ドラムス エルヴィン・ジョーンズ
ピアノ マッコイ・タイナー
ベース ジミー・ギャリソン
ウィキペディアより
『至上の愛』(A Love Supreme) は、ジャズ・サクソフォーン奏者ジョン・コルトレーンのスタジオ・アルバム。
ローリング・ストーン誌が選ぶ『オールタイム・ベストアルバム500』に於いて、ジャズ・アルバムとしてはマイルス・デイヴィスの『カインド・オブ・ブルー』の12位に次ぐ47位にランクイン。娯楽音楽であったジャズが発展し、戦後のモダンジャズが芸術音楽化した中で到達した一つの到達点を象徴した、複雑かつ極めて独創的で創造的な歴史的作品である。
毎日起き抜けに庭に出て、今日の自分をイメージするのです。具体的なスケジュールはいつも前夜に庭で整えておいたシンプルなものなので数秒でOK!大事なのはそのシンプルな行動のクオリティー。
創造的逸脱、あるいは旅立ち。
実は並走するもうひとつの世界に遊ぶ快楽。
そんな気分でシャッターを押せる日は好調なり。
寒さ増し、舞岡公園のモミジがいよいよファンタジー。
集中域に到達する予兆はドキドキです。心拍数が上がってきます。「いいぞいいぞ、もうすぐだ」とチラッと思ってそのまま作業を続け、ついにそこに到着した時にはもうなんと言いますか、自分じゃないんですよ。まあ自分は自分なんだけど日常の自分とは別人の、そうですねえ、魔法使いとか、ウルトラマンとか、そんな感じになっていることを実感でき、至上の快楽とはこのことかと。
ところがその至福の世界は甘く危険な香りに満ちておりまして、長くはとどまれない。胸のカラータイマーが点滅を始めてしまいます。ドキドキが増してきて血圧が上がり、頭がクラクラしてくる。あまりの楽しさに呼吸をするのを忘れているのかもしれません。で、さすがに怖くなって席を立ってコーヒー・ブレイク。そうやって現世に帰還すると、目の前には自分で描いたとは思えないクオリティーの設計が完成しています。
現世と集中域を行ったり来たり、なんとゴージャスな仕事であるか。ジョン・コルトレーンの奇跡の一枚『至上の愛』は、ドキドキが増してクラクラが始まる時のあの感じにとても似ているのです。
至福は至難、しかしそこが仕事場ですから、いち早く集中域に到達したい時に聴くのがこれ、ポリリズム吹き荒れる菊地成孔の『嵐が丘』。
要するにハイクオリティーな音楽によるアフォーダンスなのです。音楽とは多く場合癒しの効用を求めて聴くものですけど、仕事によってはこのように、仕事上の理想の世界へとアフォードしてくれる曲を持っていると有利ですよ。そして家に帰ったら庭で頭のメンテナンス。カーレースのコックピットみたいなもので、整備を怠ったら早々にクラッシュしてしまいますので。
では今日も、創造的逸脱、あるいは理想の庭世界への旅立ちを企てます。