバーをかけた超望遠レンズは、多分ぼくの自慢のレンズの10倍はする。身なりはとても質素だが道具には糸目をつけないという典型的なマニアの姿。バードウォッチングとはそういうもので、役所か大学か大手企業を勤め上げた理系男たちの楽園的趣味なのだ。

カワセミならいま下の小川にいるよ。ヤツの動きはわかっているからここで待っていれば来る。

そうですか。ぼくは花探しなもんで一回りしてきます。


バードウォッチャーの予言をぼくは信じた。ぼくは花に集まる蝶の動きが大体予測できるので、それと同じことだ。
菜の花とツクシの群生と田起こしが済んだ里山風景を撮り、1時間ほど歩いて池に戻ると、さっきの預言者が撮影中だった。ぼくは足音を忍ばせてそこを通り過ぎようとしたら、小声で話しかけてきた。

ほら、あそこあそこ。

予言が的中するであろうというぼくの予測が的中したことにニヤリとしながら、ぼくもシャッターを切った。



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これまでお客様にもバードウォッチャーは何人かいた。どの人も爽やかに凝り性で、ユーモラスで、愛妻家か、あるいは恐妻家だった。人生の仕上げの時期に、こういう自然相手の趣味を持つのは素晴らしいことだと思う。
存分に撮って店へと急ごうと歩き出したぼくに、バードウォッチャーは言った。

花もいいよね。女房が花好きでね、俺は鳥好きで、両方酒好きだ。

ぼくは振り返って、「じゃ」と言ってこくっと頭を下げた。笑顔付きで。
夏日になるという予報の、気持ちのいい朝だった。




 

家族の庭のつくり方 7

庭に出やすくする

部屋との段差が大きいと、庭の存在が遠くなってしまいます。



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行きづらければ楽しみづらい。



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階段や濡れ縁を設けて、キッチンからリビングへ、リビングから寝室へ行くように、すんなりと庭に出られるようにしましょう。




サ・ク・ラ・サ・

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大道芸

シッダールタの中二病は重症だった。彼は裕福な家庭にいて、内側から自分を突き破ろうと暴れる欲望について悩み、将来について悩み、世の中のことを悩み、ついにはあらゆる悩みのことを悩み、周囲の人々のやることなすことが嘘っぽく思えて悲しい目をしていても、暮らしの安泰が保証されていたことが症状を悪化させたのだ。何年か自室に引きこもって、ギターを掻き鳴らし反体制フォークソングをがなり、ヒンドゥーの行者が記した本を明け方まで読み、当時流行っていたヨガによるマインドフルネスを行ったりした。腹が減るとキッチンへ行って冷蔵庫に常備してある魚肉ソーセージをかじり、時々は料理に使う二級酒を盗み飲んでトリップを楽しんだ。



春のうつつは極楽浄土。
 
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シッダールタ、お前はいつまでそんな自堕落な生活をしておるのだ。

父さん、ぼくは宇宙の本質を知りたいのです。欲望と絶望の意味を、富と貧困の訳を、不条理な事象と信仰の関係性を、ガネーシャの真理である成功と幸福がいかなものであるのかを見極めたいのです。

はあ・・・シッダールタ、お前は本物のクルクルパーか。ああ、どうもならん。お前を甘やかしすぎたことを心底悔やんでおるぞ。そんなたわ言は飯の種にもクソの役にも立たん。

何度も繰り返されてきた父からの小言は、いつも「もう子供じゃないんだからちゃんと働いて、自分で食えるようになれ。わけのわからん理屈をこねるのはその後だ」でしめくくられた。
29歳のある夜、そんな小言に嫌気がさしたのか、あるいはそんな自分に嫌気がさしたのか、魔がさしたようにシッダールタは少しの着替えと当座のお金と数冊の宗教書を持って、裏の木戸を開けて家出をした。



