2022年02月

Be-ウィルス

坂本龍一、水谷豊、村上龍、中島みゆき、さだまさし、なぎら健壱、高橋幸宏、小池百合子、草刈正雄、山極壽一、吉幾三、浜田省吾、林英哲、四角桂子、池畑慎之介、後藤次利、風吹ジュン、向井千秋、キャシー中島、星野道夫、河島英五、ジョニー・大倉、スティーブン・セガール、ジャンポール・ゴルチエ、サモ・ハン・キンポー、リー・リトナー、ポール・スタンレー、シルビア・クリステル、ジミー・コナーズ、ウラジーミル・プーチン・・・


菜の花、水仙、ミモザアカシア、
春のオープニングは黄色から。
黄色は太陽の色。
ポジティブ解釈では、太陽のごとく独立した個性を発揮する色。

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ネガティブ解釈だと、過剰に個を出しすぎて周囲との不調和を生む色だそうな。
ギリシャ神話のエピソード、
水辺に咲く水仙は、己が姿に見惚れて水中深く沈んでいった
ナルキッソスの化身とのこと。
アドルフ、カダフィー、ラスプーチン、
ナルシストをリーダーに据えるとろくなことにならない。


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全員1952年生まれ、なかなかの強者揃いです。この中にたったひとりだけ、青年期にビートルズの影響を受けずに育った人がます。いやはや、愛こそがすべてだっていう概念を持っていない老人につける薬なし。100歩も1000歩も10000歩も譲って、投票もデモも逃げることもできる大人はともかく、子どもの命だけは奪わないでほしい。



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Back In The U.S.S.R 、すごい皮肉に満ちた反戦歌だけど、正論であり、正解ですよね。ぼくらがやるべきこと&できることはひとつだけ、愛ある世界の幸せな暮らしをキープし見せてあげること。春の風が吹いてきたし、庭に花を植えましょう。 Love & Peace を願いつつ。






昨晩、庭でYouTubeをチクチクしてたら凄いのを見つけました。
ポール・マッカートニー in モスクワ赤の広場。



ソ連にまでビートルズウィルスは広まっていたんですね。
ほんの少しほっとしつつ、ロシアの人々、同胞の動きに期待です。
あ、開始14秒に見たことのある顔が。
なんか憮然として、あるいはオーディエンスの熱狂に呆然としているような。
いやあそれにしても、よくこんなことが実現出来ましたよね。
ポール・・・あんたはエライ!マジで泣けまっせ。
でもまだ、答えは風に吹かれているけどさ、マイ・マイフレンド。
この夜のBe-ウィルスパンデミックが、いち日も早い終戦につながりますように。



 

猫の日

今朝の庭は空気が春めいて、猫はフェンスに干したシーツの陰から、チッチッチと鳥の鳴き真似をしていました。



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仲間を装い誘き寄せて飛び掛かる、これが彼の狩猟方法。年に何度かこのやり方で、小鼠やスズメを仕留めてご満悦です。こっちは持ち帰った獲物を生きていれば遠くへ放しに行き、息絶えている場合には庭に埋葬し手を合わせる。最初は残酷な気分になったものの、これが猫の習性であり、当人には感動的なのか、優越感なのか、獲物をぼくに差し出した後の数日は明らかに自信に満ちた優雅な姿で過ごしているので、まあしょうがないかと、この頃では狩りの成功を祝福するようになりました。昭和の猫はこれが当たり前だったし、考えたら人間はもっと残酷に自然遊びを楽しみますから。



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思い起こせば、自分も狩りにワクワクしっぱなしの少年でした。昆虫採集、魚釣り、沢蟹(唐揚げにする)やマムシ(土産物屋に持っていくと二千円で買い取ってくれる)や、植物だったら各種山菜やキノコ、栗、自然薯、キハダの樹皮(乾燥させて煎じると、強烈に苦い胃薬になる)、懺悔しますけど、何度かは近所の畑でスイカ泥棒とかも。



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今日は2022年2月22日、ニャンニャンニャンで猫の日でした。女房が里親募集の記事で一目惚れし、手のひらに載るほどのを連れてきてから、えっ、もう11年だ。なんてこったい。いつまでも子猫みたいに無邪気にじゃれついてきて、朝は必ず夜明け前に起こしにきてくれて、庭が大好きで、時々ワイルドな表情で獲物を持ち帰ってくれる家族に感謝です。



