2018年05月
似て非なる。
こぶ取り爺さん、小太り爺さん。
あくまでも、悪魔でも。
闘争か、逃走か。
照明を当てて証明する。
奇怪な機械を操る機会。
盛夏の生家で生花を活ける。
終生習性修正できず。
私事を指示する師事を支持する。
寄港し紀行を寄稿する奇行。
志向を試行する思考。
家庭の過程を仮定した庭づくり。
こぶ取り爺さん、小太り爺さん。
あくまでも、悪魔でも。
闘争か、逃走か。
照明を当てて証明する。
奇怪な機械を操る機会。
盛夏の生家で生花を活ける。
終生習性修正できず。
私事を指示する師事を支持する。
寄港し紀行を寄稿する奇行。
志向を試行する思考。
家庭の過程を仮定した庭づくり。
前夜の庭で本や音楽から取り込んだ情報によって、今日の質感が変化する。村上春樹を読んだ翌日は言葉がシニカルになるし、ロバート・B・パーカーなら自覚の半分ほどがヒーロー然とした中年探偵に変身している。スティーブン・R・コヴィーを読もうものなら、隙間のない正論で羽交い締めにされ金縛りにあう始末。高田渡を聴けば山頭火的放浪に憧れ、拓郎なら女房との出会いの日にワープする。
漫然と時を送っていると穏やかに沈殿しがしちな、ホンワカ弱々の自分の肩をつかんで揺さぶるにはとても有効なのだが、その合間に庭の情報を取り込み本来の位置に引き返す必要がある。そうでないとうっかり、それらの世界に行ったきりになってしまう。いくら取りあえず楽しいからといって、その、庭でのルーティンを挟まずに本を読むとロクでもないことになるし、音楽も往々にして現実逃避の片道切符、黄泉の国へのチューチュートレインなのだ。
横浜六角橋商店街から放浪の旅に出て、未だ人生の楽園を求めて旅し続けているロバート・ハリスをここ数日読みふけった。心地いい、たまらなく心地いいのだ。行間に流れる退廃と破滅の甘く危険なロマンティシズムが、かつて、まだ少年だったぼくの目に途方もなくカッコよく映った、ピーター・フォンダが演じたイージー・ライダー のワイアット(キャプテン・アメリカ)のようで。
い、い、いかん、次の設計に意識を向けなければ。いち日いち日着実に目の前の仮想庭に集中しなければ。今はイージーにライドしている場合ではないのだ。楽しみにしてくれている素敵な人たちの顔が浮かび、脳内で、真っ直ぐに地平へと伸びる道を横浜に向かってハーレーを駆る。普段不足気味なワイルドさを加味して、柄にもなくチョッパータイプで。
行ったきりなら幸せになるがいい、戻る気になりゃいつでもおいでよ、と庭は本来的居場所を指し示してくれる。
あなたの居場所はどこでしょう。あなたがあなたでいられるその場所に、丹念に手入れされた居心地のいい庭があったらいいですね。我に返れるその帰る場所を、大切に、大切に。
今日は港南台店にいます。
漫然と時を送っていると穏やかに沈殿しがしちな、ホンワカ弱々の自分の肩をつかんで揺さぶるにはとても有効なのだが、その合間に庭の情報を取り込み本来の位置に引き返す必要がある。そうでないとうっかり、それらの世界に行ったきりになってしまう。いくら取りあえず楽しいからといって、その、庭でのルーティンを挟まずに本を読むとロクでもないことになるし、音楽も往々にして現実逃避の片道切符、黄泉の国へのチューチュートレインなのだ。
横浜六角橋商店街から放浪の旅に出て、未だ人生の楽園を求めて旅し続けているロバート・ハリスをここ数日読みふけった。心地いい、たまらなく心地いいのだ。行間に流れる退廃と破滅の甘く危険なロマンティシズムが、かつて、まだ少年だったぼくの目に途方もなくカッコよく映った、ピーター・フォンダが演じたイージー・ライダー のワイアット(キャプテン・アメリカ)のようで。
い、い、いかん、次の設計に意識を向けなければ。いち日いち日着実に目の前の仮想庭に集中しなければ。今はイージーにライドしている場合ではないのだ。楽しみにしてくれている素敵な人たちの顔が浮かび、脳内で、真っ直ぐに地平へと伸びる道を横浜に向かってハーレーを駆る。普段不足気味なワイルドさを加味して、柄にもなくチョッパータイプで。
行ったきりなら幸せになるがいい、戻る気になりゃいつでもおいでよ、と庭は本来的居場所を指し示してくれる。
あなたの居場所はどこでしょう。あなたがあなたでいられるその場所に、丹念に手入れされた居心地のいい庭があったらいいですね。我に返れるその帰る場所を、大切に、大切に。
今日は港南台店にいます。
あのお、そこにある求人のを見て来たんですけど。
二十代後半だろうか、あるいは十代かもしれない、年齢だけでなく全体的にいろんな印象が判然としない女性が、おずおずといった感じで入って来た。ぼくはその様子から、もしかして、おやおやまたか、と思いながら腰掛けるよう促した。