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何のあてもなく、おぼっちゃま育ちで生活能力もない彼は、往来で物乞いをしながら暮らすみすぼらしい身なりでガリガリに痩せ、目だけが異様に強く光る自称修行者、ホームレスたちの仲間入りとなった。
人はどんな境遇にあっても、それを長く続ければそこに正当性と糧を見い出すものだ。6年が経過し、彼は育ちの良さからくる品のある印象と、読み漁ってきた書物のおかげで、道ゆく人々の興味を引く哲学を語り飯の種にすることができるようになっていた。

人々よ、苦しみは悪政や貧困や不遇や、そういった外部要因によってもたらさせるように思いがちだがさにあらず。あなたの内側、あなたの日々の思考と行動が苦しみを招き入れているのですぞ。さあさあお立ち会い、今から私がその苦しみを遠ざけ、あなたを解脱の境地へと導く魔法の言葉を授けよう。

彼の声はよく通った。引きこもりの時期に毎夜フォークソングを歌っていたからだ。聴衆に対して発声は重要な武器になる。ボブ・ディランのような、ボブ・マーリーのような、ボブ・ウェルチのような語りの調べは心地よくび響き、たちまち人だかりができ投げ銭が集まった。



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感じなさい。

彼は右手の指を天に向かって突き立て、左手は大地を指して叫んだ。クライマックスに使っていたお決まりのポーズだ。

ドント、シンク、フィール。悩むことをやめ、今ある幸福を感じ取るのです。幸せを数えたえら片手にさえ余るならなおのこと、それを大切に実感するのです。

チャリーン

では両手でも足りない不幸はどうするか。それも感じなさい。不幸から目をそらし中途半端に忘れてしまおうとするから、その不幸が魔物のごとく巨大化してあなたを襲うのだ。恐れることはない、そんなものはひとかけらも残さず受け入れて、噛み砕いて飲み込んでしまえばいい。さすればそれが栄養素となり幸福体質になってゆく。加藤諦三も申しておるではないか「あなたが認めたくないものは何ですか。どんなに辛くても、それを認めれば道は開けます」と。

チャリーン チャリーン

聴衆のひとりが言った。

じゃああなたの心に不幸はひとつもないのですか。そのようなみすぼらしい格好をして、粗末なものを食べて、それは不幸ではないのですか。

いい質問ですね。ふふ、幸不幸は自分でジャッジするものなり。私は幸も不幸もくまなく感じ取り受け入れている。だが白状すれば、たったひとつだけ大変にひどい不幸を抱えている。大好物の焼肉をもう何日も口にしていないのだ。もしもあなたが私に安楽亭で上カルビとシロコロホルモンとビールをご馳走してくれたなら、私はまごうことなきパーフェクトな幸福を得ることができ完璧なる神となる。さすればあなたは、その偉大な神を誕生させた最上位の神として、長く後世に語り継がれることだろう。

どっと笑いが起こった。
チャリーン チャリーン チャリーン・・・



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まだ涅槃(悟りの境地)への旅の途中なれば、今日はこの辺で失礼いたします。たくさんお布施に感謝感激雨あられ、これで明日も人々を苦しみから救う説法をすることができます。私のこの旅は、わが身に苦難を課し、感じ、受け入れ、その反作用で脳内に分泌されるドーパミンによって、心に満ちてくる幸福感を得る修行です。もしも私に同行して共に涅槃を目指したい方がいればどうぞご一緒に。真の幸福を目指して歩を進めるならば、いつか必ずたどり着けますから。ちょうど、理想の庭をイメージした者にのみそれが実現する現象と同じにね。さして幸福でもない庭から目を背けていないで、しっかりとその地を目指しましょう。そこに行けばどんなことも叶うと、ゴダイゴも歌っていたではあ〜りませんか。