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ミーよ、ありがとね。きみのおかげで毎日楽しいぜ。元気で長生きしてくれよ。今日は大好きなカリカリとチャオチュールのシーフードバラエティを買って帰るから。






 


 

素晴らしかったなあオリンピック

オリンピックが終わっちゃいますね。スポーツニュースとワイドショーのダイジェストでの観戦で、ライブで熱中することのないままにとうとう最終日となりました。でもそれで十分、レジからお釣りがジャラジャラ出るほどの感動と、爽やかな気分を頂戴いたしました。ほんと、涙腺が弱いもので、いやはや何度ティシュで鼻をかんだことか。



今朝の雨は暖か。
こないだのが今期最後の雪でしょうか。
実に冬らしくていい冬でした。
こういう年は春爛漫で長梅雨で灼熱の夏で、情感たっぷりの秋になる、
と願いたい。
季節が普通に、「らしく」移り変わってゆきますように。
それと呼応して、少々疲弊した人々の心が健やかさを取り戻しますように。


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〇〇ロスってあるでしょ。オリンピックロスに陥らないように、今度は自分自身が感動を生み出す仕事に専念せねばと思いつつ、あと数日続く名場面特集をチェックして、ピュアな若武者たちの勇姿を脳内に刻んでおくことにいたします。



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今回とても印象的だったのが友情や家族愛や、ゴタゴタ続きの大人たちをよそ目に、ひたすら自分達にとっての価値を追求する姿。国を背負うとかは抜きで、互いを励まし讃え合う場面が多く見られました。それがツボで、地球上に素晴らしい世代が誕生したんだなあというこの感慨を、ぼくら老兵はありがたく拝領せねばなるまいと、自分としてはそんな総括で、さて、繰り返し、今度は自分の番である、と。春のガーデニングシーズンが始まるし、とにかく設計をスピードアップしなければと。



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いやあそれにしても、藤澤五月さんの可愛らしいこと。雪深い地方の体育の先生みたいで、こんな人を奥さんにしたら人生は金メダル確定だろうなあというような、あの感じ。ごく普通に、素直に、幸せに向かって努力を続ける姿が輝く、そんな時代がやってくるんだなあと思った次第。近未来を見つめる真剣な眼差しとほんわかした笑顔がアフターコロナの理想像なのかもしれませんね。多いんですよ、うちのお客さまに、藤澤五月タイプの奥様が。



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え、うちの奥さん?オリンピアンじゃないけどジャニファー・ビールスタイプ。いろいろ差し障るため解説は抜きで。でもとてもチャーミングですよ。



懐かしきかなフラッシュダンス。
今朝の出囃子はこれで。


 

さ、設計設計また設計。

 

雪国の子ら

連日の感動感動また感動がうれしいやらありがたいやらで、いやあ〜スポーツって本当にいいものですね。
東京五輪でもそうでしたけど、新しい競技がすごくいい。まだそこに大人の思惑が入り込んでいない競技での雪国の子らの純粋な身体&感情表現に、ぼくらの世代にはなかった気がする真に平和的で、友情とか、情熱とか、全員の思考が豊かな家族愛に基づいているような、なんかたまらなく美しく頼もしい気がしています。



満開間近なウメを追って、カメラ担いでひと歩き。
なんとなんと、ウメを追い抜きカワヅザクラが満開でした。
やっぱりいいよ、この花の濃いピンク。
このまあひと月くらい鮮やかなまま咲き続けるし。
回る回るよ時代は回る、出会いと別れを繰り返し、
ソメイヨシノはそろそろ昭和ノスタルジーになるんでしょうね。
そして御伽噺となって、そんな時代もあったねと消えてゆく。
それでいいのだバカボンボン。


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普段うちの子らに感じている「親はアホなのに、どうしてこんなにまともに育ってくれたんだろう。感謝だなあ」という感慨と似ているんですよね。片や大人たちはこの Love & Peace な祭典の最中にアフガン、ウクライナ、北朝鮮での戦争ごっこが止むことなし。雪国の子らよ、世界の子らよ、それでいいのだ。アホは死ななきゃ治らない。大丈夫大丈夫、皇帝も、将軍様も、裸の王様も、焼け木杭となった団塊親父も、老兵たちはあと数年で消えてなくなるから。すまなかったのお、子どもたち。そして、ありがとうね。