履歴書はお持ちですか。
あっ、いえ、ついさっき張り紙を見て「これだ!」って思って。だから用意していません。ご、ごめんなさい、あの、出直して来ます。
まあまあいですよ。で、うちで働きたいということですね。
はい。わたし、お花を植えるお仕事とか、植物と関わることをやりたいなあって。
うん、つまり、癒されたいと。
はい、癒されたいし、癒したいし、そういうお仕事ができたらって。先生、あ、ごめんなさい間違えてしまいました。
あのお、店長さん、で、いいですか。
ええ、なんでもいいですよ、店長でも先生でもおっさんでもね。若い女性におっさんと呼ばれること、結構好きですから。
彼女はようやく、少し笑ってくれた。
その表情を合図として、ぼくは決められたセリフを言うように、こういう場面での何度目かの話を始めることにした。
あなたが花を植えることを仕事にしたとします。ポット苗をひとつ、丁寧に植え込むことであなたが得られる報酬はどのくらいでしょう。例えば10円だとするとですね、園芸農家でバイトをしたら多分それくらいだと思うから、時給1000円なら1時間に100鉢植えることになります。運搬して、土を整えて、植えて、水をやって片付けて。まあ、できない数じゃないですよね。春のいい日和だったら癒されるかもしれません。でも仕事として成立するにはそれを8時間、800鉢植えることになります。しかも来る日も来る日もね。果たしてそれで、あなやは癒されますかねえ。
あ、あ、いえ、そういうことじゃなくてわたし、庭の設計とかやってみたくて。
そうですか、庭の設計、ですね。造作もないことです。
ええっ、でもお、難しいんじゃないですか。
いやいや設計は難しくないですよ、考えるべきことを考え、セオリーに従って線を描いていけばいい。もちろん経験は重要なことだけど、それは時間が解決してくれることなので考える必要はないし、ぼくができるくらいだから誰にだってできます。設計は簡単なんだけど、お客様によろこんでもらうことが難しいんです。
それってわたしにできるでしょうか。
ぼくは「無理です」と言いそうになったのを飲み込んで、話題を変えることにした。そして出会い頭から気になっていたことを、わりとストレートに切り出した。何度かの前例における成功と失敗から、その切り出し方がベストなのだと知っていたので。
さっき、先生って、・・・通院されているんですか。
はい。だけど先生はもう大丈夫だからって。お薬は続けたほうがいいけど、それよりもモラトリアムを脱しなさいって言われて。あ、つまり働きなさいって。
そうですかあ。
さあて、と思ったが、堂々巡りとか、あまり話が混迷しないように次のセリフを続けることにした。
癒されたいって言ってたでしょ、さっき。この仕事ってね、っていうか仕事ってね、お客様を癒すものなんですよ。そのためにこちらはストレスまみれになることだってある、火だるまみたいに。そうやって出来上がった庭に癒されたお客様から「ありがとう」って言われた時にね、ようやくぼくらは少し癒される。最初から自分が癒されたくて仕事してたら、なかなかうまくいかないと思うんですけど、どう思われますか。
彼女の表情が危惧していたほどには崩れなかったので、台本のセリフを進めた。今度はもっと柔らかなトーンで、冬の朝にできた水たまりの氷を割らないように歩くみたいに。
もう一度、どんな仕事が可能なのか、先生によく相談したほうがいいかもしれません。もしもうまくいかないと辛くなるのはぼくではなく、他の誰でもなくて、あなただから。
先生、じゃなくておっさん、あ、ごめんなさい、おっさんさん、あらやだわたし、何を言っているのかしら。
構いませんよおっさんで、続けて。
わたし、本当は嘘を言っていました。先生はまだダメだって、無理だって。でもね・・・
やれやれ、泣き出してしまった。しかしその涙は何らか彼女の必要に応じて流れているのだと見て取れたので、そうだ、もっと泣け、もっと泣け、と思いながら続きを待った。
わたしね、親は不仲だったし。・・・お母さんはお酒がやめられなくて、お父さんはいつも怒ってばかりいたから、ずっと。それにいじめられっ子だったしね。でもおばあちゃんだけはやさしくて、いつもお花がいっぱい咲いてる縁側でね、お菓子とか、お話とか、とっても楽しかったの。でもね、おばあちゃん死んじゃった。そしたらね、わたし、わたし、そしたらいつもぼーっとしちゃって、頭が痛くなってね、こめかみが割れるくらい痛くて目を開けていられなくなってね、何回も通院したんだけど、お薬たくさん飲んで、飲みすぎて、本当に本当にどうしようもなく辛くて。
そうかあ、おばあちゃんだけがやさしかったんだ。
うん、はい、そうなんです。だからわたし、なんとかしなきゃって、だから・・・
だから?