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徐々に彼についてゆく者が増え、その者たちはシッダールタの大道芸である説法を身につけては独立し、全国に散って人気を博していった。その芸能の大前提として教祖の存在が必要だったため、やがてシッダールタは神格化され、ブッダ(悟りをひらいた者)と呼ばれるようになった。弟子たちはそれぞれにブッダの物語を感動的に仕上げてゆく。聴衆もまたシェアやいいねによってブームを拡散し、その過程で説法は万人によろこばれる哲学として体系化された。そしてブッダの化身である神々を生み出し適所に配していった。
このような経緯で、中二病のシッダールタが糧を得るために始めた大道芸は、世界有数の偉大な宗教となり、多くの人々を苦しみから救ったのでありました、とさ。めでたしめでたし。

かく言うわたくし、未だ中二病完治せず。









今日は金沢文庫店にいます。





 

家族の庭のつくり方 6

未来をイメージする

ガーデンリフォームの完了は、ゴールではなくスタートです。



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2年後

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庭は花咲く未来を思い描く場所。



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5年後

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1年後、5年後、10年後と、時間とともに輝きを増してゆく庭をイメージしましょう。





昨年近所の公園で見つけたアカバナミツマタが、今年も無事咲いてくれた。公園管理の人が植えたとは思えない、近隣のだれかが戯れに植えたような感じで、幹と枝がまだ細く、支柱も施されていたいのに横に広がってのびているため、風で揺さぶられて根が傷んで枯れたり、雪に倒されてしまわないかと少々気になっていたのだ。



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ミツマタは枝が三つに分かれているからミツマタ、というわかりやすいネーミング。樹皮が和紙の原料になるので、昔は里山で盛大に育てられていたという。その風景を想像すると気候と同じく温かな気持ちになる。



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花言葉を調べたら「肉親の絆」とあった。肉親、最近はあまり使われない言葉なので違和感があるが、その違和の分、肉の文字に意識が行って、血のつながりとか、抱っこや、おんぶや、そういう光景が体温つきで思い浮かび、これもまた温かな気持ちになる。
花は季節と連動し、気持ちも季節と連動する。春は気持ちが温まる季節だ。



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港南台だと円海山の周辺に里山の風情が残っている。おすすめは瀬上池、能見台から入るルート、上郷森の家の周り。時間があれば尾根伝いに鎌倉の建長寺まで、2〜3時間のトレッキングを楽しめる。桜の花見だけじゃなく、肉親と手を繋いで歩いてみてはいかがだろうか。


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年齢に関係なく、手を繋いで歩く姿は微笑ましい。何度か女房に提案してみた、手を繋ぐのは抵抗があるだろうから軽く腕を組んで歩かないかと。口には出さないが、世の多くの男性が望んでいることだ。だが「私が介護しているように見えるからイヤ」と、とても適切かつ正当な理由で断られている。
考えたらこないだ手をつないだのは、15年ほど前に娘とだった。温かな記憶だ。






今日は港南台店にいます。




幻想というニッチ

空を見上げることが癖になっている。
母川回帰する魚が水の匂いで生まれ故郷の川を察知するように、渡り鳥が地球の磁場によって方向感覚を得ているように、空がどんな色で、雲の様子がどうなっていて、太陽がどこにあるのか、それを把握していないと落ち着けないような、不安に似た気持ちになるのだ。



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息子たちがまだ幼かった頃は、空模様を気にしたことなどなかった。その頃の、空がどうであろうと自分に何の関係もないと思っていた自分が、一体何を考えて、何に重きを置いて生きていたのだろうと不思議な気持ちがする。同時に、空が気にならなかったぼくは、とても下手くそだったことを思い出す。仕事も、子育ても、いろんなことがだ。だからいろんなことが下手くそで、遠回りや、迷い道に入り込んでいる人を見ると、ついお節介に「見上げてごらん」と言いたくなるのだが、そういうお節介がお節介に終わることを知った今では、あまり言わないようになった。
その代わりと言っては何だが、庭については、空と同じ意味でその手の話を繰り返している。下手くそに陥って混迷している人には「見上げてごらん」よりも、庭のあれこれの方がよく伝わり、実生活に即効性のある実効性が顕著だから。例えばカーテンを開けられるようにしない限り、庭は暮らしの役に立つ場所にはならないということを。