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老兵たちよ、せめて老後は庭を充実させて、かつて新宿西口で叫び歌っていた Love & Peace な世界を家庭内に、子や孫に具現化させてから消えようではないか。いやマジで、それくらいはちゃんとしないと、我らを反面教師として健やかに育ってくれた若生のたちに、お詫びのしようもないですから。



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とか思いながら、画面から尽きない泉の如くにもたらされる感動の場面を、せっかくですから今日の糧として、設計設計また設計。ありがたいありがたい。感動ですぐに泣けるのは老化である、と申しますが、考えたら若い頃からオリンピックに感涙は付きものでした。だから遠慮せず、思う存分泣かせていただきます。



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中国の皆様、謝謝。なんか、ほんと、素晴らしい祭典ですね。 ぼくの一時的な幻想なのかな、もしかしたら『一帯一路』も悪くないなあ、などと思うポンコツ爺さんの独り言。それが Love & Peace の具現化となるならですが。その前に、家と庭で家庭ですから、愛と平和な庭のある暮らしが世界レベルで実現する、常識化する、それが前提ではありますが。


かつて風に舞っていた『答え』を、
ぼくらがまごまごしているうちに
若者たちが器用に掴んだ気がして。
滑降し、ジャンプし、回転し、
彼らの躍進的に進化した能力を、
指導し解説できる大人はもう存在しない。
彼らはぼくたちを追い抜いたのだ。
ただただ感動し、敬服しつつ称賛するお年頃。



 
 




 

バレンタインデー

ああ、ニヤニヤが止まらない。孫たちが手作りクッキー&チョコレートを届けてくれました。



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なんか、なんと言いますか、孫は可愛さは別格だと申しますが、いやほんとに。「じいじくん、食べてね」と手渡された袋を開けたらチビパテシエの力作が。帰宅後に、庭でかじりながらしみじみと「感謝だなあ」と呟き味わう。



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ほんとに感謝です。孫に、孫を素敵に育てている娘夫婦に。

そうそう、娘が中学生の頃の記事があったなと思い出しました。それを転記します。


2009年のバレンタインデー09:17


昨日はすばらしい一日でした。今年は今日が土曜日なので、実質的には昨日がバレンタインデーだったんですよね。

『レノンの庭』に来てくれたタカショーの山崎さんと岡本さんと男三人で、焼き芋しながら、株式会社タカショーの未来と日本の庭文化について語り合っていたら、通りがかりの美しいお嬢さんが2人遊びにきてくれまして、みんなで火を囲み芋を食べながらワイワイと楽しいひと時を過ごしました。

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一昨日は恒例の娘シオリのお菓子作り。毎年私も手伝わされて(2007年2月14日「バレンタインデー・イブ」をごらん下さい)、台所からリビングまで粉だらけになる大奮闘の末に完成するんですけど、今年は「ひとりで作れるよ」ということで、楽させていただきました。仕事も忙しいので助かりました、ほんと。

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夕方『レノンの庭』を片付けていたら、隅野さん(2月4日「タイトルは『佐島の家の物語』をごらん下さい)から「お店に伺いたいんですけどまだいらっしゃいますか」というお電話をいただき、「帰り道なので寄りますよ」ということで訪問すると、なんとなんと、奥様とお嬢ちゃんの手作りケーキをプレゼントしてくださいました。ハート型で私と妻の名前入り。

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「焼き上がってすぐに名前を入れたんですけど、冷めたらケーキが縮んでヒビが入っちゃったんです。ヒビが入ったハートじゃ縁起が悪いかなとも思ったんですけど、いわふちさんちなら大丈夫かなということで」

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ぜんぜん問題ありませんよ!「僕と妻、婦結びつけてる赤いゴム」ですから。赤い糸だったらとっくに切れているんですけど、ゴムですから。妻に報告すると、「うちみたいに多少ヒビが入ってからの方が味のある夫婦になれるんだよね」とのこと。・・・。
奥さんとお嬢ちゃんは今年初めて手作りケーキに挑戦したんだそうです。それを私にくださるなんて、ほんとにうれしくて。過去バレンタインデーにもらった数えきれない数のチョコレートやお菓子の中で、一番うれしかったです。だってそうでしょう、お客様から手作りケーキを名前入りでいただけるなんて、ちょっとないですよね、こんなことって。もう最高の気分ですよ。隅野さん、ありがとうございました。お嬢ちゃんもありがとうね。こないだ入れてくれたコーヒーも美味しかったし、きみはいいお嫁さんになるよきっと。おじさんが保証します。おじさんはね、ずいぶんと辛い修行を重ねたおかげで女性を見る目は確かなんだから。お父さんとお母さんだけじゃなくて、おじさんもきみの夢を叶えてあげたい気持になるよ。そういう不思議な魅力を持っているんだな、きみのその笑顔。