・・・・
ぼくは一か八かと思いながら、医師ではないぼくが言える範囲で、しゃくり上げ続けている彼女に最良であろうとことを話した。
いいですか、少しむずかしい話をしますから、落ち着いて、聞いて。家に帰ったら思い出して考えてみてください。
ぼくらは本当のところ全員モラトリアムなんです、地球のね。自然と言ってもいいんだけど、そういう大きな流れの中でね、神様から大目にみられながら生息していて、そしてそれぞれに、その人に適した、その人にしかできない役割を与えられている。
あなたの役割って何でしょう。ぼくは、それはきっと、あなたが考えている「仕事」とは少し違う気がするのですが、何だと思いますか。
わたしの役割・・・・
あなたは広大な草原に、アフリカのサバンナとかね、そういうところにひとりきりで生息しているわけじゃない。両親や友人や病院の人たちや、大勢の中にいるでしょ。ぼくは思うんだけど、あなたはおばあちゃんの役を継げばいいんじゃないかな。あなたが楽しかったと記憶しているのと同じ楽しさをあなた以外の人たちに、遠くの人や大勢の人じゃないよ、その時目の前ににいる人に感じてもらえるようにね。花いっぱいの縁側で、どんな状況にある人にもやさしく楽しく接する、それがあなたの役割だと思うんだけど。そうそう、鏡の中の人にもね。
先生、あ、おっさんさん。あれ?
いいんですよ、先生で。
今泣いた烏が、もう笑っていた。
ありがとうございます。先生、わたし勇気を出してきてみて良かったです。本当はすごく怖くて、足が震えちゃってたし、でもよかった。なんと言ったらいいか・・・縁側にいるみたいな気持ちです。
入ってきたときに、いろんなことが判然としなかった彼女は別人に変身していた。とても美人だ。
「目の前にいる人、ですね」と言い、晴れやかに伸びた背中で帰って行った。
うちは特に人手不足じゃなくてもいつも求人の張り紙を出している。十数年来の慣わしとして。理由は「出会い」が楽しみだからで、実際それによって集った人たちによって会社は成り立っている。年に何度か労働志願者ではなく「癒されたい人」もやって来る。ウェルカム。ぼくも癒されたいから。癒しは癒すことで得られるのだから。
意識を高く持って、勇気を出して来てくれた彼女が、彼女を羽交い締めしにている過去から脱し、ぼくらのいる安楽なモラトリアムの世界に至るために、他の何よりも草花が有効であることを、ほくらがこの意識低い系世界の今日から脱して、明日にはもう少しだけでも真っ当な生きる喜びに浸れるために、他の何よりも庭が有効であることを、SNSや雑誌やテレビや、場合によっては家族や友人や、そういった人による外部刺激よりも、あなたが、ぼくが、本当の意味の癒しを得るために自然が有効であることをぼくは知っているし、信じているし、伝えたいし、だから本当の意味で庭を意識してほしいのです。そしてその庭を、あなたの手によって癒してください。あなたのために、本当の意味であなたの人生が、自然の流れの良き一部であるために。ぼくの話に折れなかった芯がしなやかな彼女の今後が、そのしなやかさを失うことなくぼくらと同等か、それ以上に崇高な、本当の意味で幸福な展開ができうる社会であるためにも。
彼女との再会は突然やってきた。あの日から三年が経過していた。
こんにちは。おぼえていますか?