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待てよ、そうだ、いろんなことが下手くそだった頃よりも以前には、そうだ、そうだった、ぼくは空ばかり見ていた。校庭の真ん中や帰りの土手道で、あまり長いこと見上げていたのでクラクラして、よく後ろに倒れそうになったものだ。小学生の時分は教室とは窓のある部屋のことだったし、授業とは雲を見て空想にふける時間だった。まああの頃もいろんなことが下手くそだったけど、勉強とか、・・・勉強とか、勉強とか。それによって辛くなったり、危機を感じたり、嫌な思いをしたことはなかった。ぼくは幸運なことに周囲から、同級生からも大人たちからも、ぼーっと空を見ている子供というファンタジックな居場所を与えられていたのだと思う。銀河祭りの夜、草の丘に降りてきた汽車に乗り込んだジョバンニのポケットに、いつの間にか、どこまでも行ける優待切符が入っていたのと同じように。



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小さい頃は空を見ていた。大きくなって空を見なくなり、もっと大きくなってまた空を見て、空を見なかった時期は苦労が絶えなかったことを思い返している。おやおや、これは何年か前にアマテラスが授けてくれたあの詩と同じじゃないか。


足跡   メアリー・スティーブンソン

ある夜 私は夢を見た
夢の中で 私は神様と一緒に浜辺を歩いていた
空には私の人生の様々な場面が フラッシュのように映し出される
そのそれぞれの場面で 私はふたり分の足跡が浜辺についているのを見た
ひとつは私のもの そしてもうひとつは神様のものだった
私の人生の最後の場面が映し出されたとき それまでの人生の足跡を振り返ってみた
驚いたことに 何度も足跡がひとり分しかない時があることに気がついた
そしてそれは 暗くて悲しい時期ばかりだったのだ

私は神様にたずねた

神様、あなたはおっしゃいました。一度私があなたについてゆくと決めたなら、あなたはずっと一緒に歩いてくださると。しかし私が最も辛い時期に、浜辺にはひとり分の足跡しかありませんでした。なぜ私が心からあなたを必要としている時に私からお離れになっていたのですか。

神は答えた

愛しいわが子よ、私はお前が最も苦しい試練の最中でも、決してそばを離れることはなかったのだよ。ひとり分の足跡しかなかった時期には、私がお前を抱き上げて歩いていたのだ。




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ぼくは今日も空を見る。アマテラスは何処におわすかと。
そういえば高校の離任式で、美術教師がとても重大なことを言っていたのを思い出した。今になって、その言葉の本当の重大さに気がついたのだが。

私は今日でこの学校を離れます。あなたたちの多くは、卒業をしたらこの町を離れて都会へと行くことでしょう。東京のビルの谷間を歩いている時でも、いつまでも夕焼けに気づく人でいてくださいね。





今日は金沢文庫店にいます。





家族の庭のつくり方 5

季節ごとをイメージする

庭を一年中楽しむために、四季折々の表情や香りを想像しながら植栽を組み立ててください。





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春は希望、夏は情熱、秋は哀愁、そして冬には物思いながら春を待つ楽しみがある。





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季節と呼応しながらの暮らしに、庭は欠かせない場所です。





モクレンのつぼみが顔に見える件

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落書きしてみました。



ミルクを沸かしながら
温まるのが遅くなったと
君はいつでもぼくより先に
時の流れ 季節の移り変わりを知る

このフレーズが好きで、時々口を突いて出る歌です。
ぼくの恋愛観というか、理想の暮らし的なことなのかも。



静かに 静かに 夢は降りてきた

いいですよね、この感じ。

 
 

フィクサー

庭の打ち合わせは奥様と進めることが多い。それはぼくがそのように要望しているわけではなくて、先方の都合や考え方によるものだ。多くのご主人は、家のことは奥様にという姿勢をとる。何度かの試練を乗り越えてたどり着いたのであろうそのスタンスに、ぼくも賛同する。正確に言うと賛同せざるを得ない。だいたい夫婦は意見が分かれるし、たいがいの女性は男に問題提起しておいて、男がどう答えようともその逆を主張するという傾向が見られる。そこには論理もへったくれもなく否定があるだけなので、男としては何も言わないのが得策だということに思い至るのだ。奥様は魔女である。男を黙らせ、つまりは無言の同意以外の選択肢を消し去り、意のままに暮らしを組み立てる魔法を使う。