ウキウキしながら家に帰ると、妻がニコニコしながら「すごいのが届いてるよ」と。テーブルの上に大きな焼き菓子の箱と手紙がありました。高橋さん(1月18日~27日をごらんください)からでした。

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この度は大変おせわになりました。
コダワリの施主でたいへんでしたね?!
お陰様で毎日の生活もとても明るく、楽になり感謝感激で、娘のために訪れて下さる方々も、みな驚かれたりほめて下さり(グレースランド、しっかり口コミしています)悲しいばかりの中、心がなごみます。
また、忙しくて撮れず残念に思っていたBefore-Afterを美しく芸術的に沢山残して下さり、有り難く、恐縮でした。
今は、まだ思うように手がかけられませんが、アドバイスいただいた立体的な庭を目指しての作業を楽しみにしています。
お忙しいでしょうが、いつかお立ち寄り下さり、含蓄のあるはなしを聞かせて下さいませ。

奥様へ
「ママ、いわふちさんは本当に奥様のこと大切に思っているんだね」娘の一言でした。
お元気で楽しくお過ごし下さいますように。ありがとうございました。


途中まで読んで、うれし涙で家族の前にはいられずに、自室に入って何度も読み返しました。うれしくてうれしくて。ただただ感謝です。

高橋さん、悲しいでしょう、つらいでしょう、あたりまえですよ。だから受け入れちゃいましょうよその悲しさ。千回でも一万回でも受け止めちゃいましょうよ。その悲しさは娘さんからお母さんへの電話なんですよ。私はそう思います。そう思えば何万回だって受話器を取れますよね。悲しみじゃなくてうれしい電話なんですよ、娘さんからの。
高橋さん、娘って有り難いですよね、家族を元気にしてくれます。焼き芋食べに来てくれたお嬢さんたちもとってもいい笑顔で、きっとご家族の宝物なんだろうなあと思いました。隅野さんちのお嬢ちゃんもそう。うちのシオリも、これまでずいぶんと私たち夫婦を元気づけてくれました。高橋さんちの娘さんもそうでしょ、これからもずっと、高橋家のみなさんにすてきなパワーを贈り続けてくれるはず、そういうお嬢さんですもんね。何と私にまですばらしい贈り物をくださいました。あのお嬢さんの一言で、私たち夫婦はずっと円満でいられますよ。ありがとうございました。またひょっこり顔出しますからね。


2009年のバレンタインデーは、一生忘れられない日になりました。なんか、ものすごく幸せな気持です。高橋さんがんばれー!隅野さんもがんばれー!うちもがんばるぞー!

で、我が娘からは友だちに配ってあまったやつをひとつだけいただきました。

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チイサッ!







私の愉快な恋人 バレンタイン
優しくて おもしろい恋人 バレンタイン

あなたは、いつも私を心から笑わせてくれる

あなたのルックスは 写真向きのイケメンというわけではないけれど
私にとっては、お気に入りの芸術作品そのもの

あなたはギリシャ彫刻のような体つきではないし
もうちょっとはっきり話せばいいのにとも思う
本当に考えてるのかな?って思う時もあるし

でもだからといって 髪の毛1本だって変えないで
本当に私のためを思ってくれているなら
私を愛しているなら
そのままでいて 大好きなバレンタイン

あなたさえいてくれれば私にとっては毎日がバレンタインデーだから 

 

雪やこんこ

起き抜けにワクワクしながら庭へ出たら、なんと小雨。一面の雪景色をイメージしていたので肩透かしを食らってズッコケそうになりました。



雪の予報を受けつつ晴天だった昨日、磯子区の現場まわりの合間に撮影した梅の花。
今年も咲いたなあ、今年も撮れたなあと、
あと何回この感慨を味わえるだろうかと、
いちいち年寄りじみてしまうお年頃。
老化とは退化ではなく熟成である。
若い頃は花なんてどうでもよかったですからね。