ぼくはうまく思い出せず、でもとても明るく好意的なその人の雰囲気から、ずっと前に庭をやらせていただいた方で、その庭にとても満足して楽しく暮らしていることを伝えに来てくださったんだと解釈し、「ああ、ええ、こんにちは」と不自然に笑った表情のまま、脳内では猛烈な速度で過去に設計した庭の住人たちの中から、その人を検索していた。
ふふ、あれからいわふちさんのブログ、毎日見ているんですよ。
あれから?
ええ、あれから。
検索範囲を顧客リストから来店者リストへ広げてすぐに、三年間がタイムスリップして、ぼくの顔は不自然から解放された。
いやあ、いやあ、いやあ久しぶり!えっ、その赤ちゃんは・・・
結婚をしてこの子を授かりました。
店の外ににこにこしながらこちらをうかがっている青年が立っていた。ぼくが軽く会釈をすると、彼はきちっとお辞儀をした。とてもいい印象だ。招き入れようかと思ったが、彼は彼女とぼくの再会を彼女の時間なのだと定義していて、それを少し離れたところから見守るというスタンスを選択しているのだと思えたのでやめた。
よかった、本当によかったですね。
はい、先生。
いやいや、先生はよしてよ。
ぼくが笑い、彼女も大笑いをした。ぼくは笑うと角膜に体液がにじみ出るという困った癖がある。どうやら彼女も同じ癖を持っているようだ。
今はまだ庭のない家に暮らしているが、いつか縁側のある庭を手に入れることが二人の目標になっていることを報告に来てくれたのだという。
お客様、その時にはぼくに設計させてくださいね。
もちろんです、絶対に。
目の端を指先でぬぐいながら、また二人で笑った。
その様子にやさしい視線を向けている青年へと目配せをして、テレパシーで「ありがとう。頑張れよ」と送ると、再び礼儀正しいお辞儀を返して来た。彼女の胸で眠っていた赤ちゃんがいつの間にか目覚めていて、不思議そうにぼくを見つめてから、歯のはない口で笑った。その顔が孫の美空とダブり、ぼくはまた目の端を指で拭った。
造園業、園芸店、お花屋さんには心に傷を負った人が集まってくる。このことは業界では常識として、同時に困ったこととして認識されている。心の傷はしばしば人間関係をややこしくするからだ。だがぼくの常識はまったく逆なのである。
傷ついた心が花を欲し、庭を欲し、自然を欲するのは当然のこと。ぼくらが目にしている花のほとんどが、傷負い人に癒しの効果を提供することで生存しているのだから。蜜の提供で受粉を成すのと同じように。そしてその効果がどれほど大きいかを、ぼくは日常的に目撃している。だから自信を持って言える。花、庭、自然の癒しはやがて希望の光の存在を知らしめる。その気づきによって元気と勇気が湧き上がってくる。すると人はもう、少々のことでは傷つかない強靭な心を手に入れ、それぞれの持ち場で他の人を癒す光の存在になるのだ。
ぼろぼろだった彼女は三年がかりでそういう人、癒す人になっていた。蝶の蛹が羽化するように、凍てつく霜柱が朝陽を受けて、輝きながら固体から気体に変化するように。壊れかけのRadioはジャストなチューニングを得て、ふるさとを流れる魚野川の支流、佐梨川の上流にある、岩魚が泳ぐ秘密の場所のせせらぎのごとき美しさで、バッハのアリアを奏でていた。
そうだ、ぼくは彼女の名前を知らない。まあいっか、とりあえずニックネームで。おっさんのぼくをおっさんさんと呼んだから、おっさんさんさんだ。
おっさんさんさん、またのご来店を。その日を心待ちにしています。
立ち止まらせる
歩きづらさも演出です。
小湊邸
天野邸
まっすぐ歩くと通路だが、曲がって歩くと庭になる。
すんなり歩けば便利だが、立ち止まらせれば庭を感じる。
高橋邸 Before
After
曽田邸
曽我邸
例えば飛び石を、右、左、右、左、右、右と打っておけば、つまずきそうになって一瞬立ち止まりますよね。そこで顔を上げたところを庭の見せ場にしておくという、日本庭園の技法があります。
わざと足元を見ないと危険な場所をつくっておいて、その視線の先に珍しい植物や小動物の小物(ゴム蛇とか。最近は絶滅危惧種ですが、江ノ島の参道にある土産物屋さんに行くと今でも普通に売ってます。小型の珍種はズーラシアの売店で生息を確認しました)を配しておくとか、ケンケンパ、一本橋、遠回りや行き止まりもあり。