この時期、早朝の日限山公園は
空気も光もほんわか心地よく、
まるで天使が住み着いたかと思えるほどです。
もう寒くありません。
寒くないことがこれほどうれしく感じるのも、
冬に凍えながら歩いたことの効用。
寒・暖、苦・楽、喜・怒・哀・楽、振れ幅を大きくすると
感動体質になります。

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「奥様」、実に素敵な呼び名だ。一部の女権拡張論者からは「良妻賢母」と共に差別的蔑称であると詰め寄られそうだが、 ぼくはそうは思わない。そんなことはない、どころか、奥様、奥方、家内からはその家庭を牛耳るフィクサーであるという響きを感じるので、まったく逆の意味を持っているのだと思っている。






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打ち合わせの際に、ぼくの話はとても論理的なので奥様方にはあまりウケがよろしくない。女性は論理よりも感覚に働きかけてくる相手に食いつくのだ。主に「美味しい・楽しい・美しい」事柄に。だから大概は早々に庭の話を切り上げて、日常のあれこれへと話題が移ってゆくこととなる。



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そこで聞く奥様方の暮らしにまつわる知恵に、ぼくはとても大きい影響と恩恵を受けている。ゴボウの皮はむかずに食べる、揚げ物は引き上げる際にしばらく鍋の縁にくっつける、シイタケは旬の時期に大量に買って庭で干す、食器洗い洗剤は薄めておく、歯磨きは時々左手で行うなど、どれも正当性とお得感がある情報で、他にもたくさんあり、本一冊にはなる量だ。



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そんな奥様の知恵袋の中で、最も凄さを感じたのが次の言葉だった。

男はねえ、ほめて甘えれば何でもしてくれるのよ。

まさにフィクサー、見事かつチャーミングな論である。本当にそうだと、地球上の全男性がうなずくことだろう。



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だが残念なことに、ぼくはこの論からはゴボウの皮をむかずに使うことほどの、実際的な恩恵を得られていない。うちの奥様はこのことを知らないのか、あるいは信仰上の厳しい制約があるのか理由は定かではないのだが、ほめも甘えもしないからだ。だからやむなく日に何度も自分で自分をほめ、時々自分にご褒美を与えながら暮らしているわけだが、その様子は、傍目には、孤独なはぐれオスのように見えるかもしれないと思うことがある。



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どなたか家内に、このとびきりのお得情報をお知らせしてくださらないだろうか。ほめると口が曲がると恐怖し、「甘える」と「甘ったれる」を見事に取り違えているあの人に。
とても救われるのは、このように嘆いているのがぼくだけではないということだ。もしかしたら多数派かもしれない。一体全体どうしたことだろうと思うのだが、スーパーの特売日やカードのポイントに目の色を変えるのに、なぜ主人、亭主、旦那と呼ばれる恋の奴隷をもっとお得に使わないのか。せっかく庭付きの家を手に入れた人の多くが、その庭に愚痴の種を撒くこと以外の利用法を思いつかないことに似て。



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ついでに人類史的見地からの補足を記しておくことにする。哺乳類霊長目ヒト科ホモ属のメスが、オスに対してほめて甘える行動は、進化において猛獣が牙を備えたように、花が昆虫によって受粉するように、鳥が翼を得たように、ヒトが言葉を使い出すずっと以前から身につけていた偉大な能力だ。オスはメスからのご褒美と引き換えに命がけで獣を狩り、散々歩き回って果実や食べられる草を持って帰った。近年では早朝から終電まで働きづめに働いて、ストレスによって命を削りながら家庭に暮らしの糧をもたらしている。人類は200万年以上も前からこの「メス主導型ご褒美支配システム」によって勢力を拡大し、豊かな社会を築いてきた。つまり逆に言うと、メスのほめ下手甘え下手は幸福に生存する能力の衰弱、牙が抜けた猛獣、咲かずに落ちる花、翼の折れたエンジェルということになる。
今は飛べないエンジェルたちよ、ほめたって口は曲がらないし、甘えて損をすることなどひとつもない。これ以上のお得情報はございませんぞ。