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天気予報をチェックしたら、雨はお昼過ぎに雪へと変わるだろう、サイレ〜ンナイッ、ホーリーナイッ。そうと決まれば今日は心静かに仕事をしつつ白くなってゆく景色を楽しむことにいたします。



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そして明日のお楽しみは雪を被った草花を写すこと。あちらこちらで梅が咲き始め、知り合いの夫婦からは長男誕生の吉報が入り、グラフはようやく天井を打ったようだし、自分的にはまるで世界が春爛漫へ向けて動き出したような感覚で、そこに祝福の雪が舞うとは何というゴージャスな演出か。



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積雪予測は5センチとのこと。迎春の祝賀会には丁度いい花吹雪。豪雪に喘ぐ故郷の皆様には申し訳ないことながら、雪にときめくこの感覚は、過去にさんざん除雪作業をした経験による、ありがたき副反応なのかもしれません。犬は喜び庭駆け回り、僕は店を存分に暖かくしてからまったり設計作業。



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ホームセンターのレジには朝からスコップを買い求める人の列が。マスク姿ながらどこか幸せそうに見えるのは気のせいか。天候にアフォードされた家長が家庭の安泰を願う行動であるとすれば、気のせいではないのでしょう。
お、チラホラと白くなってきた。 



ただ季節に身を委ね、味わい進むマイ・ロード。
この道どこまで続くやら。

 
 





 
 

バンホーテン

寒い!キリッとした朝の庭の空気に思わず声が出てしまいました。両手一杯の洗濯物をテーブルに置いて、素早く、かつ丁寧に干してから室内へ。ココアだな、すぐに飲み物が浮かんでさっそく小鍋に牛乳を温め、バンホーテンの缶からパウダーを投入してかき回す。ココアはバンホーテン、夏目漱石の何だったかの短編に出てきたヤツで、それを読んで以来かれこれ40年の定番です。



北風はカラカラに乾いているし、ずいぶんと雨が降っていないし、
凍てつく朝でも水やりは欠かせません。
朝日を浴びる花たちが、まるで暖かく笑っているようで和みます。
ゆっくりと、ゆったりと、柔らかく気分を上げてゆく朝の庭。

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それを持ち、がっぽりしたダウンのスタジャンを羽織って再び庭へ。



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本日も晴天なり。ワクワクする設計が待っている。仕上がった設計のプレゼンテーションも待っている。他に何が欲しいというのか。・・・これで十分である。我輩は猿である。戦争のない時代に生まれ、愛情豊かな家庭に恵まれて育ち、家族と愛情を交わしながら泣き笑いして暮らす、とてもとても幸せな境遇の猿である。



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こんな朝を繰り返して、気がついたら燃え尽きた炭になっていたらどんなにか幸せだろうなあ、などと。祖父のデスマスクがそうだったんですよね。白に近い灰色に年輪が浮き立って、笑うでもなく、泣くでもなく、命を燃焼し尽くしたことだけが伝わってくる顔。最後に入院する日の午前中、庭で脚立に登ってご自慢の庭木を整えていた。そして僕に言いました「ひでとし、仕事はあるか?そうか、だったらそれでいい」。



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なんでこんなことを唐突に思い出したのか。明日は今朝の陽射しとは一転して雪の予報だから、つい故郷でのシーンが浮かんだのかもしれません。まあいっか。さ、仕事仕事。自分が燃え尽きるまで、あだ30年残っているのだ。え、たった30年?残りは1万日くらいか。多いと思ったり、少ないと思ったりする頭をぐるぐるっとストレッチして、「よせよせ、本当に考えるべきことはとても少ないものなのだ。今日に集中せよ」とつぶやく朝の庭。思えば今年はとても冬らしい冬で、これは数年ぶりのこと。オミクロンもそろそろピークアウトしそうだし、アマテラスが季節にメリハリをつけて、ホモ・サピエンスの心の復興を応援してくれているのだと、都合よく解釈しながら明日の積雪を楽しみに思う雪国育ちの特異な心境。雪自体は現場が滞るし、冷くて嫌なものですけど、いったん景色がモノトーンになってから翌日には見る見るうちに冴えたカラーに変化してゆくあの感じが、故郷の、希望に満ちた春の到来に似ていて、それでワクワクするんでしょうね。