歩きづらさも演出です。
小湊邸
天野邸
すんなり歩けば便利だが、立ち止まらせれば庭を感じる。
高橋邸 Before
After
曽田邸
曽我邸
わざと足元を見ないと危険な場所をつくっておいて、その視線の先に珍しい植物や小動物の小物(ゴム蛇とか。最近は絶滅危惧種ですが、江ノ島の参道にある土産物屋さんに行くと今でも普通に売ってます。小型の珍種はズーラシアの売店で生息を確認しました)を配しておくとか、ケンケンパ、一本橋、遠回りや行き止まりもあり。
アジサイの季節到来。
昨日打ち合わせで港北区を歩いていたら、
突然目の前に見事なカシワバが出現し
足が止まりました。
他のスタンダードなアジサイに先駆けて咲き、
一番遅く初秋まで、色を変えながら咲き続ける優れもの。
昨日打ち合わせで港北区を歩いていたら、
突然目の前に見事なカシワバが出現し
足が止まりました。
他のスタンダードなアジサイに先駆けて咲き、
一番遅く初秋まで、色を変えながら咲き続ける優れもの。
今日は金沢文庫店にいます。
原因はひじ、かもしれません。
もしかして、ひじに曲がりグセがついていませんか?
庭を楽しむ暮らしは、いつでも手の届く範囲にあります。
他にもいろいろなことが手の届くところにあります。生きがい、夢、安らぎ、感動、愛情豊かな暮らし、どれもこれもそれを欲して、そのありかを確認したらあとは手を伸ばすだけ。庭に関してはぼくに連絡するだけ。
もしかして、ひじに曲がりグセがついていませんか?
庭を楽しむ暮らしは、いつでも手の届く範囲にあります。
他にもいろいろなことが手の届くところにあります。生きがい、夢、安らぎ、感動、愛情豊かな暮らし、どれもこれもそれを欲して、そのありかを確認したらあとは手を伸ばすだけ。庭に関してはぼくに連絡するだけ。
地面に高低差を設ける
スキップフロアのように高低差をつけることで、それぞれの場所の魅力が増します。
谷口邸
今福邸
高さが変わると居心地が変わる。
和泉邸
仲野邸
日置邸
高い場所は開放感が、低い場所では安らぎが得られます。
スキップフロアのように高低差をつけることで、それぞれの場所の魅力が増します。
谷口邸
今福邸
和泉邸
仲野邸
日置邸
早春からの花の競演が終わり、森は静まり返っています。
今の主役はハコネウツギ。
主役とは言ってもとても地味な感じで、
何気なく歩いていると意識には入って来ない存在です。
でもきっと、だからこそ
この花の少ない時期を選んで咲いているのでしょう。
競争相手が少ないということは重要な選択肢です。
こちらはヒメウツギ。
緑濃くなった森で、白は遠くからでも浮き立って見えます。
これも受粉のための戦略。
白い花は薄暗くなっても識別しやすいので、
野鳥が飛べなくなる夕暮れに飛び回る虫にもアピールしています。
次の主役はまだツボミで、
よく見るとほんのり色づき始めました。
空気は少し湿気を含み、一週間前とは濃さが違うような。
紫陽花の開花を合図に、シャラ、キンシバイ、アガパンサスと、
夏に向かって加速してゆきます。
朝晩庭で季節に同調しているいので、ぼくも加速してゆきます。
今の主役はハコネウツギ。
主役とは言ってもとても地味な感じで、
何気なく歩いていると意識には入って来ない存在です。
でもきっと、だからこそ
この花の少ない時期を選んで咲いているのでしょう。
競争相手が少ないということは重要な選択肢です。
こちらはヒメウツギ。
緑濃くなった森で、白は遠くからでも浮き立って見えます。
これも受粉のための戦略。
白い花は薄暗くなっても識別しやすいので、
野鳥が飛べなくなる夕暮れに飛び回る虫にもアピールしています。
次の主役はまだツボミで、
よく見るとほんのり色づき始めました。
空気は少し湿気を含み、一週間前とは濃さが違うような。
紫陽花の開花を合図に、シャラ、キンシバイ、アガパンサスと、
夏に向かって加速してゆきます。
朝晩庭で季節に同調しているいので、ぼくも加速してゆきます。
今日は金沢文庫店にいます。
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