おーい、例のガーデンデザイナーが面白いこと書いてるから読んでみなよ。

ええ、なに、今いそがしいんだけど。

まあまあそう言わないでさあ、読んでみなよ。お得情報だって。

奥様は寝転がっていたソファーから起き上がり、口のまわりについたポテチの塩をぬぐってからしばしパソコンに見入った。

なにこれ、すっごい嫌味。だいたいこの人ってそうなのよね、説教くさい嫌味たらたらの屁理屈で、結局は奥さんへの愚痴でしょ。
で、なんでこれを読ませたかったわけ。私の翼が折れてるって意味なの?


あ、いやあそういうことじゃあ・・・

ねえねえそれよりさあ、こんなくっだらないの読んでないで、庭をきれいにしてくれないかなあ。

えええ、ジェジェジェ、えええ、ジェジェジェ、草抜けってこと。

それが済んだら何でもいいからグリーンファームで花買ってきて植えといて欲しいんだけど。土曜日に友達がくるから。みんな言ってるわよ、おたくのご主人は家のことやってくれるからいいわよねえって。ゆかりんちなんかね、何にもしないんだって。信じられる?ゴミ出しも洗い物もお風呂掃除もシーツの取り替えも何にもよ。あんまりいつもうちをうらやましがるからね、言ってやったのよ、男はよく見て選ばなきゃねって。

あああ、ジェジェジェ、あああ、ジェジェジェ。

なにジェジェジェって。あなたはいつもそうやってちょっとズレてんのよね。でもそこが可愛いから許してあげる。あなたは良かったわね、私と結婚できて。ほんと、私たちはいい夫婦だと思うわ。あなたがいろいろやってくれるから、私は幸せ者。あ・り・が・と。

あ、あ、あの・・・あのね・・・

なに、なんか文句あんの?

あ、いや、前から言おう言おうと思って言えなかったんだけど・・・

ええ、・・・なによ。

あのね、ありがとう、ぼくと結婚してくれて。

もうやっだ〜、いいのよそんなことお〜。私は男を見る目があったってことよ。じゃあお願いね、ご主人様。


かくして、庭は見事に美しく整ったのでありました、とさ。めでたしめでたし。





今日は港南台店にいます。




 

家族の庭のつくり方 4

シーンを思い浮かべる

どこに何を植えるか、どんなレンガを使うか、デッキや花壇や通路をどう配置するかと考える前に、その庭で展開させたいシーンを思い浮かべてください。



和泉さんちの庭はいつもにぎやか。

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あなたがその庭の脚本家であり、監督であり、主役です。



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物語を紡ぐように仕立てた庭は、感動的に展開します。


 ガーデンデザインは映画の予告編。ご自分を主役に据えて、満ち足りた近未来を想像してください。その舞台となる庭が、花いっぱいで、笑顔が溢れる幸福な家族の場所となりますように。


夏に犬たちとよく行く散歩コース、
おさびし山のいたち川の土手で
ユキヤナギが満開となりました。
ユキヤナギとその周辺のソメイヨシノは
10日を挟んで連動しています。

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撮影は6日前なのであと4日で桜が満開に。
お花見の段取りはお済みでしょうか。



 

庭のつれづれ

行きつ戻りつ春は行く。

昨日は予報に反して雨は昼過ぎに雪へと変わり、港南台は3センチほど積もりました。
この春の揺さぶり方、初夏になったり冬に戻ったりのこの感じ、いいですよね。降りしきる雪に軽く興奮して妙に食欲が湧いてくるのは、豪雪地帯で生まれ育った者に備わる性質なのかもしれません。とにかく雪を見ると唐揚げが食べたくなるのです。