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さ、設計設計また設計。「ひでとし、仕事はあるか?そうか、だったらそれでいい」、年に何度か会うたびに同じことを言っていた笠智衆似の祖父。当時は少々ボケたのかな、などと思ったりしたものですけど、今となってはバンホーテン、時々啜っては穏やかに気合が入る定番の記憶です。



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昨日も若くて賢いご夫婦が庭の相談に来られました。2人の目から鱗を落とすのにさほどの時間はかからなかったが、心配なのは帰宅してすぐにまた、雑草だらけの庭スペースから鱗を拾い集めて瞳に貼り付けていないだろうかということ。まだ若いんだからそれでいいんだ、と思ったり、気がついたら老人になっているぜと思ったりする頭をぐるぐるストレッチして、今はただ目の前の設計に没頭するのだと。



本日の出囃子はこれ。
力まずに、前のめりになって転けないように、
気分上々で夕方まで、テイク・イット・イージーで。
人生楽しんだ者勝ちと申しますが、
こうも忙しいと、ついつい負けが込んじゃっていけません。
ほんわかほんわかと、しかし着実に、小舟を漕いで夜の庭まで。



 





 

山法師

今から遡ること1000年、保元の乱・平治の乱と国の統治が揺らぎ争いが絶えない平安時代、当時の最高権威者であった白河天皇(第72代)は、こう嘆いたそうな。

 思い通りにならないものは、鴨川の水、双六の賽の目、山法師。

鴨川の水は自然災害、双六のサイコロは運、そして最後の山法師とは比叡山延暦寺の僧兵を指します。
比叡山とは弘法大師空海のライバルだった最澄が修行中に開いた道場で、そこは後の仏教形態を形作る名僧を多数輩出した、お寺というよりも、今で言ったら東大か京大の大学院ような、宗派に関わらず仏門を志す者たちが仏教哲学を思索し、実践する場所でした。
空海と共に最澄が遣唐使に加わり中国から持ち帰ったのは真言密教の教えで、空海はそれをアレンジして『真言宗』を開設、天才的自己プロデュース力を駆使して一躍時の人に。片や地道な性格の最澄は、一時期、スターとなった空海に擦り寄るが無視されてしまい、止むなく比叡山にこもって山岳修行の日々。そして開眼し『臨済宗』の祖となります。

ヤマボウシは古来より日本に生息する、初夏を告げる花。

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その前にミモザが咲いて、桜が咲いて、ツツジが咲いて、薔薇の季節があって、
息もつかせず紫陽花が、アガバンサスが。
百花繚乱、人をワクワクウキウキさせる、花の季節の始まりはじまり〜。


 
不遇な幼年期を過ごし、こんちくしょうパワーを持っていた空海は、数々の奇跡のパフォーマンスによって真言宗を全国に広めて行きます。対して育ちが良く穏やかな性格の最澄は、比叡山での修行で『臨済宗』を確立。しかしその自らの思想にこだわることなく、彼を慕って集まった学生たちに自由研究を薦めて、故に天台宗の基礎を築いた円仁・円珍、浄土宗の開祖法然、浄土真宗の開祖親鸞、臨済宗の開祖栄西、曹洞宗の開祖道元、日蓮宗の開祖日蓮などを輩出することのなります。彼ら、後の仏教体系の重要人物たちが青春期を過ごした地であることから、比叡山は日本仏教の母山と称されています。



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スタート時、最澄とその一派の修行道場であった比叡山は最澄の死後、天皇から延暦寺という看板を頂戴し、天下の名刹、比叡山延暦寺となりました。しかし宗教を極めた者であっても人の心はままならぬもの。寺の評判が全国に轟き多数の優秀な学生が集い、キャンパスは山全体に広がりまして、その家族が暮らす家々は集落化して一大仏教学園都市に変貌。そうなったらもうお決まりのコースです。名誉と富を我がものとした上層部は権威にあぐらをかいて、あろうことか政に口出しをし朝廷に刃向かい始めます。武士がお久家さんの傭兵として命を張り、源平合戦をやってるうちはまだ良かったというか、お伽噺的だったのが、疫病やら干魃やらの影響もあって民は疲弊し、天皇の権威が失なわれ、ついに武士(軍人)が武力による覇権争いを繰り広げる長い内戦状態に入って行く、これが戦国時代。その混乱の中、比叡山も巨大化した学園都市を維持するため、学僧たちは兵隊となり、修行は軍事訓練と化してゆく。その後どうなるかは大河ドラマでご存知の通りで、鉄砲導入など軍備増強を怠らずに勝ち上がり、最初の軍事政権国家を樹立した将軍様織田信長が、明智光秀に命じて比叡山を焼き討ちに。僧兵のみならず、女子供も年寄りも容赦しない歴史に残る大虐殺にて、悲しく虚しい悲惨な結末となリました。



