レッドロビン(西洋ベニカナメ)は、在来品種のベニカナメモチが病気になりやすく、生産農家的には連作障害が起こるということもあったため、改良品種として誕生しました。ベニカナメモチよりも成長が旺盛で、葉っぱはツヤが強くやや大きめです。ちょうど今が花盛りです。
植木屋さんはよく「手入れを怠ると花が咲く」と言い、木が弱ってしまった危機感から子孫を残すために咲くのだ。だから刈り込み作業をいたしましょうか、と営業トークを行います。ぼくも修行時代にそう教わったし、確かに手をかけずにぼうぼうに放ったらかしたものだけにが花が咲いています。
でもちょっと変だなあと、ずっと思っていました。弱ったから咲くにしては、その後に枯れてしまうのを見たことがありませんでしたから。それどころかさらに元気になってゆくような。
調べてみたら謎が解けました。
レッドロビンの花芽は夏につきます。だから秋や冬に刈り込みをすると、花芽が切り取られてしまい咲かない、放置しておくと咲く、それだけのことだったのです。
基本的には梅雨明けと秋の二回刈り込めば美しい生垣を維持できます。花がなく整ったレッドロビンに出会うと、その家からは、きちっと暮らしているんだなあという好印象を受けます。ただし、毎年繰り返し開花を妨げられている木の立場になれば、人と重ね合わせ、愚にもつかないことを考えてしまいますが。
レッドロビン、三十年ほど前から出回り始め、今ではベニカナメに取って代わって生垣の代表的な樹種になりました。
ぼくも多くのプランに入れてきました。でも中にはこの燃えるような赤が好きではない、あるいはあまりに見かけるのでありきたりな感じがして、という方もいらっしゃって、そんな時には黄色から深緑への変化が美しいオウゴンマサキをお勧めしています。
こちらは斑入りのキンマサキ。
両方とも潮風に強いので、湘南方面でよく目にする初夏の色です。
植木屋さんはよく「手入れを怠ると花が咲く」と言い、木が弱ってしまった危機感から子孫を残すために咲くのだ。だから刈り込み作業をいたしましょうか、と営業トークを行います。ぼくも修行時代にそう教わったし、確かに手をかけずにぼうぼうに放ったらかしたものだけにが花が咲いています。
でもちょっと変だなあと、ずっと思っていました。弱ったから咲くにしては、その後に枯れてしまうのを見たことがありませんでしたから。それどころかさらに元気になってゆくような。
調べてみたら謎が解けました。
レッドロビンの花芽は夏につきます。だから秋や冬に刈り込みをすると、花芽が切り取られてしまい咲かない、放置しておくと咲く、それだけのことだったのです。
基本的には梅雨明けと秋の二回刈り込めば美しい生垣を維持できます。花がなく整ったレッドロビンに出会うと、その家からは、きちっと暮らしているんだなあという好印象を受けます。ただし、毎年繰り返し開花を妨げられている木の立場になれば、人と重ね合わせ、愚にもつかないことを考えてしまいますが。
レッドロビン、三十年ほど前から出回り始め、今ではベニカナメに取って代わって生垣の代表的な樹種になりました。
ぼくも多くのプランに入れてきました。でも中にはこの燃えるような赤が好きではない、あるいはあまりに見かけるのでありきたりな感じがして、という方もいらっしゃって、そんな時には黄色から深緑への変化が美しいオウゴンマサキをお勧めしています。
こちらは斑入りのキンマサキ。
両方とも潮風に強いので、湘南方面でよく目にする初夏の色です。