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というわけで、昨夜は店のすぐ近くにあるハナマサで鳥肉とイカと冷凍ロースカツを買って帰り、冷蔵庫にあったシュウマイとギョーザも加えて盛大に揚げ物祭り。さて、またもや摂取してしまったこの余剰カロリーをいかにして燃焼させるかが、今日からの新たな課題となりました。ここ1週間で冬の脂肪を2㎏落としてホッとしたところだったのですが・・・。
春は体重も激しく行きつ戻りつします。


ちっ、腹引っ込めても体重変わらねえなあ。

なにいいように言ってんのよ、そうしないと体重計が見えないんでしょ。


と、そこまでひどくはないものの、腹のたるみは気持のたるみ。ワンダーコアを20×3。





今日は港南台店にいます。




 

ゲシュタルトの庭

ゲシュタルトの庭に二匹の犬がいます。一匹はほとんど吠えることがなく、いつも穏やかな表情で大好きな飼い主からの指示を待っています。もう一匹は臆病で警戒心が強く、知らない人や物音に吠え、常にいくらかの興奮状態にあります。



親ばかちゃんりん蕎麦屋の風鈴。
可愛くて可愛くて、
ああ可愛くいて可愛くて、
どう考えてもうちの子たちは
犬を超越した天使の領域にいます。

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ゲシュタルトとは概念が統一されたひとつの世界。おおらかで上機嫌な犬はトップドッグ(勝ち犬)で、臆病で不機嫌な犬がアンダードッグ(負け犬)です。この資質の違う二匹が折り合いをつけながら平和を保っている庭が、バランスのとれた人格であるというのがゲシュタルト心理学の基本原理です。



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ぼくの中にも白いわふち(トップドッグ )と黒いわふち(アンダードッグ)がいて、その時々で優勢な方がぼくの思考を支配しているのですが、この心理学に則れば、二匹双方を俯瞰しながら庭全体を眺めるのが好ましい状態ということになります。



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考えたらその通りなんですよね。天使の自分と悪魔の自分、ポジとネガ、積極と消極、緊張と弛緩、愛妻家と恐妻家、アクセルとブレーキ。そう、アクセルとブレーキ。両方を使いこなさないと事故りますからね。
犬を見ずに庭を見よ。そこが美しく整っていたら、二匹の犬はじゃれ合いながら、楽しく平和に暮らしていけます。



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ちなみにゴリラはこのゲシュタルトの保持が得意で、見た目から想像される腕力による支配構造ではなく、感情や欲望の表出と抑制のバランス感覚が優れていること、つまり人格者であることがリーダーの資質となっています。それを逸脱したアルファオス(ボスゴリラ)には即座に孤独が用意されている、というところが自然の厳しさであるわけです。ぼくら不自然な猿社会では、その掟の緩さが多くの問題と悲劇を生んでいます。



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ああ、それにしてもですねえ、アッキーを差し出せとギャンギャン吠えまくるアンダードッグの群れは、なんだ品がありませんなあ。あれじゃあまるで古代ヨーロッパの魔女裁判ですよ。しょうがないじゃないですかねえ天然なんだから。ああいうチャームな女性は超党派でトキみたいに保護してあげなきゃ。だいたいやねえ、ヤツらはB型女房を持ったオスの苦労と悲哀が何もわかっとらんのや。いっぺんやってみいっちゅうねん、どんだけ大変か。おっといけねえ、黒いわふちが優勢になってしまいました。





今日から4日間、港南台店にいる予定いです。お近くにお越しの際はぜひ遊びにいらしてください。でも差し入れとかはお気遣いなく。実はいろいろと怖い物がありまして、特に甘いものが怖くて怖くて。ブルージュの丘のケーキとか、日陰茶屋の和菓子とか、身の毛がよだつほど怖いので。あとフルーツ各種とアルコール類も。





 
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