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古今東西、宗教が権力を握ったらロクな展開は無い。いやはや・・・ところで池田大作先生はご存命なのでしょうか。あ、いや、なんでもないです。そういうことじゃなくて、白河天皇が嘆いた山法師とは、こんな時代背景の中での軍事化したお坊さん、僧兵たちのこと、というわけです。



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鴨川の水は自然災害、サイコロの目は運、そして山法師は、言わば常識を逸脱した狂気の人。1000年前と今と、心配事の中身は不変にして普遍なものだなあと思った次第。自然災害はどうしようもないので、自然を敬いながら平安を祈るのみ。サイの目は運命を切り拓く努力と共に、運が良くなる思考と習慣を大事にしながら丁寧に暮らすこと。 では最後の『狂気』に対してはどんな防御や対処が考えられるでしょう。狂った人が引き起こす嫌な嫌な事件が起こるたびに、繰り返し考えても、なかなか防ぎようがない。狂った親から子どもは自分の命を守れるはずもなく、ガソリンのようなものを撒き散らして火をつける、刃物のようなもので無差別に切り付ける、狂っているような人物たちから、身を守るような術は・・・。



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正解は導き出せぬままに、でも結論はいつも同じで、自分が狂わないこと。狂気は白黒はっきりしているものではなく、白から黒へのグラデーション。自分も含めて正常でなくなることはあるわけで、ただその度合いが不健全にまで至らないから暮らせているだけのこと。恋をすれば老人であっても狂い咲くし、お祝いかなんかでお酒を飲めば狂ったように歌ったり踊ったりするし、ぼくの場合は設計を始めると狂気の領域まで集中力が高まったり(ドキドキしてきて、さらに続けているとクラクラする。そこまで行くと怖くなって仕事は中断、現世に帰還するというのは日常的)、一番大切に思っている人に対してアンビバレンスに陥るなんていう狂気も、長く夫婦をやっていれば必ず経験することだし。だから狂人のような人を排除するという発想はまず退けて考えざるを得ない。



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問題はですね、自分の狂気が高まっている時には周囲にある凶器に気付けなくなるという点にある気がします。健やかな状態の人なら、うっすら壊れている人が近づいてきたら即座に判別できるのに、酔っ払っている時やストレスが続いて疲労困憊の時には、逆に狂気に惹きつけられて、自ら近寄っていってしまう。ご注意ご注意。そろそろ第6波がピークアウトして、次なる変異株は出なそうだし、ようやく、ようやく、ようやく騒動は終息の気配。第5波がそうだったように、ピークを過ぎたあたりで嫌な事件が立て続く傾向がありますので、落ち着いて、朝起きたら庭で深呼吸をしながら、今日いち日を丁寧に、健やかに過ごしてまいりましょう。



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ヤマボウシが咲く頃には、きっと何ごともなかったかのように平穏な暮らしが訪れて、健全なる泣き笑いの日々に戻っているはず。その日をイメージしながら、そんな暮らしの舞台装置にふさわしい庭を、今日も設計設計また設計です。


レッド・ガーランドによる  [I'm Afraid] the Masquerade Is Over。



題名からすると、仮面舞踏会が終わってしまうことを
少しだけ怖がっている、おセンチな曲なのでしょう。
祭りの後、みたいな。
でもマスク・パレードはもう終わりになってほしいですよね。
みんなそれぞれに頑張ったから、頑張って頑張って花を咲かせ続けた庭人たちのことを、
愛おしく感じているのでしょうか、少しのセンチメンタルはありますが。
素晴らしかったんですよ、若いご夫婦はお子さんを連れて、
老夫婦は静かに寄り添いながら花選びをしているマスク姿から
何度笑顔を頂戴したことか。
でもそれよりも、今度こそ素顔で気兼ねなく、人々が花に集う日が来ることをイメージしつつ。

 
 


 
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